金枝篇 𝔟𝔬𝔱 @JamesFrazerBot Twitter profile

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

9 months

12/8発売の『金枝篇8巻スケープゴート』の書影が国書刊行会ホームページに掲載されておりました。装幀は山田英春さん。コンビニの100円コーヒー140杯我慢すれば買えるたいへん良心的なお値段です☕️

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

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1 year

荒俣宏さんが紀州にある南方熊楠の書庫を訪問して、「あ〜たいへんな本がある」と言って『金枝篇』初版本を手に取る超ドープな動画がアップされてる。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

1 year

👻拡散希望👻 妖怪学・民俗学に通じた方に質問です。水木しげる『決定版日本妖怪大全』(講談社文庫) を600ページほど読んだのですが、「妖怪の片腕を切り落とす」というモチーフが頻出することに気がつきました。これはいかなる解釈が可能か、研究はあるのかお聞きしたいです。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

9 months

「作者なら誰だって本の見栄えを気にするものだが、フレイザーほど微に入り細にわたって多くの注文をつける人は珍しい。ターナーの版画やヤドリギの装飾は当たり前のこと、活字の大きさや字体、紙質や一ページあたりの行数、それにどの印刷機を使うかに至るまで、好みがうるさかった。」

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

2 years

ザルツブルクやチロルでは、奇怪な仮面を付け、身体に付けた鈴を鳴らし、手に長い杖や棒を持った道化者の一団が、豊作祈願のため一年の定まった日に走ったり、跳ね回ったりする慣習があった。彼らは〈ペルヒテン〉と呼ばれたが、この名前は南ドイツ全土でよく知られた神話上の老婆ペルヒタに由来する。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

9 months

というか『金枝篇』(国書刊行会)を買い揃えなければ、あの名高い〈金枝篇タワー〉を造れないではないですか⁉︎ 東京都庁、六本木ヒルズ、ベックフォードのフォントヒル・アベイよりも崇高に聳え立つ「高さの権力意志」を夜な夜な造型し、一人悦にいるミクロコスモスの愉悦を味わえぬではないですか！

淮

@StYasutomi

9 months

@JamesFrazerBot 金枝篇botが何年つぶやき続けると金枝篇の全てが終わるのだろうか？（金枝篇botがあれば金枝篇本編は不要だ、と思い始めていた私がお尋ね申し上げます）。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

11 months

『マナ・タブー・供犠英国人類学宗教論集』(国書刊行会) 届く。さっそく若きフレイザーがブリタニカ百科事典の一項目として書いた「トーテミズム」を覗いてみる。一項目なのだから、さぞやコンパクトなのだろうと思ってたら注が208（！）ありました。オススメです。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

9 months

「つむじ風に物を投げつけて撃退する野生人」という超絶ニッチすぎる風習だけでも十以上の事例を蒐集し、わずか2ページで矢継ぎばやに紹介していくフレイザー卿の英国的エキセントリックな編集工学がひかる『金枝篇第1巻』(国書刊行会)をぜひお買い求めください。

金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

9 months

スコットランドのハイランドの人たちは、妖精たちがつむじ風（whirlwind）で男や女や子供、動物などを連れ去っていくと信じており、妖精がこれらの捕獲物を落としていくように、左の靴、帽子、ナイフ、モグラ塚の土などをつむじ風に向かって投げつける。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

7 months

『マッドメン』に至っては金枝篇をモロに引用するに至った諸星大二郎先生を、金枝篇botフォロワー各位は讃えなければなりません。

金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

7 months

諸星大二郎先生の「妖怪ハンター」シリーズの「黒い探究者」では、本棚に金枝篇が確認されます。この物語が収録された単行本『海竜祭の夜』には「幻の木」「花咲爺論序説」など人身御供をテーマにした恐ろしい作品が多く、『金枝篇8巻スケープゴート』(国書刊行会) と併読されることをお勧めします。

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@JamesFrazerBot

8 months

神保町書泉グランデに金枝篇をはじめとするフレイザー関連書、アレイスター・クロウリー本らが並ぶ凄い魔術棚ができています。母親がクロウリーの愛人で、パンクロックのパティ・スミスに金枝篇第三版（ようするに国書刊行会のやつ）を読むようすすめたハリー・スミス本が加わると無双かと思われます。

書泉グランデ | 神保町

@shosengnd

8 months

［4F］🌟好評発売中🌟 『金枝篇ー呪術と宗教の研究 8 スケープゴート　スケープゴート (8)』 J.G.フレイザー/ 著神成利男 /翻訳石塚正英 /監修 (国書刊行会)

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

4 years

「エロス＋田植え」（吉田喜重風）を発明したイタリアン・ネオレアリズモの金字塔『にがい米』（49）ですが、明らかに穀物神と地母神を重ね合わせた『金枝篇』映画で、収穫祭の最中にシルヴァーナ・マンガーノが死ぬと最後に遺体に米がまかれ、「五月にまた戻ってくる」と映画は締めくくられます。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

10 months

📚拡散希望📚 たいへんお待たせしました。前巻から6年の歳月を経て、ようやくJ・G・フレイザー『金枝篇8　スケープゴート』（神成利男訳／石塚正英監修）が11月21日に発売予定です。キリストの磔刑を古代スケープゴート儀礼まで遡るラストは圧巻です。ぜひご購入ください。

