伊藤亜紗 Profile
伊藤亜紗

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東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター。リベラルアーツ研究教育院教授。MIT客員研究員(2019)。専門は美学・現代アート。『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)、『手の倫理』(講談社)、『ヴァレリー芸術と身体の哲学』(講談社)など。

東京
Joined February 2009
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伊藤亜紗
6 years
昨日の授業で生死について議論する時間があったのだけど、女の子の中に「産める能力を授かってしまったことへのとまどい」のある学生がそれなりいて驚く。産みたくないけど、産まないと「せっかくの能力を反故にするやましさを感じる」だったり「毎月の生理に耐えてきた自分が虚しくなる」だったり。
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伊藤亜紗
5 years
ゼミの選抜課題で「自己紹介しなさい。ただし本当のことを書いてはいけません。」というのを出したら、なんかすごい力作ばかりでてきた。
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伊藤亜紗
4 years
オンライン授業だと感想も例年とちがって楽しい。「録画5回見ました」から「授業の雰囲気が夜の散歩にぴったり」まで。大学の学びが生活の波の中に溶け込んでいることは間違い無く、でもこれって「考える」という行為にとってはとても喜ばしいことなのではないかと思う。
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伊藤亜紗
4 years
ハイレッド・センターやダダなど日常や公の価値をゆさぶる作品に対して、「これ以上不安にしないでほしい」という学生の反応が年々増えている。アートは問い、デザインは答えってずっと言われてきたけど、すでに十分複雑で不安定な世界においては、ただ問うだけのアートはもはや求められていない。
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伊藤亜紗
1 year
むちゃくちゃおもろい‼︎奈良時代に8個あった母音が5個に減った理由は、律令国家の整備で情報総量が増え、一つ一つの単語が長くなり、発音が甘くなったからである、と。語が長ければ厳密に発音しなくてもゲシュタルト的に分かってもらえるもんね。ちなみに名古屋方言はいまでも8母音だそうです。
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伊藤亜紗
4 years
リモートになってからみんな「身体性」って言葉を連発する。でも身体=善じゃない。現にオンラインで楽になってる人もいっぱいいる。もちろんリアルのよさはあるけれど、私たちが身体性っていう言葉に託しがちなものをちゃんと分析し、その要素を別の形で実現する方法を探るほうが大事じゃないのかな。
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伊藤亜紗
5 years
詳しく知ると、ヘレン・ケラーは急に出てきたわけではないということが分かる。そのまえにローラ・ブリッジマンという視覚、聴覚、味覚、嗅覚の4つを失った少女が触覚だけで言葉を学ぶことに成功したという前例があり、それがサリバンのヒントになり(彼女も元生徒)、それがヘレンにつながった。
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伊藤亜紗
5 years
ベネチアビエンナーレ、今年の金獅子賞はリトアニア館。人工砂浜に寝そべった海水浴客によるオペラ。パフォーマンスは土曜日だけで3時間待ちだった…
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伊藤亜紗
3 years
ある製薬会社の方が、感染症は自分(健康体)と他者(ウイルス)の線引きが明確だから、感染症についてばかり研究しているとコントロール至上主義的な社風になりやすい、でも精神疾患など自分と他者の線引きが不明瞭な病を相手にしていると、答のない問いのなかで悩める社風になっていく、と。なるほど
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伊藤亜紗
4 years
今日はこれから授業でジョン・ケージの話をするのだけど、zoomで130人ミュート解除して4分33秒、って成立するんだろうか。。しないよな。。ケージはリモート授業最大の難関かもしれない。。。
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伊藤亜紗
11 months
高知に出かけた今年のゼミ、図らずもテーマは「終わらせる」だった。住民の幸せと自立を尊重するからこそ集落を閉じる可能性を議論し(移住者呼び込みや観光開発はしない)、最終日の朝は庭の鶏をさばいてその命をいただいた。「持続可能」が前提の社会に対する、強烈なアンチテーゼだった。
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伊藤亜紗
11 months
