大久保清朗 Kiyoaki Okubo Profile Banner
大久保清朗 Kiyoaki Okubo Profile
大久保清朗 Kiyoaki Okubo

@kiyoakiokubo

5,719
Followers
430
Following
1,180
Media
9,502
Statuses

映画研究、映画批評、表象文化論。博士(学術)。山形大学人文社会科学部准教授。山形大学人文社会科学部附属映像文化研究所副所長。『朝日新聞』で映画評。共著『成瀬巳喜男の世界へ』、『スティーブン・スピルバーグ論』など。訳書『不完全さの醍醐味』、『スピルバーグ その世界と人生』。大江健三郎『燃えあがる緑の木』を読書中。

山形県⇔東京都
Joined November 2009
Don't wanna be here? Send us removal request.
Pinned Tweet
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
20 days
開催が迫ってきたので再度告知です。来週末(20日、21日)、東京の日仏会館で以下の催しがあります。わたしは2日目に発表いたします。よろしくお願いします。
@mfjtokyo
(公財)日仏会館
2 months
📣<新着イベント>日仏会館創立百周年記念 日仏シンポジウム「両大戦間期フランスの表象――女性、戦争、植民地」 ●日時:7月20日(土)14:00-18:40、7月21日(日)13:00-19:00 ●会場:日仏会館ホール/オンライン ●詳細: ※開催日/参加方法により申し込みページが異なります。
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
Tweet media four
0
40
142
0
9
9
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
3 years
Netflixで成瀬巳喜男の『銀座化粧』『めし』『浮雲』『女が階段を上る時』『乱れる』が明後日から配信開始。まさか、ネトフリで成瀬が見られることになろうとは。初めての人には『乱れる』がオススメ。加山雄三さんが信じられないくらい素晴らしいのです。
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
Tweet media four
15
1K
6K
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
2 months
それにしても、アンドレイ・タルコフスキー『ストーカー』、モスフィルムの公式サイトで配信してますけど、すごい綺麗なプリントで、しかも日本語字幕付きで見られるって凄くないですか!?
0
697
2K
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
2 years
乃木坂46のシングル「Actually...」のMV監督は黒沢清監督が担当。20分ぐらいのドラマパートがある。齋藤飛鳥さんによればメンバーは本読みを4回ぐらい(センターの中西アルノさんはさらにそれ以上)したという。撮影は1月。YouTubeでは齋藤・山下バージョンが公開されるのでCDを買わないと見られない。
1
272
2K
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
2 years
『ひらいて』は作間さんも素晴らしかったですし、何より映画そのものが、全編を通して言葉にできないような緊張を孕んでおり、圧倒されました。「寡黙さ」で魅せることのできる役者は少ないと思います。作間さんの今後の活躍に期待しています。
@moca3939r
moca
2 years
キネマ旬報新人男優賞にノミネートした作間くん、すごい!!!大久保清朗さんと佐伯知紀さんからの2票!!!押し殺した寡黙さで画面を彩ってみせたと。誰かにちゃんと評価されてる。すごい。嬉しい。#ひらいて
0
67
597
1
470
2K
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
7 years
来週金曜日(6月2日)にBSプレミアムで放送される、ハワード・ホークスの『男性の好きなスポーツ』。わたしが大学生だったころから、この映画が放送された記憶がない。ソフト化もされてない。たぶん、すごく貴重な放送。熊がスクーターに乗ってしまうシュールなコメディ。要チェック。
Tweet media one
2
450
744
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
1 year
弟のPV、乃木坂46の「考えないようにする」。5期生の曲。今回、ロダンの「考える人」が出てくるということで、フランス風。Nogizaka 46ではなくNoguizaca quarante-sixなのです(笑)。
1
117
473
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
7 years
『ラ・ラ・ランド』を見て、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーン最高! と思った人は、で、これ未見の人は、だまされたと思って『ラブ・アゲイン』見てほしいだよなあ。これ、本当に2人の相性抜群です。傑作ですよ。
Tweet media one
0
148
390
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
2 years
『キネマ旬報』のベストテンは毎年、わたしなどのような者が参加していいのか、そもそも誰かに読んでもらえるのかと半信半疑のまま続けているが、それでも励みになっている方がいると知れることはやはり嬉しいものがあります。
@yu_ka0114ss
yu-ka★(Garry’sJr)
2 years
キネマ旬報の個人賞。 新人賞に作ちゃんノミネートされたのも嬉しいけど、更に2人の方が作ちゃんに票を入れて下さってるのが嬉しい。大久保清朗さんと佐伯知紀さん。ありがとうございます。新人賞にはならなかったけど、これも大きな一歩。作ちゃんに伝わってほしい。 #ひらいて #作間龍斗
