遠山純生 Profile Banner
遠山純生 Profile
遠山純生

@toyamasumio

2,584
Followers
158
Following
1,652
Media
3,564
Statuses

連絡先は sumiotoyama★ (「★」 を 「@」 に置き換えてください)

Joined February 2014
Don't wanna be here? Send us removal request.
@toyamasumio
遠山純生
4 years
妊娠中のジーン・ティアニーは、隔離所を抜け出して来た風疹患者に応じたおかげで感染。産まれた子は重い障碍を背負うことになる。その後女優は偶然当のファンと再会、後者の無邪気な告白から真相を知った。この実話を霊感源としたのが『鏡は横にひび割れて』(と『クリスタル殺人事件』)だといわれる
Tweet media one
5
813
1K
@toyamasumio
遠山純生
8 years
『カリガリ博士』(20) 『アルゴル』(20) 『生けるパスカル』(24) 『東京流れ者』(66)
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
Tweet media four
1
150
339
@toyamasumio
遠山純生
9 years
余談になるが小学生の頃秋田書店の『怪奇大百科』という本を読んでいたら前記『骸骨面』の写真が掲載されていて、その奇矯さに「何だこれは」となった(下写真)。いつか観たいと願いつつ約10年後に漸く念願叶ったは良いがこんな場面どこにもない。 http://t.co/VFfTq5jBcM
Tweet media one
4
222
275
@toyamasumio
遠山純生
3 years
『<アメリカ映画史>再構築 社会派ドキュメンタリーからブロックバスターまで』(作品社) 有名作にも多数言及しているものの、観るのが困難だった映画もある程度突っ込んで論じています。その辺りの補足も兼ねて、今のところ動画で観賞可能な作品(ここ数年で急速に増加)を以下幾つか紹介したい
Tweet media one
0
40
206
@toyamasumio
遠山純生
3 years
トリュフォーが描いたロメール像(年度不詳)
Tweet media one
0
33
192
@toyamasumio
遠山純生
7 years
『白い肌の異常な夜』(71)とボッティチェリのピエタ。 シーゲルがこの種のことをするのはイーストウッドと組んだときだけでは。 つまりこの役者の背後にレオーネを見ているのである。
Tweet media one
Tweet media two
0
70
162
@toyamasumio
遠山純生
6 years
75年に『ソドムの市』マントヴァで撮影中のパゾリーニ・チームと『1900年』パルマで撮影中のベルトルッチ・チームがサッカー試合した際の写真らしい(左と右上/試合は5対2で後者の勝ち)。サッカー狂パゾリーニ(右下)
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
0
124
157
@toyamasumio
遠山純生
2 years
『<アメリカ映画史>再構築』で、芸術選奨評論部門の新人賞を受賞しました。関係者のみなさんはもとより、各媒体で好意的に評してくださった方々、読んでくださった方々に厚く御礼申し上げます。
4
33
157
@toyamasumio
遠山純生
2 months
最初っから新しかったものをこれ以上どう新しくすればいいのか。というのが映画につきまとう苦悩
Tweet media one
0
18
126
@toyamasumio
遠山純生
9 months
カウリスマキ『汚れた手』(89)英字幕。フィンランドで上演禁止となったサルトルの戯曲を敢えてTV映画化。振り返ってみるとジャームッシュともヴェンダースとも根本的に違うのが解るのだがある種の松竹映画的に消費されている可能性も
0
30
122
@toyamasumio
遠山純生
7 months
