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荻窪の新刊書店・Title(タイトル) 1階が本屋とカフェ2階はギャラリー。営業:12:00~19:30(日曜は19:00まで)、定休日:毎週水曜と第一・第三火曜 連載は「幻冬舎plus」「すばる」「熱風」、NHK「ラジオ深夜便」にて毎月第三日曜日「本の国から」を担当。最新刊は『しぶとい十人の本屋』

荻窪 (東京都)
Joined November 2015
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5 years
子どもはギャグにとても敏感だ。漫画家が作った絵本は、これまでにも数多くあるが、自意識を抑えて限りなく子どもに近づいた絵本である。とてもよい。藤岡拓太郎 作・絵・装丁『たぷの里』(ナナロク社)
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8 years
ずっとこんな本が出てほしいと思っていた。東西の違いを、ビジュアルとテキストで比べる。一目瞭然。特に食べ物問題は切実で、私(関西人)は東京で出された「ぜんざい」にびっくりしたのを思い出しました。おかべたかし『くらべる東西』(東京書籍)
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7 years
生物に共通して訪れる「死」を見つめ、大きな連鎖のなかからその死が果たす役割について考えていく。進化をし続ける生物でもなぜ「死」は避けられないのか。動物好きの膨大なトリビアからその知識が披露される。ジュールズ・ハワード『動物学者が死ぬほど向き合った「死」の話』(フィルムアート社)
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7 years
愛しているから、食べたい。 「食べる」とはそれを取り込むこと。互いに分かれてしまったものたちが、食べることで一つになる。異類婚姻譚、子どもを食べる怪獣、神話、殺害、生殖……。物語を読み、いのちの根源に煮えたぎる、野生を発見する。縦横無尽な民俗学。赤坂憲雄『性食考』(岩波書店)
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3 years
タイガー立石の名作『とらのゆめ』が、『こどものとも年中向き』12月号として復刊。どのページを見ても「この世のはて」感がすごいし、そもそもこの色が入眠を誘う他になさ。ずっと見ていると、なんだかむらむらした気分になってくる。
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3 years
ロシアのウクライナ侵攻。いまだに「赤い国」の亡霊が取り憑いているように見えます。 ベラルーシ人の父とウクライナ人の母を持つ作家、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチは、こうした赤い国に翻弄されてきた「小さき人々」の話を聞き、独自の文学を築き上げました。いま読んで思いを馳せたい本。
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5 years
書店の店頭で、「知らない本」には触ろうとしない人が増えているように思います。好奇心がなくなっていくのは、社会が緊張したり萎縮したりしていることと無縁ではないでしょうが、こころへの「水やり」は忘れてはいけないこと。幻冬舎plus「本屋の時間」
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4 years
来年の1月にTitleは5周年を迎えますが、本日この建物の再契約を済ませました。安堵。 引き続き、この場所からよろしくお願いします。
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3 years
感動はいらないから、ふつうに納得できる毎日を返してくれないかな。
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6 years
知らずに使っていることが多かった。「はっきり」と「きっぱり」ではどちらが率直で、「けろり」と「しゃあしゃあ」ではどちらが厚かましいのか。わかったようで、はっきりとしない日本語の<感じ>を、比べて味わう類のない本。小野正弘『くらべてわかる オノマトペ』(東洋館出版社)
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7 years
9月のNHK「100分de名著」は、ハンナ・アーレント『全体主義の起原』。身近な悪は、自発的な思考の喪失により生まれる。考えることをやめたとき、人間は人間でなくなるという、ドイツ系ユダヤ人のアレントの思想が、この時代に必要とされている。みすず書房の著作も新版が入荷。
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5 years
この本は当事者なので通常の紹介文は書けない。なぜヘイト本が書店の店頭からなくならないのか、それは出版社、取次、書店に至るまで誰も責任を取らない、日本社会の構造が反映されているから。永江朗『私は本屋が好きでした あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏』(太郎次郎社エディタス)→