金枝篇8　スケープゴート｜国書刊行会

金枝篇8　スケープゴート世界各地の慣習・儀式・風俗をめぐり、呪術と宗教の起源をさぐる壮大な旅。本巻では、地上の生命を悩ますあらゆる災難から信仰者たちを解放する、スケープゴートとしての〈死にゆく神〉を取り上げる。

www.kokusho.co.jp

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

1 year

〈ロシアの右派思想家、アレキサンドル・ドゥーギン氏が、英人類学者フレイザーの古典「金枝篇」中の「雨の王」で国民を守れない王が殺される「王殺し」の内容を引き合いに出して、暗にプーチン大統領を批判した。〉

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

4 years

パティ・スミスの自伝『ジャスト・キッズ』によれば、このパンクの女王が『金枝篇』を読んでいると「初版ではなく第三版を読まないと」と助言し、NＹで一番有名なオカルト本屋に連れてった「ハリー」なる人物がいて、誰かと思ったらあやとりの達人にしてルーツ音楽研究家のハリー・スミスでした。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

7 months

『諸星大二郎の世界』にはモロホシ先生の膨大な蔵書の一部(といって1000冊以上)がリストされた超重要資料が掲載。そこには『図説金枝篇』が確認されます。「マンガ界のボルヘス」である諸星大二郎先生が、澁澤龍彦を明確に参照した作品を中の人が論じた『悪魔のいる漫画史』もよろしくお願いします

金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

7 months

『マッドメン』に至っては金枝篇をモロに引用するに至った諸星大二郎先生を、金枝篇botフォロワー各位は讃えなければなりません。

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7 months

諸星大二郎先生の「妖怪ハンター」シリーズの「黒い探究者」では、本棚に金枝篇が確認されます。この物語が収録された単行本『海竜祭の夜』には「幻の木」「花咲爺論序説」など人身御供をテーマにした恐ろしい作品が多く、『金枝篇8巻スケープゴート』(国書刊行会) と併読されることをお勧めします。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

6 months

金枝篇級に膨大な知識がけざやかに溢れ出る奇書『ポリフィルス狂戀夢』を読み終えました。税込で8250円ですが、500頁が体感的に1500頁に感じられたので16500円お得。安い買い物です。例のコンビニ100円コーヒー兌換率を適用すれば82.5杯のコーヒーを我慢すればよいのです。

金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

7 months

東洋書林の近刊フランチェスコ・コロンナ『ポリフィルス狂戀夢』(高山宏訳)は「15世紀のジョイス」と呼ばれた怪物的小説ですが、建築・植物などの嘔吐的(アド・ノーシャム)な列挙の数々は『金枝篇8巻スケープゴート』にも通じる「リストマニア」(U・エーコ)ぶりです。金枝篇と併せて一読��勧めます。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

2 years

近刊予定の『金枝篇8 スケープゴート』(国書刊行会)の第5章「メキシコにおける神殺し」は本書屈指の残酷度ですが、ここで出てくるケツァルコアトル神の彫刻が代々木公園にある。1990年にメキシコ大統領来日記念に贈られたものですが、この神の人間化身は最後心臓を抉り取られ、料理されて食われます…

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

9 months

発売間近の『金枝篇8巻スケープゴート』（国書刊行会）が届きました。監修者の石塚正英先生の14ページの解説では、日本の神話学者・高木敏雄の金枝篇受容なども語られてます。奥付にはラテン語・ギリシア語翻訳を手伝ってくれた山本貴光さんの名前もあります。税込15400円と圧倒的お値打ち価格！！

金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

9 months

12/8発売の『金枝篇8巻スケープゴート』の書影が国書刊行会ホームページに掲載されておりました。装幀は山田英春さん。コンビニの100円コーヒー140杯我慢すれば買えるたいへん良心的なお値段です☕️

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

2 years

金枝篇にhobby-horseという単語がよく出てくる。日本では概ね「木馬」と訳されるところ、これは元の意味から相当ズレたものかもしれない。調べるとhobby-horseは五月祭やモリスダンスに登場するイギリス伝統の馬のコスプレをしたキャラ類型らしく、Tourney、Sieve、Mastなど様々なパターンが存在する。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

2 years

ロジェ・カイヨワ『石が書く』(創元社)。古書価格が常に云万円を超えていた名著が、47年近い時を経て奇跡の新訳刊行。『金枝篇』(国書刊行会) の装幀を担当なさっている山田英春さんがブックデザインを務め、美しい書物に仕上がっている。『蛸』の復刊も記憶に新しく、カイヨワ・リバイバルが来る？

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

10 months

中の人が水木しげるの900頁を超す名著『決定版日本妖怪大全』について書きました。この夏、本書に頻出する「片腕を切られた妖怪」の民俗学・妖怪学的に意味するところを皆様にお尋ねしたしたが、ベストアンサーを発表してます。

「マンガとゴシック」第13回：「河童の斬られた片腕」の謎——水木しげる『決定版　日本妖怪大全』

怪奇幻想派にしてコレクター水木しげるが英米の怪奇幻想文学の熱心な読者であり、それらを翻案した作品を多数描いていることは比較的よく知られている。「地獄の足音」はH・P・ラブクラフトの「ダンウィッチの怪」、「魔石」と「つぼ」はW・W・ジェイコブズの「猿の手」、「怪木」はジョン・コリアー「みどりの想…

realsound.jp

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

9 months

グロテスクなものとしての未開社会を突然として西欧の知的世界に向かってなだれ込ませたのはフレーザーであった。他の社会諸科学の経験主義に気がねする社会人類学者が、いかに己れの出自をかくそうとして、フレーザーを無視し、黙殺しようとも、これはまったく否定できない事実であるし、

