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朝日新聞編集委員。1987年から記者をしています。おもに社会部畑を歩いてきました。市井の人々の営み、ふつうの人たちのことを書きたいと思ってきました。水の中は得意です。投稿内容は朝日新聞を代表するものではなく、リンクやRTは必ずしも内容に賛意を示すものではありません。ご了承ください。
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「星空の村」で有名な長野県阿智村。この山あいの村に戦前の旧満州に移住した人々の苦難を伝える満蒙開拓平和記念館がある。開拓団は国策で送り出された被害者だったが、中国侵略に加担した加害者の側面もあった。…
大手芸能プロダクション「ジャニーズ事務所」に所属していた男性が記者会見し、創業者であるジャニー喜多川氏(2019年に死去)から性被害を受けていたと証言した。 15歳で入所した12年から16年の間に、…
「兄からの性暴力」。その文字を目にしたとたん、51年前のことが突然、よみがえってきた。 2021年11月9日。都内に住む女性(65)が職場で、昼の休憩時間にスマートフォンでニュース記事を見ているとき…
離婚後も父母双方が子どもの親権をもつ「共同親権」導入を柱とする民法などの改正案が国会で審議されている。その行方を心配する女性がいる。面会交流中にまな娘を元夫に殺害された西日本在住の40代の女性だ。朝…
■ 「検索上位に信頼できる性知識のサイトを」と求める大学生 前田かや子さん(22) 「性暴力被害者が、迅速に支援にたどり着くようにしたい」。愛知県内の大学に通いながら友人2人と「#SEOセックスプロジ…
「働いて金をため、いつか専門学校か大学に進んでみたい」 少年院の中で二十歳を迎えた院生はそう夢を語り、「自分のような非行少年を支える仕事もしてみたい」と目を輝かせた。 見知らぬ男性を仲間と一緒に殴り…
「適当にやっておけばいいや」 知人を殴るなどの傷害事件を起こした18歳の少年は、少年院に入った当初はそんな気持ちでいた。大人は敵。不信感しかなかった。 茨城県牛久市にある少年院「茨城農芸学院」に入院…
■現場へ! 介助者と拓く⑥ まだだれもいない国会の委員会室。8月25日午前9時半、参院厚生労働委員会に所属する天畠(てんばた)大輔(40)は介助者の斎藤直子(36)らに付き添われて、一番乗りした。 「…
新聞産業各社の労働組合で作る日本新聞労働組合連合(新聞労連)は13日、民主主義の発展や人権擁護に貢献した記事を表彰する第25回新聞労連ジャーナリズム大賞に、朝日新聞取材班の「子どもへの性暴力」をめぐ…
旧ジャニーズ事務所(SMILE―UP. 〈スマイルアップ〉)からマネジメント業務などを引き継いだ新会社「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)」の初めてのライブが10…
女性支援のための新法制定に向けた超党派の勉強会が12日、東京都千代田区の議員会館で開かれた。各党から8人の国会議員が参加する中、自民党の上川陽子元法相が「売春防止法に代わる女性新法について、超党派で…
子どもの性被害について考える「子どもへの性暴力」第4部は、立場や関係性を利用した性暴力について取り上げました。中学時代に教員から性暴力を受けたと訴えた石田郁子さん(43)にこれまでの思いや、社会に求…
政府は16日に閣議決定した防衛力整備計画で、今後5年間の防衛費を計43兆円とした。前回の計画の1・5倍以上で、歴史的な増額となった。防衛省・自衛隊は歓迎のはずだが、海上自衛隊現場トップの自衛艦隊司令…
旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の創業者である故ジャニー喜多川氏の未成年者への性加害問題をめぐり、被害を訴えている「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の発起人の一人で元ジャニーズJr.の二本…
