2023年に米軍関係者が刑法犯で検挙された事件が全国で118件あり、うち61％にあたる72件が沖縄県で発生していたことが警察庁への取材で判明した。22年も全体の51％が沖縄県で、米軍基地の集中を背景に米軍関係者の犯罪が突出して多く発生している。沖縄では米軍人による性的暴行事件が相次いで起きていたこ

　米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の名護市辺野古への県内移設計画を巡り、沖縄県の玉城（たまき）デニー知事は25日、埋め立て予定海域で見つかった軟弱地盤の改良工事に伴って防衛省が申請していた設計変更を不承認としたと発表した。海面から深さ約90メートルに達するとされる軟弱地盤の最深部について必要な調査

　米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の名護市辺野古への移設の賛否を問う県民投票（2月24日）の実施を求めて署名を集めた「『辺野古』県民投票の会」の元山仁士郎代表（27）＝宜野湾市＝が15日、同市など5市が投開票事務への協力を拒否していることに抗議し、同市役所前でハンガーストライキ（ハンスト）を始めた

　新型コロナウイルスの感染拡大を受け、沖縄県の玉城（たまき）デニー知事は8日の記者会見で、緊急事態宣言が発令されている間は、宣言の対象地域の7都府県をはじめ県外からの沖縄訪問を自粛するよう呼びかけた。来県自粛の要請は観光立県の沖縄にとって経済面での影響も大きいが、知事は「沖縄県民の命と健康を守ること

「辺野古」「普天間」の文言が消える　安倍首相の施政方針演説　2014年以降初めて - 琉球新報デジタル

沖縄は2022年5月15日で日本復帰から50年の節目を迎える。この間、県政を担ってきた歴代知事の心中はどのようなものだったのか。沖縄国際大学・野添文彬准教授による連載「知事たちの沖縄復帰50年」の開始にあわせて玉城デニー沖縄県知事のインタビューをお届けする。

　「鉄の暴風」と呼ばれるすさまじい砲爆撃が米軍から加えられた太平洋戦争末期の沖縄戦。76年を経ても沖縄県内では日常的に不発弾が発見され、2020年度は自衛隊が約650回出動し、処理にあたった。平均すると1日2回弱の計算だが、それでもなお約1900トンが残るとされる。不発弾の爆発で命を奪われた人も多く

　沖縄県浦添市で26日に飲酒運転の容疑で検挙された米軍嘉手納基地（嘉手納町など）所属の空軍兵（20）が新型コロナウイルスに感染していたことが30日、嘉手納基地などへの取材で判明した。空軍兵は逮捕から約5時間後に釈放され、基地内の検査で陽性が判明した。軍の規則に違反して、基地外の店舗で飲酒していた可能

　沖縄が15日に日本本土復帰50年を迎えるのを前に、沖縄県宜野湾市出身の一橋大大学院生、元山仁士郎（じんしろう）さん（30）が9日、東京・首相官邸前で座り込み、政府に米軍普天間飛行場（宜野湾市）の名護市辺野古への県内移設断念などを求めるハンガーストライキ（ハンスト）を始めた。復帰から半世紀がたっても

　沖縄県の米軍基地周辺の河川や湧き水から発がん性が疑われる有機フッ素化合物が高濃度で検出されている問題で、市民団体は15日、県内の住民を対象にした調査の結果、有機フッ素化合物の血中濃度が最大で全国平均の14倍に達したと発表した。市民団体は原因の特定や健康リスクの解明のため、国や県に基地内の立ち入り調

　菅義偉首相が近く退任し、約9年にわたった安倍晋三政権、菅政権が終わる。この間、沖縄県名護市辺野古の沿岸部では米軍普天間飛行場（宜野湾市）の移設工事が始まり、海が護岸で囲われ埋め立てられていっている。沖縄平和運動センターの議長として現場で抗議活動の先頭に立ち、9月に議長を退いた山城博治（ひろじ）さん

慰霊の思い踏みにじるな 　「絶対許せんですね」「もってのほかです」。太平洋戦争末期の沖縄戦の犠牲者を悼む6月23日の「慰霊の日」、76年前の戦場で肉親を失った遺族からこんな言葉が聞かれた。米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の県内移設に伴う名護市辺野古沿岸部の埋め立てで、政府が沖縄戦で最後の激戦地とな