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

9 months

スコットランドのハイランドの人たちは、妖精たちがつむじ風（whirlwind）で男や女や子供、動物などを連れ去っていくと信じており、妖精がこれらの捕獲物を落としていくように、左の靴、帽子、ナイフ、モグラ塚の土などをつむじ風に向かって投げつける。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

9 months

フィンランドの魔術師は暴風のために碇泊している船乗り達に風を売りつけた。風は三つの結び目に閉じ込められている。第一の結び目をほどけば順風が吹き出す。第二の結び目をほどくと強風が吹く。第三の結び目をほどくと暴風雨になる。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

11 months

『評伝J・G・フレイザー』(法蔵館文庫) を読んで衝撃事実を知る。フレイザーが13年がかりで訳したパウサニアス『ギリシャ案内記』は全六巻で、本文一巻、地図と図版が一巻、そして何と本文を凌駕する四巻分の註釈から成っているという（版元のマクミランは「若干の註釈」が欲しいと手紙に書いている）

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

9 months

中の人の新刊『悪魔のいる漫画史』(blueprint) が12/21に発売されます。金枝篇botで皆様にお尋ねした、水木しげる『決定版日本妖怪大全』における「片腕を斬られた妖怪」の謎についても一章を割いてます。表紙イラストはなんと丸尾末広先生です。

後藤護🪬𝕲𝖔𝖙𝖍-𝕺 𝕸𝖆𝖒𝖔𝖗𝖚

@pantryboy

9 months

12/21に3冊目の著書『悪魔のいる漫画史』(blueprint)が愈々刊行！澁澤龍彥『悪魔のいる文学史』を引用したタイトルです。「マンガとゴシック」連載とその他媒体に書いた漫画論に加え、『チェンソーマン』『夢幻紳士』論を書き下ろし。選り抜きの図版91点。表紙イラストは丸尾末広先生の描き下ろし!!!!

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

7 months

東洋書林の近刊フランチェスコ・コロンナ『ポリフィルス狂戀夢』(高山宏訳)は「15世紀のジョイス」と呼ばれた怪物的小説ですが、建築・植物などの嘔吐的(アド・ノーシャム)な列挙の数々は『金枝篇8巻スケープゴート』にも通じる「リストマニア」(U・エーコ)ぶりです。金枝篇と併せて一読を勧めます。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

5 years

英国王室から「サー」の称号さえ賜わったジェームズ・フレイザー卿に対して、恥知らずな極東の娘から「オフパコ」とやらの誘いを受けたので、「八つ裂きにして心臓を抉り出すメキシコのアステカ族プレイは可能ですか？」と返しました。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

9 months

カムチャッカ人はハツカネズミもまたカムチャッカ人の言語を理解すると考えている。このため秋になって、野ネズミ達が冬に備えて穴の中に貯えていた球根を人々が盗むときは、あらゆる事物を通常の名前と異なった言葉で呼び、ハツカネズミたちに何を言っているか分からないようにする。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

4 years

昨日がフレイザーの没日だったのでとっておきのネタを一つ。岩波文庫の縮訳版『金枝篇』解説で、訳者の永橋卓介は「フレイザーはドイツ軍の爆撃で夫人ともども死んだ」と書いているのですが、実際には老衰死。フレイザーにじかに会って話した永橋が、なぜ「誤爆」を起こして先生を爆殺したのか、謎。

Ｓ・フチガミ

@fuhchin6491

4 years

1941年の今日は、『金枝篇』の著者、ジェームズ・フレイザーの没日。岩波文庫の全五巻の縮約版のほか、今は初版からの翻訳が上下二巻でちくま学芸文庫から出ている。完訳版も国書刊行会から順次刊行中。マクロイ『あなたは誰？』にも重要な手がかりとして出てきた。

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@JamesFrazerBot

1 year

ウノ・ハルヴァの『シャマニズムアルタイ系諸民族の世界像』(三省堂、のち平凡社東洋文庫）が、理論書というよりその膨大な資料の引用から「シベリアの金枝篇」の異名を取っていることを知りました。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

8 months

皆様コンビニの100円コーヒー140杯分相当の『金枝篇8巻スケープゴート』(国書刊行会) は高く感じますか？楳図かずお「黒い瞳」では、ダイヤモンドなど宝石類を大量所持する老婆が「コーヒーなんてぜいたくは週に一度くらいの楽しみ」と発言します。この節約精神を見習って下さい。

金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

9 months

12/8発売の『金枝篇8巻スケープゴート』の書影が国書刊行会ホームページに掲載されておりました。装幀は山田英春さん。コンビニの100円コーヒー140杯我慢すれば買えるたいへん良心的なお値段です☕️

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

9 months

中の人、金枝篇論8000字を一晩で書き上げました。後日内容を報告します。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

2 years

日本語で「趣味」と訳されるhobbyはもともと「小型・中型の馬」という意味だ。ウェールズのMari Lwydという祭典ではhobby-horseの変種として馬の骸骨が用いられる。英語版wikipediaはヨーロッパ全土にあるホビーホースの奇妙な慣習について膨大な記述および画像があり、その奥深さに眩暈がします🐴

