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首都圏在住のアラフォーリーマンです。趣味は読書、歴史、サウナ、スポーツ観戦、縄跳びです。小学生の頃から今に至るまで、会う人に「大学生?」と聞かれます。少し盛りました。 最近遅ればせながらツイッターを始めました。まだよくわかっていませんが、よろしくお願いします。無言フォロー失礼します。良ければフォローお願いします。

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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
タコの足は8本なのに何故10月? 10月を英語でOctoberという。タコのことはoctopusという。指摘するまでもなく、似ているよね? どちらもoctoという単語が入っているが、octoはラテン語で8を意味する。タコは足が8本あるからまぁ分かる。 でも、何で10月なの?イカと間違ったの?
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@kemkomakem
けんこまけん
5 months
エスキモー? 年齢がバレてしまうかもしれないが、自分が小学生の頃エスキモーと習ったのに、中学だか高校の教科書にイヌイットと載っていて「あれ?エスキモーじゃないの?」と思ったのを覚えている。 それどころか「エスキモーは差別用語だから使ってはいけない!」と聞いて衝撃を受けた。
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@kemkomakem
けんこまけん
9 months
それは1764年夏のことだった ある村で牛番をしていた少女が何者かに襲われた。傷つきながらも何とか逃げ帰り、大人達に助けを求めたことで事件が発覚。 当初、少女を襲ったのは狼であると思われた。しかし、少女自身が否定。頭も体も口も大きく、子牛程のサイズがあり、背には縞模様があった。
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@kemkomakem
けんこまけん
5 months
つまり、エスキモーという呼称は、誤訳されようがされまいが、差別表現には全く当たらないのだ。 こういう背景から、再びエスキモーという呼称が教科書にも復活したという次第。 日本でも安易にレッテルを貼って言葉狩りをすることが最近目につくが、眉に唾をつけて見た方がいいね。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
破門された者の末路 ドイツ語に「vogelfrei」という単語がある。フォーゲルフライと発音し「破門された」という意味を持つ形容詞。宗教用語なので、日常会話ではまず使わない。習うこともない。 この単語、ドイツ語を勉強した人ならわかっていただけると思うが、ものすごく響きが良い。
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@kemkomakem
けんこまけん
5 months
仮に「生肉を食べる人」という意味であっても、それを非文化的とすることこそが差別であろう。 “火を通すことこそが文化的で、生物(なまもの)をそのまま食べるなんて野蛮極まりない”という、西欧的な価値観を勝手に押し付けたに過ぎない。 傲慢と言っても良いかもしれない。
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@kemkomakem
けんこまけん
5 months
まぁ、そんなもんかと思って早や数十年、最近の教科書ではエスキモーの表記が復活しているというから再びビックリ。 どうしてこんなことになったのだろうか? そもそも、エスキモーというのは、カナダ北部、アラスカ、グリーンランド、シベリア等の北極海周辺で狩猟採集をする先住民のことを指す。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
説明しよう。 これはイカと間違ったわけでは無い。Octoberは元々8番目の月、つまり8月だったのだ。 時代は遡る。古代ローマ時代。初めて暦が出来たのは紀元前8世紀頃。初代の王Romulusロムルスが定めたとされる。このロムルス歴は農作業の時期を示すためのものだった。
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@kemkomakem
けんこまけん
5 months
そもそもカナダ以外のエスキモー達はエスキモーと呼ばれることに違和感を感じていない。 エスキモーは「生肉を食べる人」の意味と書いたが、元々は「かんじきを編む人」を指し、それが誤訳され、広まった結果なのだ。 スタート地点からして違っているし、誤訳であったとしてもよく考えたらおかしい。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
消えた町 2009年、その町は完全に消えた。 あらゆる記録から抹消され、その町に続く道も閉鎖された。 現在、かつての町の面影を残すものはほとんど無く、ゴーストタウンと呼ぶにふさわしい。いや、ここではゴーストすら住めないかもしれない。
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@kemkomakem
けんこまけん
5 months
実はイヌイットという言葉は、カナダのエスキモー達が使う言葉であって、アラスカやシベリア等のエスキモー達の間では使われない言葉なのだ。 彼らはユピックやイヌピアット等と称しており、カナダのエスキモーとは異なる集団である。 要は勝手に一緒にしてくれるなということ。
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@kemkomakem
けんこまけん
5 months
