@kuekikenta0712
22歳。西村賢太愛好家(自称) note(毎週土曜更新)▶ 【】ラジオ▶【】
はな私が西村賢太先生の作品に出会ったのは、今から丁度一年前である。 当時の私は(今も殆ど状況は変わっていないが) 全くもって仕事が続かず、新卒で入社した会社は1ヶ月、転職した会社も半年で辞めるという暴挙に出ていた。 根が大の労働嫌いにできているのに加え、 社会に放り出されてからあっという間に2連敗を喫した私は完全に心が折れ、無収入にも関わらず転職活動をろくにせず、アルバイトすら探さずに実家に...
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村上春樹がキモいという件がXで話題になっている。 無論、村上春樹の人格ではなく作品が、描写がキモいという話である。 私は村上春樹の作品は読んだ事がないのでどういった部分が気持ち悪いのかは全く分からないが、きっと何作読んだところで「キモい」という感想は抱かないと思う。 正確に言うならば、「キモい」と思ったとしても、その後に「これでこそ小説だよな」という感想を抱くと思う。 私は人並みに読書をする...
芥川賞作家・西村賢太氏はネット界で絶大な人気を誇る。中卒で働いてきて44歳で芥川賞受賞。「格差社会のヒーロー」という呼び声に本人はどう考えているのか。連続インタビューの第2回。(聞き…
基本的に無口で根暗な私だが、西村賢太先生について聞かれると無駄に話しすぎてしまう癖がある。 西村賢太先生はおろか、読書すら全くしない友人や家族に対しても先生の作品について熱弁してしまうのだ。 そうすると決まって聞かれるのが 「西村賢太のどこが面白いの?」という質問だ。 この問いはファンの人たちの間でも必ず話題になるのだが、根がカッコつけにできている私はいつも「単純に面白いから」などと云う身も...
七尾のアパートから車を数分走らせ、先生が眠る西光寺に到着した。 こちらも事前にアポイントを取っていたため、 住職の方と藤沢外吉さんが出迎えてくださり、 本堂の中でさまざまなエピソードを話してくだすった。 記憶力と洞察力が凄まじく、住職や外吉さんのことは小説内で好き勝手書いても、そういったことを嫌う住職のお母様のことは絶対に書かなかったこと。 電話をかけても殆ど出ないが、藤澤清造関連の時だけは...
某IT企業から圧迫面接をされ、怒りに打ち震えた私は本社に長文のクレームメールを送った。 その後、担当の面接官ではない別の人事担当の者がメールと電話を私によこし、平身低頭で謝罪してきた。 私はその場ではなんとなく和解の形をとり電話を切ったものの、どうにも怒りは収まりきらない。 そこで、私はこの一連の出来事をXに書き込むことにした。 無論、現在使っているアカウントではなく、当時使用していたアカウ...
裁判沙汰になった経験が人生で二度ある。 しかも、一年間で二度である。 と云うと、恰も武勇伝のような、老人がする「昔はよく悪さをしていた」云々の痛々しいアピールのように感じるかもしれないが、決してそんなつもりはない。 毎週noteを書くと勝手に決めたはいいものの4回目にして早くもネタ切れをしているというのもあるし、折角の貴重な経験なのだから書いてみようという極めて虚心坦懐な気持ちからである。...
西村賢太先生ファンの方には説明不要だと思うが、【西村賢太追悼文集】とは先生と生前親交のあった関係者から一般の読者まで、幅広い方々が寄稿した先生への追悼文をまとめた一冊である。 私自身、毎日のように西村賢太に関することをXで呟いたり、このnoteにも何度か書いたりしておきながら、実は【西村賢太追悼文集】はついこの前まで未読であった。 絶版になってしまった先生の作品を集めることと復読をついつい優...
2024年7月6日土曜日。 西村賢太先生の生誕祭(故人に対して生誕祭というのもおかしな話だが)が開催された。 場所は勿論、鶯谷の信濃路。 信濃路 鶯谷店 タイトルは【嘆謬忌は淸えても】。 僭越ながら私がタイトルを考えさせていただいた。 参加者の方から「これはどういう意味なんですか?」と何度か聞かれたのだが、正直深い意味はない。 【羅針盤は壊れても】をもじり、西村賢太っぽい難読漢字(というほど...
お昼頃自宅を出発し、石川に到着したのが19時頃だったためこの日は金沢の安宿に一泊した。 ベッドの上でも当然先生の作品を読んだ訳だが、その作品の稚拙な感想などは誰も興味がないと思うので割愛する。 そして迎えた次の日は6時半に起床。 無職特有の昼夜逆転生活が板についている私にとって数ヶ月振りとなる6時台の起床は正直辛かったが、いくら早起きとは云い条、なにもこれから嫌ったらしい労働に出向くのではない。...
専門学校を卒業後、新卒で入社した会社は1ヶ月、次は半年、その次も半年で退職し、半年間の無職期間を経て再び社会復帰をした。 その会社には一度面接で不採用の旨を言い渡されたのだが、他に行くあてもなくこれ以上無職期間を引き延ばすのは精神的にも経済的にも厳しいと踏んだ私はダメ元で再度連絡をし、リベンジ面接をしてもらい、【スキルはないが熱意と意欲はある若者】として内定を貰ったのであった。 そして7月8...
私のXを見てくだすっている方はご存知かもしれないが、私はSNSを割と積極的に使っている方だ。 他の人の投稿等を見るのは勿論、noteは誰にも頼まれてもいないのに毎週書いているし、誰も聴いていないラジオを週に2回公開している。 で、そうなると必ず沸いてくるのが 【承認欲求ポリス】である。 【承認欲求ポリス】とは私が勝手に名付けただけなのだが、 「自分以外の人間が目立とうとするのを絶対に許さず、...
私が人よりも長けている能力と云えば、 「人を嫌いになる能力」である。 些細な言動が癇に障り、邪推し、直ぐにその人を嫌い、陰口を周囲の人間に言い続けるという救いようのない性質を持っている。 それは同性に対してだけではなく異性に対してもなので、今まであまり人を好きになった経験がない。 柔らかな体温に触れたいという希求は人並み以上にありつつも、恋愛感情を抱くことは人よりも少ない方であると思う。...