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満薗 勇

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日本近現代史。消費、生活、流通、商店街、まちづくり。 著作の本棚【】

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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 years
「かつての日本は夫が外で働き、妻が専業主婦として家事や育児に専念する世帯(シングルインカム)がほとんどでした」という歴史理解ははっきりと間違っていますよね、ということをちゃんと書かないといけない。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 years
見本が届きましたー! こうして形にできて本当によかった。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 years
よほどテーマが丸かぶりということでもない限り、歴史研究って競争じゃなくて分業なのだから、別に歴史叙述の優劣を競い合っているわけではないのですよね。そこを無理に比べちゃうと自分がつらくなっていくのだろうと思うので、競争じゃなくて分業だということを忘れずにいたいと思います。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
1 year
歴史学を修得するのは本当に時間がかかることで、頭がいい・センスがいいという理由で一足飛びに飛べる距離がすごく小さい学問なのだろうと思います。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 years
小島庸平『サラ金の歴史』中公新書、2021年。いろいろすごいけど、わたしが個人的に一番妬いたのは「感情労働と債権回収の金融技術」の項。これはホックシールド『管理される心』を読めば書けるというものではなく、「感情労働史ってこう書けるのか!」と驚いて妬いた。今後のお手本になると思う。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 months
拙著『消費者と日本経済の歴史―高度成長から社会運動、推し活ブームまで―』中公新書、近刊。 8月の発売に向けて少しずつ内容紹介をしていきます。よろしければお付き合いください。 消費者と日本経済の歴史 満薗勇(著/文) - 中央公論新社 | 版元ドットコム @hanmotocom より
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 months
近代家族のことは、「男性稼ぎ主型」ではなく「女性ケアラー型」と見たほうがいいのかもしれない。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 months
拙稿「戦後日本の小売業とジェンダー―女性自営業主の位置づけに注目して―」(『国立歴史民俗博物館研究報告』248集、2024年)が公開されました。全文PDFからお読みいただけます。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 months
この論文を読むと、たばこ屋さんの歴史や駄菓子屋さんの歴史に興味がわいてくるはず。
@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 months
拙稿「戦後日本の小売業とジェンダー―女性自営業主の位置づけに注目して―」(『国立歴史民俗博物館研究報告』248集、2024年)が公開されました。全文PDFからお読みいただけます。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
情報出ました!  拙著『消費者をケアする女性たち―「ヒーブ」たちと「女らしさ」の戦後史―』青土社、2022年12月23日発売予定です! [青土社:消費者をケアする女性たち] @青土社より
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
宮下さおり『家族経営の労働分析―中小企業における家父長制の構造とジェンダー―』ミネルヴァ書房、2022年。たいへんな名著だと思います。戦後日本の機業(絹人絹織物業)を担った経営者家族への聞き取り調査から、夫・妻それぞれの労働や報酬に対する意識を検討したお仕事。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
1 year
史料の読みという問題以前に、そもそも史料がなければ歴史にならないということをわかってもらうためには、学生向けとか一般向けに歴史研究のプロセスみたいな話をもう少ししたほうがいいのかもしれない。非「文学部史学科」にいるからなおさらそう思うのかもしれない。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 years
学会報告って直接の知り合いはだいたいオフシャルには質問してくれなくて、帰り道とかにぼそっと本質を突く感想を言ってくれたりするものなので、zoomにその機能を実装してほしい。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
こうして本ができましたとさ。めでたしめでたし。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 years
よし決めた。本を書く。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
1 month
自営業がこんなに痩せ細ってしまった社会で、高齢になっても働き続けるとはどういうことなのか、自営業の歴史を踏まえてよく考えてみる必要があると思う。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
1 year
落合恵美子『親密圏と公共圏の社会学―ケアの20世紀体制を超えて―』有斐閣、2023年。これは日本近現代史に関心のある人にこそ読まれるべき本ではないかと思いました。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
この手の資料は歴史資料としてすごく集めにくいのですよね。
@tv_asahi_news
テレ朝news
2 years
【話題】イオンモール「フロアガイド」現存する“すべて”収集!