1
18
204
1
80
378
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
9 months
『朝日新聞』映画欄で、岸善幸監督の『正欲』について書きました。社会派映画という少し古風な言い方がありますが、たぶんその1つの理想的なモデルなのだと思います。原作小説、『沖縄ノート』『生きものの記録』などを交えつつ、自分なりにアプローチしてみました。
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
Tweet media four
0
88
299
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
6 years
『リズと青い鳥』を再見。やはり傑作であるとの確信を深める。教室でまどろむ少女、窓の向こうから手を振る友人。そんな「窓」を介した成瀬巳喜男的なシチュエーションのなかで、少女たち同士の感情が危うい均衡のなか揺曳する。今のところ、2018年の日本映画ベスト1 勢い余ってサントラも買う。
Tweet media one
2
122
247
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
8 years
マーティン・スコセッシ監督の『沈黙-サイレンス-』。まだ気持ちの整理ができてないが、まず印象的なのは日本人俳優の力強い演技。浅野忠信とイッセー尾形の冷徹さ(しかし単純な悪でも敵役でもない)の、敢えていえば不気味な魅惑。窪塚洋介も塚本晋也も素晴らしかった。
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
Tweet media four
1
142
225
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
3 months
サブスクリプションでジャック・ドワイヨン『放蕩娘』も見られるというのも凄い。この時期のドワイヨンは、あまりにも過激で、上映や放送なんかできないのではと危惧している。個人的に彼の最高傑作だと思う『あばずれ女』(ラストの抱き上げるショット!)を再見したい。
0
35
225
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
5 months
なんと、加藤泰の『日本侠花伝』がU-NEXTで見られるようになっている。長くソフト化されていない伝説の大作任侠映画で、再見したいと思っていた。滝(?)を背にした超絶技巧の編集、最後のスローによる死闘……。
Tweet media one
1
60
210
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
2 years
黒沢清監督の「アイドル映画」といえば、前田敦子さん主演の『Seventh Code』の荒涼たる世界が思い出されます。アイドルとは無関係の世界が展開されることでしょう。ヴァージョンについていえば中西アルノさんの力強い歌声(尾崎豊のカバーも見事でした)が衝撃的だったのでアルノ版が気になります。
2
44
196
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
7 months
いよいよ成瀬巳喜男の戦前・戦中作品がまとまってリ��ース、DVD10点(14作品)。オススメは『鶴八鶴次郎』『まごころ』『朝(あした)の並木道』『妻よ薔薇のやうに』だろうか。とくに少女たちの微妙な心の揺れを描いた『まごころ』は必見。『旅役者』や『なつかしの顔』も発売されてほしい。
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
Tweet media four
1
71
191
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
3 years
遺作であり最高傑作かもしれない『乱れ雲』や、ミステリーとして傑作だといえる『女の中にいる他人』、1950年代の到達点『山の音』や『流れる』、隠れた名作『杏っ子』や『女の歴史』も見てみたいものです。成瀬は名作の宝庫。
4
65
185
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
6 years
今の学生はこんなことも知らない、といって驚く(ふりをして軽蔑する)のはなんとたやすいことか。ようするにそれは年の功であり、それ以上でもそれ以下でもない。かつて、その種の言いぐさを死ぬほど軽蔑していたのは、他ならぬ自分ではなかったのか。
0
50
181
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
2 months
ギヨーム・ブラック監督の傑作『みんなのヴァカンス』がDVD化。シンプルなのに豊か。いつまでも見ていたい気持ちにさせる。『やさしい人』もいつかDVDになってほしい。
Tweet media one
0
26
182
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
5 years
『この世界の片隅に』の冒頭、すずが海苔を届けに行くエピソードの広島の町並みの再現で、画面の隅っこで経っている女将さんと背負っている赤ん坊(この赤ん坊は女の子で、1945年8月6日に原爆で亡くなっている)まで、実際に存在している、という話を片渕さんから聞いて愕然とする。
2
75
177
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
2 years
ロベール・ブレッソンの傑作『スリ』と『ラルジャン』がスペシャルプライス(定価2200円+税)でリリース。ともかく、レンタル、サブスクのない作品なので、買いやすい値段になると学生にもオススメしやすくなるので有り難いです。
Tweet media one
Tweet media two
0
42
172
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
8 years
