山本芳久 Profile
山本芳久

@201yos1

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哲学・神学研究。『危機の神学』(文春新書、若松英輔との共著)を刊行しました。他の著作は、『キリスト教の核心をよむ』(NHK出版)。『世界は善に満ちている トマス・アクィナス哲学講義』(新潮選書)、『トマス・アクィナス 理性と神秘』(岩波新書、サントリー学芸賞)、 『トマス・アクィナス 肯定の哲学』(慶應大学出版会)。

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@201yos1
山本芳久
2 months
NHK文化センターの10月期の講座パンフレットです。「旧約聖書入門」は「詩編」を、「新約聖書入門」は「マタイによる福音書」を、「キリスト教神学入門」は「トマス・アクィナス『神学大全』」を丁寧に読み解いていきます。基本的なことから出発しつつ、本格的なところまで理解を深めていきます。(1/4)
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山本芳久
7 years
聖書を初めて通読するための大きな助けになるサイトを紹介します。アダムとイブからキリストに至る主要人物を一望できる系図などもあり、とても便利です。
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山本芳久
5 years
クリスマスに贈りたい言葉は、「キリストが千回ベツレヘムに生まれても、あなたの中に生まれなければ、永遠に無意味である」という、ドイツの宗教詩人シレジウスの言葉です。この言葉以上に美しくかつ単純にクリスマスの本質を語り明かした言葉は、おそらく他に存在しないと言っても過言ではありません
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山本芳久
7 years
宗教改革500週年記念に、こんなものをいただきました‥‥‥
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山本芳久
7 years
キリスト教の諸教派の特徴を分かりやすく対照した一覧表としては、とりあえずこれ以上のものは、日本語では存在しないだろう。起源や教義や用語の違いから、儀式や人物や関連学校まで網羅されており、圧倒される。
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山本芳久
2 years
トマス・アクィナス『神学大全』の初の文庫化(岩波文庫)が正式に決まりました。来年刊行開始です。全4巻で、稲垣良典先生の訳した「徳論」と「法論」が最初の2つの巻になります。残りの2巻は、私が『神学大全』全体の中から重要な箇所を抜粋して翻訳します。多くの方の手に届くことを願っています。
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山本芳久
1 year
イギリスの作家G.K.チェスタトンの『聖トマス・アクィナス』が8月9日にちくま学芸文庫から刊行されます。20世紀を代表する中世哲学史家エティエンヌ・ジルソンが、「専門家を絶望させるほどまでに卓越した、トマスについて書かれた最も優れた本」と絶賛した名著中の名著です。解説は私が書いています。
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山本芳久
8 years
これがトマス・アクィナスの有名な「読解不能な文字(littera illegibilis)です。異常なまでの思考のスピードに、手の動きが必死で付いて行こうとした痕跡です。
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山本芳久
7 years
魅力的な引用文を見つけて興味を持ち、その引用元の本を読んでみると、思ったよりも面白くないということは、けっこう頻繁にある。この事実ほど、「引用の創造性」ということを明らかにするものはないだろう。絶妙な引用は、単なる反復ではなく、引用される言葉に新たな輝きを付与する創造的行為なのだ
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@201yos1
山本芳久
6 years
我々は、しばしば、本格的な書物を読むことを恐れ、わかりやすそうな入門書や解説を読み始め、こんなに噛み砕いた説明でもわからないのであればもとの書物はどれだけ難解なのだろうと思う。だが、もとの書物を読んでみると、中途半端に噛み砕かれた解説書よりもよほど明快で分かりやすいことが多い。
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@201yos1
山本芳久
4 years
新しい研究書をいくつも読んでも全くわからなかった疑問点が、半世紀以上前に書かれた書物をほんの数ページ読んだだけで、一気に解決した。実に不思議だが、こういうことは結構ある。やはり本当に一級の人の残した仕事には侮れないものがある。何気ない一文、何気ない一語の選び方に、洞察が溢れている
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山本芳久
2 years
アウグスティヌス『神の国』によると、最も悪しき人間とは、「神」の存在を認めない人間ではなく、「この世を享受するために神を利用する」人間、「神を軽蔑するに至る自己愛」を生きる人間のことである。歴史哲学の原点と言われるこの著作を軸に現代の精神的状況を読み解く本を書いてみたい。
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@201yos1
山本芳久
5 years
少し紛らわしいタイトルが付いていますが、いわゆる「死海文書」の全点が偽造と判明したという意味ではありません。アメリカの「聖書博物館」に「死海文書の断片」として所蔵されているものが、全点、現代において偽造されたものだということが判明したという意味です。
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山本芳久
