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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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3 years

脚本を書くときは「大嘘はついても小嘘はつくな」と言われます。大嘘とは例えばタイムスリップすること。小嘘をつかないというのは、その時代に何があって何がないかなどをちゃんと調べるということ。それによって観客はその大嘘に乗っかることができます。生徒の作品は小嘘の集合体になりがちです。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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4 years

脚本の初心者が苦手なことに「物事を最初から描かず途中からポンと入ること」と「裏で進行していることを途中で明かす」の二つがあります。両方、物事は最初から順を追ってきちんと描かなければならないという思い込みが原因です。この二つを克服するだけで作品のレベルがグッと上がると思います。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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6 years

お待たせしました。『結婚できない男』の続編をやることになりました。現在執筆中です。放送は10月とまだ先ですがお楽しみに。

阿部寛主演「結婚できない男」が13年ぶりに復活！『結婚してなかったんですね、やっぱり』(2/2) | WEBザテレビジョン

阿部寛が偏屈で独善的で皮肉屋だけど、どこか憎めない独身の建築家を好演したドラマ「結婚できない男」(2...

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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8 years

中学生の頃、東京の地図に「自分がゴジラ映画を作る場合の理想の上陸後の進路」を書き込んだことがある。品川上陸は当然として、「やっぱり東京タワーは倒したい。新宿の高層ビルも」とやってたら、はとバスの観光コースと大差ないものになり、バカバカしくなってやめた。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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5 years

ストーリーを作っていて行き詰まる原因は、主人公が「考え」とか「悩み」に入ってしまっている場合が多いです。ストーリーはそれを「行動」に転換して行くことが必要。行動が思いつかないときの対処法としては、他の人物の言動や外からの事件や事情などで主人公が動かざるを得ない状況を作ることです。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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5 years

初心者がプロットを書くときに一番やりがちな間違いは、人物の過去を考え過ぎること。それを書いて原稿を埋めて何か書いたと錯覚する。ドラマはあくまで「現在」の中にある。過去を書いた部分をバッサリ切って、空いた原稿にどんな現在のドラマを書くかを考えることが本当のプロット作りの始まり。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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5 years

原稿は、ぐだぐだでもいいからとりあえず何か書いた方がいい。書いたものを「これじゃダメだよなあ」と思いながら見ているうちに、もう少しましなことを思いつく。その繰り返しで原稿は完成に近づく。書かないとゼロのまま。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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5 years

皆さん、タツオを気に入ってくれたみたいですね。『まだ結婚できない男』の台本にはタツオのセリフがちゃんと書かれています（「……」ですが）。彼も登場人物の一人です。第４話放送は29日夜９時。#まだ結婚できない男

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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8 years

昨夜は「お迎えデス。」の打ち上げでした。楽しかったデス。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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6 years

ストーリーを作る上で「知ってる」「知らない」の組み合わせは非常に重要。「主人公」「他の人物」「観客」の三者が知っているか、知らないかの組み合わせでストーリーは展開する。例えば主人公が不治の病だということを、恋人には隠しているが、観客は知っているとか。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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5 years

『#まだ結婚できない男』第５話ご覧いただきありがとうございました。桑野が外国人に妙に愛想がいいのは、以前ドラマのカンファレンスで上海に行ったとき、僕が外国人とにこやかに喋っているのを見た中園ミホさんに「日本人にもそれくらい愛想よくしたらどう？」と言われたのが元になっています。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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5 years

『まだ結婚できない男』第３話ご視聴ありがとうございました。公式サイトの相関図にタツオが登場しています。 #まだ結婚できない男

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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9 years

ストーリーを作れるようになる一番確実な方法。面白い映画をたくさん見て、一本ごとに「どんなストーリーだったか」を言葉で言えるようになるまで考えること。ここで重要なのは「友情を描いている」とか抽象的なことではなく、具体的にストーリーを考えること。それをたくさん繰り返す。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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5 years

『#まだ結婚できない男』第８話は明日（26日）夜９時放送です。第８話の脚本を書くにあたり、僕はメイドカフェに単身取材を敢行しました。そのときの状況は。この写真の桑野と大体同じです。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

