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@0wl_man

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野生の文章書き猛禽。海外文学、海外ごはん、ガイブン読書会 鈍器部。『本の雑誌』新刊めったくたガイド(海外文学)担当。灯台か植物園かボートハウスに住みたい。藤ふくろう名義でたまに執筆業。 @owl -book.bsky.social:kirikirisaute @gmail .com

ボヘミアの海岸線
Joined December 2009
Don't wanna be here? Send us removal request.
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@0wl_man
ふくろう
1 year
【お知らせ】 『本の雑誌』2023年8月号に、「海外文学の新刊:2023年上半期ベスト5」を寄稿しました。 2023年も海外文学には面白い本がいっぱい出ていて、楽しかった!
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@0wl_man
ふくろう
2 years
Twitterから離れる人が #RIPTwitter とつぶやくたびに一粒の涙を流す鳥をつくった動画。 最後の数秒は文字どおり、涙なしには見れない
@davejavupride
David Pride
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@Raspberry_Pi All my friends are leaving and this makes me sad. So I made Bye-Bye Bird. Connected to the Twitter API, it sheds a single tear when someone uses the #RIPTwitter hashtag.
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@0wl_man
ふくろう
4 years
神保町古本屋で小耳に挟んだ会話。 「岩波文庫って読んだことある?」 「ないー」 「私もないの、すごくいいって聞くんだけど」 「読んでみたいけどちょっと怖いよね」 「ねー」 いつまでも、いつまでも待つから、いつか薄い本でいいから手にとってほしいと、岩波文庫の気持ちで聞いていた。
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@0wl_man
ふくろう
4 years
英国で『ベオウルフ』の世界が出土したらしい。 "『ベオウルフ』の叙事詩に描かれた中世初期の社会が、現実だったことを示唆していた。「そうした話は、以前は大部分がファンタジーだと考えられていました」" 財宝出土のサットン・フー遺跡、英国「最後」の豪勢な墓だった
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@0wl_man
ふくろう
4 years
ほとんど話題になってないけれど、エレナ・ポニアトウスカ『レオノーラ』(水声社)がおもしろい。 みんな大好き画家レオノーラ・キャリントンの伝記小説。幼いころから空想と友達で、「馬になりたい」と夢を語り、周囲となじめずに「不服従のマニュアルを書いているのです」と言い放つ少女が最高。
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@0wl_man
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3 years
積読は「読みたい欲」が「読むスピード」を上回った時に生じる現象にすぎないので、みんな気ままに、欲と読書を加速したり減速したりすればいい
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@0wl_man
ふくろう
6 years
冬至の日に思い出すのは、アイスランドで過ごした冬のこと。午後1時に日没を迎え、ほとんど夜の中で1週間を過ごした。北欧神話では、夏を挟まずに3回冬が続くと世界の終わりがやってくると信じられていた。巨大な氷の欠片が転がる海岸は異世界だった。
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@0wl_man
ふくろう
4 years
私にとって代官山蔦屋書店は、本屋であるとかそういう次元を越えた存在である。なぜならかつて私が住んでいた場所だからだ。あの土地は巨大な社宅で、15年以上前に私はそこに住んでいた。かつてのものはほとんど失われたが、駅側に近いところにある巨石はまだ残っている。あの石にはよく登った。
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@0wl_man
ふくろう
2 years
いま話題の宗教団体については、幹部候補として見初められてがっつりホールドされた親族がいる。脱会させるために、脱会専門の神父を雇い、隙を突いて奪還するなど、まあまあのバトルをした。他の団体とはヤバさが一段違うと思う
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@0wl_man
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3 years
直木賞選考の言葉がひどい。「文学とは人に希望と喜びを与えるもの」なら、私が読む文学の大半は文学ではないことになる。 ベルンハルト、ゼーバルト、カフカ、ボラーニョ、ピンチョンが書いたのは、一見ポジティブな言葉で、恐ろしい現実と過去を脱臭して隠蔽する態度、目眩ましへの拒絶では?