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

7 years

じつは『金枝篇』には、フレイザー夫人が子供用に編んだ『金枝の葉』(1924)という簡易バージョンが存在する。H・M・ブロックのイラストレーション付きで、なおかつ理論を排してフォークロアを中心に集めている。国書刊行会版『金枝篇』の第2巻に、このブロックの貴重なイラストが掲載されています。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

11 months

W・ロバートソン・スミスとフレイザーという精神的BL関係にあった（？）碩学二人が『ブリタニカ百科事典』に寄稿した「供犠」「タブー」「トーテミズム」の項目が本邦初翻訳された『マナ・タブー・供犠 (シリーズ宗教学再考 1)』（国書刊行会）が今年出たばかりで要注目。

金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

11 months

ではなぜフレイザーはルナンの戯曲『ネミの祭司』からの影響を隠蔽したのか？それは彼の親友で崇拝に近い感情を持っていた（評伝の著者は「恋人」と呼ぶ！）W・ロバートソン・スミスが大のルナン嫌いで、彼との人間関係を保つために存在しない「概説書」をでっち上げたのではないかというのだ。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

11 months

「トリニティ・カレッジ（グレイト・コート）で『金枝篇』の初版を執筆しているときーーこれも結婚前のことですがーー彼は自分が立っている床をこれ以上本で重くするなと言われたのです。私自身も彼がいる部屋の下の部屋の天井が帆のように膨らんだのを見たことがあります。」

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

1 year

POPEYEで金枝篇7巻（国書刊行会）が取り上げられてます!!!!!!!!! 土着の風習をまとめた金枝篇が、都市部のファッショントレンドになるかもしれません。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

7 months

「フレーザーが、今でも人類学者の聖典であり続けるとすれば、それは彼が、すべての記録を読んだ、我々が読むことのできない多くの資料、時には我々が存在していることをすら知らない著作を大いに読みこなしていた、というところにあるのではないでしょうか。」レヴィ=ストロース(山口昌男対談より)

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

9 months

コンビニの100円コーヒーを185杯我慢すれば『金枝篇6・7巻』(国書刊行会) を手に入れることができます！☕️

登石麻恭子Akiko Toishi

@akikoaroma

9 months

面白い。いぼもなのか。そして最近金枝篇botさんが楽しい金枝篇の内容をいろいろつぶやいていらっしゃるので、国書刊行会さんのの金枝篇買いたいな～と思うのですが、お値段に葛藤中。穀物関係の6・7巻だけでも買うか…。全巻揃えるなら……宝くじでもあたって欲しい…わ～ん💦

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@JamesFrazerBot

1 year

600ページ読んだけどあと300ページあります。水木しげる『日本妖怪大全』はやばいです。

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@JamesFrazerBot

7 years

トラキアのブルガリ��人農民たちはクケル（Kuker）と呼ばれる穀物霊の仮装をして練り歩く。これは豊作祈願の祭儀で、ある村ではクケルが畑の上に立ち、体を左右に揺らすが、穀粒でたわんだ穂の姿を象徴的に自ら身振りする「模倣呪術」である。『金枝篇第7巻』

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

9 months

#新しいプロフィール画像『金枝篇8巻スケープゴート』(国書刊行会)が刊行間近なので10代の若かりしころのフレイザー卿のイケメン写真に変更しました。20歳になる前にすでにプラトン、エウリピデス、ピンダロスの全著作を読み終えていたそうです。神童。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

4 years

【拡散希望】全異形者（？）が鶴首待望するときく『金枝篇第８巻スケープゴート』（国書刊行会）の訳稿チェック完了度がいよいよ200／222に達しました。ゴールがようやく見えてきました。これを拡散してみなさん、中の人をヤル気にさせて下さい！（切実）

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

2 years

アステカ人の人間皮剥祭（トラカシペワリストリ）の虐殺場所は神殿の頂上にある舞台だった。戦争で捕らえられた哀れな捕虜の男女子供は階段の下に来ると気を失い、処刑人たちが長い階段を頭髪を掴んで引きずり上げねばならなかった。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

6 years

『金枝篇』によって近代知識人は直線的時間（ピューリタン的蓄積を旨とする）に対する円環的時間（祭りによる蕩尽を旨とする）を発見し、「呪術」や「古代」に眼が行くようになったと安藤さんはまとめたのだが、実際金枝篇は３つ例を出せば足りる所を30くらい出す「蓄積」だらけで、近代的思考そのもの

後藤護🪬𝕲𝖔𝖙𝖍-𝕺 𝕸𝖆𝖒𝖔𝖗𝖚

@pantryboy

6 years

安藤礼二「迷宮と宇宙」(@大妻)を聴講。鈴木大拙・折口信夫・井筒俊彦という「超」がつく碩学三人を語り起こす前に、かなりの時間を費やして『金枝篇』に触れていたのが印象的。質問タイムに学魔が「後藤くんいる？」と指名してくれたので、金枝篇の訳文校正係として質問をぶつけた（詳細はbotの方で）

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

4 years

詩人・星野徹はフレイザー『洪水伝説』（国文社）を訳しているほか、金枝篇があまた引用されるハリスン『古代の芸術と祭祀』（法政大学出版局）を訳し、金枝篇を霊感源としたT・S・エリオットを論じた『車輪と車軸』（沖積舎）まで書いている。文学的想像力としての系譜で金枝篇を考えるうえで重要人物