パンフには『ミツバチのささやき』と『エル・スール』についての文章も寄せました。『瞳をとじて』はシンプルに楽しめると同時に随所に仕掛けられた様々な暗号に気づけば深みを増す映画で、ある意味『ミツバチ』の頃から変わらない作風。その辺を論じた文章を掲載してくれる媒体がないかと思うのだが
0
34
120
@toyamasumio
遠山純生
2 years
リヴェットが好む1950年以降の映画 「評価」はどうでもいいというか分け隔てない映画好きの感じが多少する
0
26
118
@toyamasumio
遠山純生
5 months
いつの間にか上がっていたことを教えて貰ったエリセとキアロスタミの往復書簡映像集。ペルシア語には西語字幕。↓この表紙の本も参照
0
35
109
@toyamasumio
遠山純生
8 months
イオセリアニ自身は生涯の一本として『ミラノの奇蹟』を挙げていて、『アタラント号』と並んでコスモポリタンな=根なし草な映画であることつまりネオレアリズモ映画の対極に位置するのがその理由だと。『落葉』はヌーヴェルヴァーグ映画風でいて主人公の性格はネオレアリズモ映画的だったが
0
23
107
@toyamasumio
遠山純生
3 years
「エリア・カザンは映画監督でなく演出家、むしろ俳優養成者であり、彼の作品は歴史に残らないであろう。俳優だけが残る」(大島渚) 「今アメリカで自分の作りたいように映画を作って成果をあげているのはエリア・カザンだけである」(ロバート・オルドリッチ) 多分どちらも本当
0
26
104
@toyamasumio
遠山純生
5 months
メメントの頃からノーランを好きになれないのは戦後芸術映画の色褪せた部分を反復拡張するのが新しいと思っている点でそれに比べればキューブリックの方が愚直な分褪せない
0
26
102
@toyamasumio
遠山純生
3 years
カサヴェテスがブロンディを撮る
@chrissteinplays
Cʜʀɪs Sᴛᴇɪɴ
3 years
John Cassavetes shooting Blondie at the Whiskey in LA 1977. We were lucky enough to hook up with legendary Hollywood photographer @SamShawPhoto He shot a short feature for Chrysalis records and his friend John helped out.
Tweet media one
16
150
919
0
33
99
@toyamasumio
遠山純生
6 years
ロメールがトリュフォーに『アタラント号』を語らせる。 当初ヴィゴは実在の無政府主義者の半生を描いた映画を作ろうとしていたが頓挫、お仕着せ企画の『アタラント号』を作りながら「自分の作品に」していった。そのお陰で写実主義と詩趣と通俗劇が一体となった魅力が生まれた
0
32
97
@toyamasumio
遠山純生
4 years
カリエールによれば『自由の幻想』の脚本は超厳格な時間割で書かれた。ブニュエルと午前三時間、午後三時間執筆した後、各々自室で30分かけ物語を一つずつ創案。午後七時頃酒場で会ってそれぞれ自作の物語を話す。週一度トレドへ行き同じエル・グレコの絵を10分だけ観賞後、同じ食堂で同じ物を食べる等
0
30
99
@toyamasumio
遠山純生
4 years
ユペールによれば『天国の門』修復作業にはジグモンドが関わっておらず完全にチミノの好みで行われた(二人は折り合いが悪かったが共に2016年死去)。だからソフトを比較すると色鮮やかなBDではなくセピア調のDVD版が撮影監督の好みに近い。因みに起用の理由はヴィオレット・ノジエールだったと
Tweet media one
Tweet media two
0
37
91
@toyamasumio
遠山純生
6 years
シーゲル同様ブラックリスト脚本家を積極的に登用したオルドリッチであるが、 ファッション左翼のスタンリー・クレイマーを殴って業界を(暗黙に)干されたカサヴェテスをも『特攻大作戦』に起用した。 オルドリッチとしては例外的に即興を大々的に許したらしいその演技はオスカー候補となる。