@amehanako
Yoko Sakanoue
3 years
文学とは人に希望と喜びを与えるものが前提らしい。いつからそんなつまんないものに成り下がったんだっけ。さすが勇気と感動を与えてくれる美しい国の文学ですね。
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@0wl_man
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2 years
毎年、新卒から「新卒へのアドバイス」を求められるので、ここ数年ずっと「仕事ばかりしない、時間の余裕をつくる、社外・同年代以外の友達をつくる、本を読む、睡眠と食事を死守する、よく歩く」と伝えている。仕事についてのアドバイスは「仕事ばかりしない」しかないが、別にそれでいいと思う
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@0wl_man
ふくろう
3 years
国立新美術館のボルタンスキー展は、もうインターネットではほとんど見なくなった、古生代からの読書友達と行った思い出があり、なおのこと記憶深い。
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@0wl_man
ふくろう
4 years
アネッテ・ヘス『レストラン「ドイツ亭」』を読んだ。 戦後20年たった1960年代、ナチの過去を忘れたがり集団記憶喪失にあったドイツ市民が、アウシュヴィッツ裁判によって記憶喪失状態から引き戻される。沈黙と動揺と反発と怒りがある。 「普通のドイツ市民」がナチと向き合う、ポスト・ナチ小説。
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@0wl_man
ふくろう
3 years
2021年に呼んだ海外文学の感想を書くために、小説を読みなおしたり、メモを読みなおしたりしている。 そうしたら、バスク独立のテロを描いたフェルナンド・アラムブル『祖国』が、正統派のすごい小説だと気づいた。分厚い上下巻で、及び腰になる物量だけど、おすすめ。
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@0wl_man
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2 years
幹部候補だったので、家族は連絡も会うことも禁止だった。外部や家族とのコミュニケーションを断絶し、居場所は団体にしかないと思わせる、マインドコントロール手法を用いていた。ガチのマインドコントロールと監視下にあったので、通常のアプローチでは効かない。プロがいないと無理、そういうレベル
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@0wl_man
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3 years
小鳥の言語研究者、小説で出てきそう。すごい仕事だ 小鳥の鳴き声は言語だった 文法まで突き止めた日本人研究者
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@0wl_man
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3 years
海外文学でよく出てくるリノリウムの床、リノリウム文化圏の人にとってはどういう文脈があるのか気になる。特に感慨もないのか、リノリウムの床で想起されるなにかの感情があるのか
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@0wl_man
ふくろう
3 years
人類の集団記憶は、70年ぐらいしか持たないのか。これほど記憶媒体と装置があるにもかかわらず
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@0wl_man
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5 years
わが一族が作り続けている、ハロウィン創作レシピ🎃🍽️。妹がクックパッドにまとめていたのでどうぞ🎃🦇 干し首のキッキン
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@0wl_man
ふくろう
5 years
怒りは蓄積されていくものがある。衝突や和解で元に戻ったと思っても、戻ってはいない。家族、恋人、友人、会社、なんでもいいが、蓄積されていくとどこかで「もう無理だ」と思う瞬間がくる。そうなると、ささいなことも許しがたくなる。この決壊は、当人にも予想しづらく、嵐のようにやってくる。
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@0wl_man
ふくろう
5 years
勉強が「自分はなにかやっている」安心を与えてくれて、意思決定の留保を正当に保証してくれるように見えるのはそのとおりで、だから世の中は資格やセミナーが絶えず出回っている。プログラミング、語学、ライティング、専門職や資格の講座、ここらへんは意思決定の留保を主食とする者たちの住処である