学生に肝に銘じてほしいこと。われわれ教員が学生の皆さんに与えられるのは知識や教養であって、単位ではない。知識や教養なんてどうでもいいから単位だけ恵んでくださいといった人が、この時期になると現れるが、そんな人にわたしから言えるのは、このひと言である――「恥を知れ!」
1
188
164
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
6 years
三宅唱監督『きみの鳥はうたえる』。ふわふわと漂うように生きる3人の若者の夢のような至福の時間は、いつ崩壊するか知れない。『Playback』の三宅の紡ぐ時間はどこかに流れていくというより、滞留し、一気に奔流となって日常に亀裂を入れる。『リズと青い鳥』と並び今年邦画ベスト1。石橋静河がいい。
Tweet media one
Tweet media two
0
36
150
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
1 year
岡田麿里監督作品『アリスとテレスのまぼろし工場』を一足先に拝見させていただきました。まだうまく言葉が見つからないのですが、妥協のない、非常な力感のみなぎる作品でした。見る者に多くを要求する作品ですが、同時にあらゆる人に開かれた作品であると思います。
Tweet media one
0
65
148
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
2 months
今さらですがRoadsteadで黒沢清監督の新作中篇『chime』を見る。ふとした瞬間に軋む日常、暴発する狂気。そしてその感染……。乃木坂46のMV『Actually...』の撮影も担当した古屋幸一の鋭利な画面作りもよく、『CURE』の「淀み」を45分で濃密に煮詰めた感じ。
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
0
35
157
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
2 months
F・W・ムルナウのBlu-rayセット (『タルチュフ』『ファウスト』『タブウ』)がリリース。何だか不思議な3本セットだが、他の作品も出るのか。特典映像「ムルナウ 影の言語」も気になる。『ファウスト』は度肝を抜く特撮満載で、椅子から転げ落ちそうになった。
0
35
143
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
2 months
再掲:諏訪敦彦監督の『2/デュオ』は本当に凄い映画。日本映画の新たな時代の到来を印象づけました。次作の『M/OTHER』(こちらはHuluで視聴できるようです)を含めBDが出てほしい傑作。この時点で、すでに西島秀俊さんは凄く凶暴なオーラを発しています。 #UNEXT
0
33
138
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
2 months
『七人の侍』、いままで見てきたのはいったい何だったのかという美しさではないか。
@janusfilms
Janus Films
2 months
🚨 SEVEN SAMURAI. 70TH ANNIVERSARY. BACK IN THEATERS 7/5. 🚨
164
3K
21K
1
41
127
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
5 years
BSプレミアムでとつぜん放送されて早2年、『男性の好きなスポーツ』ついに国内でソフト化。とんでもない映画です。
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
7 years
来週金曜日(6月2日)にBSプレミアムで放送される、ハワード・ホークスの『男性の好きなスポーツ』。わたしが大学生だったころから、この映画が放送された記憶がない。ソフト化もされてない。たぶん、すごく貴重な放送。熊がスクーターに乗ってしまうシュールなコメディ。要チェック。
Tweet media one
2
450
744
0
80
120
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
3 months
これまでソフト化されてこなかった(と思う)、エルマンノ・オルミの『ジョヴァンニ』がU-NEXTに現れて驚く。こういうサプライズがたまに起こるので目が離せない。オルミはデビュー作『時は止まりぬ』から遺作『私は君たちの仲間だ』(未公開)まで全て見てみたい。
0
31
119
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
6 months
国立映画アーカイブでジョー・ダンテの『ムービー・オージー』を見る。5時間になんなんとする大作だが、7時間のディレクターズ・カットもあるとのこと。上映前に、ダンテ監督から日本の観客に向けての挨拶が、読み上げられた。「幸せな没入を!」という締めくくりに感動する。それにしても凄かった。
Tweet media one
1
26
113
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
4 years
原稿が進まないとき恩師の言葉を思い出す。「寝る前に、最初の一文だけでも書くのです。翌日、直してもいい、消してもいい。ただ一日の終わり、『わたしは何もしなかったわけではない。とにかく書き始めたのだ!』と思えれば、気持ちが楽になります」と。今までで執筆で最も役に立った助言である。
1
40
113
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
5 years
ギヨーム・ブラック監督『7月の物語』。どうやったらこんな映画が撮れるのか。まるで、映画となるべき世界はすぐ目の前にあって、ブラックはそれをいともたやすく掬いあげているだけのようだ(もちろんそうではないのだが)。第2部の最後に待ち受ける出来事に不意を突かれた。日本版ポスターも秀逸。
Tweet media one
1
30
114
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
8 years