Tweet media one
Tweet media two
1
31
92
@toyamasumio
遠山純生
4 years
ピカソ、コクトー、リファールとルチア・ボゼ
Tweet media one
0
21
89
@toyamasumio
遠山純生
3 years
これは色んな意味で異様な映画でその可能性は未だ汲みつくされていない
0
13
90
@toyamasumio
遠山純生
1 year
増村版『暖流』(57)は左幸子の体技もさることながらその「フフフッ」「ウフフッ」の含み笑いとか「ハアァァハハハ」或いは「ウウウーッ」の呻きが可愛いのか不気味なのか不明な儘なのも印象深く。作品歴を見渡すとケイン系の女は日本の風土に合うか合わないか考えさせられる
0
30
88
@toyamasumio
遠山純生
6 years
『ハズバンズ』(70)メイキング以前あがっていたものより格段に画質良い。削除された場面は22:43辺りから。
0
31
86
@toyamasumio
遠山純生
7 years
『早春』公衆浴場の内部(プール除く)の場面はミュンヘンにあるプール、風呂、サウナ等が一つになった施設「ミュラーシェス・フォルクスバート」で撮影された。写真左は、削除された場面(組合のメンバー八名がストライキをめぐって会合を開く)の舞台となった同浴場のサウナ。右は削除場面の脚本。
Tweet media one
Tweet media two
0
29
84
@toyamasumio
遠山純生
8 years
パゾリーニは細やかな気配りの人だったから『ソドムの市』のような作でも撮影合間の現場は和気藹々としていたと(皆で一緒に食事したり、近くで『1900年』撮影中だったベルトルッチ組とサッカー試合したり)。パゾリーニが『ラストタンゴ』に批判的だったお陰で疎遠になっていた師弟はこの時和解。
0
61
86
@toyamasumio
遠山純生
7 years
ポラークのチェコ製SF『イカリエXB-1』(63)もレムが土台。『2001年』準備段階でキューブリックがこれを参照したのは間違いないようである。通路や宇宙服の意匠、TV電話、最後に登場する新生児、等々。ユラーチェク(脚本担当)は他の自作同様この映画にも「ヘロルド」という名の人物を登場させた。
Tweet media one
0
66
83
@toyamasumio
遠山純生
3 years
どこかロージー風の画だが『赤い砂漠』撮影時のもの?『唇からナイフ』撮影時には現場にいつもアントニオーニがいて、ヴィッティによく耳打ちして演技上の提案をしており、演出の主導権を奪われたロージーはこの作家を追い払わざるを得なかった由。
Tweet media one
1
28
84
@toyamasumio
遠山純生
2 years
ヴィスコンティが描いたドロン。『若者のすべて』の頃? この辺までのヴィスコンティを注視した方が何故評価し続けられているのか納得できる
Tweet media one
0
13
83
@toyamasumio
遠山純生
5 years
ジャームッシュ『ブロークン・フラワーズ』はユスターシュに捧げられている。理由は、①『ママと娼婦』が男と女の伝達不良を描いた美しい映画だから/②脚本執筆時にユスターシュの写真を机に飾っていたから/③日本だか洪牙利だかにいる若い観客がユスターシュ映画の存在に気づいてくれたら嬉しいから
Tweet media one
0
19
82
@toyamasumio
遠山純生
2 years
トリュフォー『四打』(62)マル・デル・プラタ映画祭期間中に自ら監督・主演した(『フレンジー』を予告する絞殺テクニックを披露する)16ミリ無声短編メタ・ドタバタ犯罪喜劇のようなもの。マリー・ラフォレも出演。題は『大人は判ってくれない』原題のもじり
1
27
83
@toyamasumio
遠山純生
8 years
ジャームッシュの必見五本(2016)『裸のキッス』『孤独な場所で』『殺しの烙印』『ポイントブランク』と見慣れた題に混り喜八『大菩薩峠』が。「一週間一人きりで自宅に籠り一日二回」観続けたら禁煙に成功したと。殺戮描写に鎮静効果あるらしい。
0
42
84