8 years
ヘブライ語は面白い。誰もが知っている単語の意外な語源が分かる。たとえば、天使ミカエル。「誰が(ミ)」「神(エル)」の「ようである(カ)」か、いや神以外の誰も神のようではありえない、という意味の名前なのだ。英語でマイケルなどになってしまうと、この絶妙な味わいは全くなくなってしまう。
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山本芳久
4 years
「自己啓発本を読んでも自己肯定感が高まらない根本原因」というタイトルを見て、まさかトマス・アクィナス(1225頃-1274)の話だと思う人は殆どいないだろう。だが、まさに、思いもかけないところから意外な洞察が得られるというところにこそ、読書の醍醐味はあるので、ぜひトマスの考えに触れてほしい
@ld_blogos
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4 years
ここ10年ほど、自己肯定感を扱う本が増えた。これらは、ネガティブなことを考えてしまう「心のクセ」を矯正しようとするものも多い。 東京大学大学院の山本芳久教授は、「自らの自然な感情を否定することですから、結局それでは自己肯定感は得られない」と指摘する。
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山本芳久
5 years
嫉妬とは「他人の善を悲しむこと」とトマス・アクィナスは定義する。この短い定義よりも的確な定義は、なかなか見つからないだろう。他人の持っている善いものを共に喜ばず、それを否定したり見ないようにしたりしているうちに、この世界に豊かに存在する「善」に対する感覚そのものが歪んでしまうのだ
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山本芳久
7 years
「これだけは読んでおきたい 宗教改革がわかる20冊」がキリスト新聞に出ています。最新の新書からしばらく前の本格的な翻訳まで、バランスよく選ばれています。宗教改革五百周年に最適の選書だと思います。
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@201yos1
山本芳久
5 years
こんな時でなければ一生手に取らないかもしれない本を読んでみようという方には、中公クラシックスの『神学大全』をお薦めしたい。訳者の山田晶先生の訳注が本当に素晴らしいので、丁寧に読んでいくと、いつのまにか、トマスだけではなく、西洋哲学史の基本概念が身についているという良書中の良書です
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@201yos1
山本芳久
7 years
銀座の聖書図書館が、今月30日に閉館します。ラテン語から部族語まで535言語5300点余りの聖書、1800点の辞書や研究書を収蔵。グーテンベルク聖書の精巧な複製や江戸時代の日本語版、明治時代のアイヌ語版など。この機会にぜひ。
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@201yos1
山本芳久
2 years
坂口ふみ先生の『<個>の誕生:キリスト教教理をつくった人びと』の文庫化(岩波現代文庫)にあたり、解説を書きました。間違いなく、我が国におけるキリスト教思想・古代中世哲学研究の最高の達成の一つです。この機会にぜひ多くの読者の手に届けばと強く願っています。
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@201yos1
山本芳久
2 years
今年のクリスマスも、シレジウスの素晴らしい言葉をお贈りします。「キリストが千回ベツレヘムに生まれても、あなたの中に生まれなければ、永遠に無意味である。」余計な要素をすべて捨て去って、キリスト教の本質が、これ以上は不可能と言ってもいいほどまでに凝縮して美しく表現された一文です。
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@201yos1
山本芳久
7 months
これがトマス・アクィナスの頭蓋骨です。3月7日のトマス帰天750周年を記念してバチカンで開催されたワークショップで講演し、トマスの亡くなったフォッサノーヴァ修道院で行われた記念ミサでお目にかかることができました。なお、トマスの頭蓋骨とされるものは、トゥールーズにも残されています。
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@201yos1
山本芳久
5 years
悪魔論に関心のある人に第一におすすめなのは、C.S.ルイス『悪魔の手紙』です。老練な悪魔が若き悪魔に人間を誘惑する手練手管を教示するという形式をとった悪魔論であり、人間論であり、キリスト教論です。『ナルニア国物語』の著者ならではの文学的洞察と神���的知見が統合された名著中の名著です。
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@201yos1
山本芳久
4 years
自分がいま読みたいなと思う本を読むよりも、何らかの外的事情で読まざるをえなくなった本を読むことによってこそ、新たな視界が開けることが多い。そうした本こそが、自分が本当に読みたかった本だとも言える。自分にとっての盲点を教えてくれる本こそが、自分が真に読みたい本であるはずだからだ。
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山本芳久
4 years
この世界のなかには、「読むべき本」というよりは、「読んでいないともったいない本」「読まずに人生を終えるのが惜しい本」というものがあります。人間についての洞察に充ち満ちたアウグスティヌスの『告白』は、まさにそういう本の一冊です。精読の喜びをありありと味わわせてくれる古典中の古典です
@yomutokaku
若松 英輔
4 years