3 years

すごく細かいト書きの話。「太郎が立っている」と「太郎が誰かを待っている」の違いは何か。「立っている」は見たままですが「誰かを待っている」はどうしてわかるのか。ただ時間をつぶしているのと誰かを待っているのは何が違うのか。このへんを疎かにすると大事なことも見落とす危険があります。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

5 years

『まだ結婚できない男』のオリジナル婚姻届け。ドラマ公式サイトでダウンロードできます。第１話放送は８日（火）夜９時から。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

5 years

『#まだ結婚できない男』第8話ご覧いただきありがとうございました。タツオがメス犬のことを思い出すシーン、ごく当たり前のように書いてましたが、もしかしてドラマ史上初の「動物の回想シーン」かも？（「フラッシュ」とは回想の短いやつです）第9話は12月３日夜９時から。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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6 years

脚本を書くときに「主人公の履歴書を書け」とよく言われるが、生徒の場合、これが逆効果になることが多い。それを考えたことで「こんな過去を抱えて悩む主人公」というドラマを作ったような錯覚に陥るのだ。過去は単なる設定に過ぎず、現在において主人公がどんな言動をするかがドラマになる。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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5 years

noteを更新しました。『#まだ結婚できない男』の主人公、桑野信介のキャラクターがどのようにして生まれたのか、という話です。

桑野信介のキャラはこうして生まれた｜尾崎将也

　放送中のドラマ『まだ結婚できない男』（毎週火曜９時）の主人公の桑野信介について、「桑野は尾崎さん自身がモデルなんですか？」と聞かれることが多いので、あのキャラがどうやって出来上がったのか、簡単にまとめてみます。　前シリーズを書き始めるときは、「主人公は偏屈で風変わりなキャラにしよう」というのがスタートでした。特に自分をモデルに、という意識はなかったと思います。自分自身が偏屈で風変わりなと...

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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6 years

自分が面白いと思って書いたものを人が面白いと言ってくれないので「自分は面白いと思うことが人と違うのでは」という悩みを持つ生徒がいるが、それはほとんどの場合、単に面白くする技術を知らないだけ。どんなことでもやり方次第で面白くすることは可能。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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5 years

本日（８日）夜９時より『まだ結婚できない男』の放送がスタートします。前シリーズを楽しんでいただいた方はもちろん、初めての方にも面白く見ていただけるドラマになっていると思います。よろしくお願いします。 #まだ結婚できない男公式サイト公式Twitter @kekkon_ktv

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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5 years

『#まだ結婚できない男』第５話の秘話をもうひとつ。まどかの「クリスマスチキン事件」は知人女性の体験談です。ドラマで使っていいか聞いたら「ぜひ！！」と前のめりで許諾をいただきました。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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5 years

脚本を学ぶ人がストーリーを面白くするコツのひとつは、何かストーリーを考えたら、最初の3分の1か半分くらいをバッサリ切って途中から入ること。もう何年も勉強している人でも話のスタートを前に遡り過ぎる傾向があります。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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1 year

生徒の脚本が面白くならない大きな原因は人物の心理が単純すぎること。例えば夫婦関係がいいか悪いかの二種類しかないとか。本人たちはいいと思っているが、お互い気づかないうちに不満が溜まっているのか、複雑なことや微妙なことを描くことでレベルが上がります（それが人間のリアリティだから）。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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5 years

『まだ結婚できない男』で桑野が部屋で聞いている音楽は、僕が脚本で指定する場合もありますが（２話ラストの『禿山の一夜』とか）、ほとんどの場合はスタッフに選曲をお任せしています。なのでどんな曲がかかるか僕も楽しみにしています。第５話は11月５日（火）夜９時放送。 #まだ結婚できない男

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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4 years

脚本教室の生徒が「この題材では面白くならないのではないか。もっといい題材を探すべきでは」とWHAT（何を書くか）の問題で悩むのは、ほとんどの場合、その題材を面白く料理するHOW（どう書くか）のスキル不足が原因です。「WHATの問題は実は大抵はHOWの問題」だと思っておいて間違いないでしょう。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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8 years