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@0wl_man
ふくろう
4 years
同級生の友達をつくりたくて「あたしのおじさん、片目が義眼なの」とか「顔にウジがたかったアラスカヒグマの死体を見たことがあるよ」と話しかけて、ぜんぜん友達ができないルシア・ベルリンは最高だな
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@0wl_man
ふくろう
4 years
発生当初、医者の警告記事を中国当局が検閲して削除させたが、「義憤を覚えた市民たちが、外国語、絵文字、甲骨文字、金石文字、モールス信号、点字、QRコードを駆使して記事を拡散させた」甲骨文字と金石文字版すごい 中国当局に“口封じ”された武漢・女性医師の悲痛な証言
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@0wl_man
ふくろう
10 years
友人と私で書いた。100×2=200冊、6万+4万=10万字。やったね 「世界文学ベスト100冊」は、どの1冊から読み始めればいいか http://t.co/gvbwJpNnoW 海外文学おすすめ作家ベスト100(2014年版) http://t.co/1zMPoUcn02
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@0wl_man
ふくろう
3 years
読んだ本のことは、書かないと忘れるし、人と話さないと忘れる。黙々と新刊を読んでいるとどんどん記憶が押し流されるので、やはり話すなり書くなりしていこう。やっても忘れるけれど、欠片を少し長くとどめておくことはできる
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@0wl_man
ふくろう
4 years
町は、人がこなくなると本当に死んでいく。店が去り、人が去る。思い出のある町が死んでいくのを見ていくのはつらいものがあったので、形は違���ど、町ごと息を吹き返すだけの力がある代官山蔦屋書店はすごいと思う。それに、かつて住んだ土地が本屋になるのは、そうでないよりずっといい。
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@0wl_man
ふくろう
3 years
クラリッセ・リスペクトル『星の時』(河出書房新社)を読んだ。 田舎から都市にやってきた若い彼女は、天涯孤独で、コーラとホットドックが好きで、栄養不足で、貧しく、無知で、仕事をクビになりそうで、だめ男とつきあっている。だが自分を不幸だとは思っていない。
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@0wl_man
ふくろう
4 years
なので私が代官山蔦屋書店に抱く気持ちは、本好きとしてのそれと、幼少期の思い出を抱える元住民としてのそれが絡み合ったものになる。これまでいちども代官山蔦屋書店について書いたことはない(意識的に避けていた)が、書いたらすっきりした。
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@0wl_man
ふくろう
4 years
ホームレスの新しい仕事「ストリート・ディベーター」をデザインした人の記録。設計思想と手順がすごいので、cakes炎上で思うところがある人に読んでほしい。 「ものごい」の代替手段 : ストリートディベーターという職業が、路上生活者を社会復帰に導く
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@0wl_man
ふくろう
4 years
1970-90年代、ヒルサイドテラスと同潤会アパートを起点とした代官山は「東京の中の見知らぬ異国」らしさがあり、大好きだった。ところが2000年代、再開発の大失敗で、地価だけ高いゴーストタウンになる。2010年代、代官山蔦屋書店によってふたたび人が来るようになり、町としての活気を取り戻した。
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@0wl_man
ふくろう
3 years
一見ポジティブな言葉で現実を隠蔽する態度は、陳腐なだけでなく、権力にたやすく利用される、とても危うい態度だと思う。 少なくとも直木賞の選考委員が言っていい言葉ではない。この言葉には希望も喜びもなく、危険と停滞がある。
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@0wl_man
ふくろう
3 years
リュドミラ・ウリツカヤ『緑の天幕』を読んだ。王道ロシア文学!と叫びたくなる、重厚(分厚い+登場人物が多い)なロシア文学だった。 スターリンが君臨した1950年代から、ソ連崩壊の1990年代までを生きた、幼馴染たちの群像劇。
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@0wl_man
ふくろう
4 years