『この世界の片隅に』ようやく見る。主人公のおっとりとした性格と端正な作画で、一見そうは見えないが、これはとてつもなく残酷な映画であろう。前線と銃後という区別など、本当は無意味なのだ。巻き込まれる以前に戦いはつねにそこにある。……今、ここに絵筆があれば。
0
77
110
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
6 years
BSプレミアム、今週の木曜日に放送のエリア・カザン監督の『アメリカ アメリカ』(1963)は、カザン念願の自伝的大作。長らくソフト化されていなかったのでかなり貴重(『群衆の中の一つの顔』も希望!)。続編ともいうべき『アレンジメント/愛の旋律』(1969)のなかでも映像が抜粋される。
Tweet media one
0
60
109
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
7 years
ジャック・リヴェットの初期3作品(『四隅にて』『カドリーユ』『気晴らし』)を見る。『四隅にて』のタイトルはもともと「鬼ごっこ」だったとのこと。『カドリーユ』に若き(20歳の!)ゴダールが登場。すべて無声映画。
Tweet media one
Tweet media two
0
24
105
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
7 months
大島渚『わが封殺せしリリシズム』。文庫化に際して、新たにテオ・アンゲロプロス論「希望のカメラワーク」が収録されている。田中純氏の「モンタージュ/パラタクシス」のなかで取りあげられていた名文が、ようやく手軽に読めるようになった。
1
29
102
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
7 years
クライテリオンから出る小津安二郎の『お早よう』のジャケットデザインが可愛い。デザインは木内達朗さん。
Tweet media one
0
61
98
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
5 years
本日の『朝日新聞』夕刊の「プレミアシート」で、タル・ベーラ監督の『サタンタンゴ』評を書きました。7時間18分という長さですが、冒頭から引きこまれます。評ではガス・ヴァン・サントの『エレファント』、ブレッソンの『少女ムシェット』などにも言及しています。
2
29
98
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
8 years
山形大学人文学部の公開講座が始まる。第1回目、石澤靖典先生の講義で出てきたマリオ・ジャコメッリの写真が素晴らしすぎてネットで検索している。目映い白と深い黒が、この世と思えない幻想性の純粋性のアマルガムへと昇華。次回はわたしの回です。
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
Tweet media four
0
37
96
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
4 years
ある映画を見ていて、「ああ無難だな」と思わず呟いてしまうときがある。失敗への恐れがフレーム外から滲み出る作品である。だが、「無難」な映画など、この世の中で誰が見たいと思うだろう。すがすがしく「失敗」している作品、恐れを振り切った作品こそ見てみたい。
0
32
93
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
2 years
続いて、成瀬巳喜男のスコープ期のものとして、『鰯雲』『コタンの口笛』『秋立ちぬ』がDVD化。アイヌ民族の子供たちの差別を主題とした『コタン』は見るのが困難だった成瀬映画の1つ。『秋立ちぬ』も子供を描いた作品だが、知られざる傑作。晴海埠頭を歩く2人の少年少女の姿が忘れがたい。
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
1
27
96
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
2 years
成瀬巳喜男監督作が次々とDVD化。林芙美子原作(『茶色の眼』)の『妻』、室生犀星原作の『杏っ子』は、ともに初。モノクロスタンダード期の傑作。前者における高峰三枝子の「悪妻」ぶり、後者(かなり長い小説の後半のエピソードを映画化したもの)における木村功の鬼気迫るダメ夫が、ともにすごい。
Tweet media one
Tweet media two
0
31
90
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
4 years
イザベル・ユペールの映画を見直し���いる。ジャック・ドワイヨンの『女の復讐』。ドストエフスキーの『永遠の夫』が原作だが、プルーストの文体に関する台詞に惹かれる。「半過去は復讐向き」というのが面白い。
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
Tweet media four
0
19
91
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
4 years
『思い、思われ、ふり、ふられ』、宇野維正さんが『キネマ旬報』8月下旬号に書かれている評「4人の感情の揺らぎを、役者の表情や仕草の繊細なニュアンスを掬い上げて、恐ろしいほどの精度で描写していく。その手つきはもはや本来の意味での「職人」そのもの」を確かめたくて観賞。本当にそうでした。
Tweet media one
1
12
87
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
1 year
一足先に拝見させていただいた『TAR/ター』は、日本で今年公開される洋画のなかでは、多分、最大の問題作。初見では消化できなかった細部について、この記事を読んで少しすっきりする(スポイラー・アヘッドです)。この方の見解には、わたしも概ね同意です。
0
7
88
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
1 month