天台宗の寺で約14年にわたり僧侶から性暴力や恫喝(どうかつ)を繰り返し受けたとして、四国に住む尼僧の叡敦(えいちょう)さん(55)が1月31日、東京都内で記者会見し、天台宗務庁(大津市)に対し、この…
■現場へ! 介助者と拓く① 天畠(てんばた)大輔(40)はこの夏、国会議員になった。参院選比例区で、れいわ新選組から出馬、特定枠で当選した。 天畠は1日24時間365日、介助者が常にそばにいなければ、…
日本記者クラブは27日、2021年度日本記者クラブ賞を朝日新聞の大久保真紀編集委員(57)、共同通信の杉田弘毅特別編集委員兼論説委員(64)に贈ることを決めた。2人同時受賞は14年度以来7年ぶり。今…
最初の記憶は、小学校に入る前、兄と遊んでいたときのことだ。 関東地方に暮らす女性(35)は当時6歳。その日は、父は仕事、母は買い物に出かけ、家にいたのは四つ上の兄と2人だけだった。 兄に誘われて、一…
■子どもへの性暴力 いちごをふんだんに使った特注の丸いタルトケーキ。11月12日の夜、大分県別府市にあるレストランで、ある夫婦がいとおしむように携帯電話で写真を撮った。 39年前のこの日、1980年1…
旧ジャニーズ事務所(現SMILE―UP.〈スマイルアップ〉)の創業者、故ジャニー喜多川氏に性被害を受けたと訴えている複数の元ジャニーズJr.から、補償の手続きについて批判の声が上がっている。スマイル…
■現場へ! 介助者と拓く② 2012年5月、午前3時。 国際基督教大学(ICU、東京都)の4年生だった嶋田拓郎(32)はおもむろに目を覚ました。 実家の1階で暮らす天畠(てんばた)大輔(40)の夜勤介…
「里親制度」は、虐待などの理由で親と暮らせない子どもを引き取って家庭で養育する制度です。国は、子どもにとっては施設養育より、家庭的な環境での生活が望ましいとして里親養育を進めています。里親になるには…
カトリックの教会で「告解(こっかい)(ゆるしの秘跡)」で話したことを悪用されて神父に性暴力を受けたとして、カトリック神言修道会(名古屋市)に対して損害賠償を求める訴訟を起こした女性が23日、実名を明…
子どもの前で、親が配偶者に暴力を振るう「面前DV(家庭内暴力)」への対応が、児童相談所の業務を圧迫している。面前DVは子どもにとって心理的虐待にあたり、警察が把握した場合は児相に通告しなければならな…
茨城県牛久市にある少年院「茨城農芸学院」。罪を犯した少年たちが立ち直るための「最後の砦(とりで)」とされる少年院では、どのような矯正教育が行われているのか。記者が訪ねた。 ◇ 面会室に並んだ約…
子どもたちの心身とその後の人生を脅かす性暴力について考える企画「子どもへの性暴力」の第2部は、家庭内での性暴力について取り上げます。最終回は、義父から4回も妊娠させられた女性の声を聞きます。
性暴力の被害者には専門的な治療が必要になる。だが、大きな費用がかかり、負担に苦しむ人も少なくない。経済的な支援はどうなっているのか。 トラウマに詳しい国立精神・神経医療研究センター(NCNP)の元認…
旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)創業者の故ジャニー喜多川氏からの性被害当事者らでつくる「子どもの性被害 時効にNO!」が18日、東京都内でシンポジウムを開き、子どものころに受けた性被害につい…
日本の男性アイドル界を牽引(けんいん)してきたジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏(2019年死去)から性被害を受けていたと、元ジャニーズJr.の男性が12日、東京都内の日本外国特派員協会で記…
■「人権無視許さない」闘い10年 2020年10月22日死去(心筋梗塞〈こうそく〉) 82歳 「うそつきは泥棒の始まり」と言うが、「うそつきは警察の始まり」だ――。そう訴える声はいつも怒りに満ちてい…