そんな経緯で、カナダでは原住民の言葉で、広く「人」を意味する「イヌイット」という呼称が採用された。 この動きを受けて、1990年代に遠く日本でもエスキモーからイヌイットの呼称に変わったという訳だ。 ところがである。 肝心のイヌイット達が「イヌイット」という呼称に異議を唱えたのだ。
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@kemkomakem
けんこまけん
5 months
個別の民族の名称というよりは、総称として広く使われてきた言葉である。 ところが、1970年代に入りエスキモーという呼称が問題視されるようになった。 「エスキモー=生肉を食べる人」を意味し、先住民を差別する蔑称とされたのだ。 ちょうど公民権運動真っ盛りの頃である。
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けんこまけん
2 years
これが今のAugustオーガスト、8月ね。これでようやく全部出揃ったかな。ふう。 普段何気なく使う月の名称も、こうして見るとドラマがあって面白いね。 そうです。エピソードは皆さんの足元に転がっているのです。
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@kemkomakem
けんこまけん
9 months
今もジェヴォーダン地方にはシャステルを英雄と讃える碑が残る。 彼は何者だったのか?そして、ジェヴォーダンの獣とは何だったのか? 近代化により科学が因習や迷信の闇を払うその刹那、まるでそれに抵抗するかのように起きた未解決事件。 その獣は姿を変えて今もあなたの側で牙を研ぎ続けている。
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けんこまけん
2 years
そのため、暦は種まきをする春から始まり、収穫をする秋で終わる。 最初の月はMartiusマルティウスと言い、戦いの神マルスの月。春は戦いを始めるにも良い季節だからね。 見て分かる通り、これはMarchマーチ、今の3月ね。今の3月が元々は1月だったという訳。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
2月はギリシャ神話の愛と美の女神Apqroditeアプロディテの月、Aprilisアプリリス、これはAprilエイプリル、今の4月ね。 3月は豊穣の女神Maiaマイアの月、Maiusマイウス、これはMayメイ、今の5月ね。 4月は穏和なる結婚の守護神Junoユノの月、Juniusユニウス、これはJuneジューン、今の6月ね。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
でも、まだ変なの混ざってるね。QuintilisとSextilisは今存在しない。 これは紀元前46年にJulius Caesarユリウス・カエサルが自分の��まれたQuintilisを自分の名前Juliusユリウスに変えちゃったのね。これが今のJulyジュライ、7月になった。 ちなみにトランプのダイヤのキングもこの人がモデルね。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
ここまではまぁ良いんだけど、問題はこの先。これ以降は元々ラテン語の数字が当て込まれているのね。 5月はQuintilisクインティリス。 6月はSextilisセクスティリス。 7月はSeptemberセプテンバー。 8月はOctoberオクトーバー。 9月はNovemberノーベンバー。 10月はDecemberディッセンバー。
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けんこまけん
2 years
現実の残酷さを言葉の響きのキレイさで隠したのか、それとも残酷さを皮肉ってあえてキレイな言葉で装飾したのか…よくこんな言葉思い付くよね。ワードセンス尊敬するわ。 最後にこれだけ覚えて帰ってくれよな。 「訓読みの訓(クン)は、音読みです」 ー 完 ー
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
約600年後の紀元前153年にこのヌマ歴が改定されて、11月と12月が最初に回って、1月、2月になった。 この結果、7番目の月Septemberが9月、8番目の月Octoberが10月、以下同様…となった訳。 これでようやく謎が解けた。
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けんこまけん
2 years
世界三大美女って誰? 楊貴妃、クレオパトラ、小野小町と答えたあなた、正解であり不正解でもある。 え、どういうこと? 要は日本では正解、日本以外では不正解ということ。日本以外では「小野小町って誰?」となる。前2人は世界共通であるが、実は3人目は“ローカル枠”なのね。(諸説あり)
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けんこまけん
2 years
11月。門の守護神、戦いの神である双面神Janusヤヌスにちなんで、Januariusヤヌアリウス、今のJanuaryジャヌアリー、1月ね。 そして12月は贖罪の神Februusフェブルウスの月、Feruariusフェルアリウス、今のFebruaryフェブラリー、2月。ってな具合ね。 これをヌマ歴という。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
ラテン語では5がquinque、6がsex、7がseptem、8がocto、9がnovem、10��decemね。 前述の通り、農作業の期間しか暦が無いので、この時点では11月と12月は無い。 これじゃあちょいと不便だということで、第2代の王様ヌマ・ポンピリウスという人が2ヵ月加えた訳。
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けんこまけん
9 months