『ユリイカ』2024年7月号、幸田文特集において、映画『流れる』論を書きました。小論といった方がいいかもしれません。成瀬の映画で、『浮雲』よりもこちらの方が好きだという方もいるのではないかと思います。よろしくお願いします。
Tweet media one
0
28
89
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
4 years
本日の『朝日新聞』夕刊の映画欄でジム・ジャームッシュ監督の『デッド・ドント・ダイ』評を書いています。この映画では『白鯨』が引用されているのですが、その意味について書いています。
1
15
84
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
6 years
大ヒットする小説、漫画、映画、アニメ、音楽なんでも構わないが、それは、普段はそうしたものに関心を示さない層にまで到達するからこそ、大ヒットなわけで、たとえば大ヒットした映画の観客たちが、100年以上の映画の歴史を知らないだろうと言っても、そんなの当然だと思ってしまう。
0
56
82
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
2 years
新しく発売された、ジョン・カサヴェテス『ラヴ・ストリームス』ブルーレイの画質がすごくて、映像だけで泣けてくる。クレジットからして、VHSやDVDとはまるで印象が違うのである。夢のオペラのシーンだけ飛ばしてみたが、やっぱりこの作品と『オープニング・ナイト』の狂気じみた迫力は半端ない。
0
9
82
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
8 years
新海誠さんのインタビューに戻ると、瀧が幻視する組紐の幻想シーンは、四宮義俊さんのお仕事だと知れてよかった。新海さんも「ものすごいものができあがって」と言っているが、あの部分はかなり突出していると思う。
0
21
80
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
5 years
『マリッジ・ストーリー』。久方ぶりに、ベルイマン級の夫婦罵り合戦を見て痺れる。本当に凄い。しかし、アダム・ドライバーがソンドハイムの「Being Alive」を歌うところ、見事にしてやられた。泣くしかない。快く完敗。間違いなく2019年ベスト。
Tweet media one
0
19
82
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
8 years
映画の授業をしていて意外なのは、白黒映画を見せても(少なくとも今のところ)それで抵抗を感じる声はきかないということだ。逆に、色が見えたという感想も! しかし授業の準備で『わが谷は緑なりき』を見てるのだが、たしかに色が見える気がする!
Tweet media one
1
106
78
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
5 months
3月8日から公開されている金子修介監督の『ゴールド・ボーイ』、本日の『朝日新聞』映画欄で評を書いています。見応えあります。中国の配信ドラマ版と見比べましたが、日本の映画版のほうが優れた出来映えだと思いました。『1999年の夏休み』『白夜行』などと絡めながら書いてます。(誤字修正)
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
1
24
79
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
4 years
Netflixでフランソワ・トリュフォー作品が2作視聴可能に。『柔らかい肌』と『恋のエチュード』。本当に夢中になった2本。どちらも傑作。字幕は山田宏一さんのものがついたのも嬉しい。
2
15
77
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
3 years
コスミック出版の「一度は観たい 名作映画 コレクション」、ジョージ・キューカーの傑作『女性たち』が入っているのに驚く。女性しか出てこない、女性による女性のための女性映画。主題歌が有名な『街は春風』も見たかった。他に『極楽特急』など名作揃い。
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
0
23
78
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
8 years
『映画 聲の形』で聴覚障害の問題を扱った映画に興味を持った人は、『ジョニー・ベリンダ』(1948)、『愛すれど心さびしく』(1968)、『名もなく貧しく美しく』(1969)ときて、『愛は静けさの中に』(1986)を見るといいのでは。
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
Tweet media four
0
39
75
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
8 years
「別れ際、もっと好きになる」(乃木坂46)のPVは、明らかにグザヴィエ・ドランの『わたしはロランス』のパロディであるのだが、そのことを誰に言ったら盛り上がるのか、分からない。少なくとも、わたしは1人で盛り上がりました。
Tweet media one
Tweet media two
1
59
72
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
8 years
ジャン=ピエール・メルヴィル『サムライ』日本でBlu-ray化。アランとナタリーのドロン夫妻はどうして双子のように似ているのか。山田宏一さんが以前、この2人でシェイクスピアの『十二夜』を映画化すればよかったと言われていたが、納得。
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
Tweet media four
0
34
74
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
5 years