@toyamasumio
遠山純生
4 years
流石に吃驚の収録作群
0
23
81
@toyamasumio
遠山純生
3 years
小川が聞き手の大島と喋るだけなのだが、「ゆっくり歩いてみないと見えてこないものがある」とか「風土というのは非常に細かい一つ一つの具体性の中から出てくるものであって、それらを割愛してしまうのは非常に危険な気がする」とか「移動民族が定着民族に挑んでいく」とか
0
23
82
@toyamasumio
遠山純生
2 years
『穴』(60)に端役出演したカトリーヌ・スパーク。ベッケルが彼女の父シャルルと度々協働していた為起用された。同年TVのベッケル追悼番組に引っ張り出された彼女に目を留めたソフィア・ローレンが『十七歳よさようなら』の主役に推薦。やはりシャルルの友人だったラットゥアーダの妙な映画の一本
Tweet media one
0
25
80
@toyamasumio
遠山純生
5 years
ユスターシュ『夜会』(63)未完の処女作?(無声)。モーパッサンの同名短編小説(1883年)に基づいているとのこと。15回ぐらい観たら何か言えるかもしれない
0
18
80
@toyamasumio
遠山純生
3 years
日本で最も早い段階でカメラ=万年筆的な映画作りを実践した一本のうちに入るのかどうか。ともあれ作品を取り巻く文脈への理解がないと単に面白い/詰まらないで消費されてしまうのは間違いなく
0
15
79
@toyamasumio
遠山純生
7 years
フリードキン『フリッツ・ラングとの対話』(75)ラングの死の前年にフリードキンが経歴全般および私生活を巡って長時間取材をおこない、それを記録した作。例えば『M』米盤DVDの映像特典等に収録されているが、そちらは約50分版。これは90分強あるが、本来2時間半程ある由。
0
37
77
@toyamasumio
遠山純生
10 months
パンフォーカスを通じて画面奥にいるダーク・ボガードの微細な挙動に常に注意を向けさせるのもフレームありきであり舞台では殆ど不可能な筈で。兎に角陰湿
Tweet media one
0
14
77
@toyamasumio
遠山純生
3 years
キネ旬最新号にスティーヴ・カーヴァー追悼を寄せております。実はコロナが原因で亡くなっていた。 『デス・リバー 失われた帝国』(89)闇の奥にナチ残党の帝国があったというコッポラも吃驚の痛快作
1
28
75
@toyamasumio
遠山純生
5 years
ピーター・フォンダは、コッポラの音頭取りでペン、ペキンパー、コバーンらと共に東京で行われた『影武者』特別上映会に招かれた時の思い出を自伝に綴っている。当日、姿を現さないペキンパーの部屋(ホーテルオークラ)を訪ねると、下着姿で泥酔しており、コバーン相手に踊り始めた由(当然上映欠席)
Tweet media one
0
50
74
@toyamasumio
遠山純生
7 years
フランケンハイマー演出・バーグマン主演のTV映画版『ねじの回転』(59)後のクレイトン版(61)より幽霊の出番多い上に結構はっきり写っているが(故に?)、かなり怖く出来ている。ダイアローグ監督はポラック。
0
32
72
@toyamasumio
遠山純生
4 years
ドライヤー『二人の人間』(45)亡命先の瑞典映画。論文を剽窃された上殺人の濡衣を着せられそうになる研究者。やがて妻の口から秘密が明かされ急転直下で崇高な悲劇へ。夾雑物を廃した二人芝居の室内劇で『ゲアトルーズ』前の腕試しに見える。字幕がずれて辛いが耐える価値有
0
21
73
@toyamasumio
遠山純生
7 years
『ひなぎく』継起的コラージュの如き高速編集。 チェコNVの実験的側面へのヤロスラフ・クチェラ(撮影)の貢献も見逃せない。 『猫に裁かれる人たち』色彩の乱舞 『食堂“世界”』超高速度撮影 『楽園の果実を食べて』ディゾルヴ
0
22
72
@toyamasumio
遠山純生
11 years
メカスが激賞したカサヴェテス『アメリカの影』第一版。その冒頭 http://t.co/h2kmFVtLnZ は高感度フィルムで活写された夜間街頭場面で始まり、ロックンロールパーティから始まる現行版とまるで違う。メカスによれば現行版は「改悪版」。作家本人によれば第一版こそ「大失敗」。