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
修士課程のときに通信販売の歴史研究を始めたことで、通販の盛衰を流通史のなかに位置づけるために店舗小売業全体の歴史を自分なりに整理してみないといけないと思うようになり、なんやかんやあってその成果が『日本流通史』という形になった、というのが自分史的な位置づけ。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
7 months
日本経済史・経営史分野で消費史に接点をもつ近年のまとまった成果を、一覧にしておきたい気分になったので(順不同)。 ・中西聡・二谷智子『近代日本の消費と生活世界』吉川弘文館、2018年 ・小島庸平『サラ金の歴史』中公新書、2021年 ・田中智晃『ピアノの日本史』名古屋大学出版会、 2021年
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 years
拙著『日本流通史ー小売業の近現代ー』有斐閣、2021年12月刊行予定。 本論は全25章で3部構成です。各部は冒頭に概説の章を置き、主要な小売業態を順にとりあげたうえで、それらと地域商業との関わりを理解するために商店街の章を配しています。まちづくりの問題を展望できる流通史を目指しました。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 years
最近の論文作成の手順。 1.史料を集めてPDFで管理、ファイル名の冒頭を作成年4桁の数字にしてフォルダに入れておく(史料集めは手間がかかるけれど宝探しみたいで楽しい)。 2.関連しそうなデータを表にする。結果的に使わないかもしれないものも、論文で使えそうなレベルまできれいに作る。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 months
拙著『消費者と日本経済の歴史―高度成長から社会運動、推し活ブームまで―』中公新書、近刊。 見本が届きました! コンパクトな厚さで手に馴染む本に仕上がっています! 発売は8月20日頃です。 よろしくお願いします!!
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
1 year
『北海道現代史』資料編2(産業・経済)がネット公開されました。全文デジタルで読むことができます。ぜひご活用ください。
@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
『北海道現代史』資料編2(産業・経済)ができあがりました! 道史編さん事業の成果物としては、第1回配本ということで最初の本となります。わたしは第6章の商業を担当しました。おもしろい史料をたくさん集めることができましたので、ぜひご活用ください!
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 years
小島庸平『大恐慌期における日本農村社会の再編成―労働・金融・土地とセイフティ・ネット―』ナカニシヤ出版、2020年。思いのほか資本主義史だったので、農業史に積極的な関心のない人にも広く読まれるべき。というより、「日本農業史はやはり日本資本主義史なのだなあ」というのが読後感の正確な表現。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
8 months
松浦正孝編著『「戦後日本」とは何だったのか―時期・境界・物語の政治経済史―』ミネルヴァ書房、2024年。 私は「全日本商店街連合会の圧力団体化と流通政策���商業まちづくり政策の源流をめぐって―」という論稿を書きました。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
『商店街の歴史の調べ方マニュアル』みたいな薄い本を作ったら需要がありそうな気がするのだよな。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
5 years
小熊英二『日本社会のしくみ―雇用・教育・福祉の歴史社会学―』講談社現代新書、2019年。近現代の労働史(雇用慣行形成史)に関する通史になっていて、今年出た本のなかでは重要なもののひとつだと思います。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 years
まずはとにかく史料をたくさん浴びましょう、いいからとにかく浴びましょう、四の五の言わずに浴びましょう。ほら、ストレスたまってきますよね? ちゃんと読み込んで論を組みたくなりますよね? でもまだガマンです。史料はまだまだたくさんあります。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
『北海道現代史』資料編2(産業・経済)ができあがりました! 道史編さん事業の成果物としては、第1回配本ということで最初の本となります。わたしは第6章の商業を担当しました。おもしろい史料をたくさん集めることができましたので、ぜひご活用ください!