『聖書』は別にしてキリスト教の古典で最初に読むべきはアウグスティヌスの『告白』かも��れません。この本からは後世の神学や哲学だけでなく多くの文学作品も生まれています。講師の山本さんはこの本を原典で熟読してきました。私も一聴講生として参加します。皆さんもぜひ⇒
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@201yos1
山本芳久
7 years
いよいよ、今度の火曜日が、宗教改革500週年の記念日です。「宗教改革がわかる20札」を添付しました。キリスト教出版販売協会による選書ですが、とても的確な選書だと思います。
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@201yos1
山本芳久
4 years
チャールズ・テイラー『世俗の時代(上下)』(名古屋大学出版会)を入手した。間違いなく、近年の哲学書の翻訳のなかで、最も重要なものの一つだ。この本を読まずには、宗教哲学についても神学についても、意味のある発言はできないというほどまでに重要な一冊。
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@201yos1
山本芳久
3 years
今年のクリスマスも、宗教詩人シレジウスの素晴らしい言葉をお贈りします。「キリストが千回ベツレヘムに生まれても、あなたの中に生まれなければ、永遠に無意味である。」千言万語の説明を超えてクリスマスの本質を解き明かした稀有な言葉であり、信仰の有無を超えて静かな感銘を与えてくれます。
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@201yos1
山本芳久
5 years
クリスマスを迎える子供の「何か特別なことが起きつつある」というワクワク感、この感覚ほど、救い主が誕生するという「福音(よい知らせ)」に出会った古代イスラエルの人々の感覚に近いものはありません。C.S.ルイスは『ライオンと魔女(ナルニア国物語)』の中で実に鮮やかにこの感覚を描いています
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@201yos1
山本芳久
2 years
5月の100分de名著に出演し、アリストテレス『ニコマコス倫理学』について語ります。テキストの書影が出たので、リンクを貼っておきます。「倫理学とは何か」(第1回)、「幸福とは何か」(第2回)、「徳と悪徳」(第3回)「友愛とは何か」(第4回)という構成で読み解きます。
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@201yos1
山本芳久
8 years
「これだけは読んでおきたいキリスト教書100選」は、初級者・中級者・上級者に分けておすすめのキリスト教書を紹介したとても便利な冊子です。ウェブ上でダウンロード可能です。良書が多数含まれているので、冊子を眺めるだけでも勉強になります。
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@201yos1
山本芳久
5 years
創文社が来年解散すると、1960年から半世紀かけて翻訳されたトマス・アクィナス『神学大全』全45巻を入手することは大変困難になることが予想されます。『神学大全』は、冒頭から順番に通読しなければならない本ではありません。興味のある部分だけでも早めに入手しておくことを強くおすすめします。
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@201yos1
山本芳久
6 years
解説を書いたリチャード・E・ルーベンスタイン『中世の覚醒:アリストテレス再発見から知の革命へ』(ちくま学芸文庫)の見本が届きました。500頁を超える大著ですが、初学者でも読める分かりやすい筆致と優れた翻訳で紹介される西洋中世思想の物語的叙述は、あっという間に読み終わることと思います。
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@201yos1
山本芳久
6 months
カトリックの教えを一冊の読書で学びたいという方には、実は、うってつけの本があります。『カトリック教会のカテキズム』です。聖書、教父、スコラ哲学の知見を総動員して、現代世界の文脈の中でキリスト教の教えが孕んでいる可能性を語り尽くした大変な力作になっています。
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@201yos1
山本芳久
6 years
我々は、「理解」するから「感動」するのではなく、「感動」するからこそ真に「理解」することができる。これがトマス・アクィナスの「親和性による認識」だ。対象の魅力によって魂が深く揺り動かされることによって、はじめて、我々は物事を深く受け止め真に理解するための出発点に立つことができる。
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@201yos1
山本芳久
5 years
#新大学生に勧めたい10冊 入手しやすく、専門家でなくても読める良質な翻訳のある古典を中心に。 『聖書』(フランシスコ会聖書研究所訳など) プラトン『ソクラテスの弁明』(岩波文庫) アリストテレス『ニコマコス倫理学』(岩波文庫) アウグスティヌス『告白』(中公文庫) (続く)
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@201yos1
山本芳久
1 year
『精選 神学大全』(岩波文庫)の第1巻は、いよいよ7月刊行です。表紙と帯が出来上がりました!トマスの様々な論考の中でも、現代において最も訴えかける点の多い「徳論」が第1巻の内容です。哲学や神学に関心のある全ての方にお勧めしたいと思っています。稲垣先生の遺した最後のお仕事でもあります
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@201yos1
山本芳久
2 years
「アウグスティヌス著作集」(教文館)がついに完結しました。トマス・アクィナス『神学大全』の完訳に並ぶ、半世紀をかけた偉業です。キリスト教や西洋哲学史を理解するための最重要著作が多数含まれています。この機会にぜひ手に取っていただければと思います。私も推薦文を書いています。