「お迎えデス。」4話の予告映像。ストーカー幽霊に身体を乗っ取られた円（福士蒼汰）はどうなる？そして美樹先生の怨霊化を防げるか？と4話はけっこう波乱の展開。放送は5月14日夜９時。 …

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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「アウトプットするにはインプットが必要」と常々言っていますが、難しいのはこの両者のタイムラグでは？という気がしています。良いアウトプットを生み出せるには、相当量のインプットが蓄積され、発酵を起こすことが必要。多くの生徒が成果を出せないのはその時間と手間を許容できないからでは。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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2 years

新しいドラマが発表されました。松重豊＆濱田岳W主演『大川と小川の時短捜査』9月12日夜8時からテレビ東京系で放送。元刑事で今は警察の働き方改革を推進する警務課職員・大川と、若手刑事・小川がひょんなことから一緒に事件の真相に迫る物語です。よろしくお願いします。

松重豊＆濱田岳主演『大川と小川の時短捜査』放送決定　大小コンビが事件を解決

9月12日よる8時から『大川と小川の時短捜査』（テレビ東京系）の放送が決定。主演は、テレ東2大スターの松重豊と…

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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8 years

「お迎えデス。」3話の予告映像です。3話はコメディ度とハラハラ度がアップしたお話になっています。放送は5月７日（土）夜9時から。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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5 years

脚本家が仕事している時間のうち、実際に文字を入力している時間はごく一部。それ以外のぼんやりしたりTwitterを見たりしてサボっているように見える時間も脳は働いている・・・と信じることがプロの能力の大切な一部のような気がします。（どれくらい脳が働いているか、単なるサボりかは計測不能）

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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8 years

「お迎えデス。」11日（土）夜９時放送の８話予告映像。円と千里の別れのとき・・・そのとき幸は・・・。僕もまだ完成したものを見てませんが、かなり泣けそうな予感。 …

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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5 years

脚本の教室の生徒がなかなか成果が上がらない原因は、ほとんどの場合、アウトプットすることを焦ってインプットに時間と手間を割かないことです。アウトプットはインプットしたことからしか生まれないというこの世の基本原則を受け入れるしかありません。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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5 years

阿部寛さんとの対談の放送日時をお知らせします。関東地方では17日（日）昼12時～12時30分。「『まだ結婚できない男』の全てがわかる阿部寛×脚本家・尾崎将也対談スペシャル」。他の地域の放送日時はドラマ公式サイトをご覧ください。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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5 years

セリフの役割は「事実を知らせる」「人物の心理の表現」「ストーリーを進展させる」の三つです。それぞれのセリフがこれらのひとつ以上の役割を果たさなくてはいけません。人物が会って「よう」と挨拶するだけでも彼らがどんな関係性かという事実を知らせているわけです。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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8 years

昨夜は「お迎えデス。」LINELIVE生実況を見学してたら、カメラの前に引っ張り出されました。#お迎えデス。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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6 years

セリフで「好きだ」と書けば、「この人はこの人が好き」という情報は伝わるが、好きという気持ちが実感として感じられるように表現されているかどうかは別問題。脚本を学ぶ者は、この「情報伝達」と「表現」の間の深い川を渡って行かねばならない。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

5 years

続編の正式タイトルは『まだ結婚できない男』になりました。吉田羊さん、深川麻衣さん、稲森いずみさんほかキャストも発表されました。よろしくお願いします。

阿部寛「まだ結婚できない男」に吉田羊、深川麻衣、稲森いずみが出演（コメントあり / 写真13枚）

ドラマ「結婚できない男」の続編のタイトルが「まだ結婚できない男」に決定。新キャストも明らかになった。

natalie.mu

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

1 year

生徒が脚本を書くとき、必ずした方がいいことは、主人公に対して「なぜそうするの？」「本当はこうなんじゃないの？」などと冷静に客観的に語りかける親友を想定すること（実際に登場させなくても）。その人物が言うことが作者のレベルを表します。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