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2 years
Titleは本日7周年を迎えることができました(写真はアルバイトのMさん)。「この場所から」ということを考えながら、また1年過ごしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
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5 years
これまで辞典シリーズになかったのが不思議だった「鉱石辞典」。自然科学でありながらも、詩的な言葉で捉えられ、蘊蓄心も満足させる。見開き1ページの115種。硬度順に並べられています。矢作ちはる・文 内田有美・絵『石の辞典』(雷鳥社)
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4 years
神保町にオープンした、ブックショップ無用之用。ムカイ林檎店でお世話になっていた、片山淳之介さんがはじめたお店です。すずらん通り、南海があった建物の向かい3階。神保町では珍しい本の並べかたで、雑踏につかれ落ち着きたいときよいお店です。クローネンブルグ1664(ビール)も美味しい。
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3 years
これはすごい。「詩」と「論文」と「小説」という異なる形式を使いながら、ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如・多動症)と診断された著者自ら、内面に起こっていることを書き尽くす。自らを対象として切り離し「全体」を伝える恐るべき本。横道誠『みんな水の中』(医学書院/ケアをひらく)
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8 years
いまや刑務所内で囚人が夢中になっているのは「読書会」。進捗を確認し合い、異なる人種を越えて、違う意見に耳を傾ける。なぜ本だとそういうことが起こるのかのノンフィクション。アン・ウォームズリー『プリズン・ブック・クラブ』(紀伊国屋書店)
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7 years
朝起きたときの、ベッドの温かみ。一緒に暮らす人のことを、わかることはないだろうというあきらめと安らぎ。瑞々しい気持ちが、さわやかだが艶のある絵とことばで描かれる。50枚のかけがえのない時。たなかみさき『ずっと一緒にいられない』(PARCO出版)
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7 years
チラシをお送り頂きましたが、「高野文子の描く 昭和のこども原画展」という展示が行われるようです。原画展示や、ペーパークラフト(味があります)、アイデアノートなど。トークもいいのですが、「キモノ解きのつどい」というイベントが気になります。
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2 years
友だちとはこういう存在のことを言うのだろう。犬と人間とのあいだに通い合う言葉にし難い感情を、その距離だけで語る納得感。どれだけ時が流れてもわたしたちはまた一緒になる。そして何もなかったかのように、同じ方向を見て歩きはじめるのだ。ショーン・タン 岸本佐知子訳『いぬ』(河出書房新社)
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4 years
ごく稀にですけど、何の前情報もなく偶然店にたどり着いた人が、たまたまこの店が合っていたようで���本を大量に買ってしまうことがあるのですが、それはこの何でも前もって調べてくる時代に、ものすごく贅沢なことですよね。「お互い最高ですね!」と言いながら(気持ちで)、送り出しています。
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2 years
投票しました。 言いたいこと、叶えたいことがあるのであれば、銃弾ではなく、ことばでやろう。
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1 year
都内のテント村に暮らしていた「小山さん」と呼ばれたホームレスの女性。彼女は10年ほど前に亡くなったが、そのあとにはおよそ80冊のノートが遺され、それは有志により読み込まれ、整理されていった。人ひとりの内に広がる〈思い〉、強い〈普遍〉を思い知る。『小山さんノート』(エトセトラブックス)
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4 months
「どうかあきらめずに、なによりも大切な自分の内面世界を守りながら、一緒に逃げ続けてください。絶望してしまわないためには物語が必要です」 戦いから逃げるには強い意志、緩やかな公共がいる。それを本に、言葉に求めた著者の、待たれたエッセイ集。奈倉有里『文化の脱走兵』(講談社)
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3 years
