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1981年京都生まれ。哲学・思想を学びたいすべての人が学べる場を提供すべく、オンライン講座「ソトのガクエン」を開設(2021年)。専門は現代フランス思想/Discord(登録無料)☞/ブログ☞

現在開講中の講座はこちらからご覧ください
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小林卓也@ソトのガクエン
2 months
9月9日(月)からは、哲学入門講座の最終シリーズ「現代哲学編」がスタートします。現在の私たちが生きる社会へと連なる近代の何が問題だったのか? 現代思想はどのように近代を批判し、乗り越えようとしたのかを4回にわたりお話しいたします。皆様、ぜひお越しください。
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3 years
「哲学とポエムの違いはなんですか?」という質問は、ご本人は哲学を揶揄しているつもりなのでしょうが、実は極めて本質的な問いでもありますよね。存在そのものを思考するのに必要なのは日常言語ではなく詩(ないし詩的言語)である可能性がありますので。
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2 years
平井靖史先生の『世界は時間でできている ベルクソン時間哲学入門』(青土社)を読んでる途中ですが、本書があれば、もう向こう10年は哲学の本がいらなくなるのではないかというほどの最良著です。自分の概念や考え方がペリペリと徐々に解体されて行き、全く新たに再構築されていく経験をしています。
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2 years
学生さんから寄せられたコメントシートですが、哲学教員としてこれほど喜ばしい感想はありません。もはや僕からお教えすべきことはありません。
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2 years
学部時代、学内の書店で哲学の先生にお会いしたので「哲学を勉強したいんですが何の本を読めばいいですか」とお尋ねしたら、「これを読みなさい」とおもむろに自分のカバンから「株の本」を取り出し、プレゼントしていただきました。哲学では飯が食えないので資産運用を学びなさいということでした。
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3 years
フランスの哲学者ジル・ドゥルーズは、アパートから身を投げて死んだのですが、「生を肯定する哲学者がなぜ自殺を?」という問いに小泉義之は、自分の身体に残された時間を計算し、自らの手でチューブを抜き自らの足で窓へと赴き、自らの力で窓枠を乗り越えた自由は肯定せよと答えていたかと思います。
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3 years
どういう経緯でそうなったのかまったく思い出せないのですが、なぜか学部3年生のときにドゥルーズの『差異と反復』を読み始めて、まったく理解できず、しかし何だか分からないけれども惹かれてしまい、これを読むためだけに大学院に行くことにしました。
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2 years
院試の哲学史対策が話題ですが、かつてブログ記事を書いたことがあるのでお知らせします。 専門的か勉強をする前に、一旦、ひとつの流れとして哲学史を眺めるのが良いと思いますので、これらから始めるのが良いのではないでしょうか。
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2 years
昨年末、書店で見つけて即購入しました『新しく学ぶ 西洋哲学史』(ミネルヴァ書房)です。最新の研究成果を盛り込み、古代ギリシアから英米圏の現代倫理学までを扱った「長く読み継がれるに値する良質な概説書」です。大学のテキストとしても使えますし、大学院入試対策にばっちりかと思います。
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2 years
人文系分野の大学院というのは、基本的に読書会が学びの中心にあり、多様な読書会が乱立しておりました。フーコー『言葉と物』を一章ずつ読むとか、ドゥルーズ+ガタリ『千のプラトー』を全部読むのを一日6時間ぶっ通しでやるとか、ヘビーなことが行なわれていましたね。楽しくて仕方ないんですが。
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4 months
長く哲学に携わっていますが、今なお、というか歳を重ねるにつれ、いよいよ「哲学」が何なのか、よく分からなくなってきました。しかし、スポンヴィルは、「哲学するとは自分で考えることだ」と言います。哲学には専門家もいれば教育者もいるが、そもそも哲学そのものは専門技能でも、熟練を要する技術
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1 year
本物の哲学者が書いた本は、とりあえず全部を理解するのは不可能、むしろ全部を理解することができたと思ってしまう方が恐ろしい(どこかで間違っている可能性がある)というスタンスで、分からなくても読み進める、一行でも部分的に分かれば良い、何回も読む、を繰り返すしかないと思います。
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7 months
今夜の哲学入門講座・現代哲学編でも、現代思想はポストモダンではなく、現象学と分析哲学、社会的・政治的実践が主流という話をするんですが、渡名喜庸哲『現代フランス哲学』(ちくま新書)に出てくる「現代フランス思想家マップ」でも、ポストモダンはリオタールとボードリヤールのみですね。
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2 years