8 years

今夜９時15分放送の「お迎えデス。」最終回２時間ＳＰの予告動画。円と幸が殺人事件に挑む？　ナベシマの過去は？　あの世に行った千里は・・・と盛りだくさんなお話デス。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

4 years

ストーリー先行で作品を作っていると、人間の感情が置き去りになることがあります。どうもうまく行かず、「このストーリーは面白くないのかな？」と思ったときに、人物の感情や関係性を掘り下げると、ストーリーをいじらなくてもぐっと面白さがアップします。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

11 years

脚本を「筋が通っている」「内容が理解できる」「破綻していない」というような状態にするのは割と簡単。難しいのは「面白い」「魅力がある」「ワクワクする」というような状態を実現すること。前者は勉強で獲得できるが、後者は学ぶ方も教える方も難しい。答えはひとつではないしマニュアルもない。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

3 years

ト書きは目に見えるものを書くのが基本です。「暗い気持ちで立っている」の場合、「立っている」は見えますが気持ちは見えません。「泣きそうな顔で」とか「落ちている空き缶を蹴る」とか目に見えるものに置き換えるのが重要な作業です。「何に置き換えるか」で作品のクオリティが変わってきます。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

8 years

昨日、何の気なしに「お迎えデス。」の打ち上げがあったとつぶやいたら、意外にも大量のリアクションをいただきました。リプライをくださった皆さん、ありがとうございます。普段、視聴者の反応は視聴率という形でしか見えないので、励みになります。

尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

8 years

昨夜は「お迎えデス。」の打ち上げでした。楽しかったデス。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

5 years

『まだ結婚できない男』第１話ご視聴ありがとうございました。第２話予告映像です（後半の30秒が第２話予告）。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

3 years

これまでの人生で一番幅の狭い橋（兵庫県宝塚市）

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

4 years

脚本は初稿を書いてそれを直すという作業で完成します。だとすると脚本を書くには「初稿を書く」「直す」の二段階の能力が必要と言えます。生徒の中には直しの意見を言うと「それだと初稿と変わってしまいます」と難色を示す人がいますが、これでは直す能力は培われずプロになるのは難しいでしょう。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

5 years

『まだ結婚できない男』スタジオ撮影中。右の写真はスタジオの隅に積み上げられた小道具類。なぜかバナナが・・・（放送は10月８日（火）夜９時から）

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

5 years

脚本を勉強する人が、どのくらい力がついたかどうか確かめる方法のひとつが「合コンのシーンを書けるか」ということ。複数の人が初対面で話し、色々な思惑が交錯し、現実には何時間もかかることをワンシーンに「切り取る」または「凝縮する」のは相当力がいることです。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

5 years

noteを更新しました。『#まだ結婚できない男』の主人公・桑野は自宅でクラシックを聴きながら指揮をします。僕自身も同じことをすると言うと大体笑われます。今回はなぜそんなことをするようになったか、その意味するところは何かを書きました。

家で指揮する人は変人か？｜尾崎将也

　『まだ結婚できない男』の主人公・桑野は自宅でクラシックを聴きながら指揮をします。僕自身も同じことをしていると言うと、大体笑われます。今回はなぜ指揮をするようになったか、その意味するところは何か書いてみます。　僕は元々音楽の素養は全くありません。楽器を習ったこともなく楽譜も読めません。そんな人間が大学のときにクラシックを聴くようになりました。映画オタクだったので、クラシックを聴くきっかけも...