とにかく非流暢にこだわった吃音雑誌。めちゃかっこいい
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伊藤亜紗
4 years
【㊗️ご報告】おかげさまで、このたび第42回サントリー学芸賞(社会・風俗部門)をいただくことになりました‼️といっても私の研究は当事者の方の語りなくしては成立しなかったもので、すべてが実質的には共著です。関わってくださったみなさんと祝いたいと思います。乾杯〜🍻
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伊藤亜紗
10 months
10月にソウルにオープンしたModu Art Theaterの柿落とし講演(?)でした。Moduとは「みんなの」という意味で、日本語訳するなら「障害のある人とない人のための芸術劇場」という感じかな?中心部にこれだけ大きな障害関連のしかも劇場(美術館ではなく)ができるということにまず驚きだったのですが→
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伊藤亜紗
4 years
📺😆8/1 22:00-NHK BS1「コロナ新時代への提言2」に出演します。福岡伸一さん、藤原辰史さんと。な、なんと、宮崎駿さん全面協力のもと、コロナを語る上ではずせないナウシカ を大フィーチャー。ナレーションはアニメ版ナウシカ役の島本須美さん。漫画版の台詞も読んでくださるそうです😭😭
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伊藤亜紗
2 years
Institut Français企画で農業高校出身の哲学者エマヌエーレ・コッチャとお話させてもらえることに。彼の植物の哲学は大気の哲学でもあり、天気と体の関係を考えるうえでも参考になる。「浸透」の存在論。「メタモルフォーゼの哲学」の邦訳も出るそう。西山雄二さんと、11/26。
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伊藤亜紗
2 years
新刊『感性でよむ西洋美術』(NHK出版)が出版されます。「2時間で読める教養の入り口」をうたったシリーズなので、内容はごくオーソドックスな西洋美術ですが、「身の回りにあるルネサンスっぽいものとバロックっぽいものをさがそう」などちょっと変わったワークも収録されてます。
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伊藤亜紗
4 years
10/9発売予定の『手の倫理』、カバーはこんな感じ😍😍「物にさわる」でも「自分の体にさわる」でもなく、「人の体にさわる/ふれる」触覚論を書きたいと思って書いた本です。と同時に「まなざし」モデルじゃない、「接触」モデルの倫理」があるのでは、という提案でもあります。
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伊藤亜紗
3 years
『「利他」とは何か』(集英社新書)の見本が届きました!月2回以上の研究会で議論を重ねてきた、センターの1年間の共同研究の成果です。一人一章ずつ書いていますが、お互いの脳がかなり溶け合っていて、一般的な論集とはだいぶ違います。利他学会議のお土産(?)にぜひ〜
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伊藤亜紗
4 years
学生の反応を見るかぎり、問いかけることを否定している(保守化している)わけではなくて、それが安心(議論の場が用意されていること)や提案(デザイン的な側面を含むこと)とセットになっていてほしいということのように思います。
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伊藤亜紗
6 years
か、かわいい😍14刷になった『目の見えない人は世界をどう見ているのか』、絵本化を記念してヨシタケシンスケさん仕様で新装登場です!もはや新書じゃないねこれ。
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伊藤亜紗
2 years
〈である〉と〈です・ます〉の違いが、客観性や丁寧さではなく、二人称=読者の設定の仕方にあるというのは、〈です・ます〉ユーザーとしてよく分かるなあ…「〈である原理〉は二人称のあなたを取り除く働きをし、逆に〈です・ます原理〉はあなたを前提とする。」(平尾昌宏『日本語からの哲学』)
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伊藤亜紗
10 months
研究室M2津野青嵐さんエッセイ。ファットの身体感覚を当事者との服作りを通して探る、という研究に至るまでの、まんが→白塗り→ファッション→べてる看護師という唯一無二の歴史が語られます。ぜひ。 この身体と生きていくための服作り―自分の手で、誰かと共に―【津野青嵐】
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伊藤亜紗
4 years
📺来週25日(土)午後10:00より、EテレのSWITCHという番組に出演します‼️ 落語家の柳家喬太郎師匠と。完全初対面でカメラが回るまで目すら合わせるなと言われましたが、意外な接点から話が膨らんで奇跡のような出会いになりました。ディレクターに笑顔がやばいと言われた(笑)