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

1 year

昔すべての動物は二重存在で、思いの儘に人間にも動物にもなれたとエスキモーの間では信じられている。もし動物が人間の姿になろうと思えば、翼や四肢で鼻面やクチバシを押し上げ、すると姿かたちも人間のようになる。この人間の姿を〈イヌア〉といい、その動物の精神面を表し、死ぬと影になった。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

4 years

昔すべての動物は二重存在で、思いの儘に人間にも動物にもなれたとエスキモーの間では信じられている。もし動物が人間の姿になろうと思えば、翼や四肢で鼻面やクチバシを押し上げる。すると形も特色も人間のようになる。この人間の姿を〈イヌア〉といい、その動物の精神面を表し、死ぬと影になった。

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@JamesFrazerBot

11 months

フレイザー卿が頭を銃で撃ち抜かれて怪死した事件を解決するミステリー小説の表紙にしか見えない金枝篇🔫

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

11 months

金枝篇は何故ネミの森の「祭司殺し」の謎から始まるのか、『評伝J・G・フレイザー』(法蔵館文庫) が推理小説級に面白い謎解きをしている。序文でフレイザーは金枝篇の前駆となる「概説書」を準備していたと書いてるがそんなものは実在せず、ルナンの『ネミの祭司』からの直接的影響を隠すためだという

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

11 months

黒魔術本のような表紙の『金枝篇』を見つける（もはや人類学というよりエコエコアザラク）。1995年にマクミラン社から出たペーパーバックのようです。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

4 years

【速報】『金枝篇第八巻スケープゴート』（国書刊行会）の訳稿整理が完了しました！原書にして423ページの大著も、終わってみると寂しいもの。フレイザーが締め括りに選んだ言葉はラテン語の以下の格言。「偉大なるは真理、それは遍く行き渡る」この本も「遍く行き渡る」よう願います！

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2 years

ロアンゴ先住民が信仰する偶像に釘を打ち込む目的は、信者の要求に対して強制的に神の注意を惹きつけるために過ぎない。これはある人と話したいという仄めかしとして、その人をつねったり、足にピンを刺したりするようなものである。従って神の注意を釘付けにするため、時に釘を灼熱さえする。

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@JamesFrazerBot

11 months

『ゴシック全書』(原書房) のフォークホラーの項目で映画『ウィッカーマン』が取り上げられており、「彼は人類学者ジェイムズ・G・フレイザーの『金枝篇』、とりわけ64章の「人間を焼き殺すこと」を読んでおくべきだったろう」と人身御供として焼き殺された主人公の無知を哀れんでいる。

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@JamesFrazerBot

6 years

プリニウスとマルケルスの2人ともが記す、古代における腹痛の治療法は、生きているアヒルを患者の腹の上に置くことである。腹痛はアヒルに移る。二人ともこれは必ず治ると証明した。金枝篇第6部：スケープゴート

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1 year

中の人（後藤護）が突如スケープゴートとなりTwitterアカウントが予告なしに永久凍結されました。現在、異議申し立てによって解凍=闘争中です🔥🧊　金枝篇botフォロワーの皆様の叡智や体験談をお知らせいただければ幸いです。

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金枝篇 𝔟𝔬𝔱

@JamesFrazerBot

4 years

【フレイザーあるある】脚注が本文より長い「あしながおじさん」現象。

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@JamesFrazerBot

4 years

金枝篇を読んでいたらdog-whipper（犬を鞭打つ者）という耳慣れないフレーズが出てきたので調べたところ、礼拝中に犬を教会から追い払う専門の役職だそうです🐕 海外版Wikipediaには項目さえ立てられている……世界は広い！

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@JamesFrazerBot

4 years

『金枝篇』（国書刊行会）既刊分では最大サイズを誇る第5巻「アドニス、アッティス、オシリス」ですが、中の人的には第8章「火山の信仰」がおもしろさ大噴火🌋 「悪臭のある蒸気の崇拝」というパワーワードが炸裂。

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3 years

Robert Fraser『The Making of the Golden Bough』（Macmillan）一万円近い高額図書で手が出なかったこの金枝篇メイキング本をようやく落掌。フレイザーが第二版の準備のために初版本の余白に膨大な書き込みを加えた画像が衝撃。『マルジナリアでつかまえて』の山本貴光さん好みの書き込みぶり🖋

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@JamesFrazerBot

9 months

ありがとうございます。金枝篇タワーはじつはメタモルフォーズ可能です。中の人が以前組んだ金枝篇アーキテクチャーの数々をお見せします。金枝篇スカイツリー、金枝篇要塞、金枝篇ストーンヘンジとそれぞれ名付けましょう。

よっち

@flatearth_blog

9 months

近頃この界隈でこのタワーが流行っているみたいなので、私も〈金枝篇タワー〉作ってみました。　#金枝篇

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@JamesFrazerBot

2 years

アイルランドのロスコモン州では、十二夜に〈最後の晩餐〉における人数を記念して13の灯心草ロウソク（rushlights）を作り、それぞれに家族の名前をつける。このロウソクは雌牛の糞で作った菓子に突き刺して灯し、それぞれが燃え尽きる時間に従って、それぞれの寿命が決まる。