0
36
69
@toyamasumio
遠山純生
1 year
カサヴェテスが若い頃ジェリー・ルイスに敬愛の念を抱いて完コピしよ���としていた事実。「スーパーマンだ!」の猿系アクションもジェリーっぽい
Tweet media one
0
24
69
@toyamasumio
遠山純生
7 years
ブニュエルは『アタラント号』撮影中のヴィゴに会いに行ったそうである。「肉体的に極めて弱々しく、極めて若く、極めて大人しい人だった憶えがある」(自伝)。ヴィゴは『競泳選手ジャン・タリス』撮影時に、水中にあることで「奇妙に見える」人間の頭部に魅せられこれを劇映画に応用しようとした由。
0
34
70
@toyamasumio
遠山純生
2 years
『深夜の告白』(44) 『アパートの鍵貸します』(60) 『審判』(62) 『プレイタイム』(67) 他に『ああ爆弾』(64)等もあるのだがワイルダーがこういうのを好きだったことははっきりする
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
Tweet media four
0
13
70
@toyamasumio
遠山純生
2 years
ブラッケイジやベルイマンが過激に物質としてのフィルムを破壊してみせた後、スコリモの感傷とレイフェルソンの諧謔を経て、モンテ・ヘルマンの勝負どころは既に終わらせ方にはなかったというかどこか文学的だった。しかしこれらは全て数年の間に生じていたのだった
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
0
10
71
@toyamasumio
遠山純生
6 years
『狩人の夜』のゴシックホラー的想像力。 ウィラ(シェリー・ウィンターズ)が牧師に殺される場面では、尖頭アーチを思わせるA型の入れ子的デザインが強調される。 牧師の誘惑にまんまと絡めとられそうになる娘ルビー(ウィラの運命をなぞるかに思わせる)が眠る場面では、影が同じ形を反復。
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
Tweet media four
0
30
69
@toyamasumio
遠山純生
3 months
興味を抱いたネオレアリズモ映画に『自転車泥棒』『沼の上の空』の他デ・サンティスの三本を挙げる一方、ロッセリーニは挙げないストローブ。映画におけるネオレアリズモは例えば『月と篝火』におけるそれほど明白には認められず、反ネオレアリズモ映画派に対して積極的に反論しようとも思わなかったと
@nwsblogger
Amazonプライムビデオ追加速報
3 months
【Amazonプライムビデオ新着映画】沼の上の空(字幕版) 出演:イネス・オルシ一ニ/マウロ・マッテウッチ
Tweet media one
0
0
5
0
22
70
@toyamasumio
遠山純生
2 years
『中庭』(59)グラウベル・ローシャの第一作。すでにエイゼンシュテインもブレヒトも認められる一方、やがてゴダールや北米アングラと同期する予感もある。才能というやつなのかのかも知れない
0
21
70
@toyamasumio
遠山純生
5 years
フォード『香も高きケンタッキー』(25) 上映会場にカメラを持ち込んで斜めの位置から撮ったような感じではある
1
12
70
@toyamasumio
遠山純生
1 year
歩く描写こそ最高に映画っぽいのだしアントニオーニがその代表格とされるのも解る。走るのはともかく歩く過程をやたらと引き延ばし始めるのは戦後かも。行為に心の状態が重ねられるキルサノフ以来、ただ歩くだけで劇を持ちこたえさせる例を見つけるのもなかなか難しいが
0
13
69
@toyamasumio
遠山純生
7 years
フーパー『泥棒たち』(64)処女短編。中世のお尋ね者三人組が城の中に逃げ込み略奪品巡って漫画映画調の闘い繰り広げる。ゴシックホラーとドタバタ喜劇が一つになった感ある。笑いと残酷が紙一重のカートゥーン的世界は後の監督作にも残存。台詞無。