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』(藤田春香監督)。滅多に席が埋まらない地元の映画館が満席に。京都アニメーションへの静かな思いを分かち合う。それにしても、何という気品のある画面であろうか。画面の美しさの点では『天気の子』に勝るとも劣らない。
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
Tweet media four
1
40
69
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
7 years
シャンタル・アケルマン監督の日本未公開作『明日は引っ越し(Demain on déménage)』(2004)が日本語字幕付きでMUBIで見られる。
0
26
74
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
3 years
『朝日新聞』夕刊の映画評で前田弘二監督の『まともじゃないのは君も一緒』評を書きました。日本のコメディ映画界で果敢な挑戦を続けておられる前田監督。21世紀の日本版スクリューボール・コメディ。清原果耶さん、成田凌さんの掛け合いが面白くて……。愛すべき傑作です。
0
14
74
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
10 months
『朝日新聞』の映画欄で塩田明彦監督の『春画先生』について書きました。とても上品な映画です。なおかつ(やはり)変態映画です(褒めてます)。フォーレの〈レクイエム〉、バタイユの『有罪者』なども引用されています。本当に素敵な作品です。
0
25
73
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
5 years
6月1日(土)に山形大学で日本映像学会大会が行われますが、そのシンポジウムで片渕須直監督にお越しいただきお話(基調講演)をしていただきます。加えて、石田美紀さん、筒井武文さんの発表とディスカッションも行われます。わたしは司会をします。ぜひお越しください。一般参加費は1000円です。
Tweet media one
1
64
71
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
3 years
ジェーン・カンピオン監督の『パワー・オブ・ザ・ドッグ』について評を書きました。傑作だと思います。今回、旧約聖書(詩編22編)とニーチェの『愉しい学問』の引用してあります。字数の関係で省いていますが『愉しい学問』312番「私の犬」。森一郎訳(講談社学術文庫)です。
0
40
71
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
1 year
母の日には、やはり『ママの想い出』を見るといいと思うのです。成瀬巳喜男監督の『おかあさん』、脚本の水木洋子はこの映画から影響を受けてます。この映画で一番泣けるのは、オスカー・ホモルカが死ぬシーンですね。アマプラ見られる人はぜひ。
0
9
69
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
6 years
どういう瞬間に「映画」だと感じるのかは人それぞれだとは思うが、山川吉樹『ハイスコアガール』の第12話、思いを寄せる相手の秘密を知った少女の後ろ姿の構図には、木村大作の『散り椿』や、月川翔の『響-HIBIKI-』には見出せなかった映画的瞬間が存在した。しかし邦画をフォローするのはつらい。
Tweet media one
0
11
66
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
7 years
今夜、深夜のBSプレミアムで放送されるジョン・カサヴェテスの『ミニー&モスコウィッツ』は、『ビッグ・トラブル』とともにカサヴェテスの映画では一番「楽しい」映画だ。中古DVDが高騰しているので、今回の放送は貴重。
Tweet media one
0
66
65
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
4 months
ジャン・ユスターシュのブルーレイが出るという。DVDはかなり以前に廃盤になってしまっていたので嬉しい。年末になると、わたしはよく授業で『サンタクロースの眼は青い』を学生たちと見るが、その都度反応が違う。青春時代の無為と寂寥は何らかの形で刺さっているようだ。
Tweet media one
0
14
67
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
8 years
Aを褒めるためにBを貶したりしないこと。「AはBを批判している」という、本当は自分がBを批判したいだけなのに、Aという作品に隠れて、自分はAを擁護しているような偽善的な態度をとらないこと。「正しさ」にこだわらないこと。多数派であることに安心せず、少数派であることに陶酔しないこと。
0
23
63
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
8 years
弟が作ったPV。NMB48の「甘噛み姫」。ヌーヴェル・ヴァーグの、ある作品がモチーフになっています。
0
39
60
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
12 years
『おおかみこどもの雨と雪』について思うことを書きました。自分の中のもやもやを吐きだしたものなので、同意されない方もいらっしゃると思います。それで構いません。ただこの作品で感動した人は気分を害される恐れがありますのでご注意願います。 http://t.co/O3lYZXOQ
9
41
62
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
6 years
オーソン・ウェルズの『風の向こう側』が今月末8月31日にいよいよ上映。ついにこの日が来るんですねえ。ネットフリックスで11月2日に配信されるみたいですけど、日本でも字幕付けて配信されるのでしょうか。ジョン・ヒューストンが主演という点が、個人的に気になってます。
