Herzog & de MeuronによるマンハッタンのPUBLIC HOTEL。ベルマンや受付がない代わりにiPadでチェックイン。客室もシンプルながら、収納や水回りまで計算され尽くしている。ポイントは圧倒的に豊かな共用部。レストランやバーの上手な配置により、ホテルの中に不思議なコミュニティが生まれている。
Cathedral of Saint Mary of the Assumption, 1971
日本では体験できないピエール・ルイジ・ネルヴィの作品。HPシェルの組み合わせによる、高さ58mの空間。8枚のシェルは、4隅の造形的な足元に収斂する。ダイナミックさと細やかさのバランスがおもしろく、個人的には、西海岸で見るべき建築の1つ。
Salk Institute, 1963
海への軸線が有名だが、現地では広場の細やかなデザ���ンが印象的。詳細に指示したというRCの仕上がりは、トラバーチンとの絶妙なバランスを生み出している。意外と海まで遠いが、断面の緻密な検討がなされたとのこと。中広場の周囲は立体的な回廊とも言える半オープンスペース。
California Academy of Science, 2008
世界でも最大級の自然史博物館で、LACMAと同じくレンゾ・ピアノ設計。鉄骨フレーム上部に太陽光パネルを設置した半外部空間が美しく、環境建築としての空間を提示している。植物を学ぶための屋上は、立体的なランドスケープで、内部のガラスの球体とも連動。
社会人ドクターの川岸昇さんが「Digital Twin City Platformを活用した都市デザイン手法に関する研究」で博士号を取得しました。三菱地所設計でビッグプロジェクトを担当しながらの研究活動で大変だったと思いますが、おめでとうございました。
設計実務をしつつ学位取得を目指す、良いロールモデル。