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@201yos1
山本芳久
6 years
「古典」とは、その分野で最も優れた書物のことを言うのではない。たとえ後の時代にどれだけ優れた書物が出ようとも代替することが不可能な仕方で、人類の思考に一定の形を与えた書物群、それをこそ我々は「古典」と読んでいる。誤りや不完全性をも含めて、代替不可能な画期を為す書物群なのだ。
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@201yos1
山本芳久
1 year
いよいよ本日、文庫版の『神学大全』の刊行の日を迎えました。『神学大全』を研究し始めてから30年経ちましたが、この本が文庫で手に取れる日がついに到来し、文字通り感慨無量です。第一巻は稲垣良典先生による大変優れた翻訳ですので、ぜひ手に取って頂けますと幸いです。
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@201yos1
山本芳久
4 years
イエスは「宗教」を語らない。彼が語るのは「神」のことだ。そしてイエスは「神」についての手垢のついた「概念」を語りはしない。彼が語るのは、そうした「概念」の手前にあり向う側にある、むき出しのままの「神」のリアリティーだ。聖書を読むとは、そうした神のリアリティーに触れることだ。
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@201yos1
山本芳久
7 years
意外と知られていないが、「アーメン」にあたるアラビア語は「アーミーン」であり、イスラム教においても、クルアーンの読誦において唱えられる。そもそも「アーメン」とは、ヘブライ語において「確かに」とか「そうであ���ますように」を意味する語であり、セム的一神教に共通の宗教性の表現と言える。
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@201yos1
山本芳久
10 months
今年のクリスマスも、シレジウスの素晴らしい言葉をお贈りします。「キリストが千回ベツレヘムに生まれても、あなたの中に生まれなければ、永遠に無意味である。」混迷を深める現代世界を生きる一人一人の心に、善美なるものが生まれてくることを祈念しています。よいクリスマスをお迎えください。
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@201yos1
山本芳久
7 years
「キリストが千回ベツレヘムに生まれても、あなたの中に生まれなければ、永遠に無意味である」というシレジウスの言葉ほど、クリスマスの本質を端的に語り明かしているものはない。『トマス・アクィナス 理性と神秘』(岩波新書)も、最後はキリストの「受肉の神秘」についての考察で締めくくりました
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@201yos1
山本芳久
4 years
『世界は善に満ちている: トマス・アクィナス哲学講義』を一月に刊行します。「哲学者」と「学生」の対話形式で、トマス哲学の本質を解き明かします。これまでに刊行したトマス入門書の手前から、より平易に話を始めつつ、一歩先のより本格的なところまで話を展開しています。
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@201yos1
山本芳久
7 years
「エウアンゲリオン」というギリシア語は「福音」と訳される。だが、この語はもともとは新しいローマ皇帝の即位という「よい知らせ」という意味で使われていた。この事実を理解して初めて、イエスこそが真の王だというキリスト教のメッセージの真意が分かるし、キリスト教が迫害された背景も見えてくる
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@201yos1
山本芳久
5 years
明日から来日する教皇フランシスコの思想について、クーリエ・ジャポンから受けたインタビューが公開されました。明日から始まる一連の出来事を理解するための補助線としてお読みください。日本語では他にあまりない、教皇の思想についての本格的な紹介になっています。
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@201yos1
山本芳久
5 years
一冊の書物を繰り返し徹底的に読み込むことによって、百冊・千冊の書物を眺めるよりも多くの洞察を得ることができるということは一面の真実だが、一冊の書物を真に徹底的に読み込むことができる為には、その書物だけではなく、百冊・千冊の他の書物にも目を通さなければならないということもまた真実だ
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@201yos1
山本芳久
5 years
創文社の解散が間近に迫った今、ぜひ見て頂きたい動画がある。1960年から2012年まで、半世紀をかけて完成したトマス・アクィナスの『神学大全』の日本語訳の歩みについての実に貴重な映像が満載で、一冊の書物の翻訳に生涯を捧げた人々の情熱が実にしみじみと伝わってくる。
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@201yos1
山本芳久
6 years
『トマス・アクィナス 理性と神秘』(岩波新書)が、サントリー学芸賞(思想・歴史部門)を受賞しました。「善は自らを伝達する」を根本思想としているトマスの思想がより多くの方々に伝達される機会となれば幸いです。 読んでくださる皆様に支えられつつこれからも活発に書いていきたいと思います。
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@201yos1
山本芳久
3 years