レイチェル・カーソンの名作『センス・オブ・ワンダー』が、その本の魂を見事に表現したような川内倫子さんの写真をふんだんに使い、新潮文庫に入りました。世界が時たま見せる一瞬の美しさ、おどろきを、未来の人に伝えていく小さいけど何度読んでも発見のある本です。昔買ったかたももう一度どうぞ。
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8 years
漱石「だれか代作が頼みたい位だ」、百閒「いや、これから書くのです」、謝りたおす人、シラを切る人、〆切の攻防で見えてくる、その人の人間くささ。これは企画力の力を感じる〆切を巡るアンソロジー。『〆切本』(左右社)
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2 years
これは今までに見たことのない構成、すごい本だ。エッセイと書評とが同じテーマの中に分け隔てなく並べられ、読んでいると「ただその人の文章を読んでいる」としか言えなくなる。すべての本はつながっているということを、この本は軽やかに表わしているなぁ。東直子『レモン石鹸泡立てる』(共和国)
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5 years
「自分には何もないと思う人生は、リアルな苦労を抱える人生よりも軽いのだろうか」これは人に説明しずらいだけ、わたしにとって切実なテーマでもあります。何に後ろめたさを感じるのかも人さまざま。うまく書けたとは思えないので、またどこかで書きたい。
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1 year
かつては本屋のブックフェアは特殊なことで、日本中のどこもやっていない企画をやるのがフェアだったんです。…誰それが賞をとったから著作を集めてとか、そんなのはフェアじゃないんです。 ちくさ正文館書店が60余年の歴史に幕。どうなる?名古屋の本屋カルチャー(大竹敏之)
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3 years
新刊が発売になります。『小さな声、光る棚 新刊書店Titleの日常』(幻冬舎)。店で起こることは小さな「奇跡」と思っていますが、5年のあいだその場に立ち会い考えた定点観測的エッセイ。この一年、webでの連載を大きく書き直し再構成したので、本独自のよさが出たと思います。6月30日発売。
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17 days
一言ではいえない大変な本です。主人公の小学生からいまに至るまでの精神史を辿り、それにその時々に起きた社会的事件が重なり合う、一冊の中に世界がある本。家族の在り方、性自認の問題など、今日的なトピックも絡み、読んでいるあいだ自らを省みずにはいられない。めちゃくちゃ面白かった。星野智幸
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7 years
強制収容所に送られることになった、歯科医の勉強を始めて1年の彼に、母は歯の治療用具箱を持っていくよう勧めた。それがのちに彼と家族の命を救うことになる……。ある観点から見たホロコーストの証言であり、起伏に富んだノンフィクションでもある。『アウシュヴィッツの歯科医』(紀伊國屋書店)
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5 years
つげ義春の文章が素晴らしいことはみなさん承知のことだが、この度その日記が文庫化となった。いや、びっくりしました。収入は安定したが執筆は進まず、心身の不調や息子の育児といった生活にまみれる日々。お金がしっかりと記録されておりらしさを感じる。『つげ義春日記』(講談社文芸文庫)
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5 years
「みんぱく」だから出来る、このクオリティ。世界各地で人間の想像した生物界は、どこか似たところがある一方で、独自の進化を遂げたものもある。人間に具わった「ありえない」ものを感知するこころを探る。国立民族学博物館・監修『驚異と怪異 想像界の生きものたち』(河出書房新社)
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27 days
ヴァージニア・ウルフの主著が、この時代のリーダブルな翻訳で文庫化。内面を繊細に描写することにふさわしいあらたな文体は、いま読んでも新鮮そのもの。永遠性を感じさせる、二十世紀を代表する名作。ヴァージニア・ウルフ 鴻巣友季子=訳『灯台へ』(新潮文庫)
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@Title_books
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7 years
現代人の悩みを、縄文人が解決する?「くだらない」と思うかもしれないが、案外くだらないのはその悩みの方かもしれない。だって今の悩みは、「今」のものでしかないのだから。笑いながら、縄文の知識も身につく、すぐれた一冊であります。縄文ZINE編集長 望月昭秀『縄文人に相談だ』(国書刊行会)
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4 years
もう本を売るのをやめればいいと思う。
@ryotakure
久禮亮太