この期に及んで(?)石川文康『カント入門』(ちくま新書)を読んでいますが、とても良いです。例えば、「カントは時間と空間を主観の側において…」と説明するのではなく、なぜそうなるのかを第一アンチノミーの解決の帰結として説明してくれるので、カント哲学の理路がよく分かります。
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3 years
カント哲学の「理性批判」は、理性に文句やイチャモンをつけるという意味ではなく、理性がおよぶ範囲を画定することを意味します。ただ、「ここまでが理性の限界ですよ」と指摘するには、理性の外部に一旦越え出る必要があるわけで、神や魂の存在といったものを理念として認めることになります。
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2 years
これに加えて、ロバート・L・ハイルブローナー『入門経済思想史 世俗の思想家たち』(ちくま学芸文庫)を勧めていただきました。やはり経済思想は頭に入れておけということのようです。 あと、その場で『ソクラテス以前以後』(岩波文庫)をその場で買っていただき、とても感動した覚えがあります。
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2 years
日仏哲学会の機関紙『フランス哲学・思想研究』は、HPにて(なんと!)第1号(1996年)から第27号(2022年)まで全号・全頁(例外あり)が公開されており、全て無料で読むことができます。個人的にバックナンバーを漁っていますが、目次眺めるだけでもワクワクしますね。
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6 months
ということで、講談社選書メチエから「これはすごい!絶対おすすめ本」を選んでみました。期間限定かもしれませんが、アンリミで読めるうちにぜひ! ・澤野正樹『絶滅の地球誌』 ・大野英士『オカルティズム 非理性のヨーロッパ』 ・村岡晋一『ドイツ観念論』 ・松本卓也『創造と狂気の歴史』
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2 years
ウィトゲンシュタイン『青色本』(ちくま学芸文庫)で、手術で神経を繋いだ二人が同時に同じ痛みを感じているとき、一方が麻酔で痛みを鎮めることができるのだから、二人が一つの痛みを共有することはありえないと言っても反論にならない、という箇所に付された訳者の大森正蔵の注に笑ってしまった。
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2 years
昨日の深夜、ドゥルーズ+ガタリ『アンチ・オイディプス』を読んでいて、人は現実的にいずれ死が訪れるが、それまでに何度も死に続けているし、死ぬたびごとに違う人・もの・ことへと(生成)変化をしている、人生は長い旅のようなものだ、という箇所があり、素直にじーんとしてしまいました。
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2 years
ご参加いただいた方から、なぜフーコーの概念は哲学以外のさまざまな分野で言及され、使われるのかというご質問をいただきました。使い勝手が良いということに尽きるかと思います。「パノプティコンは管理社会だ」、「体育座りは規律訓育だ」等々、直観的に分ってしまうんですよね。
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3 years
ホワイトヘッドめちゃ笑いとるやん。 「私が読んでおらぬ哲学の分量はまさに数え切れぬ、(笑い)また実際問題としまして私はヘーゲルを一ページも読んでおりませぬと告白いたしましても、皆さん驚かれぬことでしょう。それはうそであります。(中略)ヘーゲルを一ページ読みました。(笑い)」
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3 years
それ以来、死と自殺を分けて、後者の能動性というか後者に賭けることの意志(自由)を肯定する道筋を考えなければと常々感じているのですが、自殺は死を結果として伴うものでもあり、なかなか難しい問題ではあります。 先ほどのエピクロス回への応答は、こうした議論を念頭に置いてのことでした。
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2 years
あーあーあーあ 長女(3)がしゃがみ込んでなんか書いてるなとは思ったんですよね。
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7 months
「本書によって青年は「哲学者」となった。」って良いですね。
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3 years
おすすめ対談本のひとつ生松敬三+木田元『現代哲学の岐路』(講談社学術文庫)には、情報過剰な現代はパターン認識やイメージ思考しかできない感情主義にならざるをえず、思想などという荷厄介なものをもっていたのでは、大勢にうまく順応して生きてゆけないのかもと語られています。ごもっともです。
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2 years
多くの人は「哲学は役に立たない」という段階に留まり、「なぜそんなものを学ぶ必要があるのか」と苦しみ、哲学を楽しむことを忘れ、結果、学びを放棄してしまいますので、この心境に至るまでが難しい。しかし、一旦この心境に立てれば、あとは自分でどんどん学びを進めていくことになるはずです。
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なんてこった! 12月、講談社学術文庫から、ウィト���ンシュタイン『哲学宗教日記1930-1932/1936-1937』とプラトン『ティマイオス』が出ると!