場所はフランス南部のジェヴォーダン地方。ルイ15世の統治下である。 同地は山岳地帯であり、貧しい農民が肩を寄せあって暮らしていた。 当時、この地方は狼と共生せざるを得ない環境であり、危機回避のため少女であっても狼のことはよく知っていた。 その彼女が「違う」と言うのだ。
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けんこまけん
2 years
カエサルの妹の孫のAugustusアウグストゥスが、対立するアントニウスとクレオパトラの連合軍を破ったアクティウムの海戦。 この後、彼は初代ローマ皇帝となる訳なんだけど、このアクティウムの海戦を記念して、紀元後8年にこの戦いが起きたSextilisをAugustusアウグストゥスに変えたのね。
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9 months
いつしか、誰が言うともなくこの獣は「ジェヴォーダンの獣」と呼ばれるようになった。 被害者の数は、文献や資料によって異なるが80名~120名にのぼる。犠牲者のほぼ全てが女性や子供であった。 ジェヴォーダンの獣が暴れまわること約1年。ついに噂がパリのルイ15世の元に届いた。
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けんこまけん
2 years
彼らの遺体は埋葬することすら禁じられているのだ。 つまり「遺体は鳥(vogel)が自由(frei)に、ついばむに任せなさい」ということ。この状態を指してvogelfreiと言う訳。まるでチベットの鳥葬みたいな感じだけど、それより酷い。葬ってすらいないからね。ただ放置するだけ。
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9 months
大人達が首をかしげているうちに、別の村で犠牲者が出た。幼い少女が内臓を食い荒らされた無惨な状態で発見されたのだ。 以降、同様の事件が頻発する。目撃者は異口同音にこう言った。 「あれは狼ではない」と。 男達は武器をとり、集団で守りを固めたが、それを嘲笑うかのように凶行が続いた。
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ルイ15世が5歳で王位に就いてから50年が経過しようとしていた頃のことである。 とうの昔に好奇心など失くしていたが、ジェヴォーダンの獣には珍しく興味を示した。 住民に同情したからではない。魔獣や狼人間などの非科学的なものを信じる無知蒙昧が許せなかったのである。
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9 months
一件落着と思いきや、3カ月後に再び犠牲者が発生。その後も被害は続いたというから、現地住民からしたらたまったものではない。 しかし、その訴えがパリの王宮に届くことはなかった。 事件は既に解決済みなのだ。絶対王政の時代である。ルイ15世がそう決裁したら、そうなのだ。
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「ジェヴォーダンの獣による一連の事件は、シャステルが飼っていた猛獣によるものだった」 そう考えれば、獣が祈祷の終わるのを待っていたのもわかるし、シャステルが至近距離に近づけるのもわかる。 おそらく獣は飼い主であるシャステルに餌をもらえると思ったか、撫でてもらえると思ったのだろう。
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その状況を見かね、アントワーヌ・ボーテルヌという狩人が派遣されたことで事態が動く。 体長170cm、体高80cm、体重60kgの狼を仕留めたのだ。 ボーテルヌはこの魔獣とともにパリへ帰還し、ルイ15世にこの魔獣の剥製を献上した。 ルイ15世は大層喜び、ボーテルヌは褒賞金と勲章を授与された。
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けんこまけん
9 months
かくして彼はジェヴォーダンの獣を捕らえるよう、懸賞金をかけるとともに、竜騎兵を派兵した。 彼らはピカピカのマスケット銃で武装し、上品な馬にまたがってやってきたが、成果が上がらないどころか、彼ら自身の下品な振る舞いにより、著しく評判を落としていった。
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けんこまけん
9 months
これが何を意味しているかというと、シャステルと獣の距離が限りなく0mに近かったということである。 殺戮の限りを尽くした獣にそこまで近づくことができたシャステルとはいったい何者なのだろうか? 実は、一夜にして英雄になる前、彼は村の嫌われものだった。
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けんこまけん
9 months
しかし、王の信頼は取り戻せても獣に食い殺されては元も子もない。そんな危ない橋は渡れない。 こうして彼は適当に射殺した狼を使って、“魔獣狩り”をやったと見せかけたのだ。つまり、彼は詐欺師だったという訳だ。 実際、彼が射止めた狼は大型ではあるが極端に大きいというものでは無い。
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けんこまけん
9 months
彼は聖母マリアが刻印された銀のコインを溶かし、銃弾として携行。森へと向かった。 300人の住人が協力して獣を追い詰め、シャステルの前についにジェヴォーダンの獣が姿を現した。シャステルはその時祈祷の最中であったという。 獣はどういう訳かその祈祷が終わるのを待った。
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けんこまけん
9 months
獣はパリに持ち込まれたが、既に“解決済み”で興味を失っていたルイ15世は、暗い目をしたまま処分を命じたという。 まぁ、獣による被害も無くなったし、めでたしめでたしと言いたいところであるが、引っ掛かる部分がある。 獣の最期の場面、なぜ獣は祈祷が終わるのを待っていたのだろう?