4 years
そんなのありかよははは。
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9 months
このSNSを見てもわかる通り、いま我々は主義主張の異なる人びとと、互いに話し合うことができなくなっている。だが良い意味でのテクニックを用いて、お互いもっと敬意をもって話すことができないか。世界をもっとよい場所にするための、思考と技術。『話が通じない相手と話をする方法』(晶文社)
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4 years
これは本当に全篇ヤバい本。素朴で味わい深い世界の玩具に目を向け、長年それを収集してきたのは田舎町にある私設博物館だ。木や土など身近な素材を使った「民衆芸術」は、観る目もよろこぶ造形が並ぶ。尾崎織女『世界の民芸玩具 日本玩具博物館コレクション』(大福書林)
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4 years
ただ誤字脱字や誤用を指摘するだけが「校正」ではない。それは書き手の癖や言葉の背景、文章に流れる心情をも汲んだ、人間にしかできない仕事だ。校正にまつわる悲喜こもごもを書いた、言葉の職人の話。メアリ・ノリス 有好宏文訳『カンマの女王 「ニューヨーカー」校正係のここだけの話』(柏書房)
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@Title_books
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4 years
この本ほんとうに面白かった。同じ視覚障害のある著者の遠慮なさは、ヘレン・ケラーの〈個〉を、偉人としての檻から救い出した。盲ろう者の世界認識の感覚が美しい文章で綴られはっとする。ジョージナ・クリーグ 中山ゆかり訳『目の見えない私がヘレン・ケラーにつづる怒りと愛をこめた一方的な手紙』
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7 years
「どうしてあんなふうに憎むことができるのだろう」。自分たちとは「違う」、弱い存在を作り出し、それを攻撃する。いま必要なのは、憎むものたちに欠け��いる、物事を正確に観察・分析し、自分を疑う態度だ。難民政策に揺れるドイツのベストセラー。カロリン・エムケ『憎しみに抗って』(みすず書房)
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3 years
運営は混乱の極みだろうし、現場の人には同情するけど、ここ数日起こっていることは当然のような気がしてあまり驚きはない。元が軽いことばで誘致され、軽く耕した土壌に、丈夫な樹が育つはずもないから。メッキがボロボロ剥がれていくのを、答え合わせのように見ている感じ。つらいけど。
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5 years
何かに「帰属」しようとする気持ちが、時として排他的になり暴力行為へと繋がってしまうのはなぜか。新しい時代にふさわしい人間の多様性と尊厳に根差したアイデンティティを考えるなかで、著者は「言葉」に辿り着く。アミン・マアルーフ 小野正嗣訳『アイデンティティが人を殺す』(ちくま学芸文庫)
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9 years
最近思うことは、「切実な本」こそ売れているという事です。「真面目な本」と言ってもいいかもしれません。著者が書くしかなかった、自らの底と向き合い、編集者がその想いを汲み取るしかるべき形で包み、それを丁寧な販促で伝えていく。マーケティングの発想からは、そうした本は生まれない。→
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7 years
「このような絵があったのか」と驚いた。少女趣味とは少し違う、画家が追い求め、見ようとした王国。30半ばで絵筆を取り始め、難病のため49歳で急逝するまでの作品集。どの絵もいい色、いい顔をしている。『やまぐちめぐみ作品集』(mille books)
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6 years
このような本はあまり見たことがない。ロシア語を「キリル文字」という観点からながめ、その「かたち」を味わうという一冊。似た形、英語との違い、手書き文字、キーボード等、言葉の勉強とともに、その文化も楽しめる。さすが黒田先生ですね。黒田龍之助『ロシア語のかたち [ワイド版]』(白水社)
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8 years
先日、高野文子先生がご来店されたのですが、その際に「宜しければ差し上げます」とご自身で折った折り紙をいただきました。先日ご紹介した前川淳『折る幾何学』(日本評論社)の表紙のものです。タイトルは「人形」。正方形1枚で作れます。ちなみに台も先生お手製。幾何学に裏打ちされた心地よさ。
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6 years