0
34
68
@toyamasumio
遠山純生
2 years
ノーマン・メイラーの息子が父親の半生を描いたTVドラマシリーズを製作すると。脚本と監督はジェイムズ・グレイ
0
37
68
@toyamasumio
遠山純生
4 years
『パン』(63)一時間近い59年版をオリヴェイラ自身が約半分にカットした(作家自身こちらを好むという)版。人間が日々成長するのに必要なパンの製造~消費過程が結婚式と豊穣の類比、宗教的暗示、金の問題、労働者、職人、売り子、(ヴィゴ的な)貧富の対比を通じて描かれる
0
19
69
@toyamasumio
遠山純生
7 months
シュレイダーが書いたタクシードライバーの脚本草稿では、最後にトラヴィスが殺すのは全員黒人だった由。スコセッシやフィリップス夫妻らが「暴動が起こる」と反対し現行のかたちに。「あの人物に背かない結末だったのだが」と脚本家
@toyamasumio
遠山純生
7 months
シュレイダーによれば元々『ローリングサンダー』は、どうしようもない人種差別主義者が最後に仇のメキシコ人達を無差別殺戮する話だった。が、改訂脚本で人種差別的要素が削除されてヴェトナムにおける米人の邪悪な病理(人種差別主義)の暗喩が取り除かれ、「ファシズム信奉の映画に」なってしまった
1
17
42
1
38
67
@toyamasumio
遠山純生
5 years
エリセ『ラ・モルト・ルージュ』(06)英字幕。『緋色の爪』(44)を姉と観た五歳のエリセはすぐさま映画と死を結びつけ、現実と映画の境目は彼の内部で溶解し、夜中に眠れぬままカーテン越しにぼんやり差し込む外の光を凝視する。『ミツバチのささやき』の少女の経験そのもの
0
19
66
@toyamasumio
遠山純生
30 days
誰が誉めたとか貶したとかを気にしてウロウロするより一本の映画をじっくり観てそれをお話レベルからことばにしてみようと努める方が実になる筈。油断するとすぐ間違えるし、これやるだけでもいくら時間があっても足りないこともわかる。自分なりに徹底的に描写すると全然解ってないことに気づいて…
0
13
65
@toyamasumio
遠山純生
3 years
昔の岩波パンフで今でも度々見返すのが丸尾定編の監督作品総目録で、時代が時代だけに多少欠落があったり未見のまま内容紹介が書かれた作もあったりするのだがドライヤー、ダッシン、オルミ、ヤンチョー等見渡せるのが便利。日本語で未だ情報更新されていなさそうな作家も多く。こういうの作成大事
Tweet media one
0
23
66
@toyamasumio
遠山純生
3 years
イオセリアニ『ゲオルギアの古歌』(68)さまざまな職人たちの手仕事、風景、人々の顔、彼らが興じる遊戯が、一度聴いたら忘れられない個性的な歌と共に紹介されるすばらしい記録映画
0
18
66
@toyamasumio
遠山純生
3 years
『アルカトラズからの脱出』のシーゲル版最終ショットは、刑務所内で看守が三人の脱獄に気づく画だった由。所長マッグーハンが花に気づく最後はイーストウッド監修の撮り足しだと。現行版の最後はイーストウッド映画らしく気が利いているが蛇足と迎合の匂いも。『第十一号監房の暴動』が思い出される
Tweet media one
Tweet media two
0
13
62
@toyamasumio
遠山純生
4 years
『地下鉄』(34)フランジュとラングロワが共同監督したこの時代ならではの前衛的記録映画風16ミリ無声短編。途中で写り込むのはフランジュではないかと思うが
Tweet media one
0
16
63
@toyamasumio
遠山純生
2 years
ペキンパーは「自分はヒッチコック信者ではないが」と断りつつ『フレンジー』(72)でバーバラ・リー゠ハントが強姦の上絞殺されるくだりを、犠牲者の苦悩を具体的に描写する術を心得ている、と称賛。サディストと表裏の危うい描写とはいえ
Tweet media one
0
14
64
@toyamasumio
遠山純生
1 year