「締切が原稿を完成させる」とよく言われるが、実は、似たことは「読む」ことにもあてはまる。読まなければならない期限が決まっていると、自ずと読みにメリハリと集中力が出てくるし、結びつけて読むべき他の本なども念頭に浮かんできて、漫然と読んでいるよりも遥かに深い「読み」につながりやすい。
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@201yos1
山本芳久
7 years
世界に存在する書物の99,9%を我々は読むことができないという事実を踏まえることが、よい読書をする為の最初の出発点だ。書物の大海の中からほんの一滴の書物しか読む事ができない以上、我々は、常に自らの置かれた状況の中で最善の書物を選ぶ必要がある。二番手の書物など読む時間は全くないのだ
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山本芳久
6 years
キリスト教の入門書として、群を抜いて優れているのは、『ナルニア国物語』の作者C.S.ルイスによる『キリスト教の精髄』です。9月29日(土)の13時から開講の「キリスト教入門 基礎の基礎」の一回目は、『キリスト教の精髄』を手がかりに、極めて基本的なところからキリスト教の本質に迫っていきます
@201yos1
山本芳久
6 years
NHKカルチャー青山教室で開講する「キリスト教入門 基礎の基礎」では、月に一回、半年の講座で、キリスト教を理解するために不可欠なエッセンスをお伝えします。聖書の読み方について、キリスト教史の全体像について、イスラム教やユダヤ教との類似性と相違について等々です
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@201yos1
山本芳久
2 years
5月の100分de名著のテキスト『アリストテレス『ニコマコス倫理学』』は本日発売です。現代でも現役の古典中の古典を、できる限り分かり易く解読していますので、手に取って頂けますと幸いです。『ニコマコス倫理学』は、一生を通じて出会いを深め続けていく事のできる書物です
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@201yos1
山本芳久
4 years
バイデン大統領は、就任演説で、アウグスティヌスの言葉を引用しました。「私が属する教会の聖人である聖アウグスティヌスは、人々は愛を注ぐ共通の対象によって特徴づけられると説いた」と(読売新聞)。この言葉は、アウグスティヌスの『神の国』第19巻第24章からの引用です。
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@201yos1
山本芳久
5 years
トマス・アクィナスを研究していると言うと、「宗教ですか?」と言われることがあるが、実はトマスには「宗教」という概念自体が存在しない。古典を読む面白さはこういうところにこそある。我々が当たり前に使っている概念が存在すらしないようなものの見方に触れ、世界観・人間観が根底から刷新される
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@201yos1
山本芳久
2 years
坂口ふみ先生の『<個>の誕生:キリスト教教理をつくった人びと』の文庫版がいよいよ刊行されました。凡百の専門書や入門書を超えて、キリスト教神学や中世哲学の本質に「触れる」経験を与えてくれる名著です。四半世紀前に初めて読んだ時の興奮がありありと甦ってきました。
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@201yos1
山本芳久
3 years
私は、新しい発想が必要な時こそ、読み慣れた本を読み直すことにしている。歩み慣れた散歩道においてこそ新たな発見や驚きが見出されるように、馴染みの書物だからこそ与えてくれる新たな気づきがあるからだ。馴染むことそのものが、状況に応じた新たな気づきを生んでくれると言ってもいいかもしれない
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@201yos1
山本芳久
5 years
「悪魔は堕天使だ」というキリスト教の説明は、一見荒唐無稽な神話に見えるが、示唆するものが多い。最も優れた天使が、最も優れているからこそ、自分を受け入れることができず、「神に取って代わる」という野望の虜になって���まう。それは自己受容の失敗という意味であらゆる罪の原点になっているのだ
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@201yos1
山本芳久
8 years
読書は受動的な営みではなく、他者の言葉に触発されて、自らの思考や想像を紡ぎだす能動的な行為だ。そうである限り、我々は、同じ書物を二度読むことはできない。触発されて出てくる思考や想像は常に異なるものであらざるをえないからだ。そして、だからこそ、同じ書物を二度読む必要があるとも言える
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@201yos1
山本芳久
5 years
今週末は「復活祭」ですが、世界中で、公開のミサは行われません。史上最も静かな復活祭になるかもしれません。ですが、考えてみれば、キリストが「復活」した日は、とても静かな日でした。ほとんど誰もそのことに気づかなかったからです。その意味では最も復活祭らしい復活祭になるかもしれません。
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@201yos1
山本芳久
5 years
いよいよ創文社解散まで秒読み段階に入りました。『神学大全』は今後、一部分が文庫などで手に入ることはあっても、現在の創文社版以外の形で全体が入手可能になることは、今世紀中にはないかもしれません。古書でもさほど流通していないので、今月中に入手しておくことを強くおすすめしたいと思います
@junkuike_jinbun
ジュンク堂書店池袋本店 人文書
5 years
【フェア情報】 本日より4階14番大フェア棚にて、今月末に惜しまれながらも書籍販売を終了することが決まった創文社の最初で最後の大フェアを開催! 来月以降は新刊書店では手に入らなくなる貴重な書籍がたくさんございますので、この機会に是非お立ち寄りくださいませ。3/20まで #ありがとう創文社