映画『マイ・ブックショップ』。1959年・イギリスの小さな町で書店を開こうとする女性の話。ストーリーは少しほろ苦いが、いい書店にはちゃんと〈人〉がいるんだなぁと思わせてくれました。風景の美しさと共に印象に残る映画。3月9日よりロードショウです。
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8 months
相手に共感しながら、滑らかに、効率よく話すことはよいことのように思えるけど、そこにはそうさせられている苦しさ、こぼれ落ちる何かがあるのかもしれない。ザラザラした言い淀みや辻褄の合わなさを認め、「自分の言葉」を話そう。その一歩となる一冊。尹雄大『句点。に気をつけろ』(光文社)
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3 years
コロナ禍で人と会うのをためらっていると、その人自体がいなくなってしまった――この期間そんな体験をした人は多いのではないでしょうか。マスクをしていると、時に「人が生きているという輪郭」が曖昧になってくるけど、それをいつも忘れないようにしたい。
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4 years
いつも一人で来る中学生くらいの男の子が、友達を連れてきて、本を選んであげていた。いいなー。
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3 years
吃音のある「ぼく」は、いつもことばがのどの奥にひっかかったように出てこない。でも川を見ているうち、自分は川のように話しているのだと深く理解するようになる。子どもの傷つきやすい感受性と自然の雄大さとが、それぞれ伸びやかに描かれすばらしいです。『ぼくは川のように話す』(偕成社)
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4 years
この本はっきりいって最高でした。日本じゅう、そして世界じゅうにいる「おすもうさん」を訪ねたルポルタージュ。国籍、性別関係なく、どんな人でも相撲をとれることの風通しのよさ。読むと自由な風が吹きぬける、ひたむきで親しみやすい本です。和田靜香 金井真紀『世界のおすもうさん』(岩波書店)
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3 years
アーノルド・ローベルのがまくんとかえるくんのシリーズ全四巻が収録された愛蔵版『ふたりはしんゆう』(文化出版局)が発売。お互い相手のことを大好きで、だいじに思っている。そうした世界からは離れない方がいいと思うのです。まだお持ちでない方はもちろん、すでに読んだことのある方もぜひ。
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6 years
朝からハッとした。書評も「アンサー」だなぁと改めて。 横尾忠則さんによる、アラン・ド・ボトン、ジョン・アームストロング『美術は魂に語りかける』(河出書房新社)に対する書評 〜朝日新聞
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5 years
ひどく憂鬱なわけでも幸せなわけでもない、どこか虚しい状態。「気分変調性障害(軽い憂鬱症状が続く状態)」にかかった著者の治療記録は、改めて人を理解することの難しさを感じさせるとともに、同じ状態にいる人を励ます。ペク・セヒ 山口ミル訳『死にたいけどトッポッキは食べたい』(光文社)
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1 year
8月15日。先日惜しまれながらも閉店した、名古屋のちくさ正文館と古田一晴さんについて書きました。この店ほど定期的にウオッチしていた店は、ほかにはないかもしれません。よろしければ。
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3 years
誰かが聞かなければ、その声はないものとされてしまったかもしれない。日本有数の炭鉱地帯・筑豊に暮らした森崎和江が、かつて坑内労働に従事した女性から話を聞き、彼女たちの生のことばでそのまま書いたデビュー作。過酷だがあかるい、その生き様。『まっくら 女抗夫からの聞き書き』(岩波文庫)
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まさか文庫化されるとは。女性農場主として一八年間をケニアの地で過ごしたディネセンの前に現れた、広大な自然と文化風習を異にする人びと。目にするものすべてが新しい、そのよろこびと戸惑いが、端正な文章の隅々にまで行き渡る。イサク・ディネセン 横山貞子訳『アフリカの日々』(河出文庫)
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8 years
作家の代表作の中から厳選した掌編を選び、一作ずつ封筒に包み、箱に収めた新しい文庫『文鳥文庫』。読み返すマスターピース、名前は知っていても手が伸びなかった作品、名作と違う形で出会えるパッケージです。第三弾は乱歩や鏡花、夢野久作、乙一まで箱売りします。1巻2巻も再入荷しました。
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5 years
こちらはすべてお取り置きです。並べると、かわいさが際立つ。
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3 years