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けんこまけん
9 months
そして、祈祷が終わり次第、シャステルは銀の銃弾を獣に撃ちこみ、ついにジェヴォーダンの獣の討伐を成し遂げたのだ。 これ以降、ジェヴォーダンの獣による被害はピタリと止み、平和な日常が戻った。 英雄となったシャステルは教会から褒賞金を授与されている。
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@kemkomakem
けんこまけん
9 months
また、1819年までその狼の剥製が展示されていたことは確認されているが、その後現在に至るまで行方不明となっている。 とにかく、政府はもう頼れない。こうなったら、自分達で何とかするしかない。 1767年、ジャン・シャステルという地元の猟師が立ち上がった。
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@kemkomakem
けんこまけん
9 months
ちなみに、ボーテルヌに対しては当時から懐疑的な声があった。 現地に派遣される前まで、彼はルイ15世から悪印象を持たれていたらしい。 絶対王政の中で、王の不興を買ってしまうのは命取りになりかねない。 焦った彼が王の信頼を取り戻すべく“魔獣狩り”に立候補した。
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@kemkomakem
けんこまけん
9 months
粗暴で酒を飲んでは暴れまわっため、村の皆から鼻つまみ者として蔑まれていた。 奇妙なことが判明している。 シャステルは度々投獄されていたのだが、その期間はジェヴォーダンの獣による被害が著しく少ないのだ(異論もある)。 以上より導かれる結論はこうである。
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@kemkomakem
けんこまけん
9 months
ちなみに、人間説は1番可能性が無いように感じるが、根拠が無い訳では無い。 というのも、言葉を話したり、直立したり、扮装していたりと、明らかに人間の犯行であったケースが複数報告されているのだ。 これらはジェヴォーダンの獣に便乗した悪質な犯行であったと見るのが妥当であろう。
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@kemkomakem
けんこまけん
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また、シャステルは30mの距離から獣に発砲したと言われているが、銀のコインを溶かした弾丸を使用していたところに疑問符がつく。 銀は鉛と違って固いため、当時の銃では弾道を安定させることが非常に難しいのだ。 それをシャステルは1発で命中させている。
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@kemkomakem
けんこまけん
9 months
犯人がシャステルだったとして、まだ謎が残る。 彼が飼っていた獣とは何だったのか?そしてなぜ人々を襲わせたのか? 彼が飼っていた獣については、現在も全くわかっていない。やっぱり狼だ、いやいやあれはハイエナだ、ああ見えて実は人間だった…等、枚挙に暇がない。
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@kemkomakem
けんこまけん
9 months
ジェヴォーダンの獣の被害にあった地域は、カトリックの地域とほぼ一致しているため、弾圧されていたユグノーによる反撃だったのではというのだ。 真実は闇の中であるが、シャステル犯人説には一定の説得力がある。 ただ、結局のところ、250年という時間が全てを忘却の彼方へと追いやってしまった。
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@kemkomakem
けんこまけん
9 months
獣の正体は不明であるが、シャステルが人を襲わせた動機についてはいくつか説がある。 褒賞金目当てだった、村人達に恨みがあった…等、どれも動機としては有力だが、同じく有力な候補として宗教抗争がある。 シャステルはプロテスタント(ユグノー)もしくはその協力者であったらしい。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
ナイスですね ふと、英語のniceの語源って何だろうと思って調べてみたら、スゲー連想ゲームで笑ったわ。 元々、ラテン語のnescius(ネスキウス)という単語だったらしい。意味は「無知な」や「愚かな」でクッソネガティブな言葉みたいね。これが12世紀イギリスに入ってきたところからゲームスタート。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
vogelは英語で言うとbird、要は鳥ね。freiを英語にするとfree、これは自由という意味だね。 つまり、言葉の響きだけ聞くと、鳥が自由に飛び回るようなイメージなので、ネガティブな要素は全く感じられない。それが何で破門というワードにつながるのか?