■性教育を問う(1) 子どもや若者への性暴力が社会問題となる中、現在の日本の教育では、子どもたちが性に関する十分な知識が得られないと訴える声があがっている。小中学校の学習指導要領には性交に関する記述は…
まさか、まだ続いていたのか――。 元ジャニーズJr.の石丸志門さん(55)は4月、テレビを見て戦慄(せんりつ)した。 元Jr.のカウアン・オカモトさん(27)が記者会見で、ジャニーズ事務所の創業者で…
ジャニーズ事務所の創業者、故ジャニー喜多川氏(2019年死去)による未成年者への性加害問題をめぐり、ジャニーズ事務所は7日、東京都内で記者会見を開き、性加害を事実と認め、藤島ジュリー景子社長の引責辞…
摂食障害で入院した14歳の時に77日間にわたって不当に身体拘束されたとして、武田美里さん(27)が関東中央病院(東京都世田谷区)側に約2500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、東京地裁であっ…
「『わいせつ』という言葉ではなく、教職員による児童生徒性暴力防止法、と『性暴力』という言葉できちんと書かれたのはよかった」 中学時代の教員からの性暴力を受けていたと訴えた東京都在住の写真家、石田郁子…
性犯罪の規定が大幅に見直される見通しになった。被害者らの声が議論を後押しした形で、被害者らは評価しつつ、時効の延長幅などでさらなる改正を求めた。一方で刑事弁護の立場からは処罰範囲の拡大に懸念の声が上…
ジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏(2019年死去)の性加害問題をめぐり、被害救済の必要性などを指摘した国連作業部会の8月4日の記者会見。その様子を見て「うれしすぎて涙も出なかった」と話す…
東京オリンピックの開会式が終わった。 冒頭のプロジェクションマッピングの演出を見ていると、振付師のMIKIKOさんが演出責任者を辞任するに至った経緯が頭を過(よ)ぎり、いたたまれなくなって画面から離…
長い間、社会の中で性暴力被害は恥じるものとされ、隠され、ないことにされてきた。それゆえに被害を訴えることは難しく、多くの当事者は沈黙を強いられてきた。それでも最近、名前や顔を出し、被害を訴える人が相…
離婚後の共同親権を導入する民法改正案は、父母で合意しなくても、家裁が共同親権か単独親権かを定める、としています。当事者と面接などを行い、裁判官に意見を出す元家裁調査官で、和光大学教授(司法犯罪心理学…
国連で32年前に採択された「子どもの権利条約」を知ったのは、小5のときだ。子どもの貧困問題に取り組むNPOのキャンプに参加していた。虐待や有害な労働から守られる権利はピンとこなかったが、意見を言う権…
性暴力を受けると、被害者は多くが自責の念にさいなまれ、人を信じられなくなる。周囲の人がよかれと思ってしたことについても、逆に反発し、人間関係を壊して孤立してしまうことも珍しくない。被害当事者が安心し…
子どもの性被害について考える企画「子どもへの性暴力」第7部は、障害のある子どもの被害について取り上げます。 障害がある子どもへの性暴力は後を絶ちません。知的障害や発達障害があって被害を認識できなかっ…
神奈川県伊勢原市にある「子どもの権利擁護センター(CAC:Children’s Advocacy Center)かながわ」の代表を務める医師の山田不二子さん(64)は数年前、弁護士から相談を受けた。…
パンデミック下の収穫の一つは、世界の女性首脳の手腕が示されたことだ。台湾、ニュージーランド、ドイツ、北欧諸国の女性リーダーが新型コロナウイルスへの迅速かつ的確な対応で評価を高めた。先月までのウイルス…
「もう、自分にはウソをつかない」 その一心で、4月12日に日本外国特派員協会で会見し、故ジャニー喜多川氏から性被害を受けたと実名・顔出しで告白した。「正義感でやったわけではない」 沈黙を続けていたメ…