「日米両政府と地元の話し合いの場を」　デニー知事、米シンクタンク・ハドソン研究所で講演 - 琉球新報デジタル

　今から118年前の明治時代後期、大阪で起きた「人類館事件」。沖縄に対する差別の象徴とされるこの事件を題材に制作された戯曲が7年ぶりに沖縄で上演され、16日からネット配信も始まる。女性への蔑視発言や新型コロナウイルスの感染拡大に伴う医療従事者らへの偏見などが問題となる中、「人類館事件」は投げ掛ける。

重さは1.1トン超か…米軍コンテナ、落下は提供区域外　沖縄・渡名喜沖 - 琉球新報デジタル

　大型連休が明けた9日の朝、東京・首相官邸前に1人の大学院生が座り込んだ。政府に対して絶食によって抗議の意思を示すハンガーストライキを始めたのだ。「50年前も現在も、基地問題は変わっていないといっても過言ではない。果たして、いつまでこの状況が続くのだろうか」。沖縄の日本本土復帰から半世紀の節目を前に

沖縄県、中学卒業まで医療費無料「現物給付」　全県で来年度から - 琉球新報デジタル

　第160回芥川・直木賞（日本文学振興会主催）の選考会が16日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞に上田岳弘さん（39）の「ニムロッド」（群像12月号）と、町屋良平さん（35）の「1R1分34秒」（新潮11月号）が、直木賞に真藤順丈（しんどうじゅんじょう）さん（41）の「宝島」（講談社）が選

　消えゆこうとするおじいの記憶を伝えたい――。旧日本軍の組織的戦闘の終結から23日で75年となった沖縄戦。那覇市の宮里親輝（みやざと・しんき）さん（96）は日本軍の一兵卒として体験した戦争の悲惨さを孫の知花園子（ちばな・そのこ）さん（44）に伝えてきたが、認知症の進行で1年半ほど前から当時の体験を話

　沖縄戦の犠牲者の遺骨が混ざる土砂を基地の埋め立てに使うな――。米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の名護市辺野古への県内移設に対する賛否を超え、防衛省に見直しを求める声が広がっている。きっかけは遺骨収集を続ける一人の男性のハンガーストライキだ。日米両政府による普天間飛行場の全面返還合意から25年が過

　米軍嘉手納基地に２２日飛来した米軍横田基地（東京都）配備の米空軍ＣＶ２２オスプレイ２機が２４日、同基地内でロープを使い兵士の降下訓練を実施した。嘉手納町によるとＣＶ２２による同基地内での降下訓練は初めて。米軍から嘉手納町や沖縄防衛局に事前の連絡はなかった。

　那覇市の航空自衛隊那覇基地で2月、破損した配管から泡消火剤が基地外に飛散した事故があり、那覇基地は7日、消火剤に発がん性が指摘される有害物質「PFOS」（ペルフルオロオクタンスルホン酸）が含まれていたと発表した。那覇基地は事故当日に「PFOSは含有していない」と発表していたが、謝罪して訂正した。

　首都圏などの空の一部が米軍管理下に置かれ、自由に使えない問題が続いている。この状況をどうみるか。日米問題に詳しい日本総合研究所会長の寺島実郎さん（７３）に聞いた。

　米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の名護市辺野古への県内移設計画で、防衛省沖縄防衛局は25日、辺野古沿岸部の新たな海域に埋め立て用土砂を投入した。昨年12月に続く2カ所目の海域での埋め立てへの着手。2月の県民投票で埋め立て反対が7割を超え、玉城（たまき）デニー知事は安倍晋三首相との2回の会談で移設

　米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の県内移設工事が進む辺野古がある名護市の市長選は23日に投開票され、移設を進める政府・与党が支援した現職の渡具知武豊（とぐちたけとよ）氏（60）＝自民、公明推薦＝が、移設に反対する玉城（たまき）デニー知事ら「オール沖縄」勢力が推した元市議の岸本洋平氏（49）＝立憲