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
中世ヨーロッパではカトリック教会が絶対だった。人々に信仰の自由などは無く、産まれてから死ぬまでカトリック教徒であることが求められた。 “カトリックに非ずんば、人に非ず”を地でいく社会だったのね。それを象徴する出来事として有名なのが「カノッサの屈辱」。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
はじめこの言葉の響きとその意味するものを聞いた時、「破門されることで、カトリック教会という枠組みや規範から、まるで鳥が大空を羽ばたくように自由になる」から、こういう“ポジティブな”ワードが産まれたのかなと理解した。 しかし、真相はまるで違う。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
カトリックのローマ教皇は皇帝すら凌駕する力を持っていた訳ね。こんなカトリック教会が支配する社会で破門されたらどうなるだろうか。 まず、家、土地、田畑、その他財産が全て没収され、文字通り身ぐるみ剥がされて路上に放り出される。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
破門された人間に関わった者は、同じく破門されてしまうため、誰も彼らを助けようとはしない。見て見ぬふりをされるのね。逃げようにもヨーロッパ中がカトリックなので逃げようがない。 水も食料も得られなくなると、命を繋ぐことができず、当然ながら死んでしまう。しかし、恐ろしいのはこれから。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
雪の中、裸足で飲まず食わず3日間立ったまま許しを乞うたというのが定説となっているが、実際にはそこまでではなく、かなり脚色されたものらしい。 ただ、謝罪が受け入れられ、破門が解除されたのは事実。この出来事を指して「カノッサの屈辱」という。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
1077年、カトリック教皇グレゴリウス7世が、対立したローマ王(後に神聖ローマ帝国皇帝になる)ハインリヒ4世を破門に処した。 ハインリヒ4世は、破門を解いてもらうべく、グレゴリウス7世が滞在していたカノッサ城を訪れ、許しを乞うた。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
デッド・オア・アライブ ドイツ語に「entscheiden」という単語がある。エントシャイデンと発音する。「決断する・決める」という意味を持つ。 ドイツ語では比較的初期に習う言葉で、実際に使える場面は多い。 確かに、日常生活は決断の連続である。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
カフカは海を見たのか 海辺のカフカという小説がある。読もう読もうと思いながら、忙しさにかこつけて未だに読めていない。なので内容には触れない。しかし、この小説が発刊された際、学校の先生が言っていた言葉が今も記憶に残っている。 「カフカって海見たことあるのかな…」
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
アメリカ、ペンシルベニア州コロンビア郡セントラリア。 1854年に開発が始まったこの町は、当初セン���ービルという名であった。 しかし、近郊に同名の町があったため、郵便物の誤配が相次ぎ、困った郵政省からの要求で1865年に現在の名前に変更されたという逸話を持つ。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
ナポリは日暮里である。キリッ もう一度あえて言おう。ナポリは日暮里であると。 ページを閉じようとしたそこのあなた、ちょっと待ってほしい。最後まで読んでくれれば真意はわかるはず。 東はインド、西はヨーロッパにかけて、インド=ヨーロッパ語族という言語集団がある。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
この町は、かつて栄えた。アメリカの産業を支えるエネルギー源を産み出し、この国に活力をもたらした。 しかし、多くの人が産まれ、暮らし、亡くなっていったセントラリアはもう無い。 この町は、この地��生きた人々の“夢の跡”を飲み込みながら、今も燃え続けている。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
1992年、政府は町に残っていた建物を接収。そして2002年には、かつて町の名前を変えさせた郵政省が、セントラリアの郵便番号を抹消した。 そして前述したように、2009年、ペンシルベニア州政府が、最後まで残っていた住民の強制退去を執行。 町は完全に放棄された。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
エネルギー源が石炭から石油に置き換わったからでは無い。石炭が採れなくなったからでも無い。 悲劇はある日突然訪れた。 1962年5月、地元の清掃作業員が古い炭鉱の近くでゴミを燃やしていた。その日は風が強かったらしい。 風に煽られて、火が地下の鉱脈に燃え移ってしまったのだ。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
火は燃え広がり続けた。なんとか食い止めようと、様々な策が講じられるが、莫大な費用をかけたその試みは全て失敗に終わった。 消火は断念された。 自然鎮火を待つ以外に残された道はもう無い。鎮火までにあと250年程かかると見られている。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