自分に正直に生きていく――。ジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏(2019年死去)から性暴力を受けていたと、4月12日に実名で会見したミュージシャンのカウアン・オカモトさん(26)が朝日新聞の…
18、19歳の少年への措置を厳罰化する改正少年法が21日、参院本会議で可決、成立した。刑事裁判にかける対象犯罪を拡大し、起訴されれば実名での報道も可能となる。少年の更生可能性に着目した保護処分のあり…
その国会議員が投じた一石は、見慣れた審議風景に変化を生じさせた。車いすで登壇すると議場は静まり、響き渡る「あかさたな」。誰もが政治に参加できる環境に向けて、時間を止める「当事者」がいる意味とは――。…
これまでに3回、中国で拘束されたことがある。 約20年前、農村で貧困の調査をしていて、公安に連行された。尋問で机をたたかれ、一晩留め置かれた。その後も、しばらく夢でうなされた。ダム建設で立ち退かされ…
「父親の許可はあるのか」。2020年3月、ドイツで暮らすシングルマザーの日本人は、日本行きの便に乗り換えるパリ空港で、警察署に連行され、問い詰められた。1歳だった長男を連れていた。 当時、長年暮らす…
「仏様への信仰を利用され、洗脳され、尊厳のすべてを壊された」 1月31日に東京都内で会見し、天台宗の僧侶による性暴力の被害を訴えた尼僧の叡敦(えいちょう)さん(55)は、四国の寺で約14年にわたって…
旧ジャニーズ事務所(現SMILE―UP.〈スマイルアップ〉)の創業者である故ジャニー喜多川氏による性加害問題が、社会問題になって約1年。男の子の性被害があることを社会が広く認識するようになりましたが…
離婚後も共同親権を選べるようにする民法改正要綱案をまとめた法制審議会(法相の諮問機関)の家族法制部会では、参加委員21人のうち3人が反対を表明しました。そのうちの1人で、家庭内暴力(DV)に詳しいお…
待ち合わせは午前5時。SNSでやりとりして会うことにした男の住む神奈川県内の最寄りの駅だった。 当時、女性(20)は高校2年。バッグに制服を詰めて出かけた。 現れたのは、40歳ぐらいの会社員風の男。…
生きていく中で困難な問題を抱える女性を支援するための新法制定に向け、参院で開かれた超党派の勉強会で16日、新法の骨子案が示された。目的や基本理念に女性の福祉の増進や人権の尊重、男女平等の実現を掲げ、…
「チャプレン」と呼ばれる男性牧師から性暴力を受けたと民事裁判で認定された女性が21日、被害後に加害側を支持する声明などで名誉を傷つけられたとして、別の牧師3人とキリスト教系の新聞2紙を相手取り、計3…
1回2万円。しかも、1回だけではなく、少なくとも数十回は通う必要がある。それでも、本当に回復できるかは約束できない――。 都内に住む30代の女性は10年ほど前、性暴力による心的外傷後ストレス障害(P…
私立中学に通っていた1年のときだった。 仲が良かった男子にゲームをしようと誘われた。放課後に連れて行かれた駅のトイレで10人ほどの男子生徒に囲まれ、制服を脱がされ、押さえつけられた。 「やめろよ」「…
フェイスブックの創始者であるザッカーバーグは、娘にAugust(オーガスト)という名をつけるほど、ローマ帝国・初代皇帝アウグストゥスを敬愛しているという。彼が本当に「帝国」建設を目指しているかどうか…
子どもが性暴力被害に遭ったとき、家族や身近な人はどのように対応すればいいのか。 「初期に最も重要な役割をもつのは家族だ。家族や友人の態度や行動は、当事者の回復を左右する」 そう語るのは、40年以上、…
家出をした子どもが、SNSやネットゲームで知り合った男の家などで保護される事件が相次いでいる。 子どもを保護者に無断で家に泊めると、状況によって未成年者略取誘拐罪などに問われる。警察庁によると、未成…