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11 months
今夜の哲学入門講座ソシュール回に向けて、フランソワ・ドス『構造主義の歴史』(国文社)をパラパラ読み返していました。構造主義入門としては情報量が多すぎるのでおすすめしませんが、フランス構造主義がいかに複合的な文脈からの影響から、また、当時の学問的権威であるソルボンヌとの対抗関係のな
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3 years
現代思想の発想や考え方の枠組みは、おそらく1990年代までで出揃っており、以後は政治、芸術、臨床をはじめとする個別領域への展開や応用が主となったとすると、現代思想の最後って誰だろうと考えていました。手前味噌ですが、ドゥルーズ+ガタリ『哲学とは何か』(1991)の可能性はありますね。
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ライプニッツ『人間知性新論』を読んでいると、訳者の米山優氏の癖なのか、たびたび「ですよねぇ」という語尾に出くわします。「馬鹿げた推論の仕方ですよねぇ」という煽り。
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3 years
ことあるごとに、哲学の古典を読むことをおすすめしていますが、本には読むべき時期というのがあります。波のようなもので、いつ来るか分かりませんが、その波に乗れば、難解で分厚い古典もスイスイ読める瞬間が��ります。フーコーの『言葉と物』なんて、そのような波が来たときにしか読めません。
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8 months
大学院進学とりわけ入試対策にとって最重要となるのは「語学」です。とはいえ、英語については学部入試レベルで十分ですので、高校生に戻ったつもりで勉強しましょう、という話をしていました。僕のおすすめは、旺文社の英語長文問題精講シリーズです。
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3 years
今朝���バカロレアの記事を見たので、ドゥルーズがリセの教師時代に編んだ『本能と制度』を読んでいました。シリーズ編者のカンギレムによると、大学生や高等師範学校受験生、高等教育課程へ進学する学生を除く、中高等部最終学年向けの、古典から現代の哲学者や科学者のテキスト抜粋集とあります。
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ドゥルーズとガタリは、麻薬の使用中のとてつもない速さと、使用後の異常なまでの遅さを、日本の力士に例えています(画像)。
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2 years
先ほどの古典読解ゼミにて、『純粋理性批判』はどの翻訳を読むか問題について議論していました。一応の結論として、まず平凡社ライブラリー原訳をベースに、電子書籍に「ワイド版世界の大思想」高峰訳、装丁の美しさと日本語の読みやすさで筑摩書房の石川訳、一家に一冊熊野訳ということになりました。
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3 years
澤田直『新・サルトル講義』(平凡社新書)。マルクスやアルチュセールを読む六八年五月の学生たちは、もちろんサルトルも読んでいたが、誰もこの老哲学者に多くを期待していなかったと本書にあるように、しばしば等閑視され論敵とされがちな哲学者サルトルの魅力を存分に知ることができます。 #読了
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一旦は逃避したドゥルーズ+ガタリの『カフカ』ですが、不可避的に呼び戻され、再読してみると、『アンチ・オイディプス』から『千のプラトー』さらには『襞』までの見通しがスッと立って、尚且つ面白い論点が含まれていることに気づかされました。来月お話しする機会をいただきましたので、『カフカ』
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2 years
20年ほど積読していた『ウィトゲンシュタインのウィーン』(平凡社ライブラリー)を今更ながら読んでますが、面白いですね。アカデミックな活動は全く「役に立つ仕事」ではないので、研究職を目指す学生に「本当の仕事をしなさい」と思いとどまらせたり、出てくるエピソードがどれも興味深いです。
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1 year
渡名喜庸哲『現代フランス哲学』読み終えました。本書の最後に、現在においても影響を与えている「思考の型」のようなものがあるとして、デリダ型(二項対立の脱構築)、フーコー型(科学認識論・生権力)、ドゥルーズ型(脱人間主義)、現象学型(問う主体自身としての私を起点)が提示されていました