また、石炭が燃え続けることで空気の状態が著しく悪化。高濃度の一酸化炭素や二酸化炭素により、住民の健康被害が続出してしまう。それでもしばらくは1000人以上の人が住み続けた。 しかし、決定的な事故が起きてしまう。 1981年、地下水が蒸発して失われた結果、大規模な地盤沈下が発生した。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
そこに少年が転落し、有毒ガスに巻かれてあわや死にかけるという事態になってしまった。 このままではいずれ大惨事が起きることは明白である。 1984年、アメリカ政府は立ち退き料に4200万ドルを費やし、住民の移住を促した。これにより、町はゴーストタウンと化していった。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
ハリウッドにとっての映画、ニューヨークにとってのウォール・ストリート、ワシントンにとってのホワイトハウス、そしてセントラリアにとっては石炭がそれに当たる。 この町は良質な無煙炭が採れる炭鉱の町として、約100年にわたって繁栄した。 しかし、全て過去形である。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
鉄をめぐる謎 鉄。iron。Eisen。le fer。planchar… 全て鉄という意味の単語である。 包丁や釘、針金、車のボディ、スプーンにフォークと、皆さんの身近にも沢山の“鉄”があることだろう。 なんてことない、極々ありふれた物質。同時に、人類の文明の基盤を支えている大事な物質でもある。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
言葉の血縁関係 ハンブルク、アウクスブルク、マグデブルク、ブランデンブルク、ローテンブルク、ザルツブルク…さて、共通点は何かおわかりだろうか? そうだね、○○ブルクだね。 この“ブルク”はドイツ語圏の地図を眺めるとあちらこちらで見かけるが、何を意味するかご存じだろうか?
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
悪魔の足跡 ドイツ、バイエルン州の州都ミュンヘン。ドイツ南部を代表する大都市であり、経済・文化の中心である。1871年のドイツ帝国成立まではバイエルン王国の首都として繁栄した。 その町のランドマークとなっているフラウエン教会(聖母教会)の内部に“悪魔の足跡”がある。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
堕落の象徴を祀る教会 キリスト教において、蛇は悪と堕落を象徴する存在として描かれる。楽園で暮らしていたアダムとイブに禁断の果実を食べるようにそそのかしたのも蛇だよね。 しかし、そんな蛇を盛大に祀る教会があるのをご存知だろうか?
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
名前としてのイング 欧米には「~の息子」とつく姓が結構ある。 ジョンの息子でジョンソン、ドナルドの息子でマクドナルド、ブライアンの息子でオブライアン、ハンスの息子でハンセン、イワンの息子でイワノフ… これらは父と子の折り目正しい家系の続き柄を示しており、父系社会の名残とも言える。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
特にシリーズ化するつもりは無いんだけど、言葉繋がりということで、一応貼っときますね。 よかったらこっちも見てくれよな!
@kemkomakem
けんこまけん
2 years
デッド・オア・アライブ ドイツ語に「entscheiden」という単語がある。エントシャイデンと発音する。「決断する・決める」という意味を持つ。 ドイツ語では比較的初期に習う言葉で、実際に使える場面は多い。 確かに、日常生活は決断の連続である。
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@kemkomakem
けんこまけん
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なので、色んな国の人にインタビューすると、皆その国の“ローカルスター”を挙げてて面白い。 一応、3人目はヘレネとするのが一般的みたい。 昔、この話で盛り上がったことがあったが、エジプトの人がネフェルティティを挙げた時は皆流石に唸ったね。確かに強過ぎる…
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
スタンといえば… ウズベキスタン?カザフスタン?それともトルクメニスタン? いやいやこんなもんじゃないよね。タジキスタンとかキルギスタン、パキスタン、アフガニスタン…とまぁ、中央アジアに目を向けるとこの○○スタンは山のようにある。 このスタン(stan)って何かご存じだろうか?
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
消えた文明の謎 世界四大文明と言えばエジプト文明、メソポタミア文明、インダス文明、黄河文明である。 しかし、四大文明という呼び名は学術的な用語でも国際的な用語でも無い。日本や中国の一部でしか言われない通俗的な呼び名らしい。 とはいえ、これらの文明が古代に花開いたことは間違いない。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
ブルーオーシャン 1948年の冬、アメリカ北部のミシガンで、ケイ・ドレイパーという若い女性が困り果てていた。家の中が真っ黒になってしまったからだ。 何でこんなことになったのだろうか? 答えは猫である。猫用のトイレに使うために積んでいた砂が凍ってしまったので、仕方なく灰を使ったのだ。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
QWERTY これ、何かおわかりだろうか? 手元のPCを見ていただければ一目瞭然であろう。そう、キーボードの左上のアルファベットの並びである。 この配列に疑問を持つ人はそう多く無い。皆、「そういうものだ」と思って、当たり前に受け入れている。 しかし、なぜこの配列なのだろう?