いつから言葉はこんなに軽くなったのか。いや、言葉が軽いのではなく、軽いのはそれを使っている人間の方である。人の人生を簡単な言葉に要約はさせず、まとまらない人生を生きる。障害者福祉や介護の現場で鍛えられた、確かな実体を伴うエッセイ。荒井裕樹『まとまらない言葉を生きる』(柏書房)
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3 years
わたしの目にはオリンピックスタジアムが架空の存在のように見えてくることがあります。それは五輪や政治から受けることばが、虚ろなものであることと関係があるかもしれない。書いているうちに長く「まとまらない」ものになってしまいました。よろしければ。
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4 years
動物を主題とした、25の不思議な物語。その画力が存分に味わえるのはもちろん、絵の奥にあるストーリーを語る口調にしびれる。筆跡、色などこの本の原画には圧倒されたのだが、そのテクスチャーが見事に再現されており素晴らしい。ショーン・タン 岸本佐知子 訳『内なる町から来た話』(河出書房新社)
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自らの心のうち深く刻まれた、癒しがたい傷。その傷を受容し、それとともに生きること。誰かの祈り、弱いままでいること、静かに綴られた思索の跡…。精神科医によるロングセラーであった名エッセイが、うれしい文庫化。宮地尚子『傷を愛せるか 増補新版』(ちくま文庫)
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6 years
貧乏にはドラマがある。誰もが連想するだろうつげ義春、水木しげる、辰巳ヨシヒロから、いしいひさいち、谷岡ヤスジ、業田良家、こうの史代まで、誰もが貧乏だ���た戦後から、貧乏が見えにくくなった現代まで、戦後史を見るがごとき、〈貧乏〉アンソロジー。山田英生編『貧乏まんが』(ちくま文庫)
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8月の終わり、池袋の百貨店でストライキが行われました。わたしもその場所で働いていたことがあったから、愛憎入り混じる感情がニュースを見ながら湧きおこってきた。もちろん雇用のことはあるにしても、あれは現場の人たちの、まだ残っていた〈誇り〉なのだと思う。
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3 years
超ロングセラー『きんぎょが にげた』から40年。文章のリズムを見るだけで、訳もなく「五味さんだなぁ」と思ってしまいます。にげて、にげて、その先には何があるのか。ただ走っているだけなんだけど、読んでいるうちに元気になる。ほんとうに不思議。五味太郎『ひよこは にげます』(福音館書店)
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5 months
本日発売のちくま文庫も香ばしい。
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2 years
高校生の時から店に来ていたという若い人が、某出版社の営業として店に来るようになった。いま勤めている出版社への道筋を作ってくれたこの店の担当になれてうれしいですと。ついにそんなことが起こりはじめてしまった…
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4 years
福岡にいた頃、丸善の文芸書棚で何冊も本を買った。本に語らせる術をその担当者は知っていたのだが、それが徳永さんだった。ご自身の棚と同じで知的で冷静だが、あたたかい筆致。読むよろこびを思い出させるエッセイと書評。徳永圭子『暗がりで本を読む』(本の雑誌社)
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9 years
→マーケティングから売れる本の何が良くないかと言えば、必ず違う似たような本に取って変わられるからです。言ってみれば「替えがきく」という事なので。 本は、元は一冊一冊が「替えがきかない」はず。替えがきかない「切実な本」にこそ、人の興味はあると思います。
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4 years
いつか画集が出たらきっと買おうと思っていた。作家が絵と文を手掛けた絵本、挿絵を手掛けた絵本と本を25冊選び原画を収録。デビュー以来、その筆のタッチは一貫している。夜のあたたかさを感じる作品集。『みみをすますように 酒井駒子』(ブル―シープ)
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9 months
ウガンダでピンクは「男の子も着る色で日常の中の1色」だという。だから「かわいい」だけでなく「かっこいい」ピンクだってあるのだろう。広く世界を知れば、固定観念の檻から自由になれる。よい風が吹くとても面白い本。なかむらるみ『かっこいいピンクをさがしに』(福音館書店 たくさんのふしぎ)
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7 years