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@201yos1
山本芳久
2 years
神は愛であるが、愛は神ではない。とても単純なこの命題を軸にしたキリスト教の入門書をいつか書きたいと思っている。
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@201yos1
山本芳久
4 years
本日はトマス・アクィナス(1225頃-1274.3.7)の命日です。短い生涯を終えたトマスの残した言葉は、未だ汲み尽くされない知恵と洞察の光を世界中の人々に与え続けています。生誕800年が間近に迫っているいま、現代を照らし出すトマス哲学の秘められた可能性をあらためて探求していきたいと思っています。
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@201yos1
山本芳久
7 months
ついに、リーゼンフーバー神父の濃密にして緻密、繊細にして大胆な思索に文庫本で触れることができることになりました。没後二年を迎えほぼ同時に刊行されることになった『存在と思惟:中世哲学論集』(講談社学術文庫)と『中世哲学の射程』(平凡社)。この機会にぜひ手に取って頂ければと思います。
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@201yos1
山本芳久
4 years
外国語の古典については、少しでも多くの翻訳を手元に揃えておくのがお薦めです。ほんの少しの日本語訳の表現の違いから新たなニュアンスを感じ取り、理解のための新たな光が差し込んでくるからです。アウグスティヌス『告白���は中公文庫の山田訳がお薦めですが、岩波文庫の服部訳もあると助かります。
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@201yos1
山本芳久
5 years
よい本は、読むたびに新たな謎を与える。問いを与えることこそ、よい本の特徴だからだ。そして、読むたびに読む速度が落ちることも多い。ほんの少し読むだけでも、心の中から様々な思いが触発されて湧き上がってくるので、そのまま読み続けることができなくなるからだ。
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@201yos1
山本芳久
10 months
今年のクリスマスも、シレジウスの素晴らしい言葉をお贈りします。「キリストが千回ベツレヘムに生まれても、あなたの中に生まれなければ、永遠に無意味である。」余計な要素をすべて捨て去って、キリスト教の本質が、これ以上は不可能と言ってもいいほどまでに凝縮して美しく表現された一文です。
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@201yos1
山本芳久
6 years
すぐには読めそうにない本ほど、すぐに読む必要がある。とにかく読んでみないと、なぜ今の自分にその本が解読できないのか、その原因をつかむことができない。読めない原因が分かれば、その原因を克服することが可能になる。敬遠して触れないでいると、いつまでも読めるようになる手がかりをつかめない
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@201yos1
山本芳久
1 year
岩波文庫から出たばかりの『精選 神学大全1 徳論』を丁寧に読み解きたい人は、アリストテレスの『ニコマコス倫理学』と合わせて読むことを強くお薦めします。『神学大全』の人間論は、『ニコマコス倫理学』についての極めて優れた解説書という側面も持っているのです。
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@201yos1
山本芳久
5 years
教皇フランシスコの思想と活動のキーワードは、「橋を架ける」です。困難のうちにいる人々、周縁化された人々、異質な人々に橋を架けていく実践のうちにこそキリスト教の本質が見出されるという教皇の思想が、明日からの数日間でどう表現されていくか、注視したいと思います。
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@201yos1
山本芳久
4 years
本を読めば読むほど、読むべき本が減るどころか、面白い本が更にあることが分かり、いつか読み返そうと思っていた多くの書籍を、おそらくはもう読み返す機会がないだろうということに改めて気づく。そういう思いを持ちながらもう最後と思って読み返すと、不思議なほどに全ての言葉が心に沁み渡ってくる
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@201yos1
山本芳久
5 years
簡単に読みこなすことのできない書物を読みこなしていくためのコツは、簡単には読みこなせないと自覚しながら、地道に読み進めていくことのうちにある。わからない部分をわからないままに抱え込みながら読み続けていくうちに出会うふとした一つの言葉、一つの文章が、全てを解読する為の鍵を与えていく
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@201yos1
山本芳久
3 years
C.S.ルイスの『キリスト教の精髄』は、極めて面白いキリスト教の入門書として有名です。凡百のキリスト教入門書を多数読むよりも、この一冊を読み通せば、キリスト教の本質を深く捉えることができます。この書物を全6回で読み解くオンライン講座を来週の木曜から開講します。
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@201yos1
山本芳久
2 years
『ニコマコス倫理学』は、数々の優れた翻訳に恵まれてきた書物でもあります。岩波文庫も、光文社古典新訳文庫も、新旧のアリストテレス全集に収録されている二つの訳も、どれも学ぶところの多い優れた日本語訳です。私が愛用しているのは京都大学学術出版会から出ている朴一功さんによる翻訳です。