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
下記の講座を10月より担当します。9月6日(火)より受け付け開始です。zoom講座でどなたでもお申し込みいただけます。よろしくお願いします。 みたか地球市民講座 「『消費者』とは誰か――日本現代史から考える」【オンライン】三鷹ネットワーク大学企画講座 @PeatixJP より
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
拙著『消費者をケアする女性たち―「ヒーブ」たちと「女らしさ」の戦後史―』青土社。 発売日となりました。 ぜひ多くの方に「ヒーブ」の歴史を知っていただけたらと思います。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
藤原千沙「福祉と女性労働供給の関係史―母の就業と母子福祉―」(佐口和郎・中川清編著『福祉社会の歴史』ミネルヴァ書房、2005年)は本当にすごい論文で、これを踏まえた戦後史像を考えていかなくてはいけないと思う。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
定松文「日本における家事労働の市場化と分断された家事労働者」伊藤るり編著『家事労働の国際社会学』人文書院、2020年。これは戦後日本の家事労働史に関する必読文献で、読むと自分がいかに家事労働史のことをよくわかっていなかったのかを痛感させられます。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
拙著『日本流通史―小売業の近現代―』有斐閣、2021年。おかげさまで重版が決まりました。 この種の本にしては、幅広い読者の方にお手にとっていただけているようで、とてもありがたく思います。このまま長く読まれる本になってくれることを願っています。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 years
みんなで等しく豊かにもなれなかったのに、みんなで等しく貧しくなんてなれるはずがないでしょう
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 years
このたび下記拙稿が、経営史学会・出版文化社賞(本賞)を受賞いたしました。まったく思いがけないことだったのですが、経営史学会にご評価いただけたことがなによりもうれしく感じております。この受賞を励みに、今後もこの方面の研究を発展させていけるよう努めたいと思います。
@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 years
拙稿「両大戦間期東京市における小売商店の職住関係―銀座通商店街の事例から―」『経済学研究』(北海道大学)70巻2号、2020年12月。インターネット公開されました。本文がPDFでご覧いただけます。ご笑覧いただければ幸いです。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 years
大学院生の頃、「こんなに細かく調べる必要はあるのだろうか」という邪念をいったん捨てないと実証史学の神髄に触れることはできない��気づいて今があるのだけれど、しかし今は今なりに、「こんなに細かく調べる必要はあるのだろうか」と思うことがないわけでもない。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
5 years
「博論と出版のあいだ」に関する備忘。実証できない(していない)ことについて禁欲的であろうとすることと、説明すべきことを説明しないということは、別の問題なのですよね。博論と本とでは、説明すべき相手(読者)の数と性格がずいぶん違うので、そのぶん説明すべき事柄も多くなるわけです。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 years
「お母さん食堂」の件。「慎吾ママだからジェンダーのバランスも考えられている」という趣旨の意見があるというから、慎吾ママって母役割からの解放を謳うキャラクターだったのかと思って歌詞を調べてみたら全然違ったからもうよくわからない。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 years
「行政資料デジタルアーカイブ」、知らなかった。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 years
東大社研図書室のデジタル化資料。知らなかったよ。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 years
石渡尊子『戦後大学改革と家政学』東京大学出版会、2020年。とてもいい本でした。「家政学とはなにか」という問いが、敗戦後の大学改革のなかでこそ鋭く問われたのだということがよくわかりました。大学の制度がいかに学問のあり方を規定するのかという話としても興味深く読みました。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 months
藤本隆宏編『工場史―「ポスト冷戦期」の日本製造業―』有斐閣、2024年。産業史でも企業史でもない「現場史」「工場史」という枠組みの提案、「なるほど」と思いました。自治体史編纂の経験を踏まえると、現代の地域史を考えるうえでも重要な枠組みだと感じました。アーカイブズの実践と問題提起も。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 years
情報でてきた。 日本流通史 満薗 勇(著/文) - 有斐閣 | 版元ドットコム @hanmotocom より
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 years
田中智晃『ピアノの日本史―楽器産業と消費者の形成―』名古屋大学出版会、2021年。まだ読み始めたばかりですが、これは予想に違わずめちゃくちゃおもしろいですね。序章からもう痺れています。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 years
