フランス語の勉強を休みすぎていたので、基礎から復習しようと、Grammaire progressive du françaisを始めた。日本の学習参考書と違い、版が大きいため、演習量が豊富で、しかも語彙が日常生活で使い易いものが多い。なぜ日本の教材は、版が小さく、問題が少なく、しばしば語彙が小難しいのだろう。
第三書房の『やさしいフランス語新聞』は、Le journal des enfants の記事を編集したもので、全3巻で110本の記事が読める。子供向きの新聞とはいえ、内容は大人びており、日本人のフランス語学習者にはちょうどよい。1990年代の記事が多く、フランスの通貨はフラン、日本は世界第二の経済大国だった。
これはJoan McConnell著『Language and Culture』(成美堂)の文章だったと思う。J. McConnellは文京学院大学で教鞭をとり、日本人向けに多くの英語の学習参考書を書いた。なお、この文章は人気があり、Z会の『速読英単語』だけでなく、中原道喜著『基礎英語長文問題精講』(旺文社)にも流用されている。
破産した第三書房の『やさしいフランス語新聞』。フランスのLe journal des enfantsの1990年代の記事を用いて、日本のフランス語学習者のために再構成した本。全3巻あり、其々約40本の記事が収録され、日本語解説もある(全訳ではない)。『ル・モンドで学ぶ時事フランス語』が難しすぎる人向き。