@totokiru217
20↑フォローフォロバはご自由に…愛しい相方様達→ @DokusonY83834 @takoc_030_ メイン何でもあり垢→ @tibinii1019 こちらはオリズ中心の創作垢。AU系も呟きますリーパーさぁん好き…もし自分宛やうちの子を描いて下さった方はFAタグへよければお願い致します…→#ちぃの巣 #ちぃの分身
@skelecas
@on4oi
@kuro_12_13
@Mahalai999
@XiangCai21376
@ahmetgurgen27
@CJanpree
@Ayb4Ayb
@SmaundaELpN
@ghxsteaves
@2002outubro
@stw46
@ayashii_kaeru
@riwooo_ooo
@moto_shingo
@koreonisan
@giselleduce101
@bokeplokalmalam
@mfh5995
@JRamos46961559
@iam_damayor
@st_maiii
@okasinako_01
@Toey_liso
@Groxtl
@GMV652003
@bbnnuuyy_
@urwizards
@L02683236L
@BlueCollarClub
@QBCoachWilliams
@stwdoods26201
@qwert41085520
@ClearFocusMovie
@MiraiKurama
@lem_lem10
『はぁ…けーくんどこにいっちゃったのかな…』 最近、けーくんの姿を見ていない。 たまにいないことはあったから、多分どこかに出かけているのだろう。またナンパでもしてるのだろうか? だけどこんなに長くいないことは珍しい。むしろ今までなかったような気さえする。久しぶりにまた肩車とかしよ...
濃霧に包まれた遊園地内にて、今宵始まりますは親睦会という名の、 『鬼ごっこするよー!ルールは説明した通り、鬼への直接的な妨害、攻撃はなし!間接的な妨害は怪我をさせない程度にはよしとするよ。入っちゃいけないのはホテル内のみあとは自由!この霧が一番薄くなるまで逃げ切れば勝ち。ちなみに...
俺がまだこの廃遊園地に来て日が浅くもなく深くもない頃だった。暇な時は賞金付きの指名手配犯にも関わらず、もっぱらフラリと気ままに外へ酒を飲みに出かけていた。今でも時々酒の調達やらで出かけることはあれど、当時と比べればかなり頻度は減っている。ナンパは別だ。する時は酒は抑えて飲むように...
『ケイトさん、また実験室のアルコール盗みましたね?』 不自然に空いた棚の空白を指でコンコンとノックしては、コツコツコツ…とゆっくり奥から歩み寄ってくる。 『いやー…ちょ、ちょっといつも飲んでる酒切らしちまっててぇ』 『仏の顔も三度までという言葉、ご存知ですか?』 そして作られた満...
夜の明けないこの場所で、賑やかだった光の過去を依代に、彼らは朽ちることなくそこにいた。点々と園内に置かれた街灯に照らされながら、今日も変わらず霧の中に静然と佇んでいる。が、 『てめぇ俺が呑もうとしてた秘蔵の酒飲んだだろ?!』 吸っていたタバコをダンッ!と踏みつけながらキレ散らかす...
ゴロゴロゴロ…ゴロ… 『うぅ…』 外は大雨。カーテンを閉めていても雷の音は嫌でも聞こえてくる。近くに落ちればそれだけ大きな音が襲っ��くる。空が一瞬光る様子でさえも怖くてたまらない。 落ちてきたらどうしよう…落ちて、燃えて、怪我して、いなくなってしまったら… 朧気な記憶の中で木の下...
カチカチとどこか調子の悪そうな電灯の下にて煙草を吹かす。今日は少々霧が濃いが、そのうち晴れてくるだろう。 『フゥ…だーからダメだって言ってんだろ?』 『1本だけでいいから〜』 ケイトの肩をグラグラと揺すりながら強請ってくるこの男、ちゃんと未成年である。 それを知っていてケイトはあ...
数多の世界が散らばっている。 世界を移動する者は、その世界に何かを求め、何かを探してやってくる。 『フゥ………(今日はやけに静かだな)』 或いは自分の意思に関係なくそこにたどり着いた、なんてこともあった。 『…あれ?』 しかしある時、なんとなく誰かに招かれた気がしたという者がいた。...
林に囲まれたとある花畑の中心。 たんぽぽとその綿毛のような子達が、通りがかった若い旅人の読み聞かせに目を輝かせていた。 彼らからの贈り物である花冠を頭に被せ、紙の端が所々破れたページをゆっくりと捲っていく。 『枯れていた土に雨が降り、晴れた空には虹がかかりました。そしてあっという...
とある雪の降る日だった。 相変わらず静かで物寂しい場所に、自分以外のソウルの気配を感じた。 『(急に現れたな…ショートカットか?)』 どうやら自分と同類のモンスターがこの世界にやってきたらしい。珍しくもないが厄介なやつだと面倒なので、先にその姿を見ておこうと近くまでショートカット...
小さく深い水溜まりの中で泳ぐ、一匹のカエル。誰かが気づかなければ、誰かの手か足か、あるいは意図的に、それでいて簡単に消えてしまいそうなほどの存在感しか持たない小さな命。 『…そこじゃ狭いだろう』 井の中の蛙という言葉があるが、きっとこういうことなのだろうなとしみじみ思う。 仕事を...
カラカラ回るは風車 カラカラ廻るは輪廻の輪 お前が欲しい風車は何色だ? お前が望む世はどこだ? 生者に口はあれど、死人に口はなし 口があるなら物申せ。口がないなら置いていく 『殺す殺す壊す俺は間違えない俺が殺してやる全部全部俺が、がっ…ぐっ、おっオイラ…は、ぁあっ…!』 風車は一...
チリンチリンと鈴を鳴らし、闇夜を悠々と渡り歩く狐が一匹、己の金魚達を従えて笛を取る。 『さーて…今宵も朱に染まるとするか』 そして耳に心地よい音色を奏でれば、今日の池へ向かって泳いでいく。 そして相手が水に溺れ倒れているところへ出向き、笛の鞘を抜いてはその首を一文字に降ろすのだ。...
『それじゃ数日お暇頂きますね』 『あぁ、気をつけてな』 そう告げて彼、東真はいつものように下駄をカランコロン鳴らして出かけていったのが一昨日のこと。お暇の出先については何も聞いていないが、まぁ元々はあちこち一人で駆け回っていたような奴だ。そういう時間も時には必要だろう。とあまり気...
戦場にて情は時に邪魔となる。 自分の使命は、ただ指定された的を狙い撃ち沈めること。それさえもできなければ、軍人という立場にはいられない。そうやってずっと誰かの指示の下、こんな歳になるまで撃ち続けてきた。 『…フゥ……』 今日はまだ温かい日だ。温かくなってきたと言ってもいいかもしれ...
診察室内にて、ブラインド越しに夕日が差し込んでくる時間。少し眩しいかとブラインドのチェーンに手をかけた時、少しばかり埃の被ったてるてる坊主が目に映る。ボロボロになってしまった紐をそっと解いては、徐にそれをじっと眺めた。 『(もうあの日から何年も経ったのか…)heh、どっかに紐とか...