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@JamesFrazerBot

9 months

中の人が『出版人・広告人』に連載中の「博覧狂気の怪物誌」が晶文社から本になります。ジェームズ・フレイザー『金枝篇』論、および「金枝篇第三版(全12巻)を読んでないと人間じゃない」と宣言したアメリカの魔術師・蒐集家ハリー・スミス論も入ります。たぶん来年刊行です。よろしくお願いします。

後藤護🪬𝕲𝖔𝖙𝖍-𝕺 𝕸𝖆𝖒𝖔𝖗𝖚

@pantryboy

9 months

📚緊急速報!!!!!!📚 4冊目の単著が晶文社から出ると確定！どこでも読めない幻の業界誌『出版人・広告人』連載中の「博覧狂気の怪物誌」をまとめた博識polymath論。いとうせいこうさんが『黒人音楽史』帯文に下さった「博覧狂気」の一言に始まった企画。「ほんとの怪物もみせてあげましょう」(吉川浩満)

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@JamesFrazerBot

9 months

ハイランド地方の魔女は類感もしくは模倣呪術で船を沈めることができる。彼女はただミルク用平鍋に水を一杯満たし、それに小さい丸い皿を浮かべてから小声で呪文をつぶやくだけでよい。皿が鍋の中でひっくり返ると船が海中に沈むことになる。

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@JamesFrazerBot

3 years

フレイザーの研究などを見ると、「猿を笑ってはいけない」とか「猿に人間の言葉を話しかけてはいけない」というタブーがよく出てきます……猿は人間と動物の境界をいちばん侵犯しやすいので、逆に禁忌感がたいへん強いです。中沢新一『熊を夢見る』

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7 years

『金枝篇第7巻』(見本)が届いたのですぐさま屹立🌴させました。

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11 months

『金枝篇』でアフリカの風習を語る際に度々引用されるジョン・ロスコー師なる謎の人物について、『評伝J・G・フレイザー』(法蔵館)の15章「王の誉れ」に詳しい記述があった。現地語を理解し、首長と仲良くなり貴重な情報を聞き出したことから彼の『バガンダ族』など一連の書物はいまだ価値があるという

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5 years

【告知】『金枝篇』（国書刊行会）の監修者である石塚正英先生が、邦訳全十巻（現在七巻まで刊行）を注記に至るまで解説する「本邦初の」連続講座が開催中です（次回は2020年）。最終的に刊行も目指されているとのことです。詳細は以下のリンク先で。

歴史知の百学連環

自然と人間、世界と地域、過去と現在、それらは相互に連環し、諸学は相互に連環している。それは歴史知を、身体知を形成する。前近代に起因する知（経験知・感性知）と近現代に特徴的な知（科学知・理性知）を時間軸上で連合(in-cycle)する。感性知と理性知を両極にして相互に往復運動をする、両者あいまって成立する知的パラダイムである。これこそが人類史の21世紀的未来を切り拓く知、【歴史知】なのだ。【感...

ogamachi.livedoor.blog

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2 years

伝説によれば、セミラミスはアッシリアの王に愛され、妻となった美しい高級売春婦だった。王は彼女の虜になってしまったので、彼女は王を説き伏せて五日間王国を自分に任せてもらった。一日目には王衣と王笏を着用して大宴会を催したが、しかし二日目には夫を牢に閉じ込め殺し、以後一人で君臨した。

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4 years

パゾリーニの『テオレマ』では空中浮揚や溢れる涙が泉になる「奇蹟」が描かれますが、岡田温司『イタリアのプリズム』によればこうしたカトリシズム描写にはイタリア南部のフォークロアが混ざり込んでるらしく、『呪術的世界』の邦訳もある人類学者デ・マルティーノが映画に与えた影響が指摘されます。

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4 years

「エロス＋田植え」（吉田喜重風）を発明したイタリアン・ネオレアリズモの金字塔『にがい米』（49）ですが、明らかに穀物神と地母神を重ね合わせた『金枝篇』映画で、収穫祭の最中にシルヴァーナ・マンガーノが死ぬと最後に遺体に米がまかれ、「五月にまた戻ってくる」と映画は締めくくられます。

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買いました。

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4 years

金枝篇インスパイア作品であるアリ・アスター『ミッドサマー』。そのサントラになってもおかしくない異教徒味あふれるバンド、デッド・カン・ダンスについて中の人が書きました。聴いてるうち黄金の枝をへし折るように、偽王の首を切り落としたくなります🔪🔪🔪

異色のワールドミュージック？デッド・カン・ダンスの異教礼讃音楽 | 1990年 | Re:minder - リマインダー

拙著『ゴシック・カルチャー入門』（P-VINE）番外編として、今回はデッド・カン・ダンスを取り上げたく思います。このバンドも4ADレーベル所属（のち離脱）でして、レーベル代表のアイヴォ・ワッツ＝ラッセルなどは、「コクトー・ツインズ、デッド・カン・ダンス、そしてディス・モータル・コイルが私にとって4AD美学を体現した存在だ」…と讃えるくらいです。

reminder.top

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1 year

昔のプロイセンの支配者たちは、聖なるオークの木の前で生きながらに焼け死ぬならわしだった。またギリシアのヘラクレスが、自分を燃やす薪はオークの木と野生のオリーブの木でなければならないと指示したのは奇妙な偶然である。