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
小鬼の穴 南ドイツにそう呼ばれる地下迷宮があるのをご存知だろうか?現在ではエルドシュテーレと呼ばれている。 ドイツ・バイエルン州のミュンヘン近郊に存在するが、実はそこだけでなく、南ドイツ一帯に700以上も存在するというから驚きである。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
野球場といえば? そうだね、ホットドッグだね。 実際にアメリカの野球場では、入場者の70%がホットドッグを食べるらしい。ハンバーガーと並んでアメリカを代表する料理だね。 しかしよく考えてほしい。ホットドッグのドッグって犬だよね。犬肉が使われている訳では無いのに、なんでホットドッグ?
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
謎の音 それは、1997年の夏のことだった。 太平洋に設置されたアメリカ海洋大気庁(NOAA)のマイクが奇妙な音を拾った。長さは1分程であり、周波数がみるみる増大し、プツリと切れた。 「ブループ」と名付けられたその音は、その年の夏の間に何度か聞かれたが、それ以降途絶えてしまった。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
似たようなエピソードを以前書いたので、念のため貼っときますね。ちなみに少しだけ自己模倣してます。
@kemkomakem
けんこまけん
2 years
そのウルウルするやつ ウルウルといっても涙が出るような感動する話では無い。うるおうという意味で使った。我が家にもあるが、とある保湿剤の起源を今日は取り上げたい。 アメリカ・ペンシルベニア州タイタスビル。 もしかしたらこの名前を聞いたことがある人もいるかもしれない。
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@kemkomakem
けんこまけん
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「無知な」⇒「恥ずかしがりな」⇒「気難しい」⇒「繊細な」⇒「正確な」⇒「親切な」⇒「上品な」⇒「素晴らしい」「感じが良い」に変遷していったらしい。 無知は恥ずかしいから無口になる。無口な人は気難しそうに見えるよね。気難しい人は細かいから繊細だよね。
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@kemkomakem
けんこまけん
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ハーメルンの笛吹き男 ハーメルンの住民は困っていた。町中ネズミが溢れかえっていたのだ。このままでは病気が蔓延する。 そんな時派手な服装をした男がこの町にやってきて、こう提案した。 「ネズミを駆除するから高額の報酬をくれ」と。 住民は彼の提案にのった。 「どうせできっこないだろう」
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
そして今後も変わりそうなところがなお良し。スポーツで一方的な展開になった時なんかに、皮肉を込めて「ナイスゲーム」と言ったり、ネガティブな場面で、半ばおふざけでniceが使われることも多いからね。 数世紀後には「21世紀ではポジティブな意味だったらしい」と言われているかもしれない。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
水の都のタブー 前回に引き続いてヴェネツィアの話。ちょっと長いけど、お願いだから最後まで読んでね。 ヴェネツィアには見どころが沢山ある。サン・マルコ寺院、リアルト橋、カナル・グランデ、そしてサン・マルコ広場とそこに立つ鐘楼。鐘楼の上からの眺望は一見の価値がある。
@kemkomakem
けんこまけん
2 years
今日はベネツィアについて書きたい。唐突にベネツィア?何で?となるかもしれないが、シンプルに好きなんですよ。めちゃくちゃ綺麗というミーハーな理由もあるけど、歴史とか本当に面白いんだよね。 今までに2回行ってるけど、死ぬまでに100回行く予定なので、後98回行くつもり。
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@kemkomakem
けんこまけん
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世界一長寿の薔薇 花の命は短い。薔薇の寿命は数年~数十年とのこと。思ったより長いなと思ったが世界記録ともなると桁が違う。 その薔薇はドイツ、ニーダーザクセン州のヒルデスハイムの聖マリア大聖堂にある。伝説によると1200年もの長寿を誇っているというから驚きだ。 その名も「千年の薔薇」。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
人の前で抜刀した場合、それは相手に決闘を挑むことを意味する。剣を抜いたら最後、後戻りはできない。その先にあるのはデッド・オア・アライブ。それ以外の選択肢は無い。 つまり“決める”の重さが段違いなのよ。退路を完全に断って、死んでも突き進むくらいの時じゃないと、この単語は使わないのね。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
砂糖の辛い話 砂糖を見た最初のヨーロッパ人は誰か? 諸説あるが、その候補の1人がこの人。アレクサンダー大王である。 紀元前325年、彼が行った東方遠征の土産話として「インドには蜂無しに出来る蜜があった」と伝えており、これがヨーロッパ人と砂糖との出会いではなかったかと言われている。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
