小難しいことは抜きにして。U2の鳴らす音が。人に訴えかける音なのはわかります。だからこそ動員記録を作るほどの人気。自分は、後追いで5thから入ったクチなんですが。夕方にはもう真っ暗。冬のロンドンの部屋。ラジオから流れてきた。I Still Haven't Found What I'm Looking forは、今でも鮮明に。
あとから振り返って。わかることってありますよね。Franz Ferdinandの1st。が、その後に続く音楽シーンの。大きな転機になっていた。とか。確信的に女の子を狙い撃ちした。アートスクール系の計算されたセンスは、ポストパンクとダンスパンク。復権。への転換点。まるでTake Me Outの転調。みたいに。
James BlakeのPost Dubstepほど、知性を感じる音って他にない。と思っています。1stを初めて聴いたときの衝撃といったら。ミニマルなのに。深海のように深い。サウンド。研ぎ澄まされていますよね。例え、大人数の中でも。個人へと向かう。音の波。脳までキンキンに冷える。冬の夜なんて。ピッタリで。
La'sが、紆余曲折。長い年月をかけて。世に出したアルバムは。ブリットポップ前夜。80’sと90’sの交差点。に立っているような気分になりますね。リー・メイヴァースの繊細さ。紙一重の繊細さ。綱渡りの繊細さ。時に振り回されても。その繊細さ。あっての美しいメロディー。There She Goes。なのかなと。
Nothing But Thievesの1stって。静と動の緩急がすごいですよね。これってRadioheadやMuseの系譜。UKロックの“攻撃的な繊細さ”がよく出ていますねぇ。穏やかな陽のゆらぎ。風に乗って運ばれてくる青い香り。心地よく日光浴をしていたら。突然。ザラついた闇に覆われて。交感神経ドーン!の降参ですよ。
Bugglesの1stは、Video Killed the Radio Star。のインパクトが強過ぎて。なんというキラーチューン。これほどの。キラーな。チューンって。ちょっと他にない。ですよね。40年以上経っても。クチずさみたくなる。強烈な誘惑。ロックとは違う。計算高い。無機質。の心地よさ。キラリと光る。職人ワザ!
Noel Gallagher's High Flying Birdsの1st。これまでに���最も影響を受けたモノってなんなのか?なにがいちばん好きだったのか?なにを聴いて魂が奮えたのか?あ、やっぱりノエル・ギャラガーの書く曲なんだ!って。このアルバムで再認識。The Death of You and Meでまた。ハートがシェイカーメイカー。
Led Zeppelinは、ベスト盤「Mothership」なんかをよく聴いています。重々しさの中に感じる優雅さ。なにがすごいって。芸術的追求と商業的成功。いとも簡単にその両方を成し得たこと。ハードロックだけでなく。レイヴとか。ダンスシーンにも通じる。とんでもない影響力。を通り越して。もはや神話の域!
Jesus and Mary Chainの1stって、影響力のあるアルバムですよね。ノイズとポップの両立を成し遂げた。金字塔的作品で。ノイズの嵐をメインストリームに押し上げたのは。間違いなく。残響に隠れた。繊細で美しいメロディー。ボビー・ギレスピーのドラムとか。ライヴでの悪評&暴動とか。伝説の多さも!
Stereophonicsの1st。超名盤ですね。ずっと聴き続けている1枚。初めてケリーの唯一無二のしゃがれ声を聴いた瞬間から。田舎町で生まれ育った若者の閉塞感と欲���不満。希望と青臭さ。を上手く捉えているなと。自分も田舎の若者だったんで。刺さるんですよね。Local Boy in the Photographなんてとくに。
Policeは、カメレオンを見ているみたいに。曲の変遷を楽しめる。ベスト盤。を聴いてしまいますね。変化を恐れない。柔軟性。ピュアさを感じる。ビッグマウス。サウンドと言動が、特異な存在。ですよね。スティングといえば、映画「Lock, Stock and Two Smoking Barrels」での存在感!華があるなぁと。
Manic Street Preachersの1stは、研ぎ澄まされていますよね。個人の陰鬱な不安と不満を。知的に。文学的に。包み込み。転嫁する。社会批判。それをロマンチックなメロディーに乗せて。吐き出す温度差。アルバム1枚だけ出して。世界各国で1位になって解散する。と言ったのって、本心だったんですかね?