拙著『日本流通史ー小売業の近現代ー』有斐閣、2021年12月刊行予定。 本文に加えて30個の「解説」を書いています。語句説明や時代背景、発展的な論点などを扱い、コラムというよりも本文に深く関わる内容なので「解説」としました。個人的には、解説⑫だけでも広く読んでもらえたら、と思っています。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
1 year
『マーケティング史研究』2巻2号(2023年9月)に、「日本企業における消費者対応部門の成立と展開―ACAP(消費者関連専門家会議)との関係を中心に―」という論稿を寄稿しました。「「お客様相談室」の誕生」といった感じの内容です。オンラインで読めます。ご笑覧ください。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
『山川歴史PRESS』13号(2023年4月)「私の研究」欄に、「日本近現代史を「生活」の視点から考える―流通史から消費史へ―」という小文を寄稿しました。研究遍歴を振り返りながら「私の研究」を紹介しています。web上で全文読めますので、ご笑覧いただければ幸いです。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 months
松浦正孝編著『「戦後日本」とは何だったのか』ミネルヴァ書房、2024年。 2月に出た本ですが、この79年をいろいろな角度から見つめ直したくなった方はぜひ。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 years
数年前、いろいろあって疲れ果てて虚ろな目をしながらスーツケースをガラガラ引いて、池袋駅の地下から地上へとエレベーターを乗り継いでいるときに、居合わせた子どもがずっと乗り降りのボタンを押してくれて、最後にチェルシーをくれたんだ。「疲れているときには甘いものがいいんですよ!」って。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
「三方よし」は近江商人と直接つながらないんだなあ。これを読む限り「近江商人の経営理念」と呼べるかどうかも怪しいのだなあ。 大野正英「「三方よし」の由来とその現代的意味」『日本経営倫理学会誌』19号、2012年
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 months
文学部出身のわたしは、経済学部のひとにも読んでもらえる歴史を書きたいと思ってここまでやってきて、それはそれで大事なことだったと思うのだけれども、経済学部勤めが長くなってきた結果、やっぱり文学部のひとにちゃんと読んでもらえる歴史を書きたいとも強く思うようになってきた。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
5 months
大学院の授業で、木村涼子「戦前日本における家事労働の経済的評価に関する論争」(『大阪大学大学院人間科学研究科紀要』48号、2022年3月)と、坂井博美「女中雇用と近代家族・女性運動」(『歴史評論』722号、2010年6月)を組み合わせて読んだのだけれども、この組み合わせで読むのは良かった。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 years
木本喜美子編著『家族・地域のなかの女性と労働―共稼ぎ労働文化のもとで―』明石書店、2018年。高度成長期は専業主婦化一辺倒ではなく、既婚女性の雇用労働者化が一方で進んだ時代でもある、男性稼ぎ主労働文化とは異なる共稼ぎ労働文化が展開していたのだ、という議論を福井県勝山地域を対象に実証。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
松沢裕作さんとの対談が『書斎の窓』2022年7月号に掲載されています。有斐閣HPより誌面がweb上で無料閲覧可能です。 「分野史を超えた日本史叙述は可能か」というタイトルは、松沢『日本近代社会史』に関連して話した内容からとられています。ご笑覧いただければ幸いです。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 years
企業史料にアプローチするときに、戦後の史料については「社内報を見せていただけませんか?」というのをとっかかりにするとよさそうだというのが、北海道史編さん事業の経験を通じて得た感触です。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 years
史料を読まずに書けることは史料を読まずに書ける程度のことでしかない、というところが、わたしが歴史学を信じられる最後の防波堤。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
1 year
大学院の授業。日本経済史学史のレクチャーを3回やって、「ほらジェンダーの問題が主題化されてこなかったでしょ」と言うところまでが終わった。次回から武田『日本経済史』をジェンダー視点から批判的に読むという本題に進む。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 years
団体史と機関紙があったら、先に団体史を読まないほうがいい、というのも、新生活運動の研究会で学んだことの1つでした。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
11 months
濱口桂一郎『家政婦の歴史』文春新書、2023年。「女中」と「家政婦」は異なる存在で、労働法制のなかでは「家政婦」は「家事使用人」ではなかった、ということを歴史的に解き明かしています。とても勉強になりました。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