Tweet media one
Tweet media two
0
24
63
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
1 year
7月19日には、やはり成瀬巳喜男監督の、これまでソフト化されてこなかった『白い野獣』、『舞姫』、『お国と五平』、『おかあさん』、『夫婦』がDVD化。東宝争議で完成が遅れた『白い野獣』や成瀬の数少ない時代劇『お国と五平』などが貴重。『おかあさん』『夫婦』と水木洋子との仕事が始まる。
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
Tweet media four
0
20
65
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
1 year
弟に少し頼まれて、フランス語表記でちょいちょいと助言させていただきました。楽しかった~。
1
21
62
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
8 years
ヒッチコックも小津安二郎も1本も見てない、名前さえ知らない、マリリン・モンローが女優だったことも知らない(モデルだと思ってた)、という状態から、学生たちに映画を教えるのである。それが今の状態だし、別にそのことに絶望もしない。学生が無知だとも思わない。そういうものだと思うだけだ。
2
63
62
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
8 years
ジャン・ルノワールの『十字路の夜』がDVD化。奇跡だ。信じられない。ブレッソンの『白夜』のBlu-ray化といい、学生時代には想像だにしなかったようなことだ。
0
25
60
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
7 years
『アンドレ・バザン研究』第1号ですが、こんな内容になっております。有名ながら邦訳のなかった基本文献、ほとんど知られていないレア文献、いろいろと揃えております。訳者も(わたしは別として)強力です。ぜひ、お読み下さい。諸般の事情により遅れておりますが、よろしくお願いいたします。
Tweet media one
Tweet media two
1
25
60
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
2 years
ヴィスコンティの『地獄に堕ちた勇者ども』やカヴァーニの『愛の嵐』などを論じたソール・フリードレンダーの『ナチズムの美学』が文庫化。田中純先生の『政治の美学』でも取りあげられていた。解説はジークフリート・クラカウアーの『映画の理論』の訳者である竹峰義和さん。
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
Tweet media four
0
20
62
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
8 years
アンヌ・ヴィアゼムスキーの『彼女のひたむきな12カ月』。ゴダールとの関係が書かれている「小説」。『少女』の続編といったところか。
0
20
62
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
1 year
ずっと見たかったマルコ・ベロッキオの『私の血に流れる血』(2015)、8年越しにようやく見られる。JAIHOにリクエストを出したが、まさかこんなにすぐに見られるようになるとは。ベロッキオ監督、ここ最近『マルクスは待ってくれる』『誘拐』と80歳超えとは思えない快進撃。
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
1
14
61
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
4 years
ネトフリ映画、アリス・ウー監督・脚本『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから』が素晴らしい。イシグロ『日の名残り』など文学の引用もさることながら『カサブランカ』『ベルリン・天使の詩』『フィラデルフィア物語』『街の灯』『ヒズ・ガール・フライデー』と映画の引用の仕方が秀逸なのです。
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
Tweet media four
0
11
60
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
8 years
山形で教えていると1年に150本映画を見なければ、わたしの授業に出る資格はない、なんて絶対に言えない。そんな挑発はまったく意味ないし、もはやYouTubeでいくらでも映画がころがってるこのご時世で1年に150本見ようが、300本見ようが自慢になんてならんよ。数じゃないんだ。
1
49
59
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
8 years
『君の名は。』は素晴らしい映画ですが、17日公開の『映画 聲の形』も負けず劣らず素晴らしいので、山田尚子監督ファンとして、こちらも同じぐらい多くの方々に見てほしいと思うわけです。こんな傑作が連続して公開されるなんて幸せすぎます。
Tweet media one
0
59
60
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
3 years
『朝日新聞』の夕刊の映画評で吉浦康裕監督の『アイの歌声を聴かせて』について書きました。なんとミュージカル映画。『竜とそばかすの姫』と比べてみるのも面白いかも。吉浦監督の作品は自主製作時代の作品から追いかけていたので、今回レビューを書けて嬉しかったです。
1
32
60
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
8 years