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

5 years

『#まだ結婚できない男』のノベライズ本（上）が明日（８日）発売されます。まさかの上下巻。下巻は最終回放送の頃発売になると思います。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

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5 years

ドラマの基本要素は「①主人公の目標や欲求」「②主人公が①に基づいて起こす行動」「③主人公の①や②を阻もうとする人物や事柄」の三つ。プロットを考えたら、まずこれらがあるか確認すること。（それを満たせば面白い作品になるということではなく、とりあえずの出発点）

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

6 years

主人公が自分の病気を家族に告白し同時に観客も知るというのと、家族が医者から先に知らされるが（観客も知る）主人公は知らないというのでは全く別の話になる。知らなかったのをどこで知るかというタイミングもストーリーの重要な要素。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

7 years

脚本ブログを更新しました。「初心者がプロットを考えるときのチェックリスト」。初心者がよくやる間違いを、できるだけしないで先に進むためのリストです。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

5 years

ファンの皆さんに朗報です。『結婚できない男/まだ結婚できない男』オリジナル・サウンドトラックが発売されます（音楽・仲西匡）。発売は11月27日。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

4 years

プロットを書くときのひとつのコツですが、いきなり文章を書かず、箇条書きで大箱か中箱程度のものをメモ書きして、それが出来てから文章を書くとよいのでは。僕はそうしてます。「文章で考えてしまう」ことを避けるためです。それで全てが解決することもないでしょうが、少しは改善する気がします。

尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

4 years

生徒がプロットで苦労する大きな原因は、人の気持ちが表面をなぞっただけになり、現象を追うだけに陥ることです。大まかな文章で書くため細かい人の気持ちに分け入ることが難しいのでしょう。場面ごとで立ち止まって人物の感情や立場を想像して、それが次の展開を生むのだという意識が必要です。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

2 years

ドラマの葛藤には「①人対人」「②人対環境」「③人の心の中」の三種類の葛藤があります。人間ドラマでは当然①が中心となります。生徒は①を書くことが難しいらしく、無意識のうちに②か③に流れる傾向があります。脚本の勉強として、①がちゃんとできているかチェックする必要があるでしょう。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

3 years

脚本を書いていて楽しいのはキャラクターが生き生きと自分で動き出す感じになったときです。最初のうちは段取りを追うような感じで「いまいちだなあ」と思っていると、ふとキャラが動き出す瞬間があります。どうすればそうなるかわかりませんが少なくとも「そうなりたい」と思っている必要があります。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

4 years

「まだ結構できない男」をもしコロナがある設定で作るとどうなるか？を考えてみたのですが、桑野は元々人と接したいと思わないので「三密？フッ、関係ない」と特に影響を受けず、内容はさして変わらないのではないかという結論になりました。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

10 years

ドラマの葛藤には、「人対人」、「人対環境（病気、事故、貧乏、災害など）」、「人の内面の葛藤」の三種類ある。これを覚えていると、物語に詰まったとき、「人対人の葛藤が行き詰まっている。では環境に何か起こしてみよう」などと分析的に考えることが出来る。プロはこのへんを無意識にやっている。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

8 years

今年も終わりが近いので、twitterに今年一年間に書いた脚本の書き方・勉強の仕方についてのつぶやきを、togetterにまとめました。けっこうたくさんあります。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

2 years

脚本家には「作家」と「職人」という二つの側面があります。百かゼロかではなく、人によってどちらか片方が強い人がいるし、作品によって変わる場合もあります。僕は作品によって変わるタイプで、「結婚できない男」は作家性が強く出た作品で、「特命係長・只野仁」はほぼ職人性だけで書いた作品です。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

5 years

セリフには「最初から言おうと意図していた」「言いたいけど、言うかどうか迷っていた」「自分でも気づいていなかったことが会話しているうちに出てきた」などがある。重要なセリフほど、これのどれに当たるか決める必要がある。それによって芝居が全然変わって来る。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

3 years

初心者が書くセリフはやたら長く演説のようになる傾向があります。その人物が言いたいことだけをまくしたてるからです。そこから脱却するには聞いている相手のことを考えることです。相手はその言葉を聞いてどんな気持ちになるか、何を言い返したくなるかを考えることが人と人の会話になる第一歩です。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

8 years

映画の脚本を書きました。タイトルは「結婚」。主演・ディーン・フジオカ、原作・井上荒野、監督・西谷真一。結婚詐欺師のお話です。監督の西谷さんは朝ドラ「あさが来た」の演出家で、僕は「吉原裏同心」でお仕事した方です。公開は今夏。

