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1996年4月、NHK交響楽団の元第一コンサートマスター篠崎史紀の呼びかけにより設立したジュニアオーケストラ。日本の様々なプロオーケストラで活躍する演奏家を講師陣に、小学生から大学生までの幅広い世代の楽団員が在籍。
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将来はウルトラセブンになると思い込んでいた。出会いは4歳のとき。私だけでなく、同世代の男児は皆テレビにくぎ付けになったはずだ。空を飛ぶための練習は毎日欠かさない。ただ腕を伸ばし、布団に横たわっているだけなのだが。父・永育と母・美樹は長年、音楽を通じた幼児教育教室を北九州市で開いている。よほどバイオリンの英才教育を受けたと思われるかもしれないが、音楽と日常が混然一体となっている中に、ほったらかさ
【NHK】バイオリニストでNHK交響楽団“N響”の顔としても知られる篠崎史紀さん。愛称“まろ”さんとしても親しまれています。 北九州市出身の篠崎さ…
小学生の頃付けられた「マロ」というあだ名を、ウィーン留学時代に再び名乗り始めた。外国人が呼びやすいからだ。2004年からは東京・銀座の王子ホールで演奏会シリーズ「MAROワールド」を開催。弦楽合奏団「MAROカンパニー」や特設オーケストラ「Meister Art Romantiker Orchester(マロオケ)」にも発展した。メンバーを集める誘い文句は「マロと遊ばない?」。高校は音楽学校で
「君はバイオリンだから、この楽譜をあげるよ」。小学校高学年になると、父がトレーナーを務めるアマチュアオーケストラ、北九州交響楽団の練習について行った。あるとき、そこでチェロを弾くおじいさん団員から楽譜をもらった。今で言えばおじさんという年齢だったかもしれない。大学教員をされていた方だったと記憶している。昭和初期に数十冊刊行された「世界音楽全集」(春秋社)の中の3冊だった。バイオリンの小曲を集め
東京ジュニアオーケストラソサエティ オフィシャルHP 団員募集、オーディション
高校2年生のとき、父から目の前に大金を置かれ「遊びに行ってこい」と言われた。さてどこへ行けばいいのか。ガイド本などで調べて向かった先は、オーストリア・ザルツブルク音楽祭で開かれていた講習会。モーツァルトの生家を見て、彼が歩いた道をたどる。それだけで大興奮だった。高校卒業後、日本の音楽大学への進学ではなく、欧州に留学することを決めた。作曲家たちを身近に感じたかったからだ。大好きな映画シリーズ「0
中学1年生でアマチュアオーケストラ、北九州交響楽団に入団した。「オケもやってみるか」と父に言われ、同級生4人も一緒だった。今でこそ、特に首都圏ではジュニアオーケストラが数多くある。だが当時、地方の子供がオケを経験する機会などほぼなかった。そこでスコア(総譜)を見せてもらい、思わず「これ誰が書いたの」と声を上げてしまった。上から下まで、管楽器から弦楽器まで音符と休符が並ぶ。それまで見たことのある
東京ジュニアオーケストラソサエティ第19回定期演奏会指揮 広上 淳一演奏 東京ジュニアオーケストラソサエティ