あとレンタルDVDじゃ見られない、映画祭でしか見られない、スクリーンでしか見られない映画を見てるかを競うのもアホらしいんだよなあ。その人なりに映画と「真剣」につきあってると自負してるのだろうが。でも、それをしない他人を貶めるような振る舞いは見ていてうんざりだ。
0
56
57
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
3 years
改めて考えてみると、初めて『乱れる』を見た人は、そのラストに衝撃を受けるかも知れない。これで本当に終わりなのかと思うほど、あっけないほど唐突に、残酷に終わってしまう。だがエドワード・ヤンは、これを敢えてgenerosity(寛大さ)として絶賛した。高峰秀子の凄絶な表情は今なお胸を震わせる。
Tweet media one
Tweet media two
0
16
60
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
3 years
ついにヴィスコンティの『異邦人』がブルーレイ化。この映画のアンナ・カリーナは、ゴダールとは違った哀愁で胸を打つ。若き日のブリュノ・クレメールとマストロヤンニの対話も印象深い。
Tweet media one
0
10
58
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
3 years
田中絹代は、成瀬巳喜男の『あにいもうと』の撮影で助監督をつとめ、研鑽を積んだ。成瀬の指導は厳しいものだったようだが、その成果がようやく報われたのかと思うと感慨深いものがある。
@asahi_cinema
朝日新聞映画班
3 years
映画史に名を残すスター俳優 #田中絹代 が今、監督として国内外で評価を受けてます。今年のカンヌ、リヨンのリュミエール映画祭、東京国際映画祭と相次いで監督作の修復版が上映。なぜ今「監督・田中絹代」なのか、取材しました。
1
31
86
0
11
57
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
12 years
この前の呑み会で、映画であれ何であれ、ファンであることの条件は「いつまでも忘れないでいること」だと、ある方がおっしゃっていた。忘れることは誰でもできるのだという。激しく同意。作品を忘却から救うのが批評の使命だとして��、その根底にあるのはやはり書き手のファン精神だと思う。
0
73
53
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
5 years
本日の『朝日新聞』夕刊に新海誠監督の『天気の子』評を書きました。これは本当に凄い作品だと思います。19日の公開日以降、劇場で4回見て、この映画の凄さを必死に考え書きました。勇気ある挑戦を讃え、大傑作そして大問題作と書かせていただきました。
0
24
55
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
1 year
『朝日新聞』の映画欄で熊切和嘉監督の『#マンホール』評を書いてます。一見、『ゼロ・グラビティ』などのサバイバル映画に見えつつ、意外なところでジョン・フランケンハイマーの『セコンド』ともつながる作品です。すでに公開して1週間ですが、ネタバレはしておりません。
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
0
25
57
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
8 years
あなたが知らずに見ていた20本のサイレント映画。〈2分間映画学校〉、なかなかいいチョイス。
0
24
55
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
8 years
ユーリー・ノルシュテインの『キツネとウサギ』(1973)、今回初めて見たが、冒頭(47秒~あたり)でウサギが引いているバラライカの曲は、『グランド・ブダペスト・ホテル』でも流れている。
0
15
54
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
8 years
大学後期始まって、学生に会って、顔は思い出せるんだけど、名前が喉元まで出かかって、思い出せないとき、「忘れたくない人! 忘れちゃダメな人! 君の名前は!!」と、瀧君のように絶叫する教師の心の叫びを、〈リアル『君の名は。』現象〉と呼びたい。
Tweet media one
0
31
56
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
1 year
『TAR/ター』を見て、何だか凄かったけど、理解力が追いつかないと思った方は、こちらのレビュー(英語)が参考になると思います。一回目だと(たぶん絶対に)気づかない細部などについて指摘があり、もう一度見たくなると思います。そして二度見るとまた三度目が……と、沼にはまります。
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
1 year
一足先に拝見させていただいた『TAR/ター』は、日本で今年公開される洋画のなかでは、多分、最大の問題作。初見では消化できなかった細部について、この記事を読んで少しすっきりする(スポイラー・アヘッドです)。この方の見解には、わたしも概ね同意です。
0
7
88
0
10
55
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
3 years
Netflixは日本映画でも日本語字幕(CC)が付いていて、これが意外と助かる。成瀬巳喜男の『乱れる』。加山雄三の、この底抜けに脳天気な台詞は何度聞いても笑ってしまう(就活中の学生が聞いたら腹を立てるかも知れないが……)。
Tweet media one
Tweet media two
Tweet media three
Tweet media four
0
9
54
@kiyoakiokubo
大久保清朗 Kiyoaki Okubo
6 years
『アンドレ・バザン研究』第2号が大学に到着しました。特集は「存在論的リアリズム」です。順次発送作業に入っていきます。詳しい内容などは近日中にブログで告知する予定ですので、よろしくお願いいたします。
Tweet media one
0
18
53