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1 year

『柳田国男南方熊楠往復書簡集』（平凡社）の伝えるところによれば、柳田は南方の示唆により、『金枝篇』を入手している。「ご教示により、フレイザーの『黄金の枝』第三版を買い入れ、このごろ夜分少しずつよみ始め��」(柳田國男。明治四十五年四月二十六日付書簡)

古本夜話９１５柳田国男はフレイザーと会っていたのか - 出版・読書メモランダム

前回、メアリー・ダグラスが十九世紀思想の「人間のものの考え方のはじまり」に関する「謎解き競争」の勝利者として、『金枝篇』のフレイザーを位置づけていたことを既述しておいた。日本において、この「謎解き競争」に加わったのは柳田国男、折口信夫、南方熊楠たちであり、彼らが『金枝篇』の読者であったことはいうまでもないだろう。『柳…

odamitsuo.hatenablog.com

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荒俣宏さんが紀州にある南方熊楠の書庫を訪問して、「あ〜たいへんな本がある」と言って『金枝篇』初版本を手に取る超ドープな動画がアップされてる。

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（金枝篇で「悪霊のwitchcraftとenchantmentを防ぐため、野生人たちはcharmとspellを用いる」といった文章記述に出会ったのだが、すべて「魔法」と訳せてしまう……なので悪霊の用いるものは「妖術とまやかし」、人間の用いるものは「まじないと呪文」と訳し分けた。）

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1 year

西アジア全土に亘って見られるセミラミスの丘は、彼女が生埋めにした愛人たちの墓だったと言われている。伝説では偉大にして好色な女王セミラミスは、正式な結婚をすれば夫が自分から権力を奪いはしまいかと恐れて、兵士たちのうち最も美貌の者を寝床に招き入れても、事が済めば全員殺していたという。

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2 years

伝説によれば、セミラミスはアッシリアの王に愛され、妻となった美しい高級売春婦だった。王は彼女の虜になってしまったので、彼女は王を説き伏せて五日間王国を自分に任せてもらった。一日目には王衣と王笏を着用して大宴会を催したが、しかし二日目には夫を牢に閉じ込め殺し、以後一人で君臨した。

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1 year

『金枝篇8巻スケープゴート』の初校ゲラ校正もほぼほぼ終わり、後は註釈の原典スペルチェックと山本貴光先生マターの幾つかのギリシア語・ラテン語翻訳を残すのみとなりました。刊行もそう遠くない…⁉︎

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4 years

自分の精子をビンに溜めてホムンクルスを作ろうとし（！）、西洋オカルト学とアメリカの鄙びたルーツ音楽を同時に研究したこの奇天烈おじさんについては『ハリー・スミスは語る』（カンパニー社）が必読。そしてパティ・スミスがおすすめされた金枝篇（第三版）の全訳が読めるのは国書刊行会版だけ！

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2 years

メキシコ年の最大の祭典であるトシュカトルでは、毎年1人の若者が一年間「神々の中の神」であるテスカトリポカ【図】として保護崇拝された後、この神の代わりとして犠牲に捧げられた。この人間神の供犠は復活祭かその数日後に行われたとされ、祭儀の性格も日時も救世主キリストの死と復活に対応する。

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4 years

コロナ終息願い・・・148年ぶりに復活の神事「疫神斎」(20/05/15) @YouTube さんからいよいよ世界が『金枝篇』化してきました

コロナ終息願い・・・148年ぶりに復活の神事「疫神斎」(20/05/15)

新型コロナウイルスの終息を願い、約150年ぶりの神事が行われました。　福島県会津美里町の伊佐須美神社で行われた「疫神斎」は、疫病をもたらすとされる「たたり神」を鎮める神事です。明治政府の通達によって1872年に途絶えましたが、新型コロナウイルスの一刻も早い終息を願い、148年ぶりに復活しました。前回の疫神斎を経験...

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4 years

南インドでは教区内にコレラや天然痘が発生すると、住民が集まって病魔を木像に祈りこめ、それを通常真夜中に隣の教区に運びこむ。隣の教区の住民は同じようにしてその像を隣の教区に運び、このように悪魔はある村から他の村へと追い払われ、最後に河岸に運ばれ川中に投じる。 #金枝篇に学ぶコロナ対策

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スコットランド高地のある牧師の語る所によれば、彼が少年の頃友人達とロッホ・アライン付近で釣りをしていたとき、どうしても魚が釣れない場合には仲間の一人を船から突き落として、魚ででもあるかのように仲間を水中から引き上げるまねをしたものだという。そうすると魚がよく釣れるようになるという

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5 years

原作スティーヴン・キング×監督トビー・フーパーという最強コンビで撮られた『マングラー』という映画では、権力者（＝王）の呪いがかかったランドリー工場のしわ伸ばし機（mangle）が処女をズタズタにして（mangle）生贄を欲するため、『金枝篇』を駆使して悪魔祓いします。

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11 months

怪死といえば岩波文庫版『金枝篇』解説ではフレイザー夫妻がドイツ軍の爆撃で死んだという「誤爆」情報がなぜか訂正もされずにそのまま記載されています（じっさいには老衰死）

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4 years

昨日がフレイザーの没日だったのでとっておきのネタを一つ。岩波文庫の縮訳版『金枝篇』解説で、訳者の永橋卓介は「フレイザーはドイツ軍の爆撃で夫人ともども死んだ」と書いているのですが、実際には老衰死。フレイザーにじかに会って話した永橋が、なぜ「誤爆」を起こして先生を爆殺したのか、謎。

