アガリ研究の第一弾がJournal of Neurophysiology誌に採択されました.緊張すると演奏のテンポが速くなる(走る)現象は,心拍数の上昇とは関係無さそうで,動作の修正能力の低下や指の動きの独立性の低下と関連しているようです.実験に参加して下さった17名のピアニストに心より御礼申し上げます.
ここ数年,緊張と演奏の研究を走らせていて,テンポが不正確になるのは何故か,ほんの少しだけ理解が進んだことをまとめた論文.次は暗譜が不安定になるところを掘り下げたい.
"Back to feedback: aberrant sensorimotor control in music performance under pressure"
Does the language/s you speak shape how you hear music?
Now out in
@CurrentBiology
: speakers of tonal languages hear melodies and rhythms differently to non-tonal speakers—robust across ½-million speakers of 54 languages!
Led by
@LiuJingxuan02
& I
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音楽と神経科学の国際会議Neurosciences and Musicのウェブサイトが立ち上がりました.
2002年に第1回が開催されて来年で第7回,18年目(3年おき).Scientific Committeeとして,日本から多くの方がご参加されることを願っています.学生へのScholarshipもあります.
コルトー版の練習法で練習すると,速くかつ脱力して弾けるようになることを,学習実験と筋電図計測,NMFとClusteringとGLMMを使って示した論文が,Journal of Neurophysiology誌に受理されました.実験に参加してくださった27名のピアニストの方々に,この場を借りて御礼申し上げます.
動作をイメージした時は,実際に実施する時と違い,大脳皮質運動野の表層部しか賦活しない.イメージが運動遂行に及ぼす影響も調べていて面白い.
Layer-Specific Contributions to Imagined and Executed Hand Movements in Human Primary Motor Cortex: Current Biology
私たちのチームでピアニストの熟達研究を推進して下さっている村松海渡さんが,Roma international piano competition のemerging pianist 部門で第一位(absolute first prize)を受賞されました.村松さん,おめでとうございます!
@morinopianohiki