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2 years
先日親友と、哲学者として重要で名前もよく知られているけれども、結局何が重要なのかよく分からない哲学者っているよねという話をしていました。筆頭がベンヤミンで、ベンヤミンのエピソード、ベンヤミンについて書かれた本は面白いけれど、ベンヤミン自身の著作が読めないということで一致しました。
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2 years
先ほど、ウィトゲンシュタイ『哲学探究』(講談社)届きました。このボリュームで2800円(税抜)は素晴らしいですね。今年の購入はこれで終了です(多分)。
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1 year
いよいよ月曜日は、哲学入門講座・現代哲学編の最終回です。こちらの講座では、現代哲学・思想の共通の問題意識が近代主義的人間像の欺瞞性を批判することにあること、さらに、近代社会の制度や環境によって、さまざまな形で虐げられてきた人々や生き方を、いかに捉えなおし、いかなる社会を作り出すか
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2 years
「おとうさんや、めがねしてる」と長女(2)は言いますが、これガタリです。
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1 year
おそらく本物の哲学者の文章とは、自らの無限速度の思考のうち、なんとか書き留めることができたものでしかなく、哲学者本人が自らの書き留めたものに満足できるはずもなく、それをただの凡人である私が読むわけで、文章が悪いとか何を言いたいのか分からないというのはそもそもお門違いなんですよね。
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8 months
大学院進学を希望する方と、個別で木田元の『反哲学史』(講談社学術文庫)を読み、哲学史の勉強をするのですが、本書の冒頭にある、今世紀の哲学者は「哲学」というものを西洋という文化圏の基本原理であり、西洋独自の思考様式とみなし、この批判的乗り越えを目指しているという指摘を、最近すっかり
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2 years
先週先方に返した文章でも少し触れたんですが、哲学や思想がエンタメのような「心地よいもの」という消費物でしかなくなってしまっている現状にあって、それは良いとしても、ドゥルーズ、ニーチェ、アルトーが言う、思考することの受苦や無能力が催す嫌悪感を思考の出発点に置く意義はあると思います。
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1 year
ヒュームを学ぶには何を読めば?と訊ねられたので、手ごろな概説書ってあんまりなくて、豊川祥隆『ヒューム哲学の方法論』や『ヒューム読本』とかでも良いんですが、ヒュームに関してはとにかく『人間本性論』がすこぶる面白いので是非これを、できれば原書で読むと人生変わります。
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8 months
先ほどの個別ゼミで、大学院入試対策を目標とするか、あるいは『差異と反復』を読めるようになること、どちらを優先して勉強すべきかと尋ねられ、結局は個人的な好みだとは思うのですが、とりあえず、後者の『差異と反復』を読むという目標設定で、どの本をどの順に読めば良いかのリストを作ってみまし
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絶対に違うと思うなぁ。
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2 years
かつて恩師が、どれだけ難しいヘーゲルでも、『小論理学』から全部順番に読んでいけば読めるようになると言われていて、ひぇえと思ったんですが、たしかに、ある哲学者について何かしら「掴んだ」(気がする)瞬間に至るには、個人的な体験とはいえ読む順番や道筋があるのも事実だと思っています。
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2 years
僕もかつて大学のキャンパスで、知らない外国人留学生に「神について語り合いましょう」と言われ、あぁこれは勧誘だなと思いつつ、英語の勉強にもなるなと思い、「いいですよ。ただし、私はスピノザ主義者なので、おたくの考える神さまとはそりが合わないかもしれません」といったら立ち去られました。
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1 year
浅田彰『構造と力』文庫化!という喜ばしいニュースが飛び込んできました。ソトのガクエンでは、去年の9月、『構造と力』をテキストにしてゼミを行い、みんなでうんうん唸りながら読んでおりました。そのときの紹介記事がブログにありましたので載せておきます。