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スケープゴート儀礼といえば、若松孝二監督『処女ゲバゲバ』が『金枝篇』を参照した「王殺し」映画になってます。脚本の出口出（大和屋竺）が金枝篇を読んでたそうです。

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9 months

12/8発売の『金枝篇8巻スケープゴート』の書影が国書刊行会ホームページに掲載されておりました。装幀は山田英春さん。コンビニの100円コーヒー140杯我慢すれば買えるたいへん良心的なお値段です☕️

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2 years

アンナンでは玉皇大帝が天から使者を送って、人間たちに老齢になったら皮膚を変えて永久に生きるよう伝えたが、蛇は年老いたら死ななければならないとのことだった。しかし伝言は誤って伝えられ、このため人間は自分の皮膚を変えず、従って死に、蛇は古い皮膚を捨てるので永久に生きることになった。

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11 months

「このように手がつけられないほど分量が増加するというパターンは、フレイザーのすべての主要な著作に踏襲されている。例えば、『金枝篇』は、元来、『ブリタニカ百科事典』の「タブー」の項にあたる3ページ分の記述にすぎなかったが…、第三版では12巻までふくれあがり…」（同書上巻、173ページ）

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インドでは人々は月光の映った水を飲んで、月の生命力を吸収しようとする。『金枝篇5巻アドニス、アッティス、オシリス』(国書刊行会)、277ページ

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9 months

「文明社会の静かな表面は、迷信によって次第に破壊され掘り崩されている。迷信の研究へと導かれた者のみが、われわれの足元の地面が、こうした目に見えぬさまざまな力により、いわば蜂の巣状にされていることに気づくのである。われわれはどうやら火山の上に立っているようで、それはいつ何時煙と火炎

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2 years

オーストリアでは、人々は悪霊を攻撃し、悪魔に立ち向う恐ろしい仮面を付けて彼らを追い払おうとする。ある種の悪霊に対してはある種の仮面が、別種の悪霊には別種の仮面が似合いのようである。この悪霊はこの仮面で脅され、あの悪霊はあの仮面で脅される。かくして悪霊達は区別されるようになる。

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サトゥルヌスは大地を耕す者であり、その名は「サトゥ（satu=播種）」に由来しており、その鎌を振るう姿は、農民を象徴するものである。

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@JamesFrazerBot

11 months

「禁忌の侵犯すなわち罪は、もとはほとんど物理的なものと考えられていたようである。何か病的な物質が罪人の体内に潜んでおり、精神的な浄化や嘔吐のように、告白によりそれを体内から追い出すことができたのだ。」『金枝篇3巻　タブーと霊魂の危機』(国書刊行会)

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@JamesFrazerBot

1 year

アラン・ムーア原作『フロム・ヘル』論を書きました。切り裂りジャック事件をオカルト解釈した怪作で、殺人を点数付けするオスカー・ワイルドも登場。ワイルドはフレイザーと同じ1854年生まれゆえ、金枝篇の殺人儀礼コレクションもヴィクトリア朝のデカダンと無関係ではない?

「マンガとゴシック」第11回：百科全書派ゴシックとしての『フロム・ヘル』——パノラマ的視点の問題を突く

■鬼才アラン・ムーアと切り裂きジャックの出逢い　こんな夢を見た——「切り裂きジャックVS阿部定」。　2023年、最初に見た初夢である。殺害した娼婦の子宮を切り取ってヴィクトリア朝英国を震撼させたシリアルキラーと、愛する男のペニスを切り取って日本中に黒い官能をもたらした悪女による、国も時…

realsound.jp

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@JamesFrazerBot

4 years

皆様の金枝篇ツイートに「いいね」の呪力を振りまいていたらTwitter社からスケープゴートに仕立て上げられました。八巻「スケープゴート」をよろしくお願いします。

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4 years

黒人女性による「アフロゴス」試論――Leila Taylor『Darkly』と「黒の衝撃」｜後藤護 #note 中の人が『ゴシック・カルチャー入門』（Ｐヴァイン）で「単著童貞」を失ったわずか一週間後にリリースされた、黒人女性によるゴスカルチャー論をレヴュー。先例なきゲリラ的名著。

黒人女性による「アフロゴス」試論――Leila Taylor『Darkly』と「黒の衝撃」｜後藤護

ゴスはメインストリームへの反抗、はぐれ者との自己同一化、盲目的な楽観主義への懐疑を、メメント・モリ的手法で表象する。それは前向きで退屈な覇権的文化にとってはメロドラマ的生命（エラン）となる。ゴスは単なるファッションではなく、それは感受性であり、いわばゴシック・パースペクティヴなのである。……では〈アフロゴス〉のようなものはあるだろうか？リーラ・テイラー『ダークリー』（20ページ）...

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@JamesFrazerBot

3 years

刊行もそう遠くない、と一部で密かに囁かれている『金枝篇8巻』（国書刊行会）ですが、もう待ちきれぬ！という方はぜひ萩尾望都先生の『半神』（小学館文庫）収録の「偽王」で枯渇を癒しませふ。フレイザーが多数報告している阿呆祭りとそれに伴うスケープゴートとしての偽王放逐の顛末が描かれます