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伊藤亜紗
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伊藤亜紗
5 years
数値化への執着がもたらす弊害について、ミュラーの『測りすぎ』(みすず書房)を手掛かりに考察しています。個人的にも��れは非常に重要な問題。ぜひお読みください。→評価、業績、達成度…数字の「測りすぎ」こそが、現代の失敗の原因だ @gendai_biz #現代ビジネス
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伊藤亜紗
3 years
今日のインタビューも超絶面白かった。吃音の方なのだけど、目が見えない人と話しているとどもらないことに気づき、テレビの解説放送のお仕事をされている。話し相手の視線から話題を先読みする癖がついていたので、視線なしに話せる相手や暗闇だと自由に言葉が出てくる、と。
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伊藤亜紗
5 years
MITの人文系研究がいいなと思うのは教養なんて意識はゼロで理工系の研究とがっつり組んでるところ。つまりフィジカルな世界とコンセプチュアルな世界をちゃんと往復してるってことだ。生命とは何かとか、そういうレベルで考えてる。ときには一緒に海洋調査の船に乗っちゃう。
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伊藤亜紗
4 years
校正中…『手の倫理』講談社メチエから10月に刊行予定です✍️他人の体にさわる/ふれるときの、その接触面で生じている人間関係について論じています。触覚の面白さは物理的だからこそ暴力にも親密さにもなるところ。信頼の倫理と不道徳な逸脱を同時に分析する作業が書いていてとても楽しかったです😙
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伊藤亜紗
3 years
『きみの体は何者か』(筑摩書房)見本が届きました。中学生に向けた体とアイデンティティの本。内容はどもる体をベースにしていますが、須山奈津希さんのイラストが弾けてます。吃音は絵になる…
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伊藤亜紗
3 years
いつか書かねばと思っていた「技術と身体」についての本にようやく着手。かつて技術は「職人のコツ」みたいに体にはりついていた。それが啓蒙主義によって言語化され、やがて数値化マニュアル化されて誰でも再現可能なものになっていく。これは民主化だが、個別の身体からの解離でもある。数字と感性。
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伊藤亜紗
4 years
あらゆるゲラ確認の締切が12/25になってる。あるデザイナーがパリコレにあわせて新作出す必然性がないことに気付いて、出したいときに新作を出すことにしたら職人さんを大事にできるようになり、クオリティもあがったと言ってた。ポスト資本主義もサステナブルも利他も「納期改革」からな気がする。。
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伊藤亜紗
2 years
どこの研究室でも同じだと思うけど、論文提出や発表の時期がちかづくと、指導教員はよく学生の夢に出る。伊藤研では見たら報告してもらうようにしてるけど、いつも面白い。(最近はラッパ吹いてたらしい😗)研究室の民話として、それらの夢を採集したい。研究室夢日記ノートつくろうかな。。
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伊藤亜紗
4 years
昨日のトークの質疑でスクロールの害悪について触れたけど、あれは実は前から思っていたことで。人は複数の時間を生きているということ、ひとつの話題には多様なアスペクトがあるということが、タイムラインという仮想時間によって消されてしまう。例えばこんなサイトはどう?
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伊藤亜紗
10 months
ついに疲れをテーマにしたトーク&ディスカッションを開催します!疲れは自分がやったことや置かれた状況に対する体からの評価。丁寧に分類・分析するといろいろ見えてくるはず。申し込みは12/23から。 金沢21世紀美術館 | 伊藤亜紗  「疲れ」から考える 身体と社会の未来
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伊藤亜紗
3 years
㊗️🎉『「利他」とは何か』 (集英社新書)、本日発売です。狙ってやる利他は結局相手のためにならない、という問題意識から出発して、人の潜在的可能性が引き出される条件について論じています。利他こそが世界を救う!式の利他礼賛本ではないのでご安心を(笑) @amazonJP より
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伊藤亜紗
4 years
マイケル・フリード『没入と演劇性』、ようやく入稿した。。完全に学生マインドで取り組んだプロジェクトで、監訳ではなく自分で訳文を作っています。丁寧にコメントをしてくれた林道郎さん、中野勉さんには頭が上がりません。表紙はシャルダン。フリードの読みがもつ迫力の感染力に浸ってください〜!