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1 year
【概念の創造についてのメモ】ドゥルーズ+ガタリ『哲学とは何か』における「哲学は概念の創造である」というのを聞くと、多くの人が「なるほど」と納得します。というのも、「萌え」「エモい」「推し」など、あたらしい概念が創造されているのを日々目にしているからです。では、それは哲学なのかとい
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3 years
どんな簡単な内容の本であっても、読んだ尻からほぼ全部忘れてしまうのだから、古典を読んで理解できず終わっても同じことではないか、ならば古典を読もう、とかつて悟ったことがあります。たとえ、内容を忘れても(理解できていなくても)、読んだという経験が残るのは、後々色々と効いてきます。
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1 year
かつて、主要著作ガイドを書いたときに指摘しましたが、ドゥルーズ研究者のダニエル・W・スミスが「恥ずべきことである」と言うように、英語版の『狂人の二つの体制』からは、「ヤーセル・アラファトの偉大」が意図的に排除されています。今日はこちらを読んでいました。
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1 year
近畿地方のトレンド「ツァラトゥストラ」?
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ドゥルーズは、主観から客観(普遍的=宇宙的相互作用)への移行を、ベルクソン『物質と記憶』のイマージュ論を鋳直しながら論じるのですが、すなわち、特権的な中心である私の身体というイマージュそれ自身を運動させるほど、中心なきシステムに向かい、純粋な物質の相互作用と振動に戻るとします。
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6 months
ある哲学者の思想の何か肝のようなものを掴む瞬間というのがあって、そのとき、その哲学者の本が読めるモードに入るという経験があります。しかもその肝というのは、すべての読者にとって同じではないし、自分が読む時期やタイミングによっても変わる。その意味で言うと、「哲学者を理解したいなら全集
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2 years
ドゥルーズに「何を構造主義として認めるか」(1972)という文章があり、実際にこれが書かれたのは1967年なんですが、ドスの評伝はこの文章がアルチュセールに向けて書かれたものであることを、両者の手紙のやり取りから明らかにしています。
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2 years
ようやく入手いたしました。井筒俊彦『コスモスとアンチコスモス 東洋哲学のために』(岩波文庫) 冒頭に、井筒氏が参加したエラノス学会での講演者常連のひとりに、先日読んでいた『アリストテレス』(文庫クセジュ、白水社)の著者ジャン・ブランが出てきて縁を感じました。
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10 months
ドゥルーズ研究者の平田公威さんより、ご著書『ドゥルーズ=ガタリと私たち 言語表現と生成変化の哲学』(水声社)をお送りいただきました。ありがとうございます。
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1 year
講義終了後、学生の方に、哲学と倫理学はどう違うのかと尋ねられたので、倫理学は人間がいかに善く生きるかを問うので人間無しにはありえませんが、哲学は真理の探究なので、人間が地球上から消滅したとしても、あるいはこの地球上に一度たりとも存在しなかったとしてもありえますとお応えしました。
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2 years
D&G『千のプラトー』に「ペニュルティエーム」という、それを超えるとすべてが終わる一言や出来事(「離婚しましょう」、アル中患者の最後の一杯)という概念があり、その一歩手前で人は互いに交換しコミュニケートする、その場を維持することが敬意であり、対話の継続なんだと思うんですよね。
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2 years
フーコー自身の概念の使い方は限定的ですし、フーコー自身の考え方にも時期によって変遷や揺らぎ(あるいは袋小路)があるので、哲学屋としては軽々に扱うのが極めて困難だと思うのですが、他領域ではそこまで厳密に捉える必要がないと思われているのかもしれません。
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3 years