朴沙羅『記憶を語る、歴史を書く―オーラルヒストリーと社会調査―』有斐閣、2023年。歴史学の関心からは、「オーラルヒストリーの史料論」というべき大事な議論がされていると感じました。わたしたち(?)が「それも含めて史料批判」というときの「それ」が、明示的に対象化されている、という読後感。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
『社会政策』14巻1号(2022年6月)に、昨年度の社会政策学会秋季大会・共通論題「歴史研究からみる労働と生活の規範形成―〈働きかた〉〈暮らしぶり〉はどのように作られてきたのか―」をもとにした特集が組まれ、拙稿「「かしこい消費者」規範の歴史的位置―日本現代史の場合―」も掲載されています。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 years
銀座の職住関係の歴史を調べていたときに、火事を報じる記事の類いが建物内の構造とか住まい方を知るうえで貴重な史料になることを知った。それぞれ不幸なできごとなので複雑な気持ちだったけれども。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 months
「男性稼ぎ主型」だから「女性ケアラー型」になったのではなく、「女性ケアラー型」だから「男性稼ぎ主型」になったと見たほうがいいのでは、という着想。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 months
戦後日本の小売業の自営業主を性別でみると、女性の割合が3割前後を占めてきました。「商人家族」をめぐる研究史は、家族従業者としての女性の役割に注目してきましたが、女性の自営業主が3割「も」いたことは見過ごされてきたように思います。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 months
玉野和志『町内会』ちくま新書、2024年。「広い意味での労働者階級」(123頁)という規定の有効性をどうみるかが、本書の主張に同意できるかどうかの分かれ目なのだと思うのだけれども、言わんとすることはわからなくもないですが、私は「広い意味での労働者階級」と括らないほうがいいと感じました。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 years
だいたいどんなことも調べ始めてさえしまえばおもしろいのが実証史学の良いところだと思うし、調べていくうちに細かい実証だけに飽き足らなくなって大きな歴史像を描きたくなるところに、実証史学の豊かな可能性があると思う。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
1 year
梅崎修・南雲智映・島西智輝『日本的雇用システムをつくる 1945-1995―オーラルヒストリーによる接近―』東京大学出版会、2023年。すごい。戦後日本の労働史に関わる主要トピックが、手際のよい研究史整理とオーラルの語りによる裏付けで論証されていきます。通史的見通しも得られるすごい本でした。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
5 years
そういえば、拙著『商店街はいま必要なのか―「日本型流通」の近現代史―』(講談社現代新書、2015年)は、(少部数ですが)本日が重版出来予定日でありました。どうぞよろしくお願い致します。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 years
木下武男『労働組合とは何か』岩波新書、2021年。まだ読んでいる途中ですが、これは日本経済史を学ぶ者にとって大事な本ですね。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 years
拙稿「両大戦間期東京市における小売商店の職住関係―銀座通商店街の事例から―」『経済学研究』(北海道大学、70巻2号、2020年12月)が刊行されました。職住一致から職住分離へという変化の実態とその要因について、銀座通りの商店街を事例に検討した実証研究の論文です。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 years
大森真紀『性別定年制の史的研究―1950年代~1980年代―』法律文化社、2021年。戦後日本経済史の必読文献ですね。個人的には、史料が残りにくい対象だということや、自治体女性史・地域女性史の編纂物が貴重な情報を提供していることが印象的でした。 性別定年制の史的研究
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
1 year
歴史系に限らずだろ��けど、学術系のイベントのポスターに「雰囲気で」写真とか地図とか使おうとするのは罪深いのでやめてほしい。その写真や地図の意味をちゃんと理解して使うならいいのだけれども。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
5 years
序章の研究史整理は、実証の課題と論点を絞り込むために必要なわけですが、そこでみつけた「穴」を埋めたことによってなにが見えてきたのかということは、終章で説明し直してほしいことです。「穴を埋めましたよ」という言い方ではなく、そこからなにが見えるようになったのかの「説明」がほしい。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 years
セイコーマートの歴史研究はまだきちんとしたものがないのだけれど、セブン-イ��ブン・モデルで理解されてきた日本のコンビニ史研究を一新させる可能性があると思う。昨日のお仕事でその思いを強くした。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
1 year
日本現代史研究はそう遠くないうちにかなり深刻な史料的制約に直面することになるのではないか、という認識に到達した。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