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伊藤亜紗
5 years
MITの授業のポスター
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伊藤亜紗
4 months
美学の教科書的な本を書き始めた。いわゆる西洋美学史的な本ではなくて、美学aestheticという言葉が社会の中で(例えば黒人や障害者によって)歴史的にどう使われてきたかについて。3年計画くらいかな…
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伊藤亜紗
1 year
体力もなくなってきたしあと5年くらいしたら疲労論書きたいな〜。疲れるって面白いし大事だよね。人間の有限性が解決してることっていっぱいあると思う。(すでにさいきん書いた原稿、あれもこれも疲労についてになっちゃってる。)
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伊藤亜紗
4 years
身体論で一番重要なのは「体調論」ではないかと思いつつずっと書けずにいたけど、これも信頼の問題なのかもしれない。羽生善治さん曰く「体調のバロメータは未知なものを選択できるかどうか」。樋口直美さん「自分を頼るのはきっぱり止めることで安心と余裕を得る」(『誤作動する脳』)。
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伊藤亜紗
2 years
今日は映画みたいな事が起こった。研究室に手書きの手紙が届いていて、開けてみると差出人は元小学校の先生。私ことをテレビでみかけたが、あなたは小学校のときに教えたあさちゃんではないかと言う。思い出が綴られた丁寧な文面と写真が3枚(差出人の方らしき女性、城壁のアップ、テレビに映る私)
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伊藤亜紗
2 years
読み始めた『サイボーグになる』が泣きそうなほど素晴らしい。科学と法学という福祉以外の学問的背景をもつ聡明な若き当事者2人による対話。リアリスティックでファンタスティックでイノベイティブ。
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伊藤亜紗
4 years
『ヴァレリー 芸術と身体の哲学』(講談社学術文庫)見本がきた。表紙は水声社版と同じく、テスト氏苦痛の幾何学からヒントを得た雷モチーフ。やはり文庫はかっちょいい…😘解説は細馬宏通さん。
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伊藤亜紗
1 year
ベルナウのバウハウス建築群へ。ガラス煉瓦が泣きそうなくらい美しい。マイヤーの建築はグロピウスのような派手さはなく、綿密なリサーチにもとづく細部のアイデアに痺れる。1919年のワイマール憲法制定から約10年、建築における民主主義とは何かを本気で追究した、労働者のための研修施設。
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伊藤亜紗
3 years
中島岳志さんといっしょに、マイケル・サンデルさんと能力主義や利他をめぐって対話をしました。サンデルさんは意外なほど浸透する方で、何度も「Ri-ta」と口にしながらその場で思いついたことを言葉にしてくださるライブ感のある方でした。このあと20:00から公開です。
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伊藤亜紗
2 years
「美的な快とは、主体が自分自身へと抱く快なのではなく、人間が主体との差異において抱く快なのだ。…美学は人間を、主体ではないような潜在力をもち、主体ではないような遂行をなすための場として思考する」(メンケ『力』)すばらしいなー。「美学者はぼけに学ぶべし」の意と勝手に解釈。
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@gubibibi
伊藤亜紗
4 years
まだタイトルも決まってませんが、水声社から出ていたヴァレリー本が講談社学術文庫に入ります。書き下ろしの解説は、ムフフなあのお方😙 元になってるのは2010年に提出した博論。頭の中は今と全然変わってないんだけど、若書き特有の殺気を感じます。。。
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@gubibibi
伊藤亜紗
4 years