身の回りに咲く花や、息をひそめてよく見ると、そこにいるきれいな羽の色をした小鳥たち。ちいさなものに向けた愛情を、刺繍で絵本にした一冊。派手さはないその色合いが、自然を感じさせます。刺しゅう・文 マカベアリス『野のはなとちいさなとり』(ミルトス)
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8 months
「いや、よくない」と思わず言葉が漏れた―― 語られなかったことにこそ、その人のほんとうがある。思わずひっこめた言いよどみ、終わりのない後悔、結論のない話……。小さな声で語りかける、ラジオのようなエッセイ。頭木弘樹『口の立つやつが勝つってことでいいのか』(青土社)
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4 years
この本面白い。わざと難しくしているのか?といった行政文書などの表現を、一つずつ「やさしい日本語」に置き換えていく。外国から来た方、障害を持つ方……、ほんとうの意味での「共生」を考えた、日本語実践のための事典。編:庵功雄『「やさしい日本語」表現事典』(丸善出版)
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8 years
一人の若い女性が、火葬技師見習いから一人前の葬儀屋となるまでの日々。毎日火葬場で死と向き合いながら得た哲学は、熱く、偏見を排した寛容なもの。一気に読める。ケイトリン・ドーティ『煙が目にしみる 火葬場が教えてくれたこと』(国書刊行会)
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1 year
書店の神もまた、細部に宿る。棚の高さ、通路幅、レジやカフェをどこに配置するか、その大きさはどうかなど、店を作り込んでいく際のその場で誘発された思考が、「実寸」という数字になって表れる。全国44ヶ所の本のある空間、その寸法。よい意味での狂気。政木哲也『本のある空間採集』(学芸出版社)
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2 years
とても面白かった。「世界文学ってなんか難しそう」という方にこそ読んでほしい。それは「高尚」なんかではなく、俗物、ヘタレが多数登場する、我々とおなじ〈人間〉を書いたドラマだということがわかるから。本好きの先輩の本棚を覗き込んだような一冊。津村記久子『やりなおし世界文学』(新潮社)
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6 months
『変身』や『城』を書くような、鋭敏でほかの誰にも似ていない作家が、何を考え、どのような日常を送っていたのか興味はないか。単なる身辺雑記ではない、それ自体が「文学」と言うしかない、長い日記。マックス・ブロート編 谷口茂訳『カフカの日記 1910-1923 新版』(みすず書房)*解説:頭木弘樹
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8 years
これは珍しい「語学書」の書評集。外国語の楽しみを広く世の中に紹介してきた著者が、実用的に見える語学学習書を真っさらな眼で読んでいく。新しい言葉に出会うことで、新しい世界に出会った爽やかさ。黒田龍之助『寝るまえ5分の外国語』(白水社)
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11 months
本の本分はつらい人に寄り添うことで、「そう感じているのは自分だけではない」と、その孤独を一時慰めることである。そう考えると、本書は本の本分に合う。鬱の時に読んだ本、憂鬱になると思いだす本など、鬱と本をめぐる84のエッセイ。『鬱の本』(点滅社)
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3 years
ほんとうに仕事がつらければもう逃げるしかないよねと著者は説く。魂を奪われることなく、資本主義の網をかいくぐり、面白おかしく生きることはできないか。あたりまえな顔をしてはびこっている労働倫理を破壊する、危険な書物。栗原康『サボる哲学 労働の未来から逃散せよ』(NHK新書)
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6 years
腸の神経と脳は、秒単位で膨大な情報をやり取りしている。内臓の感覚が直観や気分に影響を与え、身体というコンピューターを支えているというメカニズムを考える。内臓の声を聴き、心身ともに健康でいるためのサイエンス。エムラン・メイヤー『腸と脳』(紀伊國屋書店)
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6 years
書かれた文字の可能性を、あらゆる角度から追及しつくした小説。読むそばから目が生き生きとしてくるような、他にない読書体験が味わえる。しかし、これは書く人、文字を組む人、校正の人、全ての力が合わさった本ですね……。驚きです。円城塔『文字渦』(新潮社)
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2 years
これはとてもよい特集。スピードを要求される社会で、巷に溢れる「自己啓発書」。しかしその断定的な物言いにどこか「胡散臭さ」を感じたことはないだろうか。しっかりと「知り」、自らの主体性を保ちながらそれとつき合うこと。自己を乗っ取られないために。『SPECTATOR vol.51 自己啓発のひみつ』