代官山蔦屋書店ができてすぐ行った時の感想は「思ったよりいい」だった。本屋への感想ではなく、建築と町への馴染み方に感想だった。あの区画は、建築好きなら知らぬ人はいない名建築ヒルサイドテラスがある。ヒルサイドテラスから代官山は広がった。蔦屋書店は、ヒルサイドテラスを壊さない建物だった
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@0wl_man
ふくろう
10 years
blog: ついカッとなってお年賀として書いた。4万字あります。今年もよろしくお願いします |「世界最高の小説100冊」は、どの1冊から読み始めればいいか  http://t.co/DTnPcAIDQT
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@0wl_man
ふくろう
6 years
世界が本棚なのだと考えれば、本を手放すことも、手元に置くことも、友人や家族に貸すことも、譲渡することも、ほぼ同じになる。他者の書斎や書店の本棚は飛び地みたいなものであり、本を買うことは自分の本棚から買うことだから、実質無料とみなしてさしつかえない。
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@0wl_man
ふくろう
3 years
同じことを思った&話しましたね…… よくある帯文マジックと思ってすまんかった。 『蛇の言葉を話した男』は、今月発売『本の雑誌』で、いちばんに激推しした小説。海外文学ヤバいジジイ選手権トップ3に躍り出た強爺が出てくるから、ヤバい爺婆愛好家は必読です
@kuramotosaori
倉本さおり
3 years
キヴィラフクの『蛇の言葉を話した男』、この帯文を見たときはツッコむ気まんまんだったのですが、実際に読んでみると「ほんとにトールキンでベケットでトウェインで宮崎駿だった…」と嘆息することになる傑作です。いや、ほんとだよ…?
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@0wl_man
ふくろう
2 years
書肆山田の件、公式アナウンスが出てないから反応待ちだなーと思っていたところ、誤報とのこと。 元ツイートは削除済み、元ツイート者のところにも書肆山田より指摘があり、撤回ツイートをしている。 とりあえずは、書肆山田の本を買えるこの世を喜ぼう。
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@0wl_man
ふくろう
3 years
おちびが死を知るのは、いつも夏。 1年前、セミの死骸を見たおちびが「セミさんねてる」と言うので、「死ぬ」という言葉を教えた。 今年、セミの死骸を手にとったおちびが「なんでセミさんしぬの?」と言うので、「生きてるものは、みんな赤ちゃんとしてうまれ、みんないつか死ぬんだよ」と伝えた。
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@0wl_man
ふくろう
4 years
私が、海外文学を全然読んだことがない人だった頃、本屋で手に取ったのがリチャード・バック『かもめのジョナサン』だった。選んだ理由は、薄い、安い、友達がファミレスのジョナサンで鬼バイトしてたから。 読んだら、謎訓練と異能バトルマンガ展開、異次元空間で熱い友情を語るなど、変すぎて驚いた
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@0wl_man
ふくろう
6 years
ボルヘスの漫画を買った。
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@0wl_man
ふくろう
3 years
毎夏恒例のヘミングウェイそっくりさんコンテスト、今年は130人が参加したらしい。盛況だ
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@0wl_man
ふくろう
3 years
自分が生まれ育った文化から遠い文化、遠い土地、遠い時間に、ロマンと憧れを抱く人がいる。遠ければ遠いほど、視界は不明瞭になり、幻想がはいる空白がうまれる。遠い場所を愛することは、その場所そのものよりも、遠さからくる空白を愛することかもしれない。ル=クレジオを読みながら思うこと。
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@0wl_man
ふくろう
6 years
感想を書かなければ2倍の本が読めるけれど、感想を書かなかった本は内容を忘れてもういちど読むことになるので、やっぱり書いといたほうがいい、というのが、この11年の学びである
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@0wl_man
ふくろう
5 years
トマス・ピンチョン『重力の虹』読書Wikiをscrapboxで作りました。人物、場所、技術、企業、章ごとにまとめています。読書中に参照する用のため、あらすじは書いてません。500項目以上あり、ギャディス『JR』をしのぎます。重力やばい。 三柴くん @Mishiba_Y 協力ありがとう!