はあ〜6年かかったマイケル・フリード『没入と演劇性』の翻訳が7月末にようやく水声社から出ます。6年前って言ったらまだ「目の見えない人は」も出てなくて、東工大に着任してすぐのペーペーだった頃。並走してくれた林道郎さん、中野勉さん、井戸亮さんには感謝しかないです🙇‍♀️
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伊藤亜紗
4 years
信頼について考えている。「自立とは依存先を増やすこと」をある方向につきつめてしまうと、「ひとりの人を愛すること」が怖くなってしまう。
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伊藤亜紗
3 years
ばけもさんへのインタビューを公開しました。ばけもさんにとって着ぐるみは自身の「擬獣化」なのだそう。呼吸や視覚が制限される一方で、「キツネ耳で聞いている感じがする」など、身体感覚の拡張が起こると言います。未知なるケモナーの身体論にぞくぞくしっぱなしでした。
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@gubibibi
伊藤亜紗
6 years
わかった!時間論はまず「話が飛ぶ人」の研究をすればいいのだ。ひとりの人の中にいかに複数の時間が進行しているか、そして他者との時間のすり合わせ(会話)と、自分の中の時間の乗り換え(自己内対話)がどう調停されていくか。そして「触発」とは。「ノる/乗っ取られる」の次は「乗り換え」論・笑
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@gubibibi
伊藤亜紗
4 years
stayhomeしながら触覚についての本を書いてる。触覚は伝統的に欲望と結びつく不純な感覚だとされてきた。つまり、道徳に異物を持ち込む感覚であると。でもだからこそ、「道徳(=「〇〇すべし」という普遍的規則)を、「倫理(=この具体的な状況でどうふるまうか)」にブレイクダウンする力がある。
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伊藤亜紗
3 years
サボっていた中学生向けの吃音本を書いてる。吃音本というか、どもることを手がかりにした身体論。内容的にはあまり新しいことは出てこないけど、思春期だと身体論じゃなくてわたしの身体論になる。体のむちゃくちゃさに気づいた結果、なぜか自己肯定感が高まるような魔法にかかる本にしたい。
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@gubibibi
伊藤亜紗
3 years
私は授業の初回で必ず自分が吃音であることを伝えてるんだけど、学生から、zoomだとどもっても回線の問題に感じるから事実上吃音が消えると言われた。コロナ以降、私の吃音じたいはかなり重くなってる��ど、どもられる体も変わってる。隠れ吃音ならぬステルスモード吃音?
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@gubibibi
伊藤亜紗
6 years
『どもる体』完成しました😘🎉蛍光ピンクが眩しい!同じケアをひらくシリーズの國分さんの本のとは対極的なポップでサイケな本になりました。しゃべるという最も日常的かつ最も繊細でプライベートな体のうごめきを愛おしがるための本です。
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@gubibibi
伊藤亜紗
2 years
11月末にでる新刊の校正…西村ツチカさんの挿画に救われてます。タイトルも気に入っていて『体はゆくーできるを科学する〈テクノロジー×身体〉』。テクノロジーの力を借りて意識を追い越していく、不思議で危うい体の奔放さについての話です。
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@gubibibi
伊藤亜紗
3 years
おかげさまで『手の倫理』が10刷🎉最近対面で講演をするようになってようやく生の感想が届くように。「読んだら手芸したくなりました」って作品をくれる方がいたり、「ジャグリング再開しました」っていう学生がいたり、めっちゃ自由!やっぱり本は著者ではなく読者のためにあるな。。
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@gubibibi
伊藤亜紗
4 years
中島岳志さんと土井善晴さんの新刊『料理と利他』(ミシマ社)😍毎日の営みから考える利他や自然のこと。寄藤さん装丁の民藝風似顔絵が可愛いすぎる。オンライン対談のライブ感も完全再現してあって、年末年始にぴったりな一冊では。
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@gubibibi