Ed Sheeran。人気ですよね。そして売れまくりですね。ベースにあるのは、もちろんFolkなんですが。ポップへの昇華。ダンスへの接近。そのアプローチの仕方がオシャレ!センスの片鱗は1stから。歌い方も変幻自在で。しっとり歌たった。かと思えば。R&Bからhip-hopまで。これは聴き入ってしまいますね。
Kate Bushは、ベスト盤の「The Whole Story」なんかを聴いていたんですが。40年の時を経て。去年、Running Up That Hillの再ヒット。びっくりでしたよね。音楽に限らず。世代を超えて。息を吹き返す。寝かせることで。埋もれることで。フレッシュになって。時代遅れが。時代の最先端へ。面白いですね。
Ben wattは、前作から久々に出た2ndが好きだったりします。ベースになっているのは、原点回帰のソフィスティ・ポップだと思うんですが。Everything But the Girlでの。エレクトロとかハウス期を経て。曲や音に深みというか。広がりがある感じがして。それにしても。ほんと衰え知らずの才能ですよねぇ。
East Villageほど。稀有なバンドっていないと思っています。80’sから90’s。時代の狭間。決して長くない活動期間。解散後に唯一のアルバム。そこから��在に至るまで。カルト的人気。ぜんぜん色褪せないメロディー。センチメンタルなギターリフ。自分もこれまで。そしてこれからも聴き続けるアルバムで。
The Smileの1st。びっくり!トム&ジョニーの飽くなき情熱。雰囲気的には、90’s後半「OK Computer」に近いものを感じますが。トム・スキナー人脈による?ジャズのフレイバー。サウス・ロンドンのポストパンクにも通じる〝いま〟の体現。Radiohead同様。複雑なのにスッと入ってくるのは、さすがとしか。
Belle &Sebastianのミステリアスな魅力。内向的な繊細さ。で、特筆すべきはポップセンスだと思います。しかもアップダウンのないポップさ。起伏のないメロディー。スッと澄んだ水が流れるようなメロディー。声。なのにポップ。これは本当にすごいなと。Life Pursuitなんて穏やかな水面ポップの極み!
次から次へと才能が溢れ出てくるサウス・ロンドン。もう毎週のように楽しみが尽きないワケですが。いまのサウス・ロンドンを。ど直球で感じられるのがedblですね。タイトルそのまま「South London Sounds」なんてまさに!ヒップホップのビートにソウルをマゼマゼ。ジャズをフリフリ。オシャレの極み!
Five Thirtyは、90’sの夜明けと共に。アルバム1枚だけ出して。颯爽と走り去ったイメージで。自分が発見したときには、もうすでに。過ぎ去っていたワケですが。荒さと美しさを同時に感じる。1stのステキ・サウンドといったら。もうね。時々…恋しくなる。ブリットポップへと続く。90’sの音に耳つづみ。
なにかにつけて。恋しくなって。節々で聴いてしまう。John Lennonの魔法。「The John Lennon Collection」を流したら小難しいことは忘れて。マインドが変わっちゃう。ハート直通の甘い刺激。狭い日常にも。広い世界にも。あっという間に同化して。景色が変わるマジック。うん!このメロディーは永遠。
自分が初めてテクノに触れたのは、Orbitalの2ndでした。それまでは、ロック大好きピーポーだったんですが。持っていかれましたよね。鷲掴みで。こんな音楽があるんだなと。シンプルな4つ打ち。音数も少ないのに。Lushとか。Halcyon + on + onとか。いま聴いてもホントかっこいい!恐るべしテクノ兄弟!
Coralの1st。これぞリヴァプール!というサウンドですよね。酔いそうなサイケで。それにしても、息の長い活動。世界的にというよりも。UK国内での。コアな人気に脱帽です。自分は、Dreaming of Youの世界観が好きで。MVも含めて。13歳からの付き合いが作り上げる。独特のノリ。空気感。同じ幻覚。が。
Charlotte Hatherley。Ash在籍時から目と耳を奪われて。いちばん好きな女性ギタリストかもしれません。わちゃわちゃしたノリの男子高校生みたいなAshメンバーの中で。クール&ミステリアス。冷めた感じの雰囲気。とても好きでした。女子人気が高かったですよね。ソロ1stは、ポップさ倍増!声もステキ!