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@0wl_man
ふくろう
4 years
トーマス・ベルンハルト『消去』がオンライン在庫全滅との話ですが、青山ブックセンターに平積みされていた。
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@0wl_man
ふくろう
4 years
スコットランドの最果てにあるオークニー諸島は、人間よりも石碑と羊のほうが多い。 まったいらの荒野と水平線、ほぼすべてがまったいらの世界で、古代の石碑群と港灯りと私だけがゆらり立ち尽くしている。 私は石碑のようにあるべきか? それとも荒野と海のようにあるべきか? #死ぬまでに行きたい海
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@0wl_man
ふくろう
4 years
これまでの再開発のように、すべてをぶち壊すものを作るのだと思っていたが、周囲になじむ建物を作ってきた。ヒルサイドテラスと同潤会アパートがあった頃の古い代官山にすこしだけ戻したとさえ思った。代官山蔦屋書店ができる前の代官山は、町としては死んでいたが、生き返るかもしれないと思った。
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@0wl_man
ふくろう
3 years
今日は、ウィリアム・ギャディス『JR 』について、資本主義のクソさをガチで語る論考がないことを話した。文学研究者や書評家のほとんどは、金の話に弱く、株式やビジネス周りの暗黙のルールを知らないことに起因すると思われる
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@0wl_man
ふくろう
4 years
そして代官山蔦屋書店ができてから、人が戻り始めた。ゴーストタウン時代、土日の人のいなさが恐ろしかった市、またこれだけ人がくるとはおもわなかった。ゴーストタウン時代を知っている人たちはだいたい「思ったよりいい」と言ったし、店を持つ人は、売上が苦しくなくなったと言っていた。
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@0wl_man
ふくろう
5 years
ブリューゲルの画集を眺めるおちびに、これはバベルだよ、と教えていたら、大きい建物をすべてバベルと呼ぶようになった
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@0wl_man
ふくろう
4 years
好きな岩波文庫の話をしたり、「自分は怖くない」と語ることは、それはそれで内輪の話で楽しい。一方、なぜ自分と違うことを考える人がいるのかと、誰かの靴を履くように、自分の立場から離れて考えることも大事。 本を読むことは誰かの靴を履き続けることだし、なるべく実践したいと私は思う。
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@0wl_man
ふくろう
1 year
小説のレビューには「私事と私情を交えて、小説を語る」派と「私事と私情を交えず、小説のみ語る」派がいる。 私は「私事と私情交りのレビュー」ほうが読んでいて楽しい。読書はどこまでも個人ごとだと思うから、感情を見せてくれ!と思う。とはいえ「自分語りには興味がない」のもわかるのだよね
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@0wl_man
ふくろう
5 years
文学男子(ガイブン男子)を落とすためのはひふへほ は:春樹訳ってどう? ひ:ピンチョン最初に読むならどれがいいかな ふ:ブコウスキーぽいね へ:へー訳によって違うんだね ほ:ボルヘスを殺せ!