繊細な人は“失敗しないので”正確だし、相手の立場を慮れるので親切にもなるわな。そしてそんな人って上品だよね。 という案配でどんどん意味が変化していったみたい。まぁ、“どんどん”と言っても600年くらいかけてだけどね。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
つまり、entscheidenという単語の元々の意味は、「鞘から剣を抜く」という動作を表しているのだ。 ちなみにこのScheideという単語、人前であまり使わない方が良い。剣を受け入れる鞘の様子から派生して女性の性やめよっかこの話。 話を戻す。剣を抜くという動作は、それだけで重大な意味を持つ。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
あなたはまだ本当の静寂を知らない 冬の夜は空気が澄んでいる。自分語りになって申し訳無いが、子供の頃に住んでいた家では、冬の夜にだけ電車の音が聞こえた。 自分の部屋で電車の音が聞こえると、「もう冬か…」なんてセンチメンタルな気持ちになったものである。
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@kemkomakem
けんこまけん
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前置きが長くなったが、今日取り上げるのはネフェルティティ。 ミタンニ王女ともエジプト貴族の娘とも言われるが出自は不明。絶世の美女として名高いが、そもそもこのネフェルティティという名前は「美しき者、来たり」という意味を持つ。 1912年に発見された胸像が有名だよね。
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@kemkomakem
けんこまけん
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ほぼ実話 私「今日、13日の金曜日だね!」 後輩「そうですね。今日1日頑張れば休みですね。」 私「おぉう…」 後輩「ん?どうしたんですか?」 私「いや、あの、ジェイソンが…」 後輩「ジェイソン?そんな人取引先にいましたっけ?」 私「もういいんだ。頼むから少し1人にしてくれないか…」
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@kemkomakem
けんこまけん
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WD-40の秘密 家庭用防錆潤滑剤として販売されている製品の商品名である。 日本での輸入代理店はコロコロと変わっているが、現在ではエステー社が販売している(沖縄以外)。 この商品は錆を防ぐだけでなく、固くなったネジやボルトを外したり、レゴを外すのにも使われたりする。
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@kemkomakem
けんこまけん
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そういや、ヒ◯ラーがよく使ってた気がするわ。 軽々しく使うと、軽薄な人に見られるから皆も使う時は注意してね…て、一生使わんわ! 普段何気なく使う言葉の裏にも色んなストーリーがある。これもまた歴史の1つね。
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@kemkomakem
けんこまけん
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正式名称とは 普段英国のことをイギリスと呼んでいるが、実は微妙な表現ではある。 結構有名ではあるが、イギリスの正式名称をご存じだろうか? 「グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国」であり、日本語での国名としては実は最長であるらしい。
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@kemkomakem
けんこまけん
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消えた軍団の謎 レギオン。 ヨーロッパ世界に覇を打ち立てた古代ローマの軍団のことである。 最盛期、北はスコットランド、西はスペイン、南はサハラ、東はペルシャ湾を支配した古代ローマの中心には、いつもレギオンが存在した。 時代によって異なるが、各軍は約5000人の兵士からなる。
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@kemkomakem
けんこまけん
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難攻不落の要塞 ジブラルタル。 スペイン最南端の岬で、面積約6.5k㎡。山手線の内側の10分の1程度の広さで、域内は巨大な石灰石の岩山が多くを占めている。 対岸のアフリカ側のセウタの岩山と共に、地中海の出口にそびえ立つ門柱のごとく佇む。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
entscheidenはent(エント)とscheiden(シャイデン)に分かれる。 entというのは接頭語で、物と物が離れるようなイメージを持つ。 scheidenはScheide(シャイデ)という名詞から派生した言葉なのだが、Scheideは「剣の鞘」を意味する。
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@kemkomakem
けんこまけん
2 years
不可解な言葉を話す人々 古代においては、自分の見知った場所で、自分の見知った人々と、自分の見知った言葉で会話する…これが生活の全てであった。 言葉が同じということは価値観が同じということでもある。 そのような中、自分の知らない言葉を話す人々の存在は恐怖であったと思う。
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