シベリアに抑留された男性と、その帰国を待つ家族の姿を描いた映画「ラーゲリより愛を込めて」（毎日新聞社など製作委員会）が全国公開中だ。主人公の山本幡男さんを二宮和也さん、妻のモジミさんを北川景子さんが演じている。局限状態でこそ明らかになる友情と家族愛、ヒューマニズムのきらめきを伝える作品は、実話に基

2022年入社。阿武町誤給付、下関国際の甲子園準優勝、上関原発などを取材。船旅（東南アジアや離島）、写真（川内倫子）、映画（是枝裕和）、教育が好き。最近楽しかったのは島の子供とのかけっこです。

2022年入社。阿武町誤給付、下関国際の甲子園準優勝、上関原発などを取材。船旅（東南アジアや離島）、写真（川内倫子）、映画（是枝裕和）、教育が好き。最近楽しかったのは島の子供とのかけっこです。

　山口市の放送局「tysテレビ山口」の労働組合が、冬のボーナス引き下げに応じられないとして、15日から48時間のストライキに入ったことが同社への取材で判明した。全社員の半数に当たる約40人がストに入ったため、15、16の両日、夕方のニュース番組の一部を休止するなどの影響が出た。

　兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催中の第104回全国高校野球選手権大会第12日の18日、準々決勝で下関国際（山口）に敗れて史上初となる3度目の春夏連覇がならなかった大阪桐蔭。大阪桐蔭が投打に上回ると目されていた試合が決着した瞬間、球場は3万4000人の大観衆の歓喜と悲鳴、どよめきに包まれた。

　いじめを受け2016年7月に自殺した県立高2年の男子生徒、海都（かいと）さん（当時17歳）の命日の26日、関係する光市の高校で追悼式が開かれた。遺族や県教委職員、海都さんが通っていた高校の教職員ら約40人が、悲劇を繰り返さないよう校内に建てられた石碑に献花した。

　山口県立大（山口市）でグリーフケア（身近な人を亡くしたことなどによる悲しみのケア）について学ぶ授業の一環として���「いじめ自死遺族としてお伝えしたいこと」と題した講演があった。自死により息子を失った篠原真紀さん（57）らが、社会福祉を学ぶ県立大2年生約10人に、いじめやその後の苦しみなどについて語っ

　夏の甲子園で準優勝を果たした山口県の下関国際高校は、大会期間中に想定を上回る経費がかかったとして、クラウドファンディング（CF）で支援を呼び掛けている。目標金額は2000万円、期間は31日まで。

　「息子が命を懸けて作った法律だが、子供を守れるものになっていない」。2011年に大津市でいじめを受けた市立中学2年の男子生徒（当時13歳）が自殺した問題を契機に制定された「いじめ防止対策推進法」の成立から、21日で10年を迎える。いじめへの対応と防止について学校や行政の責務を定めたが、現場での趣旨

　現代詩人の登竜門、第27回中原中也賞（山口市主催）の贈呈式が29日、山口市内のホテルであった。「たましいの移動」（七月堂）で受賞した川崎市の慶応大大学院生、國松絵梨さん（24）にブロンズ像などが贈られた。

境内に咲くアジサイ＝山口県防府市の東大寺別院阿弥陀寺で2022年6月10日午前11時46分、福原英信撮影

　第104回全国高校野球選手権大会準決勝の20日、下関国際（山口）は春のセンバツ準優勝の近江（滋賀）を破り、同校初、山口県勢としては1985年の宇部商以来37年ぶりの決勝進出を決めた。準々決勝でセンバツ優勝の大阪桐蔭を破ったのに続く快進撃。22日、県勢64年ぶりの優勝を懸けて仙台育英（宮城）との決勝

　能登半島地震の激しい揺れと津波で施設の大部分が倒壊した、石川県珠洲（すず）市宝立町（ほうりゅうまち）にある老舗の温泉銭湯「宝湯」。150年以上続くとされる湯元を経営する橋元宗太郎さん（40）は「銭湯はつながりの場。何年かかっても復活させる」と前を向く。

　中国電力（広島市）が、山口県上関町で原子力発電所の使用済み核燃料を一時的に保管する中間貯蔵施設の建設を検討していることが判明し、地元では賛否が交錯した。 　上関町では1982年、中国電による上関原発の建設計画が浮上。町民の意見が割れ、2011年まで町長選は9回連続で推進派と反対派の一騎打ちの構図と

　■紛争地からの発信、よりよい社会のため　情報送るだけでなく根源的に考える　世界各地の紛争地を取材し、大学でジャーナリスト教育を手がけてきた。戦争による悲惨な被害がやまない中、ジャーナリズムが果たすべ…

　新型コロナウイルスの感染拡大に伴い一昨年や昨年に中止・延期せざるを得なかったマラソン大会が、感染者が減っても参加者の確保が見込めない状況となっている。前橋市は15日、延期していたマラソン大会の打ち切りを発表。ほかの大会関係者も「一度離れた参加者がなかなか戻ってこない」と懸念している。

　下関国際は19日、近江（滋賀）との準決勝に向けて兵庫県西宮市内の球場で午前11時半ごろから約2時間、練習に汗を流した。 　近江のエース、山田陽翔主将への対策とみられる右投手を打席近くに立たせたバッティング練習の他、坂原秀尚監督らによるノック練習などがあり、選手らは声を掛け合って最終調整をした。