大手芸能プロダクション「ジャニーズ事務所」の創業者、ジャニー喜多川氏(2019年に死去)から、所属タレントが性被害を受けていた疑いが浮上している問題をめぐり、ファンらでつくる団体が11日、第三者によ…
保育園のころだった。甲信越地方の40代の女性は、同級生に体を触られた記憶が今も頭から離れない。 保育園の教室に敷かれた昼寝用の布団で、寝られずに仰向けで天井を見つめていた。 薄暗く照明が落とされた部…
「ユー、失礼じゃないの!?」 元ジャニーズJr.の長渡康二さん(40)は電話口から聞こえてきた声をはっきりと覚えている。淡々とした口調だったが、怒っているとすぐわかった。 ジャニーズ事務所に入って4…
性暴力の被害にあったとしても、その後の周囲の対応やケア、治療によって、被害当事者は回復に向かって歩むこともできる。性暴力被害者の治療に携わってきた精神科医で武蔵野大学教授の小西聖子さん(65)に何が…
法制審議会(法相の諮問機関)の部会で議論が進む離婚後の子どもの親権を巡り、離婚や家庭内暴力(DV)、虐待など家事事件を多く手がける弁護士有志が15日、東京都内で記者会見し、導入が検討されている「共同…
今国会中の成立を目指して審議中の少年法の改正案について、「被害者と司法を考える会」代表の片山徒有(ただあり)さん(64)や刑法学者、弁護士らが6日、都内で記者会見し、反対の意見を訴えた。改正案は18…
その日のパンを得るために身を売った女性、母と祖父との間に生まれた女性、だまされて売春の世界に入った女性……。 その「村」に暮らすのは、多くが知的障害や精神障害を抱えた中で性的な被害や搾取を受け、家族…
「被害は一時的なものなのですが、今でも苦しみを抱えていて。たぶん、一生抜けないんだろうな、と思っていて」 かつて所属していた大学運動部の指導者から性暴力を受けていた女性は、5月初旬、今の思いを尋ねる…
那覇市に住む泉さつきさん(42)は、娘の日和(ひより)さんの声が聴きたくて、携帯電話の動画ばかりを見ている。 16歳の日和さんが台所で勢いよくキュウリを切った後、刺し身を手に「どのお皿?」と笑顔を向…
■作家・小川糸さん寄稿 私は「同志」だと思っている 初めて、「大久保真紀」という新聞記者の名前を意識したのは2013年の12月、「ザ・コラム」という欄で小泉元首相との会食について書かれた記事を読んだ時…
性暴力の被害者は、加害者に事実を認め、謝罪してもらいたいとの思いを強くもつ。しかし、その実現には多くの壁がある。被害者はどのように向き合っていけばいいのか。 トラウマ論に詳しい大阪人間科学大学特任教…
厚生労働省の有識者会議は先月、児童相談所が虐待などの疑いのある子どもを一時保護する際に新たな司法審査を導入すべきだ、とする報告書をまとめた。 一時保護は児相が子どもの安全を守るために実施する。保護期…
それは、思いもよらない連絡だった。 5年前、東京都内に住む女性(41)が当時12歳の長女(17)とスーパーで買い物していると、携帯電話が鳴った。 「娘さんが職員から性的なことをされた可能性があります…
■いま子どもたちは:いじめの過去と闘う【後編】 千葉市立の小学校5年の秋。2階の教室の窓から、ぼんやりとグラウンドをながめていた。 《死んだらそのままグラウンドの端に埋められるのだろう》 そう思ってい…
カトリック信者の女性が、外国人神父からの性被害を訴えたにもかかわらず適切な対応をとらなかったとして、神父が所属していたカトリック神言修道会(名古屋市)を相手取り、慰謝料として3千万円の損害賠償を求め…
性暴力の被害者が立ち直る力になるのが、同じような経験をした人が集まる自助グループだ。 近親者からの性虐待被害者でつくる「SIAb.(シアブ)」(東京都)を主宰するけいこさん(55)は、「自助グループ…
小学6年の担任になったときのことだ。 教員をしていた40代の男性は心がときめくのを感じた。ある女子が交換日記に「先生のことが好き」と書いてきた。 大学入学以降、交際相手がいない時期はほぼなく、性的な…