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@201yos1
山本芳久
7 years
あまり知られていないが、プロテスタントには、全部で三万程度の教派がある。せいぜい数個や数十個の教派しかないと思っている人が多いのではないだろうか。およそ「プロテスタント」と一括りにできるようなものではない。「カトリックではない」というのが最大公約数的なアイデンティティだとも言える
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@201yos1
山本芳久
4 years
「本を読んでも解決しない」ということが分かるのは、本を読むことの大きな意義の一つだ。自分が抱いている問いが、書物を読むことによって解決する問いなのか否かということ自体、書物を読まずにははっきりしない。「読書では解決しない」と思いこんでいた問題が、読書だけで解決することも意外に多い
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@201yos1
山本芳久
9 years
真に大切なのは、批判的に書物を読むことではなく、むしろ優れた書物によって自らが批判されることではないか。他者の書物を批判し、自らは何の変化もしないというのでは、読書の意味は存在しない。自らの世界観が揺るがされるほどに、優れた書物によって衝撃を与えられること、それこそ読書の原体験だ
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@201yos1
山本芳久
4 years
アウグスティヌス『告白』を読み解くために、まずお薦めしたいのは、山田晶『アウグスティヌス講話』(講談社学術文庫)です。分かりやすさと深みを兼ね備えた実に優れた『告白』の解釈が展開されています。単なる概説書では伝わらないようなアウグスティヌスの魅力が実に生き生きと伝わってきます。
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@201yos1
山本芳久
6 years
読書の醍醐味の一つは、繋がるはずのないと思っていた二つの書物が読者の心の中で繋がることによって、作者も思っていなかったような新たな言語宇宙が誕生することのうちにある。無数の読者の心の中で無数に日々誕生するこうした無限の言語宇宙の連鎖こそ、この世界に意味を与えているものに他ならない
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@201yos1
山本芳久
5 years
キリストの「復活」とはなんであったのか、実はよく分かりません。確実なのは、一度は逃げた弟子たちが、殉教の死に至るまでキリストを証しする者へと変容させられるなにか決定的な出来事が起こり、キリストが今も生きて自分たちを、そして世界を導き続けているという確信を抱くに至ったという事実です
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@201yos1
山本芳久
2 years
アリストテレスの「奴隷」概念が、大航海時代における「新大陸」の「発見」のなかで、「原住民」の奴隷化にどのような役割を果たしたか。そしてその奴隷化に対抗するためにもアリストテレスがどのように生かされたか。実に刺激的な『アリストテレスとアメリカン・インディアン』の復刊は実に喜ばしい。
@Iwanami_Shinsho
岩波新書編集部
2 years
【9月の限定復刊】 L・ハンケ/佐々木昭夫訳『アリストテレスとアメリカン・インディアン』 こちらもよろしくお願いいたします。
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@201yos1
山本芳久
1 year
これまでは、最も手に取りやすい『神学大全』は、中公クラシックス版でした。この翻訳はとても優れたものですが、「神論」に馴染みにくい人も多いと思います。他方、今回の岩波文庫の『神学大全』の第1巻は、「人間論」の部分の翻訳になりますので、多くの人にとってより馴染みやすいと思います。
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@201yos1
山本芳久
5 years
書物を読む時に線を引くことに意味があるのは、単に重要な箇所を目立ちやすくするためだけではない。むしろ、いかに自分が大事な箇所に気づいていなかったかということを、次に読むときに気づきうるためにこそ、線を引くことの意味がある。線を引かなった箇所にこそ真の宝が眠っている可能性が高いのだ
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@201yos1
山本芳久
5 years
ハロウィンは古代ケルトに由来する祭儀で、もともとキリスト教のものではないので��多くのキリスト教事典には項目自体が存在しません。その中で、『岩波キリスト教辞典』には「ハローウィーン」という項目があります。四方田犬彦による『デビルマン』という項目さえ含んでいる辞典だけのことはあります
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@201yos1
山本芳久
1 year
おかげさまで、チェスタトン『聖トマス・アクィナス』は、あっという間に重版が決まりました。とても面白く読めて、トマス・アクィナスの思想を理解するための最善の入り口となり、キリスト教に対する理解も自ずと深まる、他に類のない魅力的な書物ですので、ぜひ手に取っていただけましたら幸いです。
@ChikumaGakugei
ちくま学芸文庫
1 year
【速報㊗️】チェスタトン『聖トマス・アクィナス』大反響につき、発売1週間で重版がきまりました!🎉
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@201yos1
山本芳久
7 years
トマス・アクィナスに興味のある方で、英語をある程度読める方は、『神学大全』の英訳をウェブ上で読むことをお勧めします。とても信頼のできる英訳が全巻無料で読めます。日本語訳で読んで分かりにくい箇所が英訳で分かることも頻繁にあります。