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4 years
互いを思い合う言葉は、いくつになってみ身にしみる。『ふたりは ともだち』のがまくんとかえるくん。シリーズ全20作の中から50の言葉を選び、一冊の本にした。訳者の三木卓さんのメッセージも収録したかわいい文庫サイズ。アーノルド・ローベル 文・絵 三木卓 訳『かえるの哲学』(ブル―シープ)
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5 years
そもそも手で書くこと自体が快楽なのだ。そこに残った筆の跡は顔であり思考でもある。イタリアのカリグラファーによる、手で書くことへのエッセイ。読むもののフェティシズムを存分に喚起させる美しい一冊。フランチェスカ・ビアゼットン『美しい痕跡 手書きへの讃歌』(みすず書房)
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6 years
女性たちが日々感じている(時には無意識に)生きづらさは個人的な問題ではなく、もっと凄惨な暴力や社会問題に発展しかねない深刻なものだ。世に広く溢れる事象をつなぎあわせ、そこから見えてくる社会の様相を情熱的かつ冷静に検証する。レベッカ・ソルニット『説教したがる男たち』(左右社)
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5 years
近所のドラッグストアで、空になったトイレットペーパーの棚を見ると、自分の仕事に対する無力感に襲われた…。 いま思うことなどを書きました。
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4 years
【文庫化】詩はこの世界の散文的なものに風穴をあけ、生の実感を取り戻させる。その実感とは、わたしたち自身の「身体」だ。「うまくいかない」状態を通し、ここにある身体が立ち上がる。本書は著者の関心が一貫していることも表している。伊藤亜紗『ヴァレリー 芸術と身体の哲学』(講談社学術文庫)
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4 years
「コロナ禍がなく、予定通りオリンピックが行われた高速回転する世界には、わたしの居場所はなかっただろう。これまでと同じように、店をやっていたほうがよかったかと聞かれれば、決してそうだとは言い切れない自分がいる」本を売った、という実感が残った一年でした。
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6 years
その訃報を聞き、「平成」という時代の終わりを感じた人は多いと思う(本書にもそれを予言するような文章がある「人が死ぬこと」)。かつてないほど言葉が「軽く」扱われるいま、世界情勢から身近な出来事まで、世の中に起こっている事象を考える。橋本治『思いつきで世界は進む』(ちくま新書)
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7 months
誰かに死なれたあとも、生きている人の中には、まだその人の占めていた場所が残っている。その埋まらない場所を抱え、ある日人は文章を書きはじめるのかもしれない。実際に経験した、死別の話。前田隆弘『死なれちゃったあとで』(中央公論新社)
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2 years
店の人が「ほんとうはダメなんだけどね」と言いながらこっそりサービスしてくれることがある。こうした白か黒かの社会では人間味が必要だけど、「ダメ」をやることには変わりない。その「ダメ」にあえて踏み込むところに妙味がある。…なんて言ってみただけです。年の最後に。
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5 years
自然には、その時々に蓄えているものがある。土から芽を出す草花、庭に飛んでくる野鳥、ベルギーを代表する作家の書く文章は、自然と戯れる嬉しさを思い出させ、いますぐその中に身を投じたくなる。この時期に読むと、体じゅうに入ってきます。マリ・ゲヴェルス『フランドルの四季暦』(河出書房新社)
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6 years
世界には「何かが起こる」土地がある。その名前を口をすることもはばかられ、誰もが目を背けたくなるような、世界中の唾棄すべき土地が40。しかしその遠ざけられた土地こそ、人間の矛盾が強く現れる場所でもあった。オリヴィエ・ル・カレ+シビル・ル・カレ『呪われた土地の物語』(河出書房新社)
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3 years
詩集のための特別な紙を作るところからはじまり、そのせいか久しく品切れになっていた、谷川俊太郎『あたしとあなた』が重版することは聞いていたが、同じ外装を使用したノートが作られるとは思わなかった。事情により少し外装が余ったそうだが、それを貪欲に商品へと変えるナナロク社はさすがである。
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