対談・鼎談ソムリエとしては、対談や鼎談の面白さは、読者を置き去りにした知の頂上決戦みたいなところにあると個人的には思っているので、その意味では、いろんなところで話してはいますが、上野修+小泉義之「スピノザとフィジックスなもの」(『批評空間』)がトップレベルに属します。
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6 months
木庭顕『ポスト戦後日本の知的状況』(講談社選書メチエ)を読みました。現代の日本はクリティックを欠いていると本書は、まさに自分に向けられたものとして、胸痛めながら(しかし面白く)読んでいました。
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3 years
先週の哲学史講義の学生コメントで、ドゥルーズ+ガタリの概念の創造と平面の創設のカップリングの議論が面白かったとして、「平面」(plan)への関心が高かったので、派生的に「プラトー」(plateaux)について紹介しようと、出典先のグレゴリー・ベイトソン『精神の生態学』を読み返していました。
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小林卓也@ソトのガクエン
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谷徹『これが現象学だ』(講談社現代新書)をソファに転がってボーッと読んでいたら、突然「ドゥルーズ的な「リゾーム」の概念」という表記が���てきてびっくりしました。
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2 years
フォローしている方のタイムラインで在庫が復活しているのを知り、上野修『スピノザ『神学政治論』を読む』(ちくま学芸文庫)を早速購入いたしました!つい先日第二刷になったようです。めでたい。
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2 years
学生には言っていますが、単位習得に必要な学習時間数が定められており、シラバスにも事前事後2時間ずつの学習を書いていますが、こと哲学に関してはその程度の時間で修得できるものではさらさらありません。くだらない時間数は無視して図書館に入り浸り、寝食を忘れ好きな本を読み、学んでください。
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小林卓也@ソトのガクエン
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昨日、構造主義の話をしていたこのタイミングで、檜垣立哉・山崎吾郎編『構造と自然 哲学と人類学の交錯』(勁草書房)を執筆者の方々からお送りいただきました。ありがとうございます!
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小林卓也@ソトのガクエン
2 years
どこかで呟いたかもしれませんが、昔、大学院で『純粋理性批判』の読書会をしていたとき、ある人が排中律が理解できないと言っていて、ソシュール記号学・言語論に毒されていた当時の僕はとても反発した記憶があります。しかし、今は彼の言わんとすることは極めてよく分かります。
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2 years
移動時間がたっぷりあったため、鈴木祐丞『〈実存哲学〉の系譜』(講談社選書メチエ)を読み終えました。後半のウィトゲンシュタイン部分、現在、『哲学宗教日記』が手に入らない状態が続いているので、彼の信仰への姿勢、虚栄心や罪の告白に逡巡する姿を知れてよかったです。
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3 months
近藤和敬、檜垣立哉編『21世紀の自然哲学へ』(人文書院)がついに刊行されました。25日あたりから書店に並ぶそうです。僕は、「超越論的経験論から自然哲学へードゥルーズ哲学の終着としての形而上学的コスモロジー」を寄稿しております。よろしくお願いいたします。
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2 years
これも有名な話ですが、『構造と力』の帯には、おそらく浅田彰氏の当時の現住所が記載されていて、「はげまし又は批判のお便り」が募集されています。
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小林卓也@ソトのガクエン
1 year
鷲田清一氏については、エッセイであってとくに読む必要がないもの(同じ時間を割くならロラン・バルトを読めば良い)と決め込み、本はおろか、文章もほとんど読んだことがありませんでした。が、小泉先生と檜垣先生が触れる狂気的というか破壊的な箇所を見ると、ちょっと読んでみたくなりましたね。
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2 years