基地前撮影に中止迫る　米軍と沖縄署　専門家は「違法」 - 琉球新報デジタル

　沖縄県の玉城（たまき）デニー知事は19日の定例記者会見で、米軍普天間飛行場（宜野湾市）の名護市辺野古への県内移設計画の見直しを訴えるため、10月に訪米する考えを明らかにした。玉城知事は「普天間も国外移転に組み入れるよう訴えたい」と述べ、日米両政府が進める在沖縄海兵隊のグアムなどへの移転計画に普天間

　菅義偉官房長官は8日の記者会見で、7日投開票された沖縄県議選で自民党が米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の名護市辺野古への県内移設容認を明確に掲げたことに関し「自民党として議席を数多く伸ばすことができた。地元では（移設に）かなり理解が進んできているのではないかと思う」と述べた。県議選では玉城デニー

　沖縄県名護市沖で2016年12月に米軍輸送機オスプレイが不時着、大破した事故で中城（なかぐすく）海上保安部が機長を氏名不詳のまま書類送検したことを受け、沖縄県議会は15日、「捜査が十分にできない原因は不平等な日米地位協定にある」として、日米地位協定の抜本的な改定を求める意見書を全会一致で可決した。

玉城デニー沖縄県知事がアエラの単独インタビューで、「辺野古見直し」に向けた展望を明らかにした。県民投票で7割が「反対」という結果を受けてなお辺野古沖の埋め立てを続ける政府に対し、玉城知事は1日に安…

　沖縄に駐留する米海兵隊は7日、那覇市にある米軍那覇港湾施設（那覇軍港）で8～13日に輸送機オスプレイなどを使った訓練を実施すると発表した。市街地にある那覇軍港での大規模な訓練は異例で、沖縄県は7日、米海兵隊や防衛省沖縄防衛局などに中止を求めた。

「鉄の暴風」が吹き荒れた沖縄戦。約３カ月に及んだ地上戦は住民も巻き込み、日米合わせて計約２０万人が犠牲となった。

　1945年6月23日、沖縄戦での日本軍の組織的戦闘が終結した。なぜ沖縄が戦場となり、多くの悲劇が生まれたのかを考える。 　　　◇ Q:1945年に沖縄で何があったの？

　全国の米軍専用施設面積の7割が集中する沖縄県の玉城（たまき）デニー知事が毎日新聞のインタビューに応じ、1960年の発効から一度も改定されていない日米地位協定について「人権や環境問題への意識が高まる中で、時代の要求や国民の要望にそぐわないものになっているのは歴然とした事実だ」として抜本的な見直しを改

　河野太郎防衛相は12日の参院外交防衛委員会で、米軍普天間飛行場の辺野古移設に関し、沖縄県名護市の埋め立て予定地の軟弱地盤は最も深い地点で海面から77メートルに達すると明かした。現在の技術では70メートルまでしか地盤改良のためのくいを打ち込めないが、防衛省は「安全性に問題ない」との立場を改めて強調し

　花が咲くトマト畑のつるの下には母子3人の亡きがらがあった。2体の小さな骨は体を寄せ合うように、髪の残る母の骨は少し離れた場所に。沖縄本島の南端にある糸満市米須（こめす）。今はサトウキビ畑が風に揺れるこの一帯で、翁長（おなが）安子さん（91）＝那覇市＝は太平洋戦争末期の沖縄戦で亡くなった人たちの遺骨

　米軍人や軍属が日常的に基地の中と外を出入りしているにもかかわらず、米軍が基地内での新型コロナウイルスの感染の詳細な状況を明らかにせず、沖縄で不安が広がっている。米軍が基地外の民間ホテルを借り切って、転勤で入国した米兵らの2週間の隔離施設としていることも判明。米国の感染者は世界で最も多く、日本政府の

　外部からのミサイル攻撃や武装勢力の上陸などが起きた場合に住民をどのように避難させるか。国は市町村に対し、想定される事案ごとに手順を「避難実施要領」のパターンとして作成するよう求めているが、沖縄県では41市町村のうち作成済みは約1割の4市にとどまっている。消防庁によると、全国の作成率（2020年3月