『アンナの出会い』と『ミステリー・トレイン』 アケルマンにジャームッシュが似すぎていると指摘するサイトがあるのだが、だからといって後者の独創性は減じられない不思議
0
10
63
@toyamasumio
遠山純生
4 years
自作が一線の評論家達に批判された時にフライシャーは「話しか見ていない。撮影も脚本も演出もその他諸々も見えて(聴こえて)いない」と反論したそうだが同じことは褒めた連中に向かっても言える筈だと思うと怖いだろう
0
22
63
@toyamasumio
遠山純生
7 years
カウフマン&マナスター『ゴールドスタイン』(65)部分 ルノワールが「ここ20年で最も素晴らしいアメリカ映画」と賞賛。 シカゴでの上映中にトリュフォーがいきなり立ち上がって拍手。 カンヌで『革命前夜』と共に新批評家賞受賞。 にも関わらずさして注目されなかった。
1
15
62
@toyamasumio
遠山純生
7 years
ATPの依頼でジャームッシュとスウィントンが選んだ上映作。 JJ 『華麗なる殺人』(65) 『魔 デビルズ・オーメン』(83) 『黄金の眼』(68) 『電撃フリントGO!GO作戦』(66) TS 『うずまき』(45) 『となりのトトロ』(88) 『狩人の夜』(55) 『生きるべきか死ぬべきか』(42)
0
16
61
@toyamasumio
遠山純生
3 years
フィッシンガー『ミュンヘンからベルリンへの徒歩旅行』(27)乗り物を一切使わず、三週間半かけて畑や森や村を通り抜け、山や川を越え、様々な人々に出会いつつ歩き通した記録を4分に圧縮。メカスの日記映画はここから霊感を得たと云われるが観れば首肯できよう
0
15
62
@toyamasumio
遠山純生
4 months
これはシーゲル演出回。『殺人者たち』に向かう頃でちょうど真ん中に出て来る立ち回りは見もの
0
15
60
@toyamasumio
遠山純生
5 years
フォトモザイク的なもの デ・サナ(78) ホックニー(82) 『恋人ゲーム』(84) 『恐怖分子』(86)
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
Tweet media four
0
11
60
@toyamasumio
遠山純生
4 years
ワイダが描いたゴダール 黒澤と言われても納得する可能性がある
Tweet media one
0
17
61
@toyamasumio
遠山純生
3 years
ビートルズ映画のサウンドミキサーを務めたヴォリセクの経歴を見ればそのまま尖った米映画音響史になる。フラハティ、エンゲル、ワイズ、ルメット、カザン、ロッセン、ペン、クラーク、メイズルズ、コッポラ、ニューマン、シュレシンジャー、アヴァキャン、ローデン、ワイズマン、メイ、デパルマ等々
0
15
60
@toyamasumio
遠山純生
2 years
ムービーマガジンの時代劇ベストテン(10になっていない) 『映画狩り』の、映画評論家をバッサバッサと斬りながら批評を手探る緊張感に惹かれる
Tweet media one
0
19
60
@toyamasumio
遠山純生
7 years
ニコラス・レイ『高い緑の壁』(54)ジョゼフ・コットン演じる男がディケンズを朗読させられ続ける地獄。イヴリン・ウォーの傑作『一握の塵』映像化だが30分弱のTVドラマなのでほぼ核心部分しかなく、笑いより恐怖に重点が置かれている。
0
16
60
@toyamasumio
遠山純生
5 years
こんなものが……
0
13
59
@toyamasumio
遠山純生
1 year
オルドリッチは『フェイシズ』を激賞した後『ハズバンズ』をこき下ろしていて、レナード・マーティンも放縦が過ぎるみたいなことを言って否定しているので、当時も今も脊髄反射的言説を誘発してしまう危険な映画なのだなと
0
9
59
@toyamasumio
遠山純生
2 months
『パリのめぐり逢い』(67)のボクシング試合の場面で一瞬だけ写り込むエメ。隣はバルーだろう。友情出演というやつ
Tweet media one
0
18
58
@toyamasumio
遠山純生
5 years