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@0wl_man
ふくろう
10 years
4月30日はヴァルプルギスの夜なので、みなブロッケン山のふもとで山羊を囲み、酒を飲んで踊るように http://t.co/paio1Hslc3
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@0wl_man
ふくろう
4 years
私がかつてWebメディアの編集者だった頃、自分の原稿および担当原稿が炎上要素を含んでいるかどうか、かなり気にして編集していた。編集者は、多くの人に読まれる工夫をしつつ、読者と書き手を平和につなぐ役割があると思っている。だから同じ職業だった身として、cakes騒動はかなりげんなりする。
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@0wl_man
ふくろう
4 years
以上が代官山を見てきて住んでいた人間としての感想。本好きとしての感想は、他の本好きとあまり変わらない。愛好者にとって、本をぞんざいに扱いうる空間に憤る気持ちにはそのとおりだと言うしかない。
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@0wl_man
ふくろう
2 years
真夜中にめざめた衝動で、エビのブローチを買ってしまった
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@0wl_man
ふくろう
4 years
一方で、中の人が言うとおり、意欲と目的があることはわかる。意欲がなければ、あれほど人がこなくなった町に、再開発前の代官山にあわせてつくったりなどしない。
@nao4200
naoki.takahashi
4 years
何で代官山蔦屋が今更になって話題に上がるのかもよくわからないが、過去に働いていた経験からメモ程度に書いておく。守秘義務に抵触しない程度に。
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@0wl_man
ふくろう
4 years
いくつか質問があったので補足。会話の2人は、おしゃれな若い女性たちで、話のとおりあまり読書に没頭しているタイプではなく、読書の新規顧客に見えた。 新規がこないと業界は死ぬと思ってるので、岩波文庫を読んだことがない人が土日に神保町の古本屋にくることは、好感度が高く希望を持てた。
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@0wl_man
ふくろう
4 years
よくあの町になにかを作る気になったと驚いたし、人が戻った時はもっと驚いた。代官山蔦屋書店が、本愛好者以外の人を呼ぶ空間でなければ、死にかけた町が息を吹き返すことはなかったと思う。
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@0wl_man
ふくろう
3 years
ゴンサロ・M・タヴァレス『エルサレム』読書会、終了。 初読時「よくわからんがすごい」と衝撃を受け、「多層的な作品だから読書会向き」と感じたとおり、皆の多様な意見や見方がもりもり出てきて、楽しかった。 救いのない話のはずなのに不思議とさわやかな読後感で、読むたびに発見がある小説。
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@0wl_man
ふくろう
6 years
いまいる場所を自分のホームだと思えるかどうかで、人との関わり方と人生の満足度が変わる。ホームじゃない場所に居続けると、ゆっくりと心の地盤が沈んでいく。私はだいたいいつも3年の周期で抜け出して次の場所へ移っていく。移るまでの期間が10年を越える人もいる。
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@0wl_man
ふくろう
5 years
"邦訳が新潮社から来年刊行される新作『ブリーディング・エッジ』は米中枢同時テロが起きた2001年の物語。金融不正を調査する女性を主人公に監視が強まるネット社会の不気味さが描かれる" 【文学五輪】「世界小説」への野望、衰えず 謎多き隠遁作家トマス・ピンチョン
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@0wl_man
ふくろう
9 years
承認欲求という言葉は揶揄としての意味が強くなってきたけれど、承認欲求そのものは、自分で自分を認めるために必要なものだと思う。世界も自分も悪くなく、自分は生きていていい、と認めることが難しい。他者からの承認は、その精神の断崖に至るまでに必要な水のようなもので、それ自体が目的ではない
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@0wl_man
ふくろう
2 years
感情表現が苦手だった男性が、男友達を作ったことで変わった話。男らしさの息苦しさとつながる、いい話だった。 「自分を誇れるような男性になる」ために、36年間同じ“男性グループ”で過ごしたら | 人生の苦しみも喜びも分かち合ったかけがえのない日々
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@0wl_man
ふくろう
6 years
「見知らぬ人に冷たくするな、変装した天使かも知れないから」 ジェレミー・マーサー『シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々』
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@0wl_man
ふくろう
4 years