伊藤亜紗
4 years
デュシャン《泉》の本当の「作者」(R. Muttとサインしてデュシャンに送った)と目されてるエルサ・バロネスという女性ダダ作家の作品。完全にレディメイドなんだけど、面白いのは彼女の作品の多くはイヤリングなど身につけて使うコスプレグッズとして作られること。
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@gubibibi
伊藤亜紗
4 years
🙌10/9発売予定の『手の倫理』(講談社)、おかげさまで発売前ですが早くも重版になったとのことです。この本をきっかけにみなさんと考えてみたいことがたくさんあります。 手の倫理-講談社選書メチエ-伊藤-亜紗/dp/4065213533
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@gubibibi
伊藤亜紗
2 years
ずっと「できない」の面白さを追ってきたけど、「できる」も結構面白いのではないかと最近思ってる。できなかったことが不意にできるようになるとき、イメージできないことを体がやってしまう、ということが起こってる。体が意識を追い越してる。「できるようになる」のなかに負けがあるんだと思う。
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@gubibibi
伊藤亜紗
4 years
今更だけど「美とは何か?」という問題を考えたくなってきた。上の世代の研究者は、国家主義的な文脈で美を批判的に論じるのが定石だった。でも障害の文脈では効率性や生産性など支配的な価値観をはねのける強い肯定の言葉として美がある。私のどもりもIt’s a beautiful thing と言われた事がある。
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@gubibibi
伊藤亜紗
1 year
企業からの問い合わせで「やるべきことが分からないので一緒に考えてほしい」というのが増えている気がする。やりたいことを実現するのが会社だと思っていたので最初はびっくりしたけど、大学の産学連携課に聞いても、昔の「シーズとニーズのマッチング」みたいな分かりやすい産学連携は減ってるらしい
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@gubibibi
伊藤亜紗
5 years
『記憶する体』(春秋社)完成しました🎉😍実物見るとカバー絵の細密度が六次元くらいあって目がくらくらする🌀この本の最大のテーマは「中途障害」。中途障害というと、変化に対応する脳や体の可塑性ばかり語られるけど、実際に当事者の話を聞くとそんなに単純じゃない。
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@gubibibi
伊藤亜紗
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公開されました。自分にとってもターニングポイントになりそうな原稿になりました。 電車の中のチマチョゴリ | 一番身近な物体 | あさひてらす @asahipress_com より
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@gubibibi
伊藤亜紗
4 years
國分さん熊谷さんの『責任の生成』を読んでると、美学者として、味わうこと、感じることについて、ちゃんと考えなきゃいけない気がしてくる。何かを深く感じるだけで、なぜ生きる力が湧いてくるのか。ずっと不思議に思ってきたけど、感性についてそういう問いの立て方をしている美学はほぼないと思う。
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@gubibibi
伊藤亜紗
7 years
平凡社より共著『声と文学』が出版されました。古代ギリシャでは音読は奴隷の仕事だった、という話などを手がかりに、読むことは身体を貸すことであり、そもそも人はつねに外部とのフィードバックシステムを構築することによって思考してきた、というちょっと壮大な話をしています。ぜひ。
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@gubibibi
伊藤亜紗
4 years
研究者をしていると、いろんな企業とか組織とか高校生とかから「ヒアリング」の依頼がくるのですが、みんなどう対応されているのだろう。たいていは「うちの製品にコメントしてください」みたいな感じでこちらの得るものはゼロ、知的財産をただで盗まれている気しかしないのだけど、私の心が狭いの?