卒業式の最後に島民らが作った花道を歩き、泣き笑いの表情を見せる香川県丸亀市立小手島中学3年の今中章乃さん＝香川県丸亀市で2023年3月14日、大西岳彦撮影

　「憧れの舞台でチームを勝利に導く投球をしたい」 　センバツに出場する光のエースで、主将も務める升田早人投手（2年）は決意を示した。最速141キロの右腕で、中国地区大会準優勝の原動力となった。田上昌徳・投手コーチも「試合を重ねるごとに強くなる。潜在能力はまだまだある」と期待を寄せる。

　宇部市の宇部フロンティア大付属中学、同香川高校で2015～18年の間、男子生徒がいじめを受けて転校せざる得なくなったなどとして、元同級生と同校側に合計約970万円の損害賠償を求めた訴訟で、山口地裁（山口格之裁判長）は19日、原告の訴えを一部認めて元同級生に計55万円の支払いを命じた。

　第95回���念選抜高校野球大会（毎日新聞社など主催）第5日の22日、彦根総合（滋賀）と対戦する光（山口）の福原将斗捕手（2年）は30年前の夏、同校の選手として甲子園に出場した父智浩さん（47）の悲願「親子で甲子園」を実現させた。光は智浩さんたちが3年生だった1993年と翌94年、夏の甲子園に連続出場

瑠璃光寺五重塔＝山口市で2022年12月12日、本社ヘリから上入来尚撮影

16日まで 　刑務所の更生プログラムで、対話によって受刑者たちが「罪を犯した自分」と向き合う姿を描いたドキュメンタリー映画「プリズン・サークル」が、山口市の山口情報芸術センター（YCAM）で16日まで上映されている。センターで11日にあったトークショーで、坂上香監督は「塀の中と外で壁を作らず、私たち

　22日の夏の甲子園決勝で、下関国際（山口）は仙台育英（宮城）に敗れ、山口県勢64年ぶりの優勝はならなかった。坂原秀尚監督（45）が監督に就いた2005年、部員が9人そろうかどうかぎりぎりだった野球部は17年後、全国最高の舞台で輝いた。「下関国際を甲子園の決勝で戦わせたい」。坂原監督がそう願ってつく

　第95回記念選抜高校野球大会（毎日新聞社など主催）に光が初めて出場することが決まり、光市役所に球児らを応援する横断幕（縦90センチ、横8メートル）が掲げられた。

　第104回全国高校野球選手権大会第6日の11日、山口代表の下関国際は第4試合で富島（宮崎）との初戦に臨み、5―0で制した。六回裏に2死満塁のピンチを迎えたが、堅い守備で無得点に抑え、九回まで着実に得点を重ねた。試合終了と共に笑顔を見せた選手たちにスタンドからは大きな拍手が送られた。【林大樹、神山恵

　防府市の防府天満宮で梅の花が見ごろを迎えている。 　学問の神様の菅原道真が梅を愛したことにちなみ、天満宮の境内には16種類1100本の梅の木が植えられている。園内は白とピンクの梅が咲き誇り、梅の香りに包まれている。梅の撮影に来ていた広島市の会社員、山本祥さん（60）は「きれいな梅にメジロが止まって

本堂からライトアップされた雪舟庭を眺める人たち＝山口市で2023年11月17日午後7時24分、福原英信撮影

境内に咲く白いヒガンバナ＝山口市の鰐鳴八幡宮で2022年9月17日午後1時21分、福原英信撮影

　イスラム主義組織タリバンが2021年夏に暫定政権を樹立したアフガニスタンからの国外退避を求め、元山口大大学院留学生の30代のアフガニスタン人男性とその家族計6人が山口市内に来てからまもなく1年がたつ。一家は周囲に支えられながら暮らし、3月上旬には日本政府に難民認定を申請した。【堀菜菜子】

　第104回全国高校野球選手権大会第13日の20日、準決勝で近江（滋賀）が下関国際（山口）に敗れた。エースで4番そして主将の山田陽翔（はると）選手（3年）を中心に、近江は「山田頼みのチーム」と呼ばれ続けたが、山田選手を助けようと努力を重ねてきたのが投手の星野世那（せな）選手（3年）だ。

「電子書籍普及やネット通販拡大」が影響 　山口大正門前にある書店「文栄堂山口大学前店」（山口市平井）が、10日までで一般向け書籍の取り扱いを終了する。同大付近では専門書や学術書を扱う書店がなくなることに。学校への教科書販売を中心とした外商部門は継続する。【小澤優奈】

　第104回全国高校野球選手権大会で、初戦を突破した下関国際は大会第11日の16日、第1試合（午前8時開始）に登場し、目標のベスト8を懸けて浜田（島根）＝18年ぶり12回目＝と3回戦を戦う。下関国際の坂原秀尚監督と、浜田の家田康大監督に勝敗の鍵などを聞いた。

　山口市出身の詩人、中原中也（ちゅうや、1907～37年）の初期の詩「朝の歌」全編の直筆原稿が新たに見つかった。同市の中原中也記念館が9日発表した。朝の歌は中也の第1詩集「山羊（やぎ）の歌」に収められ、詩人としての「方針を立てた」と自ら回顧している詩で、中也の創作過程を考える上で価値の高い資料という