ディーン・フジオカ、結婚詐欺師に！「あさが来た」演出家と映画で再タッグ｜シネマトゥデイ

直木賞作家・井上荒野が結婚詐欺をテーマに描いた小説「結婚」が、ディーン・フジオカ主演で実写映画化されることが決定した。

www.cinematoday.jp

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

3 years

ドラマのプロットは、制限のある長さで書かないといけないため、つい出来事だけを追う「現象追い」になりがちです。ドラマは人間の感情やキャラクターを描くものなので、慣れないうちはかなり意識して現象追いを避け、人物の感情、キャラクター、葛藤が描けているかチェックする必要があります。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

3 years

アイデアが「天から降りて来る」みたいな言い方をしますが、正確ではないと思います。アイデアは自分の脳の無意識の部分から出て来ます。それが生まれるには、普段から脳にせっせとインプットをする必要があります。ここでも「無から有は生まれない」という原則は変わりません。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

2 years

欠点が多くて人に迷惑をかける人物が、観客から嫌われるか、「しょうがないなあ」と苦笑しつつ好意的に受け入れられるかは、その人が抱える問題を多くするほど、どちらに転ぶか予測が難しくなります。今にして思えば「結婚できない男」はほとんど賭けみたいなものだったのかなと思います。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

1 year

自分が書いたプロットに「だんだん好きになる」とか「次第に理解し合う」とかいう文があったら、立ち止まって考えてください。その「だんだん」とか「次第に」はどんな描写なのか、完成した作品の中では何分なのか。大抵はちゃんと分量を費やして描くべきことをすっ飛ばしていることに気付くでしょう。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

4 years

生徒が書く脚本は「ストーリーが本格的に始ま��のが遅く、そこから先が端折り気味になる」という症状に陥ることが多いです。だから直しの多くは「前半を短く（ストーリーの発生を早く）して後半をテーマに沿って膨らます」ということになります。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

5 years

ドラマを作るときは、主人公の葛藤を二重に考えてみるとうまく行くことが多い。「敵と戦っているつもりだったが、本当の敵は自分の心の弱さだった」とか。大抵は表面的に見えやすいものと、心の中の見えにくいものがセットになる。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

4 years

生徒がプロットで苦労する大きな原因は、人の気持ちが表面をなぞっただけになり、現象を追うだけに陥ることです。大まかな文章で書くため細かい人の気持ちに分け入ることが難しいのでしょう。場面ごとで立ち止まって人物の感情や立場を想像して、それが次の展開を生むのだという意識が必要です。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

5 years

脚本の勉強のために映画を分析するのは有効な方法ですが、その映画を最初に観るときは、お勉強モードではなく普通の観客として楽しんでください。自分が何を感じたか、というのが分析する上で大切なのです。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

4 years

note「尾崎将也の＜全部入り＞脚本講座」を更新しました。今回は「ストーリーをどうやって作るか」です。これまでに書いたことと重複部分もありますが、書いたことのない新しい要素もあります。ストーリーに関する知識だけでは乗り越えられないものとは何か？という話です。

尾崎将也の＜全部入り＞脚本講座　　[５]ストーリーをどうやって作るか｜尾崎将也

（重複度３）※２００円に値下げしました。まずはお詫び　前回から時間がたってしまったことをお詫びします。　前回はセリフの初級編でした。「次回はセリフの上級編」と予告したのでそれを書こうとしていたのですが・・・これが実に難しいのです。自分がいつも仕事でセリフを書いているのに、いざ「いいセリフ、面白いセリフはどうやって書くのか？」「どうやって勉強するのか？」を考えると、「あれ？どうするんだっ...