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@gubibibi
伊藤亜紗
4 years
😍😍ついに「見えないスポーツ図鑑」が晶文社より書籍化されます‼️前代未聞の「研究ドキュメンタリー」スタイルで、読み物としてもとても楽しい内容に仕上がっています。この本を読むと、選手の視点で、競技を観戦できるようになるはず。日本を代表する各競技のエキスパートにご協力いただいています〜
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@gubibibi
伊藤亜紗
2 years
めちゃくちゃ楽しかった高野秀行さんとの対談が記事に。我ながら顔から喜びがもれてる😆 語学習得のカギは〈体の探索力〉? 英語を喋れないあなたに知って欲しい…25以上の言語が現地で使える“ブリコラージュ学習法” <特別対談>伊藤亜紗×高野秀行 #文春オンライン
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@gubibibi
伊藤亜紗
1 year
ルンビニ公園のランニングステーション。ボタンを押すと「伴走者を探しています」というアナウンスと光が。元はジョーさんという視覚障害者が毎回違う伴走者と走り始め、それならばと知事がステーションを設置したそう。見ているかぎり、ボタンを押すとたまたまそこにいたランナーが即座に近づいてくる
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@gubibibi
伊藤亜紗
1 year
『感性でよむ西洋美術』の著者朗読版音声を公開しました。32枚の画像のすべてに、言葉による説明(イメージディスクリプション)をつけています。 実はこの本を出すとき、盲学校にはいまだに専用の美術の教科書がないということがずっと頭にありました。
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@gubibibi
伊藤亜紗
5 years
今日はある先天盲の方にインタビューしたのだけど、その方は世界の認知が完全に触覚ベースなのだった。音を聞くと、そのものを触った記憶から成る触覚イメージがたちあがる。たとえば向こうからボールがバウンドしながら近づいてくると、ボールを触った感触がはずんだ箇所に生まれるらしい。
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@gubibibi
伊藤亜紗
2 years
大手本屋さんの人文(思想)コーナーがいまだに男性の著作ばっかりなのはさすがにげんなりするなあ…よくて池田晶子だもんね。
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@gubibibi
伊藤亜紗
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利他本進行中…_φ(・_・
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@gubibibi
伊藤亜紗
2 years
津野晴嵐さんは、べてるの家の元看護師で現在は伊藤研M1の学生。精神病院に勤務しながらここのがっこうに通って服をつくり、〈ITS〉でファイナリストに選出。彼女の服はコムアイとかいろんな人が着てるけど、似合う度でいったらやっぱり実のお婆ちゃんが最高😆
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@gubibibi
伊藤亜紗
11 days
世界哲学会議2日目。気になってたアフリカ哲学のセッションにいくつか参加。アフリカ哲学の父と言われるホウントンジがフッサーリアンだったからか現象学が盛んみたい。「ダンスは目的なき運動」とか言うのはヨーロッパの発想でアフリカでは���ンスには目的がある、みたいなレベルで議論が展開してる
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@gubibibi
伊藤亜紗
3 years
やたら審査員の依頼が来るようになって、自分もそういう年まわりなのかーとしみじみしていますが、基本的にお断りしています。賞という瞬間的評価も有益だと思いますが、自分のミッションとしては、教育という継続的並走で次の世代を育てることに力を注ぎたいです。
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@gubibibi
伊藤亜紗
4 years
「労働とは、槌で叩いたり、滑車を巻き上げたり、刈り取ったりする以上に、ひとの世話をする、ひとの欲求や必要に配慮することである。」『ブルシット・ジョブ』は裏返すと非常にすぐれたケア論であり利他論なのだった。
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@gubibibi
伊藤亜紗
3 years
【アーカイブ公開】3/13-14に開催された利他学会議の動画を6ヶ月の期間限定で公開します🙌3つの分科会+エクスカーション+全体会というハードな合宿でしたが、最初から最後まで和気藹々と楽しい打ち合わせ=チューニングの時間でした。具体的なアイディアも満載です。ぜひ
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@gubibibi
伊藤亜紗
3 years
校正中…恐れ多くもキャッチコピーは「14歳からの身体論」だそうです。
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@gubibibi
伊藤亜紗
5 years