パッサー(パセル)『親密な灯り』(66)英字幕。些細でありふれた儚いものの集積を通じて仄かに立ち上がる感情。「傑作」「駄作」のレッテルを拒絶する映画
0
11
59
@toyamasumio
遠山純生
1 year
『雨にぬれた舗道』(69)なるべく聖林的なものから離れたくてヴァンクーヴァーで撮ったらしく、アルトマンにとっての女性映画は商業主義からの逃避場所だったことが察せられる。これほど寒々しくて物憂く湿った見透かせない光景を後の聖林?映画でも見せてくれたのはアルトマンだけ
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
Tweet media four
0
15
58
@toyamasumio
遠山純生
1 year
こんな殺風景なところで撮っていたのかというショックの方が上だろう
@sergioandreola
Sergio Andreola
1 year
Jean-Luc Godard on the set of Le Mépris, 1963.
Tweet media one
3
71
596
0
12
58
@toyamasumio
遠山純生
7 years
グルーネ『蠱惑の街』(23) ベルイマン『野いちご』(57) つげ『ねじ式』(68)
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
0
13
57
@toyamasumio
遠山純生
5 years
『殺し屋ネルソン』(57)クライマックスには同じアクションを何故か反復するショットが一つか二つある。 レオーネの友情やイーストウッドの人情よりシーゲルの徹底的な非情の方に癒やされるものがある
0
18
56
@toyamasumio
遠山純生
6 years
ベルイマン演出の三島『サド侯爵夫人』TV映画版(92)
0
28
55
@toyamasumio
遠山純生
3 years
この密度の高さ。そして訳の解らない感動
0
11
56
@toyamasumio
遠山純生
4 years
ネスカフェCM(88年頃) これもエリセが監督したようだが? 自らアルカラ・デル・フカルをロケ地として選んだとのこと
0
24
56
@toyamasumio
遠山純生
5 years
『恐怖の街』(59)脱獄囚が麻薬と勘違いして盗み出した缶の中身はコバルト60。関係者を被曝させつつ逃走続ける彼を警察は放射線量計測器使って追う。カザンやマケヴォイの疫病ノワール+『キッスで殺せ』系核パラノイア的な犯罪物。小器用な職人でもあるラーナーの確かな腕前
0
12
55
@toyamasumio
遠山純生
7 years
敬愛するナボコフの新作を映画化すべくその草稿を作家本人から震える手で受け取ったロバート・エヴァンズは、興奮剤やブラックコーヒー飲んで72時間以上ぶっ続けで起きたままその長大な小説を三度読んだのだが「一章たりとも理解できず」挫折した。それが『アーダ』だった訳で、割と心打たれる逸話。
1
25
55
@toyamasumio
遠山純生
5 years
キアロスタミ『できるよ、ボクも』(75)/『色』(76) イラン革命前の、アニメーションを交えた児童短編映画
0
15
55
@toyamasumio
遠山純生
9 months
ワースト。本当らしさと幻影の関係を教えてくれる
@rarefilmm
Jon W.
9 months
The worst death scene in cinema history, now in HD! Notice something missing? Yep, the scream! That was fake, it was never in the original film, without it, it's even more painful to watch🤣🤣 🎥 KARATECI KIZ (Orhan Aksoy, 1974)
13
83
541
0
16
55
@toyamasumio
遠山純生
5 years
キアロスタミ『一年生』(84)小学一年生たちの学校でのさまざまな経験を記録した(?)映画。この作家と検閲と児童映画の関係については未だ不用意なことは言えないかもしれない
0
14
55