ときに、というか、結構頻繁に口悪くディスり出すスピノザが好きです。(『神学政治論』(光文社古典新訳文庫)98ページ)
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2 years
同じデカルトを扱ったものであっても、小林道夫『デカルト入門』(ちくま新書)は難しいですが、小泉義之『デカルト=哲学のすすめ』(講談社現代新書)はスイスイ読めると思いますし、後者の『病の哲学』(ちくま新書)はかなり難しく丁寧に読む必要があります(いずれも素晴らしい本です)。
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2 years
昨日のゼミは反出生主義について議論しましたが、「生まれてくることは害である」、「倫理的に子供を産むべきではない」という主張には(欠陥はあれど)論理と根拠があるのに対して、「この世に生まれ生きること」や「子供を持つこと」には、実は論理と根拠が無いのではないかという話をしました。
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1 year
昨日の関学ではベルクソン(持続と直観)の話をしたんですが、講義終わりに学生の方がやって来て、現代思想に興味があって、今日の話を聞いていると、ベルクソンの持続がドゥルーズの差異やデリダの差延に連なる気がします、というかなり本質を衝いた感想を述べておられました。
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2 years
熊野純彦訳『弁証法的理性批判』の誕生を切望していましたが、本書について「現在の眼から見てこの浩瀚な著作が巨大な失敗作であったことはほとんど覆いがたい。それがすくなくとも哲学的にはまったく魅力を持たない…」とあり、希望が潰えた瞬間でした。
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2 years
本日、こちらの三冊を購入いたしました。 ・シェリング『学問論』(岩波文庫) ・フロランス・ド・リュシー『シモーヌ・ヴェイユ』(白水社) ・御子柴善之『カント純粋理性批判』(角川選書)
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2 years
ついに!ようやく!念願のスピノザ全集『エチカ』を手に入れました。ここに至るまでに想像力が暴走したためか、かなりの重厚さを予想していましたが、思いのほかコンパクトで良いです。あと、『世界の名著』のスピノザ・ライプニッツしか持ってないので、二段組ではない『エチカ』に感動しています。
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2 years
『現代思想 特集 哲学のつくり方』vol. 50-10, 青土社, 2022に、「哲学の孤独と喧騒 ドゥルーズとガタリの共同作業を再評価する」を寄稿いたしました。 拙論はともかく、とても興味深い論考が揃っておりますので、ぜひお手に取ってもらえると幸いです。よろしくお願いいたします。
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小林卓也@ソトのガクエン
2 years
哲学の本は「そういうもんだ」と割り切って、一冊を丁寧に、系統立てて読むよりも、多読・乱読すればいいと思います。基本的に、読んだ本の内容は忘れます。忘れますが、別の本を読んでいるときに、時を経て突如蘇ったり、唐突に繋がったりします。
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2 years
お子たちの寝かしつけも終わり、22時からは古典読解ゼミです(テキストはドゥルーズ『カントの批判哲学』)。 昨日のサブゼミで、『判断力批判』の数少ない参考書として熊野純彦『カント 美と倫理のはざまで』(講談社)があがったので読んでいますが、とても分かりやすくて良いですね。
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小林卓也@ソトのガクエン
2 years
【本日の収穫】エマニュエル・レヴィナス『実存から実存者へ』(ちくま学芸文庫) 先日、おすすめのレヴィナス本として教えていただき(ありがとうございます)、未読だったので買ってきました。ハイデガー『存在と時間』の実存論的分析のように具体的な記述が多く、これは良いですね!読みやすそう。
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2 years
吉田量彦『スピノザ 人間の自由の哲学』(講談社現代新書)を読みました。あとがきにもありますが、従来のスピノザ本が『エチカ』中心だったのに対し、本書は『神学・政治論』の政治・宗教論に多くの頁を割き、スピノザを取り巻く人々の動向を詳細に追う探偵小説のような読書感がありました。#読了
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7 months