わーい!無事にボストン入りしてMITの一員に😙🎉客員研究員として半年滞在します。MITでは美学や美術史は人文系のSHASSではなく建築学部の一部なので、私もSchool of Architecture+Planningの所属に。アート&美学教育や障害&テクノロジーまわりのいろいろを見てきたいと思います。
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@gubibibi
伊藤亜紗
5 years
㊗️🎉第13回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞することになりました。学者とか思想家ではなく表現者として評価していただけたのが何より嬉しい。過去の受賞者もすばらしい方々ばかりでお仲間になれて光栄です。そしてメビウスの輪がめちゃかっこいい…。
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@gubibibi
伊藤亜紗
10 months
コンセプトも日本よりずっと先に行っているように感じた。一環しているのは「物理的なアクセシビリティの先にいく」ということ。「欲望、楽しみ、正直であることに対するアクセシビリティを実現する」ということが謳われていて、かなり感銘をうけました。→
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@gubibibi
伊藤亜紗
4 years
【🎉🎉受賞記念キャンペーン】長らくamazonで2倍以上の値段がついてるとクレームの多かった(苦笑)私の処女単著『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』ですが、水声社がキャンペーンをしてくれることになり、消費税分割引価格の3000円で注文をとってくれることになりました❗️❗️
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@gubibibi
伊藤亜紗
4 years
学校のYouTube授業の宿題で出てた谷川俊太郎「かんがえるのっておもしろい」の感想文、息子の答えは「かんがえるのは体が勝手にやってることなのでよくわかりません。以上。」なんか責任を感じなくもない。。
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@gubibibi
伊藤亜紗
5 years
今日ははじめて色弱の方にお話をうかがったのだけど、想像以上に違っていて驚いた。赤が感じられないので牛肉が苦手、花が綺麗だと思ったことない、など。ちなみにその方は画家で、色がもたらす効果を線や形で出そうとしている。とっても面白かった。
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@gubibibi
伊藤亜紗
1 year
公開されました。摂食障害の波に四半世紀以上揺られたヨウさん。泣きながらやっていた過食嘔吐を、あるとき楽しみに感じられるようになった。「回復」と「感じること」の関係について私なりに考えてみました。 第二回 脂は敵だから好き | 一番身近な物体 | あさひてらす
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@gubibibi
伊藤亜紗
4 years
分身ロボットで自宅から接客の仕事をしていらっしゃる方にお話をうかがった。ものすごーくおもしろかった!ふつうにロボットに「入る」という言い方をされる。「いる」ことは沈黙を許す。zoomが苦しいのは「いる」感がないから必死にコミュニケションをとろうとしちゃうからだと思う。
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@gubibibi
伊藤亜紗
2 years
『現代思想』中井久夫特集にヴァレリー研究者として寄稿してます。学生時代の私にとって、ヴァレリーを「思春期の精神的危機を昇華した文学」とか言ってしまう中井先生は敵でした、はい…(その後回心した話も書いてあります)中井的磁場からヴァレリーを救う、くらいの気持ちで博論書いてました笑
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@gubibibi
伊藤亜紗
4 years
今朝の朝日新聞に寄稿しています。「さわる」と「ふれる」の違いについて。この違いを指摘したのは、哲学者の坂部恵さんです。(伊藤亜紗の利他学事始め)「接触」の機微にふれて:朝日新聞デジタル
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@gubibibi
伊藤亜紗
2 years
摂食障害経験者の方にお話を伺うために名古屋へ。10代のダイエットで体を思いどおり支配することを覚えてしまい、30代で体がいっきに反逆。心と体が、DV夫とその妻みたいな関係で、体にクリームを塗ると、体に「いまさら何?」って言われてる感じがする、と。
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@gubibibi
伊藤亜紗
10 months
私なりに解釈すると(講演でも話した)、点字ブロックはもちろん必要だけど、当事者からするとそれは「お前はここを歩け」と言われているようなもので、ときにはそこを外れて冒険もしたくなる、その欲望を正直に言っていい場所にする、ということかと。
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@gubibibi
伊藤亜紗
4 years
3/13-14、未来の人類研究センターが2日間にわたるオンラインイベント「利他学会議」を開催します!中島岳志さん、磯﨑憲一郎さん、若松英輔さん、國分功一郎さん、伊藤亜紗=センターメンバーが、理工系の研究者や、現場の実践者と「利他」をめぐって徹底的に語り合います!
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