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@201yos1
山本芳久
8 months
来週刊行の『精選 神学大全 2 法論』(岩波文庫)の見本が届きました。『神学大全』の中でも最重要部分の一つである「法論」と「恩寵論」を、稲垣良典先生の名訳と私の解説でお届けします。上遠野翔氏による詳細な索引も付されています。二年前にお亡くなりになった稲垣先生の最後のお仕事です。
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@201yos1
山本芳久
4 years
「結論の出ない無意味な議論」という意味で「神学論争」という言葉が使われることが多いが、実は「神学論争」ほど明確な結論を生み出してきたものはない。神が三位一体であることやキリストが「神性」と「人性」を有することなど、古代末期の「神学論争」を経てほぼ不可逆的な仕方で決定的に確定した。
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@201yos1
山本芳久
5 years
『神学大全』の日本語訳は、今年度末で新刊では買えなくなります。いずれ役に立ちそうな巻は買っておきたい人におすすめなのは、第9巻(人間の目的・幸福)、第10巻(感情)、第11巻(徳)、第12巻(悪徳)、第13・14巻(法論)です。哲学・神学・西洋思想史に関心のある人には必ず役立つ時が来ます。
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@201yos1
山本芳久
7 years
聖書を通読する最大のコツは、そもそも通読しようなどと構えないことです。まずは、読みやすくて物語としても面白い「創世記」「出エジプト記」「ヨハネ福音書」「ルカ福音書」あたりから読み始めてみると、自ずと関連する他の聖書箇所もめくってみるようになり、いつの間にか大半を読んでしまいます。
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@201yos1
山本芳久
3 years
本日はトマス・アクィナス(1225頃-1274)の記念日です。「私が見、私に示されたことに比べると、私が書いた全てのことはわらくずのように見える」という言葉を残して世を去ったトマスは、まもなく生誕800周年を迎えます。「わらくず」に秘められた輝きを、引き続き照らし出していきたいと思っています。
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@201yos1
山本芳久
5 years
聖書の理解を劇的に深める簡単な方法がある。聖書を、「思想」を語っている書物としてではなく、「出来事」を語っている書物として読んでみるというやり方だ。キリストの「誕生」という出来事、「奇跡」という出来事、「死と復活」という出来事。聖書はこうした「出来事」についての証言の書物なのだ。
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@201yos1
山本芳久
4 years
『世界は善に満ちている:トマス・アクィナス哲学講義』は27日(水)に発売されます。詳細な目次を添付しました。トマスの根本精神を可能な限り分かりやすく説明しようと工夫するなかで、私自身多くの「気づき」を得ることができました。古典に触れる喜びを多くの読者と分かち合えればと思っています。
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@201yos1
山本芳久
7 years
「ローマ・カトリックと宗教改革500年」という、カトリック中央協議会が作成した小冊子を無料でダウンロードすることができます。宗教改革をカトリック教会がどう受け止めてきたか、現在どう受け止めているかということに関して理解するための出発点になります。
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@201yos1
山本芳久
2 years
岩波文庫版の『神学大全』の稲垣良典先生の翻訳(「徳論」と「法論」)は、『神学大全』完訳版(創文社)に基づいていますが、今年はじめに先生がお亡くなりになるまで手を入れ続けたものになっています。トマス研究に生涯を捧げた稲垣先生がこの世に残された最後のお仕事といって間違いないものです。
@201yos1
山本芳久
2 years
トマス・アクィナス『神学大全』の初の文庫化(岩波文庫)が正式に決まりました。来年刊行開始です。全4巻で、稲垣良典先生の訳した「徳論」と「法論」が最初の2つの巻になります。残りの2巻は、私が『神学大全』全体の中から重要な箇所を抜粋して翻訳します。多くの方の手に届くことを願っています。
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@201yos1
山本芳久
7 years
『トマス・アクィナス 理性と神秘』(岩波新書)の校正が終わりました。岩波新書の頁数の最大限である288頁の本格的な新書になりました。中世哲学やキリスト教神学に初めて触れる人でも理解可能なように丁寧に噛み砕いて説明しています。あとは再来週の発売を待つばかりです
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@201yos1
山本芳久
3 years
リーゼンフーバー先生がお亡くなりになりました。信じることと哲学することの双方を極限まで突き詰めて統合し、たたずまいそのものによって信仰と知恵の光を周囲へと分かち与えてくださる本当に稀有な存在でした。先生が与えてくださった実に多くのものに感謝しつつ、その永遠の安息をお祈り致します。
@JesuitsJapan
イエズス会
3 years
主よ、永遠の安息をクラウス・リーゼンフーバー神父に与え、絶えざる光を彼の上に照らし給え。彼の安らかに憩わんことを。アーメン。
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