江川隆男先生より、新刊『内在性の問題』(月曜社)をお送りいただきました(まさに大著)。ありがとうございます。内在性の問題を存在論ではなく観念論(認識論)的に考察するということですが、驚きなのは、第一章・第二章が修士論文の大幅な書き換えを含んでいるとのことで、これまた楽しみです。
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2 years
これは、深淵を見つけてしまったかもしれない…。
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2 years
学生さんのコメントに、先生は哲学者の考えを想像することで嫌になることはないですか。(略)私は哲学を想像するととてつもない労力を消費しますとありました。これはまさにドゥルーズが『差異と反復』で、思考は不法侵入や暴力であり、一切は嫌知(ミゾソフィー)から始まると言っていたものですね。
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ゼミ内で「愛撫」の話をしたので、該当箇所を調べるのにググってみると、「武田鉄矢公式サイト」がサジェストされて、何かと思ったら、武田鉄矢氏がレヴィナスの「愛撫」について書いていて、しかも思いのほか結構ちゃんと書かれているのを発見して驚いていました。
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23 days
ドゥルーズ『シネマ2』では、回想イメージについて「現働化する潜在的イメージは、直接的に現働化するわけではなく別のイメージへと現働化するのであり、さらにその別のイメージ自体がまた潜在的イメージの役割を果たし、第三のイメージへと現働化するのであって、それが果てしなく続く」生成変化とし
@doopiidoop
doopiidoo
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2 years
日頃時間がなく、講義をして帰るだけで、図書館に通えていないんですが(というか紛失した入館証が出てきたので)、本日ぐるりと回ってきました。さすが関学、現象学棚に普通にマルク・リシールやアレクサンドル・シュネルの原著があったり、一生住んで暮らせるほど充実しており、かなり驚きました。
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2 years
『ドゥルーズとガタリ 交差的評伝』を読み返すと、ドゥルーズとの一対一の対面が耐えられず友人を呼ぼうとするガタリと、集団的議論が大嫌いなドゥルーズとの攻防が繰り広げられています。結局、ガタリが書いた手紙(苦手な単独作業)にドゥルーズが手を入れて『アンチ・オイディプス』に結実します。
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小林卓也@ソトのガクエン
2 years
皆さんと議論に議論を重ねた結果、古典読解ゼミの次回のテキストは、ウィトゲンシュタイン『青色本』(ちくま学芸文庫)となりました!今読んでいるドゥルーズ『カントの批判哲学』は1月中に終了し、2月からテキスト変更となります。楽しみですね☺️
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2 years
本日、無事に大型書店に行くことができ、色々漁って参りました。こちらは小山慶太『35の名著でたどる科学史』(丸善出版)。教科書や解説書は分かりやすく効率が良いが、科学的真理が時代によって変化する(普遍ではない)ことを知るには科学史が必要である。十六〜二十世紀後半の名著が解説されます。
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小林卓也@ソトのガクエン
2 years
フロランス・ド・リュシー『シモーヌ・ヴェイユ』(白水社)を読みました。やはり、死期が迫るあたりの記述に差し掛かると胸に来るものがあります。「真理と不幸は無言である」と両親への手紙に書いた数日後、彼女は亡くなります。「まだ三十四歳にすぎなかった」(113)。 #読了
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小林卓也@ソトのガクエン
3 years
僕も昔、はじめて『純粋理性批判』を読んだとき、書かれている内容が一言一句分からないまま、なぜだか、雨の降りしきるなか、傘をさして歩きながらも読み進めていたことを覚えています。
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小林卓也@ソトのガクエン
2 years
平井先生の本書も、杉山先生の『ベルクソン 聴診する経験論』も、藤田先生や米田さん(あと思い浮かぶいろいろな方々)にしても、従来の哲学を画期的に変える仕事をする人たちは、例外なくベルクソンを読んでいるわけですから、まずはベルクソンを哲学の必修科目にすべきなのではないかと思います。
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