【お知らせ】青山ブックセンター本店 @Aoyama_book で「アメリカ大統領選挙の支持地盤で読む、アメリカ文学リスト」のブックフェア開催中📕 アメリカ文学まるっと35冊ほど、書き下ろしポップで紹介してます。記事には書いてない新刊も追加してるので年末年始のおともにどぞー
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@0wl_man
ふくろう
2 years
「なんでパパとママは先に大人になっちゃったの、一緒に大人になりたかった」と、おちびが泣く。その問��と悲しみは、私には思いもつかないものだったが、なるほどそうだよね、と思う
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@0wl_man
ふくろう
8 years
叶えられない理想や願いを手放せない人はどうすればいいのか考えている。執着という呪いは、人を苦しめ、時間という最も貴重な資源を奪っていく。手放せない苦しみを描いた作品は数多くあるけれど、それを手放す瞬間を描いた作品を読みたい。もしあったら教えてください
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@0wl_man
ふくろう
4 years
海外文学をほとんど読まない家族のペンギンから「バイデンの愛読書はピンチョンなんだって?」と聞かれるぐらいトレンドになってるので、『ブリーディング・エッジ』発売を宣伝するなら今だよ新潮社
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@0wl_man
ふくろう
4 years
文学界隈が経済的に回ってない話は、私もどうにかならないのかなと思っている。文章メディアが映像や漫画より経済規模が小さいことは確かなのだけど、それなりに稼げる文章界隈はある。私はそちらから書く仕事に入っているので、稼げる規模の違いをかなり感じる。
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@0wl_man
ふくろう
4 years
新規読者が、岩波文庫をこわいと思うのはなんとなくわかる。 読んだことがなくても「すごくいい」と噂を聞くぐらい知名度が高く、歴史がある。しかも軟派な帯文もイラストもないハードコアな装丁。 「こわい」は、「格式が高そうで心的ハードルが高い」との意味だと私は思った。
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@0wl_man
ふくろう
6 years
文章を書くことは筋トレと同じなので、「とりあえず書いて出す」を繰り返しまくれば、物理コスト(時間)と精神的コストが下がっていく。ここ3年ぐらいは海外文学以外で筋トレしてきたけれど、2019年は海外文学のほうでも筋トレをするつもり(つもり)
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@0wl_man
ふくろう
4 years
見込み客は、初体験が悪いともう興味は持ってくれない。みんな忙しいし、使える時間は限られている。なるべく楽しい体験をしてほしいので、「本を読んだことがない人」と揶揄したり、分厚い本、難解な本、ニッチな本を勧めたくない。興味を持ってくれる新規を、わざわざ手間暇かけて減らすことになる。
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@0wl_man
ふくろう
6 years
冬の青の海外文学。寒さは嫌いだけど、冬の青さが好きなので
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@0wl_man
ふくろう
3 years
トーマス・ベルンハルト『推敲』、ベルンハルト史上最強の帯圧を感じる。 やはりベルンハルトは、皆のアイドルなのだ
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@0wl_man
ふくろう
4 years
なので、いつまでも待つから、気になるものを手にとってくれ、と岩波文庫の気持ちで考えた。薄さは大事で、私が新規読者にいろいろ勧めてきたなかで、「薄さ=時間コスト・心的コストの少なさ」は、新規獲得の重要な要素だと気づいた。
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@0wl_man
ふくろう
4 years
トーマス・ベルンハルトによる休日論。ぐうの音も出ないね 「休みになったら元気を回復する、とみんな思っているけれど、実は真空状態に置かれるのであって、その中で半ば気違いになる。それゆえみんな土曜の午後になると恐ろしく馬鹿げたことを思いつくのだが、すべてはいつも中途半端に終わるのだ」
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@0wl_man
ふくろう
4 years
まだ序盤しか読んでないけれど、ルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』みたいな、堂々たるなじめなさと自由さを感じる。私は自由少女が好きなので、この小説はとても楽しい予感がする。
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@0wl_man
ふくろう
1 year
プラトーノフ『チェヴェングール』読書会に参加した。 とても楽しかったし、よかった! おもしろエピソードやセリフが無限に出てくるので、ずっと話していられる。ロシア宇宙主義に、がぜん興味が出た。 そして数年ぶりのリアル読書会で、本タワーを積めたことが感慨深い
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@0wl_man
ふくろう
3 years
強いタイトル ビールが筋肉老化抑�� 毎日83リットル飲めば: 日本経済新聞
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