［ｏｋｉｎａｗａ復帰５０年］　山梨日日新聞（甲府市）は１月から、１面で連載「Ｆｕｊｉと沖縄～本土復帰５０年」を展開している。

　９月３０日の沖縄県知事選で初当選した玉城デニー氏（５８）が４日、知事に就任した。県庁での記者会見で「翁長雄志前知事の遺志を引き継ぎ、辺野古の新基地建設の阻止に向けて全身全霊で取り組んでいきたい」と述べ、政府が進める米軍普天間飛行場（宜野湾市）の名護市辺野古への県内移設を阻止する決意を改めて示した。

　この春、沖縄県西原町にある沖縄キリ���ト教学院大学・沖縄キリスト教短期大学の学長に在日コリアン2世の金永秀（キムヨンス）さん（63）が就任した。沖縄で在日コリアンが大学トップに就くのは初めて。金さんは「在日と沖縄には共通点がある」と語る。兵庫県出身で子供の頃から「自分は何人なんだろう」と考え続けてき

　山口県で３日、新たに56人の新型コロナウイルス感染が確認された。居住地は岩国市44人、山口市５人、光市と周防大島町が各１人、県外が４人、確認中が１人。...

　太平洋戦争末期に原爆を含む大規模空襲があった107自治体が把握している空襲の死者数は約38万7000人であることが毎日新聞の調査で判明した。そのうち自治体の記録で氏名が分かるのは6割に満たない約22万1300人にとどまっていた。空襲の死者を巡ってはこれまで十分な調査が尽くされてこなかったため正確な

　沖縄県糸満市伊原の「ひめゆりの塔」前では23日、看護要員として沖縄戦に動員された「ひめゆり学徒隊」の犠牲者を悼む慰霊祭があり、元学徒や遺族ら約190人が参列した。

75年前のきょう、凄惨（せいさん）な地上戦が続く沖縄からこんな電報が打たれた。＜沖縄県民斯（か）ク戦ヘリ県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜...

梅雨や台風、時雨など、日本の季節には雨が付き物。雨にまつわる日本語は数多くありますが、中でも「雨模様」というありふれた言葉が校閲記者の悩みの種となっているのをご存じでしょうか。

　日米は来年度から5年間の在日米軍駐留経費の日本側負担に、「訓練資機材調達費」を加えることで合意した。日米地位協定上は米側に負担義務のある経費を日本が肩代わりする「特別協定」の中身が改定され、26年ぶ…

　1972年5月15日、米軍統治下にあった沖縄は日本に復帰した。しかし、いまも沖縄には米軍基地が集中し、過度な負担を抱え続けている。基地によって得られる恩恵は国民が等しく受けているのであれば、ひとごと…

　7万4000人の命が奪われた長崎市への原爆投下から9日で75年になった。同市の平和公園では「長崎を最後の被爆地に」との願いを込めて平和祈念式典が開かれ、原爆投下時刻の午前11時2分に合わせて参列者が黙とうをささげた。今年は新型コロナウイルスの影響で参列者を例年の1割程度の約500人に限定。安倍晋三

　在日米軍のヘリコプターが東京の中心部で、日本のヘリであれば違法となる低空飛行を繰り返しています。こうした問題を掘り下げたオンラインイベント「六本木に米軍ヘリが墜ちないために～不平等な日米地位協定を知る～」の内容を10回に分けてお伝えします。

　新型コロナウイルスの感染拡大が続いている沖縄県の玉城（たまき）デニー知事は5日の記者会見で、これまで沖縄本島を対象としていた不要不急の外出自粛要請を離島を含めた県全域に拡大すると発表した。県は15日まで県独自の緊急事態宣言を出しているが、県内では5日も新たに77人の感染が確認された。

　沖縄に初の金――。東京オリンピックの新競技、空手・男子形で6日、喜友名諒（きゆなりょう）選手（31）＝劉衛（りゅうえい）流龍鳳（りゅうほう）会＝が沖縄県出身者として初の金メダルを獲得した。琉球王国時代に体系化され、世界に約1億3000万人の愛好者がいる空手。発祥の地に���たらされた金メダルに沖縄の空