1 year
拙著『商店街はいま必要なのか―「日本型流通」の近現代史―』(講談社現代新書、2015年)の重版が決まりました。コツコツと第4刷です。なお、紙価高騰などの影響により、今回の重版分から価格改訂になるそうです。ご検討中の方はお早めにどうぞ。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 years
通俗道徳論を引き取りながら、「わな」という言葉で主体と構造をつなごうとしたのが松沢裕作さんで、「民衆暴力」の主体としての両義性に向き合うことで構造を描こうとしたのが藤野裕子さん。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
7 months
・植田展大『「大衆魚」の誕生』東京大学出版会、2024年 ・千住一・老川慶喜編著『帝国日本の観光』日本経済評論社、2022年 ・高柳友彦『温泉旅行の近現代』吉川弘文館、2023年 ・老川慶喜『堤康次郎』中公新書、2024年
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 months
鈴木淳・山口輝臣・沼尻晃伸編『日本史の現在5 近現代①』(山川出版社、2024年)に、「大衆消費社会と生活改善」という小文を書きました。高校教科書と歴史研究との橋渡しの助けになれば幸いです。 《日本史の現在》5. 近現代① | 山川出版社
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 years
社会政策学会第143回(2021年秋季)大会の共通論題「歴史研究からみる労働と生活の規範形成―〈働きかた〉〈暮らしぶり〉はどのように作られてきたのか」に報告者として登壇させていただくことになりました。共通論題は10月17日(日)の開催となります。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
歴史研究には非常に地味な作業をコツコツ進めなければならない場面が多い。「うんざりの向こう側」を何度も見ないとやっていけない。 さあ、「うんざりの向こう側」へ!
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 years
「さいきん読んだこれは面白かったよ」「これは面白くなかったよ」「さいきん何を調べてるの?」とかいう雑々とした話ができないのがつらいです。学問の話をしながら飲みたいなあ。
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満薗 勇
4 years
拙稿「両大戦間期東京市における小売商店の職住関係―銀座通商店街の事例から―」『経済学研究』(北海道大学)70巻2号、2020年12月。インターネット公開されました。本文がPDFでご覧いただけます。ご笑覧いただければ幸いです。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
7 months
松浦正孝編著『「戦後日本」とは何だったのか』ミネルヴァ書房、2024年。本自体はボリュームがありますが、各章はコンパクトでリーダブルな文章になっていますので、おそらく出版関係の方がざっと眺めれば、ここからたくさん新書などの企画を立てられるように思います。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
5 years
「史料」「歴史資料」「古文書」といわれると、一般の方は巻物や軸物といった「いかにも」という感じのものを想像して身構えてしまうかもしれませんが、ひとがそこで暮らしてきた記録は、どんなものであってもその地域の歴史を刻む大事な歴史資料になります。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
4 months
わたしの本は8月に出る予定です。よろしくお願いします。
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満薗 勇
2 years
見本が届きました! 12月23日発売予定です! よろしくお願いします!!!
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
1 year
複雑な現実を理論でスッキリ説明したいという欲���や、実存的な切実な問題をなんとかしたいという思いは、歴史学の側がすぐに受けとめてくれるものではなくて、学問形成の途上ではすごく迂遠的にそういう関心を持ち続けられるかどうかが問われる。最後は繋がるけど、そこまでが大変。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
拙著『日本流通史』に「営業時間別にみたコンビニエンス・ストア店舗数の構成」の表(表19-2)を整理して載せたのは、24時間営業が歴史的にみて決して当たり前ではなかったことを強調するためでした。5割を超えたのは1990年代後半のこと。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
3 years
「2020年の歴史学界―回顧と展望―」『史学雑誌』130編5号(2021年5月)。わたしは日本「近現代」の「経済三」として戦後日本経済史を担当しました。ご笑覧いただければ幸いです。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
1 year
返礼品はないとダメだったのだろうか。暗い気持ちしか湧いてこない。応援消費に飲み込まれていく社会で生きていくのは大変だよ。
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@mitsuzonoisamu
満薗 勇
2 years
歴史学のいいところは、歴史の書き手に当事者性や切迫した実存的理由がなくても歴史が書けるところなのだと思う、とあえて言っておきたい気分。
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