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

10 years

ものすごく大ざっぱな「物語を作る方法」。まず「うまく行かないこと」を考える。例えばラブストーリーを作るなら「恋愛がうまく行く方法」みたいな本に書いてあることの逆を考える。すると物語の発端はいくらでも出てくる。そして物語の後半はそのうまく行かないことがどうすればうまく行くか考える。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

3 years

脚本を書いている途中で割とよく思うのは「これじゃ普通だなあ」ということで、そう思ったときは普通じゃないことを思いつくまで考えます。生徒の場合は普通のことを普通なまま書いていることが多いです。とりあえず「これじゃ普通だなあ」をスタートにするとよいのでは。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

8 years

「お迎えデス。」DVD/Blu--rayが本日発売です。よろしくお願いします。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

3 years

プロットを書くときと脚本を書くときの脳の働きはかなり違っていて、プロットで思いつかなかったことを脚本のときに思いつくことは多いです。実際にセリフを書いてト書きで動かすことで人物が自分の中で動き出すからでしょう。だからプロットは詳しく書けばいいというものではないと僕は思います。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

8 years

先日、映画「結婚」（主演ディーン・フジオカ）の初号試写がありました。テレビドラマの場合は完パケＤＶＤが送られて来ますが、映画は他の人と一緒に試写室で見るので緊張します。でも今回は面白くなるという確信があったので割と安心して見られました。思っていたより色っぽい映画になっていました。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

9 months

面白い映画やテレビドラマを見て「面白い」と思い、自分も面白いものを書こうとするけど、面白くならない……その理由は、面白い作品にあるものが自分の作品にはないという単純な理由です。これを解決するには面白いものを見て、そこでやっていることを自分の作品に取り入れて行くのが一番の近道です。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

5 years

『まだ結婚できない男』のもうひとつのドラマ、チェインストーリー無料配信中。脚本はモラルさん。この作品の雰囲気をよく捉えてくれていて、面白いです。#まだ結婚できない男

『まだ結婚できない男』公式

@kekkon_ktv

5 years

#まだ結婚できない男 2話いかがでしたか😊🙌 登場人物たちの”知られざる日常”を描くもう一つのドラマ #チェインストーリー 2.5話『田中有希江の、秘密の冒険』離婚をし、新たな人生を歩み始めた有希江(#稲森いずみ)の冒険とは⁉️😲✨ #GYAO にて独占無料配信中

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

6 years

主題歌を作ってもらったのは、まだ脚本を書き始めた頃だったので、DEAN FUJIOKAさんには原作を全巻読み込んでいただいて、曲を作ってもらったそうです。 #peing #質問箱

尾崎将也の質問箱です

質問・回答はこちら

peing.net

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

6 years

脚本やプロットを書く途中または構想段階で、「人物相関図」を書いてみるべき。ドラマがちゃんと出来ていれば、人物をつなぐ線は主人公から一番多く出ているはず。他にも「ライバルが必要かな」「友達キャラを作ろう」など図を見ることで思いつくことが色々ある。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

9 years

「①テレビドラマや映画を見て面白かったり感動したりする」普通の観客はここで終わるが、脚本を学ぶ者はその後に「②自分が何を面白がったり感動したりしているのかよく見つめる」「③その作品のどこがどうなっているから面白いのか分析する」「④その分析を元に自分も書く」という過程が必要。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

10 years

生徒のプロットを読むと、「これを面白くするには」という話をする以前に「何をやりたいのか」を確認する作業に相当な時間を要する。本人もそれが明確でないまま書いてたり、やりたいこととやっていることが食い違っていることが頻繁にある。「やりたいことが明確」という状態は意外とハードルが高い。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

4 years

脚本を面白くするテクニックを学ぶには、面白いものを見てどうして面白いか考えることが効果的ですが、それがある程度進んだら、面白くないものを見てなぜ面白くないのかを面白いものと比較して考えることも勉強になります。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

1 year

生徒の脚本の特徴として、人物が心の内をペラペラと喋りすぎということがあります。「言いたいけど言えない」とか「言わないと心に決める」など、言わないということで「どこで誰に言うか」「他の人はいつその人の心の内に気づくか」というストーリー性が発生し、ドラマになっていきます。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

5 years

脚本の初心者の作品が面白くならない原因のひとつは、人物が決まった相手としか話さないということです。「もしこの人とこの人が会ったらどんな会話になるだろう？」などと人物の組み合わせの可能性を色々と考えることが必要です。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

5 years

脚本初心者のありがちな間違い② 初心者は物事を最初から最後まで描こうとする。例えば選挙が題材なら立候補から選挙当日まで全部をストーリーに入れ込もうとする。1時間ものでそれは無理。冒頭から選挙戦終盤で当選確実と言われた主人公に思わぬ危機が、みたいに思い切って途中から入るような発想を。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

1 year

多くの生徒に共通する問題を端的に表す言葉を思いつきました。「インプットの手間を惜しんで焦ってアウトプットで成果を出そうとするがうまくいかない」です。アウトプット（作品）で成果が出るのはインプットの結果なので、インプットなしにアウトプットしてもうまくいかない状態が延々と続きます。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

2 years

セリフには「①事実を知らせる」「②人物の心情やキャラを表現する」「③ストーリーを前進させる」の三つの機能があります。この知識があれば、セリフが説明的だと言われたときに、②や③を足せないかと考えて解決に近づくことが可能になります。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

5 years

プロットに沿って脚本を書いていたら、「そうはならないだろう」というプロットの大きな欠陥を発見。自分もプロデューサーもプロットでは気付かず。脚本で人物を動かしてみて初めて気付いた次第です。やはりプロットは大まかな指針で、これで決まりなどと思ってはいけないと改めて思いました。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

8 years

「お迎えデス。」８話で、幸と千里が話すバックに見えていた心霊研究会の勧誘用のパネル。右の装飾はドラマでは全く映っていなかった。美術スタッフのこだわりが感じられて楽しい。セットを見に行くとこんなところばかり見てしまう。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

5 years

脚本家になるには「①何をどうやって勉強するか」がわかっており「②それを実行する」ことが必要です。一見当たり前のことですが、脚本の勉強の場合は①が何かわかりにくく、長期的なことなので②も難しいのです。脚本家志望の人はまず自分が①が何かわかっているか確認することから初めてください。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

2 years

生徒の作品では、ストーリーの都合で人物のレベルを下げてしまうことがあります。思慮のある大人ならやらないはずのことをストーリーの都合だからさせてしまうのです。「この人はそんなことはしないはず」と立ち止まり、ではどうする？と考えることから本当のドラマを作る作業が始まります。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

5 years

そして現在のドラマは「二人は喧嘩しながらもお互いを理解して行くのだった」などとプロットの中で一行で済ませてしまっていることの中にあることが多い。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

5 years

『まだ結婚できない男』第１話放送は、10月８日（火）に決まりました（夜９時・第１話は15分拡大）。よろしくお願いします。

カンテレ

@kantele

5 years

⭐️お知らせ⭐️ 阿部寛さん主演『まだ結婚できない男』👨💒は、 10月８日(火)夜９時スタートに決定しました🎊 偏屈で皮肉屋だけどどこか憎めない桑野信介は、13年経ち変わったのか変わらないのか… ドラマスタートまで、あと１ヶ月と少し❗️ぜひお楽しみに☺️ #カンテレ #まだ結婚できない男

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

5 years

教室の生徒でよくある思い違いは、脚本家にとってオリジナルはやりがいのある仕事で､原作物は注文を受けて仕方なくやる仕事みたいな感覚。原作を自分の中で咀嚼してアウトプットすればもうオリジナルと同じ。「アウトプットのときには自分のものになっている」という感覚がまだわからないのだと思う。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

7 years

映画「結婚」（主演ディーン・フジオカ）完成披露試写会に行って来ました。ディーンさんと女優陣が勢揃い。舞台挨拶の内容は記事を見ていただくとして、僕は分刻みのスケジュールを裏で粛々と進行するスタッフの動きに感心していました。

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尾崎将也／脚本家・映画監督・小説家

@ozakimasaya

6 years

生徒が書くプロットは、主人公が過去の事情を背負っているものが多い。過去の事情を作ったことで安心したのか、肝心の現在のストーリー作りが疎かになる。逆に言うとストーリーを作れないので過去の事情で行を埋めようとしているようにも見える。過去の事情はストーリーが始まる前の設定に過ぎない。

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